コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
クラーケン討伐3
クラーケンとの戦いは長期戦になってしまった。
崖際に閉じ込め、一方的に魔法を撃って倒せると思っていたが、相手も魔法を使ってくるし、思ってたよりも頑丈で攻めきれずにいた。
強力な攻撃魔法と再生能力、そして単純な能力値が桁違い、さらに海からの攻撃なため近づくことも出来ない。
水を無くしてさらに有利に……ということもできず、完全にクラーケンに圧倒されていた。
再生が追いつかない程の攻撃をしようとすると相手の魔法が襲いかかってくる。
かといってすぐ撃てる攻撃程度じゃほとんど効果がない。
このまま魔力も体力も尽きてしまったら最悪の場合街が襲われてしまう。
そうなる前になんとかしないと!
クラーケンの魔法は広範囲に強力な攻撃魔法で、飛んでくる水の塊と強烈な風により動きにくい。
しかも攻撃を加えない限りその攻撃が飛んでくるため、こっちも休むことが出来ない。
ゲームでいえば常に範囲魔法を撃ってくる厄介極まりない魔物だ。
「クロエさん、私が全力で守るのでさっきしようとした魔法を準備してください」
だったら1回守りに徹してクロエさんの攻撃でクラーケンの調子を崩せばいい。
「わかったのだ」
問題は私がクロエさんを守りきれるか、だけど、正直ギリギリだ。
その辺はルーナちゃん達に頑張ってもらうしかない。
ルーナちゃん達の攻撃が出来ればそれだけ時間もかせぐことができる。
ルーナちゃんは飛んでくる水、風をものともせずに攻撃することができていた。
水はルーナちゃんが処理し、風に関してはサーティアさんが役立っていた。
サーティアさんはルーナちゃんを抱えながら攻撃をかわしたり、ルーナちゃんが風に煽られないようにしっかりと地面に足をつけていた。
テナちゃんは水を一瞬で蒸発させるほどの熱量で相殺していた。
クラーケンの攻撃がルーナちゃん達に集中したこともあり、私の方にはあまり飛んでこなかった。
とはいえ何度か危なかったけどね。
そして……
「できたのだ!闇の力よ、我に従いその全てを葬りされ!!!イグジストバニッシュ!!!」
大きな魔法陣が海に浮かび上がり、黒いモヤが包む。
魔法と同時にクロエさんは倒れ、そしてクラーケンの魔法も止んだ。
「クロエさん!」
きっと、魔力切れだろう、今のうち安全な場所に運ぶ。
「おつかれさまです。ここにポーション置いておきますから」
クロエさんの魔法がきまったことで、クラーケンは倒したか相当弱ったはずだ。
ただ、前テナちゃんに向かってした時は倒すほどではなかった。
テナちゃん並に強い魔物には即死とまではいかないのだろう。
クロエさんを安全そうな場所に置いて、ルーナちゃん達の元へ向かう。
「ルーナちゃん、サーティアさん、テナちゃん、大丈夫でしたか?」
クロエさんの魔法が効いてるのか、クラーケンの魔法はぱったりと無くなった。
「なんとかね〜あたしも必死だったよ。あれクロエがやってくれたんでしょ?助かったよ」
「私、思ったより役にたてませんでした」
「私は避けるので精一杯だったわ。もう疲れた」
一応まだ警戒してるけど、クロエさんの魔法が発動した時って探知魔法じゃわかんないんだよね。
びしょびしょに濡れてしまったので乾かすことと、体力回復のために魔法を使う。
「全然、あのまま変わらないね」
しばらく経っても黒いモヤは晴れない。
もしクロエさんの魔法があまり効いてなかったらかなり大変になってくる。
もしそうなったら私がなんとかするしかない。
「テナはクロエのあの魔法受けたことあるわよね。どんな感じだったの?」
「どんな感じ、ですか、えと、あの魔法は存在自体を消されるような感覚があってどんどん力を奪われていくんです。もちろん身動きひとつできませんでした。正直私もうダメかと思ってました」
「結構えげつないんだね……」
「さ、さすがに無傷とか実は避けられたとかはないですよね?」
「そうだったら攻撃してきたりあのモヤの中から出てくるでしょ?」
「そうだといいんですけど……」
幸い回復はできたのでもう一度戦うことはできるようになった。
「ルーナ、今のうち水を抜くことはできないかしら?」
「そうですね!出来ればそうするのがいいと思います」
「できるかなぁ……でも、やってみるね」
「私も手伝います!」
クラーケンが動けないうちにルーナちゃんとテナちゃんで水を減らしてもらう。
「減ってるのか分からないけど、一応水は取り出せるよ」
「私はルーナを見てるわ、急に現れても平気なように、リィアはクロエをお願い」
「わかりました」
そういえばクラーケンとの戦いは自然にクロエさんと私、サーティアさんとルーナちゃんとテナちゃんの3人に分担してたね。
「クロエさ〜ん平気ですか〜」
クロエさんもびしょびしょだったので魔法で乾かしていく。
濡れた美少女の寝顔ってなんかドキドキするね………クロエさんは魔族としての部分が小さいからパッと見人間に見えるんだよね。
翼としっぽはいつも服に隠れてるし、角も少ししか出てない。
ん〜、普段は強気ぶってるけど多分私達の中で1番女の子してるところがまたかわいいんだよね〜
って、クロエさんのことを考えてる場合じゃなかった!
今はクラーケンだよね
クロエさんを乾かし終わってまた海の方に目を向ける。
「リィア!来て!」
ルーナちゃんに呼ばれてそのままクラーケンの方を見るとモヤが晴れ始めてきた。
「ルーナ、こっち、一応急にくるかもしれないから」
「わ、わかった」
「私はいつでもいいですよ!今度こそ焼き尽くしてやります」
ルーナちゃんとテナちゃんが水を減らしたおかげでだいぶ水位も下がっていた。
そして、段々とモヤの中が見えてくる。
崖際に閉じ込め、一方的に魔法を撃って倒せると思っていたが、相手も魔法を使ってくるし、思ってたよりも頑丈で攻めきれずにいた。
強力な攻撃魔法と再生能力、そして単純な能力値が桁違い、さらに海からの攻撃なため近づくことも出来ない。
水を無くしてさらに有利に……ということもできず、完全にクラーケンに圧倒されていた。
再生が追いつかない程の攻撃をしようとすると相手の魔法が襲いかかってくる。
かといってすぐ撃てる攻撃程度じゃほとんど効果がない。
このまま魔力も体力も尽きてしまったら最悪の場合街が襲われてしまう。
そうなる前になんとかしないと!
クラーケンの魔法は広範囲に強力な攻撃魔法で、飛んでくる水の塊と強烈な風により動きにくい。
しかも攻撃を加えない限りその攻撃が飛んでくるため、こっちも休むことが出来ない。
ゲームでいえば常に範囲魔法を撃ってくる厄介極まりない魔物だ。
「クロエさん、私が全力で守るのでさっきしようとした魔法を準備してください」
だったら1回守りに徹してクロエさんの攻撃でクラーケンの調子を崩せばいい。
「わかったのだ」
問題は私がクロエさんを守りきれるか、だけど、正直ギリギリだ。
その辺はルーナちゃん達に頑張ってもらうしかない。
ルーナちゃん達の攻撃が出来ればそれだけ時間もかせぐことができる。
ルーナちゃんは飛んでくる水、風をものともせずに攻撃することができていた。
水はルーナちゃんが処理し、風に関してはサーティアさんが役立っていた。
サーティアさんはルーナちゃんを抱えながら攻撃をかわしたり、ルーナちゃんが風に煽られないようにしっかりと地面に足をつけていた。
テナちゃんは水を一瞬で蒸発させるほどの熱量で相殺していた。
クラーケンの攻撃がルーナちゃん達に集中したこともあり、私の方にはあまり飛んでこなかった。
とはいえ何度か危なかったけどね。
そして……
「できたのだ!闇の力よ、我に従いその全てを葬りされ!!!イグジストバニッシュ!!!」
大きな魔法陣が海に浮かび上がり、黒いモヤが包む。
魔法と同時にクロエさんは倒れ、そしてクラーケンの魔法も止んだ。
「クロエさん!」
きっと、魔力切れだろう、今のうち安全な場所に運ぶ。
「おつかれさまです。ここにポーション置いておきますから」
クロエさんの魔法がきまったことで、クラーケンは倒したか相当弱ったはずだ。
ただ、前テナちゃんに向かってした時は倒すほどではなかった。
テナちゃん並に強い魔物には即死とまではいかないのだろう。
クロエさんを安全そうな場所に置いて、ルーナちゃん達の元へ向かう。
「ルーナちゃん、サーティアさん、テナちゃん、大丈夫でしたか?」
クロエさんの魔法が効いてるのか、クラーケンの魔法はぱったりと無くなった。
「なんとかね〜あたしも必死だったよ。あれクロエがやってくれたんでしょ?助かったよ」
「私、思ったより役にたてませんでした」
「私は避けるので精一杯だったわ。もう疲れた」
一応まだ警戒してるけど、クロエさんの魔法が発動した時って探知魔法じゃわかんないんだよね。
びしょびしょに濡れてしまったので乾かすことと、体力回復のために魔法を使う。
「全然、あのまま変わらないね」
しばらく経っても黒いモヤは晴れない。
もしクロエさんの魔法があまり効いてなかったらかなり大変になってくる。
もしそうなったら私がなんとかするしかない。
「テナはクロエのあの魔法受けたことあるわよね。どんな感じだったの?」
「どんな感じ、ですか、えと、あの魔法は存在自体を消されるような感覚があってどんどん力を奪われていくんです。もちろん身動きひとつできませんでした。正直私もうダメかと思ってました」
「結構えげつないんだね……」
「さ、さすがに無傷とか実は避けられたとかはないですよね?」
「そうだったら攻撃してきたりあのモヤの中から出てくるでしょ?」
「そうだといいんですけど……」
幸い回復はできたのでもう一度戦うことはできるようになった。
「ルーナ、今のうち水を抜くことはできないかしら?」
「そうですね!出来ればそうするのがいいと思います」
「できるかなぁ……でも、やってみるね」
「私も手伝います!」
クラーケンが動けないうちにルーナちゃんとテナちゃんで水を減らしてもらう。
「減ってるのか分からないけど、一応水は取り出せるよ」
「私はルーナを見てるわ、急に現れても平気なように、リィアはクロエをお願い」
「わかりました」
そういえばクラーケンとの戦いは自然にクロエさんと私、サーティアさんとルーナちゃんとテナちゃんの3人に分担してたね。
「クロエさ〜ん平気ですか〜」
クロエさんもびしょびしょだったので魔法で乾かしていく。
濡れた美少女の寝顔ってなんかドキドキするね………クロエさんは魔族としての部分が小さいからパッと見人間に見えるんだよね。
翼としっぽはいつも服に隠れてるし、角も少ししか出てない。
ん〜、普段は強気ぶってるけど多分私達の中で1番女の子してるところがまたかわいいんだよね〜
って、クロエさんのことを考えてる場合じゃなかった!
今はクラーケンだよね
クロエさんを乾かし終わってまた海の方に目を向ける。
「リィア!来て!」
ルーナちゃんに呼ばれてそのままクラーケンの方を見るとモヤが晴れ始めてきた。
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