コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
クラーケン討伐1
海から来た生暖かい風と潮の香りを感じて目が覚める。
浄化魔法があるからいいけど起きた時ベタベタする。
「おはようリィア、少し寝苦しかった?」
「あはは………この街って暑いですよね、それでちょっと寝苦しかったです」
「今日はきっと長い戦いになると思うわ、私は直接役に立たないかもしれないけど、絶対勝つわよ!」
「はい!」
私に続いて他のみんなも起きてくる。
「おはようございます!今日は頑張りましょうね!」
「ねぇリィア、本当に勝てるの?」
「勝ちますよ、まぁ私ひとりじゃ大変なので皆さんの協力が必要ですけど」
「ふん、初めての海だろうが我らが勝つのだ!」
「そうですね!ドラゴンの威厳を見せつけてやりますよ」
まだ見ぬクラーケンにとっては迷惑この上ないけど、私達の邪魔になるからね!
容赦なく倒すよ
朝の支度を終えて、早速クラーケン討伐の第1段階を始める。
まずはギルドの人達におびき寄せる方法を相談した。
「ということでどうやったら呼び寄せることができるかしら?」
「ん〜、襲われてから沖に出れなくなって討伐隊も全滅してからは奴に立ち向かった者はいなくなったからな」
「好物とかそういうのはわかりますか?」
「いや、特にこれといったものはない、魚もそうだし他の魔物とか、とにかく肉だ」
「あ〜、それなら舟を用意してはどうでしょうか?クラーケンはほぼ必ずと言っていいほど人間を襲います。恐らくは人を視認してるのではなく舟を視認してると思うんですよ。なので舟を浮かべてたら寄ってくると思います」
「なるほど、それはいい案かもしれないわね」
受付のお姉さんの提案がよかったので、みんなも賛成した。
「そういうことなら舟はギルドから貸し出すことにしよう!もちろん壊してくれて構わないからな」
「それで、その舟は誰が運ぶのだ?」
「それは私に任せてください」
崖側の方まで運ぶくらいなら私でもできるし、最悪飛んで逃げられるからね
「他に協力できることはないか?あんまりできることは少ないかもしれないが、できる限りのことはするつもりだ」
「それじゃあ危険だから海に近づかないように言っておいてくれる?」
「わかった」
誰も見てないなら天使状態になれるし、なんならテナちゃんも変身出来るかもしれない
「それじゃあ行ってくるわね」
「どうか、お願いします。ご無事を祈っています」
人払いができたので、早速海へと出ていく。
私達のことは凄腕冒険者と言ってあるらしい。
まぁ姿だけ見たら頼もしくないからね、ギルドの人が言った方が説得力があるし、街の人達には私達の姿は見られていない
海に出る時も魔法で姿を隠しておいた。
「それじゃあクロエさん、いきますよ!」
クラーケンが現れる前に、舟に乗って魔法で崖近くを塞いでいく。
ここに誘き寄せるのである程度穴を空けて入れるようにしてある。
「なぁリィア、今クラーケンが現れたらどうするのだ?」
「大丈夫ですよ、探知魔法には何も反応ないですし、せいぜいこの下にいる魚か水生の魔物くらいです」
「それならいいのだが」
「クロエさん、もしかして海怖いですか?」
「こ、怖くなんてない!」
海洋恐怖症なんてものもあるからね。
私は平気だけど、大きな魚影とか底が見えない深さの場所に恐怖を感じるらしい。
私も海は久しぶりだったけど、最悪飛べるからそんなに怖いとは思わない。
「クロエさんって泳げないんですか?」
「泳げないというか泳いだことがない!」
意外、という訳でもないのかな?海は行ったことないみたいだし、プールは今のところ見たことないし
「今度教えますから、みんなで泳いでみましょう?」
「か、考えておく」
結局クラーケンは現れることなくある程度塞ぐことができた。
「こ、こわかった………」
「大丈夫ですか?クロエさん」
「なっ、なんでもないのだ!」
本音が声に漏れてたけど黙っておくことにしよう。
「クロエさんはクラーケンが来たら塞いでください。一番重要なところでもあるのでよろしくお願いします」
「わかっているのだ」
私はクロエさんを陸に上げてからもう一度舟を漕いでクラーケンを待つ。
みんなは崖の上で魔法の準備をしている。
クロエさんはさっき言った通り、クラーケンを閉じ込める。
ルーナちゃんは近づいてきたクラーケンを水を操って中に引き込んだり、閉じ込めたクラーケンが不利になるように水を操ってもらう。
テナちゃんはとにかく火の魔法でクラーケンを攻撃する。今回の作戦のメイン火力となる。
サーティアさんはルーナちゃんが危なくなった時逃げれるように2人一緒に行動してもらっている。
そして私はクラーケンをおびき寄せること、逃げ場を無くすこと、攻撃すること全てを行う。
「さて、おびき寄せる方法は………やっぱりこれだよね」
何も舟を浮かべるだけでよってくるとは思ってない。
もちろん目立った船を使って沖に出れば出会えると思うけど、それじゃあ相手のフィールドだし、こっちも潜られたら手出しできない。
私は集中して探知魔法を発動する。
クラーケン位の上位の魔物の反応ともなればある程度遠くても何となくわかる。
特に海は障害物がないからわかりやすい。
今回おびき寄せる方法は他の魔物を使うことだ。
釣る、とまではいかないものの近づいて来ればこの舟に反応して襲ってきてくれると思うんだよね。
海の中には沢山の生物がいる。
もしかしたらクラーケンじゃない海の魔物が襲ってくることすらある。
ましてやこんな小さな舟だから魔物にとっても好都合だ。
私はクラーケンの反応がないことを確認して海の中に光を浴びせた。
光に寄ってくるようにどんどん海の魔物が寄ってくる。
それらを電撃で一瞬にして片付け、ぷかぷかと浮かんできた魔物を回収する。
エサの用意はできた。
あとはこれらをクラーケンに気づいてもらうだけだ。
浄化魔法があるからいいけど起きた時ベタベタする。
「おはようリィア、少し寝苦しかった?」
「あはは………この街って暑いですよね、それでちょっと寝苦しかったです」
「今日はきっと長い戦いになると思うわ、私は直接役に立たないかもしれないけど、絶対勝つわよ!」
「はい!」
私に続いて他のみんなも起きてくる。
「おはようございます!今日は頑張りましょうね!」
「ねぇリィア、本当に勝てるの?」
「勝ちますよ、まぁ私ひとりじゃ大変なので皆さんの協力が必要ですけど」
「ふん、初めての海だろうが我らが勝つのだ!」
「そうですね!ドラゴンの威厳を見せつけてやりますよ」
まだ見ぬクラーケンにとっては迷惑この上ないけど、私達の邪魔になるからね!
容赦なく倒すよ
朝の支度を終えて、早速クラーケン討伐の第1段階を始める。
まずはギルドの人達におびき寄せる方法を相談した。
「ということでどうやったら呼び寄せることができるかしら?」
「ん〜、襲われてから沖に出れなくなって討伐隊も全滅してからは奴に立ち向かった者はいなくなったからな」
「好物とかそういうのはわかりますか?」
「いや、特にこれといったものはない、魚もそうだし他の魔物とか、とにかく肉だ」
「あ〜、それなら舟を用意してはどうでしょうか?クラーケンはほぼ必ずと言っていいほど人間を襲います。恐らくは人を視認してるのではなく舟を視認してると思うんですよ。なので舟を浮かべてたら寄ってくると思います」
「なるほど、それはいい案かもしれないわね」
受付のお姉さんの提案がよかったので、みんなも賛成した。
「そういうことなら舟はギルドから貸し出すことにしよう!もちろん壊してくれて構わないからな」
「それで、その舟は誰が運ぶのだ?」
「それは私に任せてください」
崖側の方まで運ぶくらいなら私でもできるし、最悪飛んで逃げられるからね
「他に協力できることはないか?あんまりできることは少ないかもしれないが、できる限りのことはするつもりだ」
「それじゃあ危険だから海に近づかないように言っておいてくれる?」
「わかった」
誰も見てないなら天使状態になれるし、なんならテナちゃんも変身出来るかもしれない
「それじゃあ行ってくるわね」
「どうか、お願いします。ご無事を祈っています」
人払いができたので、早速海へと出ていく。
私達のことは凄腕冒険者と言ってあるらしい。
まぁ姿だけ見たら頼もしくないからね、ギルドの人が言った方が説得力があるし、街の人達には私達の姿は見られていない
海に出る時も魔法で姿を隠しておいた。
「それじゃあクロエさん、いきますよ!」
クラーケンが現れる前に、舟に乗って魔法で崖近くを塞いでいく。
ここに誘き寄せるのである程度穴を空けて入れるようにしてある。
「なぁリィア、今クラーケンが現れたらどうするのだ?」
「大丈夫ですよ、探知魔法には何も反応ないですし、せいぜいこの下にいる魚か水生の魔物くらいです」
「それならいいのだが」
「クロエさん、もしかして海怖いですか?」
「こ、怖くなんてない!」
海洋恐怖症なんてものもあるからね。
私は平気だけど、大きな魚影とか底が見えない深さの場所に恐怖を感じるらしい。
私も海は久しぶりだったけど、最悪飛べるからそんなに怖いとは思わない。
「クロエさんって泳げないんですか?」
「泳げないというか泳いだことがない!」
意外、という訳でもないのかな?海は行ったことないみたいだし、プールは今のところ見たことないし
「今度教えますから、みんなで泳いでみましょう?」
「か、考えておく」
結局クラーケンは現れることなくある程度塞ぐことができた。
「こ、こわかった………」
「大丈夫ですか?クロエさん」
「なっ、なんでもないのだ!」
本音が声に漏れてたけど黙っておくことにしよう。
「クロエさんはクラーケンが来たら塞いでください。一番重要なところでもあるのでよろしくお願いします」
「わかっているのだ」
私はクロエさんを陸に上げてからもう一度舟を漕いでクラーケンを待つ。
みんなは崖の上で魔法の準備をしている。
クロエさんはさっき言った通り、クラーケンを閉じ込める。
ルーナちゃんは近づいてきたクラーケンを水を操って中に引き込んだり、閉じ込めたクラーケンが不利になるように水を操ってもらう。
テナちゃんはとにかく火の魔法でクラーケンを攻撃する。今回の作戦のメイン火力となる。
サーティアさんはルーナちゃんが危なくなった時逃げれるように2人一緒に行動してもらっている。
そして私はクラーケンをおびき寄せること、逃げ場を無くすこと、攻撃すること全てを行う。
「さて、おびき寄せる方法は………やっぱりこれだよね」
何も舟を浮かべるだけでよってくるとは思ってない。
もちろん目立った船を使って沖に出れば出会えると思うけど、それじゃあ相手のフィールドだし、こっちも潜られたら手出しできない。
私は集中して探知魔法を発動する。
クラーケン位の上位の魔物の反応ともなればある程度遠くても何となくわかる。
特に海は障害物がないからわかりやすい。
今回おびき寄せる方法は他の魔物を使うことだ。
釣る、とまではいかないものの近づいて来ればこの舟に反応して襲ってきてくれると思うんだよね。
海の中には沢山の生物がいる。
もしかしたらクラーケンじゃない海の魔物が襲ってくることすらある。
ましてやこんな小さな舟だから魔物にとっても好都合だ。
私はクラーケンの反応がないことを確認して海の中に光を浴びせた。
光に寄ってくるようにどんどん海の魔物が寄ってくる。
それらを電撃で一瞬にして片付け、ぷかぷかと浮かんできた魔物を回収する。
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