コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
転生した転生者
ラキナさんは起きたばかりだが、研究を続けたいと言って私達について行く気はないと言っていた。
「しばらくここにいてもいいからその代わり今の時代について教えて欲しい」
「はい」
私達は一晩でもいいからゆっくり休めたらよかったのでお言葉に甘えてゆっくり休ませてもらうことにした。
私が仲間について話した時にラキナさんが興味を持ったのはクロエさんとテナちゃんだった。
「おお〜、ドラゴニュート!こっちも他種族交配か。私の時代ではほとんど起こることのないものだ。どうして君らのような存在ができたんだ?詳しくきかせてくれ!」
ラキナさんは生粋の研究者らしく、気になったことにはとことんな人みたいだ。
私は通訳になって2人に聞いてみた。
「どうもこうもないのだ我は普通の魔族なのだ」
「私は半分ドラゴンで半分人間なだけですよ」
「普通は異種族同士だと子供が出来ない。オークの子供もオーク同士だと生まれないしな。人間とエルフやドワーフならできるらしいが、魔族、ましてやドラゴンと人間はできない。それに魔族と言っても半分人だろう?」
簡単にクロエさんのことを見破るラキナさんそんなに見ただけでわかるものなのかな?
「なんでわかったのだ」
「転生魔法の研究の一環で生物についても沢山調べたからね、それで、普通じゃありえない君達はどうして生まれたんだい?」
「精霊様のおかげよ」
ラキナさんの疑問にサーティアさんが答える。
「精霊様?」
「森の精霊私達エルフも救ってくれた存在よ」
サーティアさんはセーハさんについてエルフの話をしながら説明する
通訳する時も、私が知ってるセーハさんについてのことも話した。
転生者だってことは一応伏せたけど、勘がいいからバレてるかもしれない
「ふむ、異種交配を可能にするドリアード。是非とも会ってみたいものだ。その存在のせいで生態系も狂うだろう?」
「今はアドレントっていう魔族の国が管理してますよ生態系に関しては私は詳しくないのでわからないです」
「なるほど、アドレントは相変わらずか、邪龍が眷属を産んだと聞いていたが、まだ顕在とはな」
「いいや、その魔王は死んだのだ。今はその子供が継いでいるのだ」
「そうなのか!?そのせいで人間達は魔物に苦しめられていたと聞いていたが、、居なくなったのか」
今の魔王はクロエさんのお母さんだけど、その前の魔王と世代交代したのも数十年前だから数百年眠ってたラキナさんは知らない
「今の魔王はとても平和的な人ですよ」
「そうか、せっかく私が考えた兵器と呼べる魔法を売ろうとしていたのだが……その様子じゃ人間側も争いをしなくなったのか?まぁいい。みなに私の力を見せてやろう。この身体も魔法で作った特別性だ。本来使える魔法の属性は産まれ持った才能によって決められるが、今の私だと………あれ?あれ?出来ない………使える属性が変わったのか?」
ラキナさんは色々魔法を試すが特に変わったことは起きない
「………もしかしなくても属性魔法が使えなくなった?いやいや、そんなはずは……」
そのままラキナさんは部屋の中にこもってしまった。
「とりあえず……危険はなさそうね?」
「そうだな。しばらくはここで休ませてもらうとしよう」
「大丈夫かなぁ、変なことされない?」
「大丈夫……だと思いますけど心配なら塔の外にしておきますか?」
「私は外の方がいいと思います。この建物広いわけじゃないですし……」
テナちゃんにとっては窮屈に感じるみたいだね。
「そうね。まぁ多少の安全は確保できたってことでこの周りで野営させてもらうのがよさそうね」
結局塔の中はやめておいて外に行くことにした。
魔物は居ないからまぁ特に心配することは………
「我々はとんでもない人を目覚めさせてしまったのかもしれないのだ!」
野営の準備を終えてみんなでテントの中に入ってるところでクロエさんがおもむろに口を開く。
「禁忌の魔女、話が本当なら数百年も眠ってたって……あの魔導書の数々もだけど、明らかに人智を超えているわよ」
「ねぇリィア、どうにか出来ないの?」
「どうにかって私に聞かれても……起こしてしまったのは私のせいかもしれないですけど、、」
「でも襲って来るとかそういうことはなさそうですよ。話も通じますし」
色々と謎というか私達の理解の外にあることだからなぁ。
私もラキナさんが何者なのかよく分からないし
「それに私、見ちゃったのよ、あの部屋の隅に骨みたいなのが沢山落ちてたのよ、それに赤黒いシミみたいなのもところどころにあったし」
蘇生魔法とそれを使った転生魔法。人体錬成もしてた?ってこと?
(神への冒涜……それとも挑戦かしらね?)
突然頭の中に声が響く
(ロミス様?)
(あの人間、いいえあれはもう人間ですらないよ。魔法で作られた疑似生命、私と似たようなことをしてるけど、あれじゃあまともに生きられないんじゃないかな?)
ロミス様がこんなことを言うのは珍しい。
禁忌というだけあって神様に対しても失礼なことなのかな?
(あれにも神様がついていたのでしょうね、相当気に入られないとあそこまで酷いことをして無事でいられるはずがないからね。でももうその神も消えた。魂を持ってきた私が原因のひとつでもあるけど、もうちょっとどうにかできなかったのかな)
(あの、ロミス様?怒ってるんですか?)
一度も怒ったことを見たことがないというかロミス様がこんなに感情的なところを見るのも初めてだ。
(ごめんね、リィアちゃんにはわからないこと言って)
転生者ということはロミス様が異世界から魂を連れてきて、それで他の神様へ引き渡した。
その神様がラキナさんを転生させた。
ラキナさんはロミス様が怒るような酷いことをした。
その時無事だったのは転生させた神様のおかげ……
ラキナさんは自らの力でもう一度転生し、その時にはもう既に元の神様は消えていた。
(神の御加護が無くなるとどうなるんですか?)
 
(思考を持たない生物と同じ扱いになって魔法が使えなくなる)
え?魔法が使えなくなるの?
(え?そうなんですか!?)
(リィアちゃんは今まで魔法を使うゴブリンや魔法を使う魔物を見たことある?)
そういえば……全然見たことがない。魔族の人やドラゴンとか?なら魔法を使ってたけど……
(魔法を使える個体はすなわち神を信仰しているということだ。人間にも魔法の得意不得意があるし使える属性はそれこそ神のみぞ知るものだけど使える使えないは信仰によるものだからね)
(それじゃあ神様を信じていない人は魔法が使えないってことですか?)
(端的にいえばそうなるね。簡単な無属性の魔法ですら使えなくなるよ。まぁでも無意識にでも神の存在を認識していれば平気だよ。わざわざ神に嫌われるようなことをしたり信仰していた神が消えなければこういったことは起きないよ)
例えば無宗教だって言い張っていてもなんだかんだで風習や宗教的なものを全否定した考え方をもっていなければ平気ってこと?
「リィア〜!聞いてる?リィア!」
「わっ!?びっくりしたぁ、どうしたんですか?ルーナちゃん」
「どうしたはこっちのセリフだから。みんなで話してるところいきなりブツブツ言い出して……考え事?それともロミス様?」
「ロミス様の方です。あの人、ラキナさんは神様に嫌われるようなことをしたみたいです。それで魔法が使えなくなったって言ってました」
「禁忌と呼ばれるだけあるのだ……どんなことをしたら神から嫌われるのだ?」
「わかりません。具体的なことは何も聞いてなかったので」
とりあえずラキナさんはやばい人だけど今のところ大丈夫そうだから休むことにした。
「しばらくここにいてもいいからその代わり今の時代について教えて欲しい」
「はい」
私達は一晩でもいいからゆっくり休めたらよかったのでお言葉に甘えてゆっくり休ませてもらうことにした。
私が仲間について話した時にラキナさんが興味を持ったのはクロエさんとテナちゃんだった。
「おお〜、ドラゴニュート!こっちも他種族交配か。私の時代ではほとんど起こることのないものだ。どうして君らのような存在ができたんだ?詳しくきかせてくれ!」
ラキナさんは生粋の研究者らしく、気になったことにはとことんな人みたいだ。
私は通訳になって2人に聞いてみた。
「どうもこうもないのだ我は普通の魔族なのだ」
「私は半分ドラゴンで半分人間なだけですよ」
「普通は異種族同士だと子供が出来ない。オークの子供もオーク同士だと生まれないしな。人間とエルフやドワーフならできるらしいが、魔族、ましてやドラゴンと人間はできない。それに魔族と言っても半分人だろう?」
簡単にクロエさんのことを見破るラキナさんそんなに見ただけでわかるものなのかな?
「なんでわかったのだ」
「転生魔法の研究の一環で生物についても沢山調べたからね、それで、普通じゃありえない君達はどうして生まれたんだい?」
「精霊様のおかげよ」
ラキナさんの疑問にサーティアさんが答える。
「精霊様?」
「森の精霊私達エルフも救ってくれた存在よ」
サーティアさんはセーハさんについてエルフの話をしながら説明する
通訳する時も、私が知ってるセーハさんについてのことも話した。
転生者だってことは一応伏せたけど、勘がいいからバレてるかもしれない
「ふむ、異種交配を可能にするドリアード。是非とも会ってみたいものだ。その存在のせいで生態系も狂うだろう?」
「今はアドレントっていう魔族の国が管理してますよ生態系に関しては私は詳しくないのでわからないです」
「なるほど、アドレントは相変わらずか、邪龍が眷属を産んだと聞いていたが、まだ顕在とはな」
「いいや、その魔王は死んだのだ。今はその子供が継いでいるのだ」
「そうなのか!?そのせいで人間達は魔物に苦しめられていたと聞いていたが、、居なくなったのか」
今の魔王はクロエさんのお母さんだけど、その前の魔王と世代交代したのも数十年前だから数百年眠ってたラキナさんは知らない
「今の魔王はとても平和的な人ですよ」
「そうか、せっかく私が考えた兵器と呼べる魔法を売ろうとしていたのだが……その様子じゃ人間側も争いをしなくなったのか?まぁいい。みなに私の力を見せてやろう。この身体も魔法で作った特別性だ。本来使える魔法の属性は産まれ持った才能によって決められるが、今の私だと………あれ?あれ?出来ない………使える属性が変わったのか?」
ラキナさんは色々魔法を試すが特に変わったことは起きない
「………もしかしなくても属性魔法が使えなくなった?いやいや、そんなはずは……」
そのままラキナさんは部屋の中にこもってしまった。
「とりあえず……危険はなさそうね?」
「そうだな。しばらくはここで休ませてもらうとしよう」
「大丈夫かなぁ、変なことされない?」
「大丈夫……だと思いますけど心配なら塔の外にしておきますか?」
「私は外の方がいいと思います。この建物広いわけじゃないですし……」
テナちゃんにとっては窮屈に感じるみたいだね。
「そうね。まぁ多少の安全は確保できたってことでこの周りで野営させてもらうのがよさそうね」
結局塔の中はやめておいて外に行くことにした。
魔物は居ないからまぁ特に心配することは………
「我々はとんでもない人を目覚めさせてしまったのかもしれないのだ!」
野営の準備を終えてみんなでテントの中に入ってるところでクロエさんがおもむろに口を開く。
「禁忌の魔女、話が本当なら数百年も眠ってたって……あの魔導書の数々もだけど、明らかに人智を超えているわよ」
「ねぇリィア、どうにか出来ないの?」
「どうにかって私に聞かれても……起こしてしまったのは私のせいかもしれないですけど、、」
「でも襲って来るとかそういうことはなさそうですよ。話も通じますし」
色々と謎というか私達の理解の外にあることだからなぁ。
私もラキナさんが何者なのかよく分からないし
「それに私、見ちゃったのよ、あの部屋の隅に骨みたいなのが沢山落ちてたのよ、それに赤黒いシミみたいなのもところどころにあったし」
蘇生魔法とそれを使った転生魔法。人体錬成もしてた?ってこと?
(神への冒涜……それとも挑戦かしらね?)
突然頭の中に声が響く
(ロミス様?)
(あの人間、いいえあれはもう人間ですらないよ。魔法で作られた疑似生命、私と似たようなことをしてるけど、あれじゃあまともに生きられないんじゃないかな?)
ロミス様がこんなことを言うのは珍しい。
禁忌というだけあって神様に対しても失礼なことなのかな?
(あれにも神様がついていたのでしょうね、相当気に入られないとあそこまで酷いことをして無事でいられるはずがないからね。でももうその神も消えた。魂を持ってきた私が原因のひとつでもあるけど、もうちょっとどうにかできなかったのかな)
(あの、ロミス様?怒ってるんですか?)
一度も怒ったことを見たことがないというかロミス様がこんなに感情的なところを見るのも初めてだ。
(ごめんね、リィアちゃんにはわからないこと言って)
転生者ということはロミス様が異世界から魂を連れてきて、それで他の神様へ引き渡した。
その神様がラキナさんを転生させた。
ラキナさんはロミス様が怒るような酷いことをした。
その時無事だったのは転生させた神様のおかげ……
ラキナさんは自らの力でもう一度転生し、その時にはもう既に元の神様は消えていた。
(神の御加護が無くなるとどうなるんですか?)
 
(思考を持たない生物と同じ扱いになって魔法が使えなくなる)
え?魔法が使えなくなるの?
(え?そうなんですか!?)
(リィアちゃんは今まで魔法を使うゴブリンや魔法を使う魔物を見たことある?)
そういえば……全然見たことがない。魔族の人やドラゴンとか?なら魔法を使ってたけど……
(魔法を使える個体はすなわち神を信仰しているということだ。人間にも魔法の得意不得意があるし使える属性はそれこそ神のみぞ知るものだけど使える使えないは信仰によるものだからね)
(それじゃあ神様を信じていない人は魔法が使えないってことですか?)
(端的にいえばそうなるね。簡単な無属性の魔法ですら使えなくなるよ。まぁでも無意識にでも神の存在を認識していれば平気だよ。わざわざ神に嫌われるようなことをしたり信仰していた神が消えなければこういったことは起きないよ)
例えば無宗教だって言い張っていてもなんだかんだで風習や宗教的なものを全否定した考え方をもっていなければ平気ってこと?
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「どうしたはこっちのセリフだから。みんなで話してるところいきなりブツブツ言い出して……考え事?それともロミス様?」
「ロミス様の方です。あの人、ラキナさんは神様に嫌われるようなことをしたみたいです。それで魔法が使えなくなったって言ってました」
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