コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
廃墟の中で
結局古びた教会の中で一夜を過ごすことにした。
火は使わず、最低限の光だけで夜が明けるのを待つ。教会の中はとても静かで私達以外なにもいないみたいだ。
「寒いとかは平気?」
「平気です。皆さんあったかいので」
「それもあるが、特にテナがあったかいのだ」
今はテントの中でみんなでくっついている。私はちょうどルーナちゃんとサーティアさんに挟まれてて柔らかいし暖かいし最高だ。
見張りはテントの中だけにして探知魔法で警戒する。
サーティアさんとテナちゃんは探知魔法が使えないから今日は寝てもらって明日頑張ってもらうことにした。
私とルーナちゃんクロエさんは警戒しつつ夜が明けるまでお話していた。
多少の寝不足は回復魔法でどうにかなるし明日もテナちゃんに頑張ってもらってなんとか魔物地帯から抜け出せればゆっくりできる
「こういう廃墟にはアンデッドやレイスがいるのだ。特に夜になると活発になるから気をつけるのだ」
「アンデッドってどういう魔物なんですか?」
なんか異世界にいるからって普通に受け入れてるけど、リッチーとか幽霊とか骸骨みたいな魔物って色々おかしいよね
「死んだもの達想いが魔力によって動いてる状態のことなのだ。いうなれば意思だけで動く存在なのだ。聖なる物や光に弱く、魔力源となる魔石がなければ動かなくなる。レイスは霊体の状態、ほとんどは昇天してまた次の命へと巡るが昇天せずに現世に残り続ける存在なのだ」
「それじゃあクロエの師匠のルーミーはどっちなの?」
「師匠みたいな存在は死を超越したアンデッドは魔法で肉体を制御してほとんど生きてる状態と変わらないアンデッドのことなのだ。ただ成る条件として様々な儀式が必要だから勝手に成ることはないのだ」
へ〜、普通に死んじゃったらルーミーさんみたいな存在にはなれないんだね。
アンデッドについて話してるとガタッと言う音が外から聞こえた。
建物の中じゃないけど、音的に近い場所だ
「な、なんの音ですか」
「探知魔法には引っかからないけど……何かいるってこと?」
「きっと風かなにかなのだ」
アンデッドの話をしたせいもあって怖くなってきた。
「あ、あの、それじゃあ実態のないレイスはどういうのなんですか?」
幽霊が怖いっていうのは未知への怖さって聞いたことがある。
正体がわかっていれば怖くなくなるはず!
「レイスはアンデッドより不安定な存在なのだ。師匠みたいな死霊使いに操られるか強い思念がないと消えるのだ。基本は夜にしか現れず日が昇ってからは何も出来なくなるらしいのだ」
自然の状態ではほとんど害がないらしい。
害はないって言われてもいるってことが本当なら怖いことに変わりはないんだけど……
ガタッ
「ひっ!?」
「リィア?大丈夫?」
「まったく……ドラゴンも圧倒するのにこんなのが怖いのか?」
今のところゴブリンと幽霊は怖い。
「そうだ、私には神様がいるじゃないですか。神様がいるなら悪い霊は寄り付かないですね!」
なんなら私という存在が神秘的だもんね。天使だし
ガタガタッ!!
「!?やっぱむりですぅ」
思わずルーナちゃんに抱きつく
「ん〜、それにしてもさっきっから変な音がするね」
「様子を見に行くか?」
「探知魔法に反応がないから魔物が来たってわけじゃないと思うけど」
「や、やめましょうよ、それでなんか怖いのが出たらやじゃないですか、魔物じゃないってわかってるんですし……ね?」
「わかってないから怖いのだろう?」
「リィアはここにいていいから、あたし達で見に行ってくるね」
「ひ、ひとりにしないでくださいよ」
サーティアさんとテナちゃんは寝ちゃってるし、一人で待ってる方が心細い。
私はルーナちゃんにくっつきながら外に出る。
クロエさんが先頭に立ってジェスチャーで案内してくれる。
「リィア、くっつきすぎ、動きづらい」
「す、すみません」
「2人とも静かに動くのだ」
探知魔法であたりを警戒しながら音のした方へ行ってみる。
とりあえずこの教会の中には何もいないみたいだね。
クロエさんが私が魔法で閉じたところをあけて外へと出ていく。
私とルーナちゃんもクロエさんの後に続いて外に出た。
「風がない……それどころか魔物の気配もなくなっているのだ」
廃墟についた時にはまだあった魔物の反応はいつの間にか無くなっていた。
少なくとも脅威となる生き物や魔物はいないってことだ。
魔力が小さすぎてクロエさんやルーナちゃんの反応に隠れちゃってるのはいるかもだけどそれだけ弱いなら不意打ちでもやられることはない。
「でも不気味すぎますよこれじゃああの音はなんだったんですか!?」
「あたしに聞かれてもわかんないよ」
「風でも魔物でもない。普通に小さい生き物が動いたせいかもしれないのだ」
ガタガタガタッ!
「ひっ!?」
「びっくりしたぁもうリィアそんなに強く引っ張んないでよ」
「やはりなにかいるのだ」
クロエさんは一足先に音のした方に行ってしまった
「あたし達も行こう?」
「う、うん」
恐る恐るクロエさんのあとを追う
「うわあぁ!?」
「クロエさん!!ひっ!?」
さっきまで気持ち悪いほど反応がなかった探知魔法にものすごい反応があった。
「なにあれ!?ちょっリィアどうしよう……リィア?リィア!?」
目の前に現れたのはおどろおどろしい化け物だった。
私はびっくりしすぎて目の前が真っ暗になってしまった。
火は使わず、最低限の光だけで夜が明けるのを待つ。教会の中はとても静かで私達以外なにもいないみたいだ。
「寒いとかは平気?」
「平気です。皆さんあったかいので」
「それもあるが、特にテナがあったかいのだ」
今はテントの中でみんなでくっついている。私はちょうどルーナちゃんとサーティアさんに挟まれてて柔らかいし暖かいし最高だ。
見張りはテントの中だけにして探知魔法で警戒する。
サーティアさんとテナちゃんは探知魔法が使えないから今日は寝てもらって明日頑張ってもらうことにした。
私とルーナちゃんクロエさんは警戒しつつ夜が明けるまでお話していた。
多少の寝不足は回復魔法でどうにかなるし明日もテナちゃんに頑張ってもらってなんとか魔物地帯から抜け出せればゆっくりできる
「こういう廃墟にはアンデッドやレイスがいるのだ。特に夜になると活発になるから気をつけるのだ」
「アンデッドってどういう魔物なんですか?」
なんか異世界にいるからって普通に受け入れてるけど、リッチーとか幽霊とか骸骨みたいな魔物って色々おかしいよね
「死んだもの達想いが魔力によって動いてる状態のことなのだ。いうなれば意思だけで動く存在なのだ。聖なる物や光に弱く、魔力源となる魔石がなければ動かなくなる。レイスは霊体の状態、ほとんどは昇天してまた次の命へと巡るが昇天せずに現世に残り続ける存在なのだ」
「それじゃあクロエの師匠のルーミーはどっちなの?」
「師匠みたいな存在は死を超越したアンデッドは魔法で肉体を制御してほとんど生きてる状態と変わらないアンデッドのことなのだ。ただ成る条件として様々な儀式が必要だから勝手に成ることはないのだ」
へ〜、普通に死んじゃったらルーミーさんみたいな存在にはなれないんだね。
アンデッドについて話してるとガタッと言う音が外から聞こえた。
建物の中じゃないけど、音的に近い場所だ
「な、なんの音ですか」
「探知魔法には引っかからないけど……何かいるってこと?」
「きっと風かなにかなのだ」
アンデッドの話をしたせいもあって怖くなってきた。
「あ、あの、それじゃあ実態のないレイスはどういうのなんですか?」
幽霊が怖いっていうのは未知への怖さって聞いたことがある。
正体がわかっていれば怖くなくなるはず!
「レイスはアンデッドより不安定な存在なのだ。師匠みたいな死霊使いに操られるか強い思念がないと消えるのだ。基本は夜にしか現れず日が昇ってからは何も出来なくなるらしいのだ」
自然の状態ではほとんど害がないらしい。
害はないって言われてもいるってことが本当なら怖いことに変わりはないんだけど……
ガタッ
「ひっ!?」
「リィア?大丈夫?」
「まったく……ドラゴンも圧倒するのにこんなのが怖いのか?」
今のところゴブリンと幽霊は怖い。
「そうだ、私には神様がいるじゃないですか。神様がいるなら悪い霊は寄り付かないですね!」
なんなら私という存在が神秘的だもんね。天使だし
ガタガタッ!!
「!?やっぱむりですぅ」
思わずルーナちゃんに抱きつく
「ん〜、それにしてもさっきっから変な音がするね」
「様子を見に行くか?」
「探知魔法に反応がないから魔物が来たってわけじゃないと思うけど」
「や、やめましょうよ、それでなんか怖いのが出たらやじゃないですか、魔物じゃないってわかってるんですし……ね?」
「わかってないから怖いのだろう?」
「リィアはここにいていいから、あたし達で見に行ってくるね」
「ひ、ひとりにしないでくださいよ」
サーティアさんとテナちゃんは寝ちゃってるし、一人で待ってる方が心細い。
私はルーナちゃんにくっつきながら外に出る。
クロエさんが先頭に立ってジェスチャーで案内してくれる。
「リィア、くっつきすぎ、動きづらい」
「す、すみません」
「2人とも静かに動くのだ」
探知魔法であたりを警戒しながら音のした方へ行ってみる。
とりあえずこの教会の中には何もいないみたいだね。
クロエさんが私が魔法で閉じたところをあけて外へと出ていく。
私とルーナちゃんもクロエさんの後に続いて外に出た。
「風がない……それどころか魔物の気配もなくなっているのだ」
廃墟についた時にはまだあった魔物の反応はいつの間にか無くなっていた。
少なくとも脅威となる生き物や魔物はいないってことだ。
魔力が小さすぎてクロエさんやルーナちゃんの反応に隠れちゃってるのはいるかもだけどそれだけ弱いなら不意打ちでもやられることはない。
「でも不気味すぎますよこれじゃああの音はなんだったんですか!?」
「あたしに聞かれてもわかんないよ」
「風でも魔物でもない。普通に小さい生き物が動いたせいかもしれないのだ」
ガタガタガタッ!
「ひっ!?」
「びっくりしたぁもうリィアそんなに強く引っ張んないでよ」
「やはりなにかいるのだ」
クロエさんは一足先に音のした方に行ってしまった
「あたし達も行こう?」
「う、うん」
恐る恐るクロエさんのあとを追う
「うわあぁ!?」
「クロエさん!!ひっ!?」
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