コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
帝国を抜けた先
そんなこんなで順調に旅が進み、そろそろ帝国を抜けるところまできた。
連合国側ではなく聖皇国側なので今まで来たことの無いところだ。
「そろそろ帝国を抜けるわよ」
「国境ってことですか?」
「ん〜、ここから先は国じゃないのよね。だから国と国の間ってわけじゃないわ」
この世界って常にどこかの国って訳じゃなくて国と国の間に誰のものでもない土地があるみたいだ。
まぁ魔物がはびこる世界だからそんなに広すぎてもそれに見合った人口がなきゃ管理しきれないもんね。
「それじゃあ今目指してる港町はどこかの国のじゃないのだ?」
「サインズっていうみたいだよ。その港町、地図で見る限りじゃどこかの国ってわけじゃなさそう」
いわゆる都市国家ってやつなのかな?
その都市だけ栄えてて、上手いことやってるみたい。
「そういえば海を目指してるんですよね!海ってまだ見えませんか?」
「まだ見えないわね。帝国を抜けてもまだ距離があるみたいだわ」
「ルーナ、近くに街とかはないのか?」
「この辺り?ちょっとまってて……えーっと、ないみたい。どうしてだろ?」
帝国を抜けてから宿場町みたいなのもない。小さな村みたいなのは地図にのってないことがあるからわからないけど
「リィア、探知魔法は?」
「ん〜、特に気配は……あっ!」
「どうしたの?」
「魔物です。今回は逃げないみたいですね」
これまで魔物がきてもすぐに倒したり追い払ったりしてきたけど、ほとんどの場合はすぐにどこかへ逃げていった。
「ねぇねぇ、わたしが行っていいですか?」
ワクワクした表情でテナちゃんが言う。
「誰が行くとかじゃないと思うけど……まぁテナならある程度は平気よね。行っていいわよ」
「やつたぁ!それじゃあ……んっしょっと」
「ちょちょちょ、何やってるの!?」
テナちゃんが突然服を脱ぎ始める
「テナ、もしかしてドラゴンの姿で戦うつもりなのだ?」
「いいじゃないですか、せっかく誰もいないんだから。たまには羽を伸ばしたいです」
羽を伸ばすかっこ物理かっことじなんだけど。
「リィア、一応だけど」
「はい、誰かに見られないように魔法で見えにくくしときます」
「ぐおおおおおおおぉぉぉぉお!!!!」
さっきまで少女だったのがこんなに迫力満点なドラゴンになるなんて……魔法って恐ろしいよ。
私はテナちゃんについて行って魔法をかける。
「テナちゃん、これである程度なら見えないと思うので思いっきり暴れちゃってください」
クロエさんとサーティアさん、ルーナちゃんは見守るらしい。
クロエさんも参加するかと思ったんだけど、、
「我はテナの戦うところをみてみたいのだ!今日は譲るのだ」
とのことだ。
私も近くにはいるけど、特に何もしないつもりだ。
他現れた魔物はいかにも肉食な感じの見た目をしている。
凶暴そうだね。
まぁでも……
「ぐるるるるる……ぐあお!」
どう考えてもテナちゃんの方が怖い
これもう威嚇なのか普通に喋ってるのか分からないね。
魔物達もその迫力に驚いてその場から離れようとするけど、あっけなくテナちゃんの炎によって焼き尽くされてしまった。
「うわぁ………すごいね」
ドラゴンの怖さを改めて実感したよ。
こんな強いのに普段はいい子なんだよね
「ふ〜、終わりました!」
あっという間に倒し終わったテナちゃんが人間の姿に変わって戻ってきた。
「すごかったですよ!テナちゃん、さすがはドラゴン」
「えへへ、それほどでもないですよ。それにリィアさんだってあれくらい一瞬でしょ?」
勝てるとは思うけどあんなあっさり倒すのは無理だと思うよ。
「はい、服持ってきたよ」
ルーナちゃんが、テナちゃんの脱いだ服をとってきてくれた。
「あ、ありがとうございます」
テナちゃんって服を脱いでも平然としてるけど恥ずかしくないのかな?
「テナちゃんってその、開放的な姿が好きなんですか?」
「ん?そうですね」
「は、恥ずかしくないの?」
ルーナちゃんも同じことを思ってたのかテナちゃんに聞く。
「恥ずかしいって感覚もよくわかんないんですよね。私は元々ドラゴンとしてお母さんに育てられました。人間のことはお父さんの話ばかりで……話し方はお父さんみたいな感じなんですけど、全然人間のことわからないんです」
なるほど、人間と違ってドラゴンはそのままでも頑丈だし、服を着る意味もないし、そもそも文化とかも違うからそういう感覚もないのかもしれない。
「あ、でも人前で裸になっちゃダメだからね?」
「はーい!」
遅れてサーティアさんとクロエさんも来る。
「一瞬だったわね〜」
「テナがいると我らの出番がなくなるかもしれないのだ……」
「今日は久しぶりだったのでつい、、やりすぎちゃいました」
これはもう道中危険な目にあうことはなさそうだね
そんなこんなで話しているとまた魔物の反応があった。
「あれ?また魔物なのだ?」
「さっきテナが倒したってのに」
「焼いた時の匂いに誘われたのかしら?」
今度は私達で魔物を倒す。
魔物の強さはそこまでじゃなかったので今度もすんなり倒すことができた。
「ねぇ、まだいるんだけど………」
だけど、倒せば倒すほど、魔物が集まってきてしまった。
「通りでこの辺りに街がない訳なのだ」
「魔物が多すぎて人が住めないってことね」
このままじゃジリ貧というか魔力が不安になってくる。
「なにか方法はない?リィア」
「そうですね………とりあえずはしのげますけどずっとこの状態が続くなら結構まずいので、逃げればいいと思います!」
「どうやって逃げるのだ!?」
「ん〜あ!テナちゃんの背中に乗せてもらうとかどうでしょうか!」
本来街や村があるからテナちゃんに乗るっていうことは出来ないんだけど、ここは街がない、つまり人がいないんだから乗っても平気だと思うんだよね
「それよ!ここは人目につかないものね。テナ、できる?」
「はい!任せてください!」
せっかく着た服をまた脱いでテナちゃんが変身する。
とりあえず目の前の魔物達を一掃してからみんなでテナちゃんの背中に乗る。
そしてゆっくりと空中へ浮かんだ。
連合国側ではなく聖皇国側なので今まで来たことの無いところだ。
「そろそろ帝国を抜けるわよ」
「国境ってことですか?」
「ん〜、ここから先は国じゃないのよね。だから国と国の間ってわけじゃないわ」
この世界って常にどこかの国って訳じゃなくて国と国の間に誰のものでもない土地があるみたいだ。
まぁ魔物がはびこる世界だからそんなに広すぎてもそれに見合った人口がなきゃ管理しきれないもんね。
「それじゃあ今目指してる港町はどこかの国のじゃないのだ?」
「サインズっていうみたいだよ。その港町、地図で見る限りじゃどこかの国ってわけじゃなさそう」
いわゆる都市国家ってやつなのかな?
その都市だけ栄えてて、上手いことやってるみたい。
「そういえば海を目指してるんですよね!海ってまだ見えませんか?」
「まだ見えないわね。帝国を抜けてもまだ距離があるみたいだわ」
「ルーナ、近くに街とかはないのか?」
「この辺り?ちょっとまってて……えーっと、ないみたい。どうしてだろ?」
帝国を抜けてから宿場町みたいなのもない。小さな村みたいなのは地図にのってないことがあるからわからないけど
「リィア、探知魔法は?」
「ん〜、特に気配は……あっ!」
「どうしたの?」
「魔物です。今回は逃げないみたいですね」
これまで魔物がきてもすぐに倒したり追い払ったりしてきたけど、ほとんどの場合はすぐにどこかへ逃げていった。
「ねぇねぇ、わたしが行っていいですか?」
ワクワクした表情でテナちゃんが言う。
「誰が行くとかじゃないと思うけど……まぁテナならある程度は平気よね。行っていいわよ」
「やつたぁ!それじゃあ……んっしょっと」
「ちょちょちょ、何やってるの!?」
テナちゃんが突然服を脱ぎ始める
「テナ、もしかしてドラゴンの姿で戦うつもりなのだ?」
「いいじゃないですか、せっかく誰もいないんだから。たまには羽を伸ばしたいです」
羽を伸ばすかっこ物理かっことじなんだけど。
「リィア、一応だけど」
「はい、誰かに見られないように魔法で見えにくくしときます」
「ぐおおおおおおおぉぉぉぉお!!!!」
さっきまで少女だったのがこんなに迫力満点なドラゴンになるなんて……魔法って恐ろしいよ。
私はテナちゃんについて行って魔法をかける。
「テナちゃん、これである程度なら見えないと思うので思いっきり暴れちゃってください」
クロエさんとサーティアさん、ルーナちゃんは見守るらしい。
クロエさんも参加するかと思ったんだけど、、
「我はテナの戦うところをみてみたいのだ!今日は譲るのだ」
とのことだ。
私も近くにはいるけど、特に何もしないつもりだ。
他現れた魔物はいかにも肉食な感じの見た目をしている。
凶暴そうだね。
まぁでも……
「ぐるるるるる……ぐあお!」
どう考えてもテナちゃんの方が怖い
これもう威嚇なのか普通に喋ってるのか分からないね。
魔物達もその迫力に驚いてその場から離れようとするけど、あっけなくテナちゃんの炎によって焼き尽くされてしまった。
「うわぁ………すごいね」
ドラゴンの怖さを改めて実感したよ。
こんな強いのに普段はいい子なんだよね
「ふ〜、終わりました!」
あっという間に倒し終わったテナちゃんが人間の姿に変わって戻ってきた。
「すごかったですよ!テナちゃん、さすがはドラゴン」
「えへへ、それほどでもないですよ。それにリィアさんだってあれくらい一瞬でしょ?」
勝てるとは思うけどあんなあっさり倒すのは無理だと思うよ。
「はい、服持ってきたよ」
ルーナちゃんが、テナちゃんの脱いだ服をとってきてくれた。
「あ、ありがとうございます」
テナちゃんって服を脱いでも平然としてるけど恥ずかしくないのかな?
「テナちゃんってその、開放的な姿が好きなんですか?」
「ん?そうですね」
「は、恥ずかしくないの?」
ルーナちゃんも同じことを思ってたのかテナちゃんに聞く。
「恥ずかしいって感覚もよくわかんないんですよね。私は元々ドラゴンとしてお母さんに育てられました。人間のことはお父さんの話ばかりで……話し方はお父さんみたいな感じなんですけど、全然人間のことわからないんです」
なるほど、人間と違ってドラゴンはそのままでも頑丈だし、服を着る意味もないし、そもそも文化とかも違うからそういう感覚もないのかもしれない。
「あ、でも人前で裸になっちゃダメだからね?」
「はーい!」
遅れてサーティアさんとクロエさんも来る。
「一瞬だったわね〜」
「テナがいると我らの出番がなくなるかもしれないのだ……」
「今日は久しぶりだったのでつい、、やりすぎちゃいました」
これはもう道中危険な目にあうことはなさそうだね
そんなこんなで話しているとまた魔物の反応があった。
「あれ?また魔物なのだ?」
「さっきテナが倒したってのに」
「焼いた時の匂いに誘われたのかしら?」
今度は私達で魔物を倒す。
魔物の強さはそこまでじゃなかったので今度もすんなり倒すことができた。
「ねぇ、まだいるんだけど………」
だけど、倒せば倒すほど、魔物が集まってきてしまった。
「通りでこの辺りに街がない訳なのだ」
「魔物が多すぎて人が住めないってことね」
このままじゃジリ貧というか魔力が不安になってくる。
「なにか方法はない?リィア」
「そうですね………とりあえずはしのげますけどずっとこの状態が続くなら結構まずいので、逃げればいいと思います!」
「どうやって逃げるのだ!?」
「ん〜あ!テナちゃんの背中に乗せてもらうとかどうでしょうか!」
本来街や村があるからテナちゃんに乗るっていうことは出来ないんだけど、ここは街がない、つまり人がいないんだから乗っても平気だと思うんだよね
「それよ!ここは人目につかないものね。テナ、できる?」
「はい!任せてください!」
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