コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
真夜中に
夜が深くなってきた。
見張りの順番は私達からになって今は2周目だ。
「リィアさん、ルーナさん、起きてください」
「んぁ〜」
「リィア〜、起きるよ」
私達の前はテナちゃんで時間になったから起こしに来てくれた。
「テナちゃんありがとう」
1周の時間は割とあって、熟睡とまではいかないもののしっかり休めるくらいには時間はある。
「こういう時でもないと2人っきりになれないですよね」
また冒険者としての旅が始まったから、基本は仲間のみんなと一緒になっちゃう。
「まぁ仕方ないんじゃない?あたしはみんなでいるのもいいんだけどね」
私もいやとは言わないけど、少しの寂しさもある。
「いつかは私とルーナちゃんの2人だけになる日もくるのかな?」
思わず口調をそのままにして心の声が出てしまった。
「そうだね。その時はあんなことがあったとか、こんなことがあったとか、2人で話し合えるといいね。きっとこれからも沢山色んなことがあるだろうし。あたしはそれよりも、リィアが当たり前のようにあたしとずっと一緒にいてくれるって思ってくれてるってことの方が嬉しいかな」
「ルーナちゃん……そんなの当たり前ですよ。なんのために永遠の契約を結んだと思ってるんですか?切っても切れない存在を完全に保証して、不安な要素を取り除いて、別れる未来なんて想像しませんよ」
「そうだね。ほんとならこうして冒険者をする理由も、みんなと一緒にいる理由もないから、どこか2人でゆったり暮らすって選択肢もあるんだけど」
確かに、ルーナちゃんの言う通り旅をする理由もなにもない。
ただ面白いから、せっかくの異世界で前世じゃ絶対できないことをやってみたかったからみたいな理由しか思いつかないだろう。
私は今が楽しい。途中で仲間になった3人やであった人達はいいひとが多かったし、特にビクトレアの街ひいてはストリーフ王国は思い入れがある。
ゆっくり暮らすとしたら誰もいない静かなところかビクトレアみたいな見慣れた街がいいなぁ。
「私はまだ旅を続けたいよ。せっかく出会えたみんなとの時間は今しかないんだし、まだ出会ってないいいひとがいるかもしれないし、私が旅を続けたことによって助けられる人もいるかもしれないからね」
「ふふ、リィアっておとぎ話の主人公みたいなこと言うね。それに、やっぱり砕けた口調の方があたしは好きだよ」
眠いこともあって口調が定まらない。ルーナちゃんだから気が抜けてるってのもあるけどね
「ま、真正面から言われると照れますね」
「あ、また敬語に戻っちゃった」
「そ、そういえば大会に優勝して手に入った指輪は付けなくてよかったんですか?」
お互いがつけていると能力が強化されるらしいから提案したんだけど、、
「あたしはリィアからもらった指輪の方がいいかなぁ〜。それに、あたし達が強くなっても誰と戦うのってくらいもう強いじゃん」
確かに……これ以上強くなってどうするんだって話だよね。
ゲーマーとして常に最強装備を揃えたいみたいなことにとらわれてたけど、仮想敵もいなければ危険に晒されるようなこともない。
魔王を倒す勇者じゃないんだから強さはある程度あればいいもんね。
っていうか今でも十分に強いし
「そうですね。この指輪はお互いの魔力の入った指輪。何より気持ちが込められてますからね。ルーナちゃんってロマンチストなところありますよね」
「いいじゃん別に………」
「えへへ〜、私のこと考えてくれてるってだけでにやけちゃいますね」
「あーもー、そういうこと言うから普段素直になれないんだからね!」
ちょっとからかいすぎたかもしれない。
「あはは、ごめんなさい。かわいすぎてついついからかっちゃうんですよね。ほんとに私のダメなところです」
仲良くなると、なりすぎるとつい相手をいじってしまうのは悪い癖だ。
「別にそこまでは言ってないけど……さ、リィアの心の中にかわいい悪魔がいるのかもね。あたしも言い過ぎちゃうことあるし」
「ルーナちゃん……」
なんていい子なんだ。
「大好きです!ルーナちゃんと一緒でよかった」
「もう、抱きつかないの!」
「えへへ〜」
ルーナちゃんとイチャイチャしてたら探知魔法で魔物の気配を感じた。
少し遠いけど近づいてきたらすぐに倒すからね!
「せっかくのルーナちゃんとの時間を邪魔されたくないですね」
「魔物?」
「はい、少し遠いですけど」
「みんなを起こそうか?」
「いえ、その必要はないですよ。そのまま通り過ぎるならそれでいいですし、ある程度近づいてきたら倒します」
「わかった」
しばらく魔物の動向をうかがう。
魔法の射程圏内に入ろうもんならすぐに撃つつもりだ。
「………懸命な判断ですね。もう大丈夫ですよ。魔物は離れていきました」
「あたしにはわかんなかったけど、そんなに遠かったの?」
「実際の距離はどのくらいかわかんなかったですけど、少なくとも目で見ることが出来ないくらい離れてましたね」
帝国の全体が荒地が多く、植物があまりない。
そのため普通に野営をするのにもあんまり遮蔽というものがない。その分魔物から見つかりやすい。逆にこっちも見つけやすいけどね。
「そっか、よかったぁ」
まったく、せっかくいい雰囲気だったのに……
「あ〜、えっと、ルーナちゃん」
「ん?」
「その〜、もう一回あったまってもいい?」
素直にくっつきたいって言いづらいからちょっと言葉をにごす。
「〜〜!なんでリィアはそんなにかわいく……そんなのずるい!」
ルーナちゃんは悶えながら私に抱きついてきた。
「わわっ!?ルーナちゃん!?」
「今のはリィアのせいなんだからねっ!もう」
どうやら今の態度がルーナちゃんの琴線に触れたみたいだ。
「こんなところサーティアさんとかに見られたら真面目に見張りをしろって怒られちゃいますね」
「そんなこと言ったらほんとに来ちゃうかもよ?」
「大丈夫ですよきっとまだ寝てますから、もう少しだけ………」
結局時間ギリギリまでくっつくことが出来た。
でも、次のサーティアさんを起こした時
「あなた達どうせイチャイチャしててろくに周り見てなかったんでしょ?」
「周りは見てましたよ!」
「ふーん、イチャイチャはしてたのね」
「あっ」
「じゃ、じゃああたし達はもう寝るから!」
結局サーティアさんにバレてしまった。
見張りの順番は私達からになって今は2周目だ。
「リィアさん、ルーナさん、起きてください」
「んぁ〜」
「リィア〜、起きるよ」
私達の前はテナちゃんで時間になったから起こしに来てくれた。
「テナちゃんありがとう」
1周の時間は割とあって、熟睡とまではいかないもののしっかり休めるくらいには時間はある。
「こういう時でもないと2人っきりになれないですよね」
また冒険者としての旅が始まったから、基本は仲間のみんなと一緒になっちゃう。
「まぁ仕方ないんじゃない?あたしはみんなでいるのもいいんだけどね」
私もいやとは言わないけど、少しの寂しさもある。
「いつかは私とルーナちゃんの2人だけになる日もくるのかな?」
思わず口調をそのままにして心の声が出てしまった。
「そうだね。その時はあんなことがあったとか、こんなことがあったとか、2人で話し合えるといいね。きっとこれからも沢山色んなことがあるだろうし。あたしはそれよりも、リィアが当たり前のようにあたしとずっと一緒にいてくれるって思ってくれてるってことの方が嬉しいかな」
「ルーナちゃん……そんなの当たり前ですよ。なんのために永遠の契約を結んだと思ってるんですか?切っても切れない存在を完全に保証して、不安な要素を取り除いて、別れる未来なんて想像しませんよ」
「そうだね。ほんとならこうして冒険者をする理由も、みんなと一緒にいる理由もないから、どこか2人でゆったり暮らすって選択肢もあるんだけど」
確かに、ルーナちゃんの言う通り旅をする理由もなにもない。
ただ面白いから、せっかくの異世界で前世じゃ絶対できないことをやってみたかったからみたいな理由しか思いつかないだろう。
私は今が楽しい。途中で仲間になった3人やであった人達はいいひとが多かったし、特にビクトレアの街ひいてはストリーフ王国は思い入れがある。
ゆっくり暮らすとしたら誰もいない静かなところかビクトレアみたいな見慣れた街がいいなぁ。
「私はまだ旅を続けたいよ。せっかく出会えたみんなとの時間は今しかないんだし、まだ出会ってないいいひとがいるかもしれないし、私が旅を続けたことによって助けられる人もいるかもしれないからね」
「ふふ、リィアっておとぎ話の主人公みたいなこと言うね。それに、やっぱり砕けた口調の方があたしは好きだよ」
眠いこともあって口調が定まらない。ルーナちゃんだから気が抜けてるってのもあるけどね
「ま、真正面から言われると照れますね」
「あ、また敬語に戻っちゃった」
「そ、そういえば大会に優勝して手に入った指輪は付けなくてよかったんですか?」
お互いがつけていると能力が強化されるらしいから提案したんだけど、、
「あたしはリィアからもらった指輪の方がいいかなぁ〜。それに、あたし達が強くなっても誰と戦うのってくらいもう強いじゃん」
確かに……これ以上強くなってどうするんだって話だよね。
ゲーマーとして常に最強装備を揃えたいみたいなことにとらわれてたけど、仮想敵もいなければ危険に晒されるようなこともない。
魔王を倒す勇者じゃないんだから強さはある程度あればいいもんね。
っていうか今でも十分に強いし
「そうですね。この指輪はお互いの魔力の入った指輪。何より気持ちが込められてますからね。ルーナちゃんってロマンチストなところありますよね」
「いいじゃん別に………」
「えへへ〜、私のこと考えてくれてるってだけでにやけちゃいますね」
「あーもー、そういうこと言うから普段素直になれないんだからね!」
ちょっとからかいすぎたかもしれない。
「あはは、ごめんなさい。かわいすぎてついついからかっちゃうんですよね。ほんとに私のダメなところです」
仲良くなると、なりすぎるとつい相手をいじってしまうのは悪い癖だ。
「別にそこまでは言ってないけど……さ、リィアの心の中にかわいい悪魔がいるのかもね。あたしも言い過ぎちゃうことあるし」
「ルーナちゃん……」
なんていい子なんだ。
「大好きです!ルーナちゃんと一緒でよかった」
「もう、抱きつかないの!」
「えへへ〜」
ルーナちゃんとイチャイチャしてたら探知魔法で魔物の気配を感じた。
少し遠いけど近づいてきたらすぐに倒すからね!
「せっかくのルーナちゃんとの時間を邪魔されたくないですね」
「魔物?」
「はい、少し遠いですけど」
「みんなを起こそうか?」
「いえ、その必要はないですよ。そのまま通り過ぎるならそれでいいですし、ある程度近づいてきたら倒します」
「わかった」
しばらく魔物の動向をうかがう。
魔法の射程圏内に入ろうもんならすぐに撃つつもりだ。
「………懸命な判断ですね。もう大丈夫ですよ。魔物は離れていきました」
「あたしにはわかんなかったけど、そんなに遠かったの?」
「実際の距離はどのくらいかわかんなかったですけど、少なくとも目で見ることが出来ないくらい離れてましたね」
帝国の全体が荒地が多く、植物があまりない。
そのため普通に野営をするのにもあんまり遮蔽というものがない。その分魔物から見つかりやすい。逆にこっちも見つけやすいけどね。
「そっか、よかったぁ」
まったく、せっかくいい雰囲気だったのに……
「あ〜、えっと、ルーナちゃん」
「ん?」
「その〜、もう一回あったまってもいい?」
素直にくっつきたいって言いづらいからちょっと言葉をにごす。
「〜〜!なんでリィアはそんなにかわいく……そんなのずるい!」
ルーナちゃんは悶えながら私に抱きついてきた。
「わわっ!?ルーナちゃん!?」
「今のはリィアのせいなんだからねっ!もう」
どうやら今の態度がルーナちゃんの琴線に触れたみたいだ。
「こんなところサーティアさんとかに見られたら真面目に見張りをしろって怒られちゃいますね」
「そんなこと言ったらほんとに来ちゃうかもよ?」
「大丈夫ですよきっとまだ寝てますから、もう少しだけ………」
結局時間ギリギリまでくっつくことが出来た。
でも、次のサーティアさんを起こした時
「あなた達どうせイチャイチャしててろくに周り見てなかったんでしょ?」
「周りは見てましたよ!」
「ふーん、イチャイチャはしてたのね」
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