コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
閑話 帝国貴族達のお茶会
サーティアがエカチェリーナ達と戦ったあとの話
サーティア視点
戦った帝国貴族のエカチェリーナって子が私を含めて話したいって言ってきた。
「ネフィス様?ちゃんと話してくださりますよね?」
この子はネフィスに憧れているみたいで見ず知らずの私と大会で2人組を組んでることが気にいらないらしい。
私としてもどう反応したらいいかわからないからネフィスに任せるしかないわけなのだけれど
「まずはそこのエルフについてなのですけれど」
「サーティアだ。留学からの帰り道に魔物の群れに襲われてな。その時はこの剣も持っていなかったから危なかったんだ。兵士達も満身創痍、絶体絶命の所を助けてくれたんだよ」
「つまりはネフィス様の救世主というわけですの?」
「そういうことだ。彼女達には感謝しかない。そこからサーティアと話すようになって、気が合うことと、彼女たちが闘技場の大会に出てみたいとの事だったから大会を開催、1人1人でもよかったが趣向を変えて2対2にしてみることにした。まぁ個人的にサーティアと一緒に戦って見たかったから、だな」
そんなこと思ってたのね
「そうだったんですのね。失礼しましたわ」
そう言ってエカチェリーナは私に頭を下げる。
「気にしなくてもいいわ。帝国の人からしたら私なんてよく知らないエルフだものね。組んだからにはネフィスの相方に恥じない戦いをすると誓うわ」
「現にわたくし達に勝ってらしているものね。唯一の救いはあなたが女性だったことかしら。男性だったら…………いえ、なんでもありませんわ」
一瞬だけど、ものすごい殺気を感じた。
つまりはそういうことなのだろう。
「ところでエカチェリーナ」
「なんですの?」
「エカチェリーナは婚約について考えているのか?私自身父上から言われてはいないがそろそろ考えなくちゃという空気があるんだ。ただそういうことがよくわからなくて、サーティアもエルフの貴族なのだが」
「あら、あなたも貴族でしたの?」
「一応、ね。家出してるみたいな状態だから名ばかりよ」
「サーティアもこんな調子で参考にならないんだ。周りの貴族も私に遠慮してあまり話したがらないし、頼むなにか助言はないか?」
私の話が終わると話題を変えるようにネフィスの婚約話になる。
「わたくしもまだ………正直わたくしに見合うお方がいませんので婚約は気が進みませんわ」
「能力がありすぎても悩むわよね。ネフィスはもちろん、エカチェリーナさんもあの魔法の才能はものすごい」
「呼び捨てで構いませんわよ。あなたも、」
「私もサーティアで構わないわ」
「サーティアも困りそうですわね。エルフだからわたくし達より時間に余裕はあるとはいえ、貴族ならば婚約は不可欠ですわ」
「一応他国の王子などからの縁談はあるんだがな、私は、その、男性からはどう見えるのだろうか、戦いが強い能登そういうのとでは話が違うだろう?私はエカチェリーナみたいにオシャレや美容にはそこまでだし、この容姿も男性にはあんまりなのではないかと………」
「そんなことありませんわ!もし男性からは人気がないなどと考えてらしてるならそれは勘違い、ネフィス様は民からも、いいえ、貴族含めた帝国民から絶大な人気、人望があるゆえ、高嶺の花すぎるのですわ」
「遠慮、みたいなものがあるのよね。なんかわかるわ。私もネフィスが最初皇女だって知った時は少しどう接した方がいいか悩んだもの」
「そういうものか………じゃあ私はどうしたらいい?いや、どうすべきかは自分で考えなくちゃな」
「判断基準としてはやはりネフィス様に見合うお方を探すより見込みのある人を選ぶのがいいですわ。そもそもこの帝国内、いいえ、それ以外の国の人でもなかなか見合う方はいませんわ。なので最初から見合う方を探すより、見込みのある方を探した方がみつけやすいと思いますの」
「そうか、ならサーティアとエカチェリーナは間違いないんだがなぁ」
「わ、わたくし!?ですの?」
「あぁ、こんなに意見をくれる人はなかなかいない。サーティアはもちろん出会ってから気兼ねなく接してくれるいい友だと思っている」
私は当然のように候補にあげられたけど、
「そもそも私もエカチェリーナも女の子よ?」
「だから困っているんだ………」
「いっそのこと誰の手にもいかないというのは?跡取りはキッド様がいますし、まだ小さいですがきっといい皇太子になりますわ」
「そういう考えもあるのか」
「私も兄妹がいるからこうして自由にいられてるからね。まぁそれを皇帝陛下が許してくれるかはまた別の問題だけどね」
「結局いくら人望があろうとも私の本当の意味で近くにいる人間は数が知れているんだな」
どれだけ人気者でも気心の知れてる人は少ない、、まぁでもよく考えたら普通の人でも少ないわよね?
「欲深いわね。ネフィスは恵まれた環境、恵まれた才能、そして恵まれた周りの人達がいるのよ?それに、ネフィスじゃなくても気心の知れてる人が多い人なんていないわ」
「言われてみればそうですわね」
「つまり、ネフィスから近づいていけばいいのよ。ネフィスは守りより攻める方が好きでしょ?」
戦いでも、ネフィスは守りながら戦うことが多かったが、攻めに転じた時が一番楽しそうにしていた。
私とであった頃だって、ものすごい勢いで話したし、ネフィスは待っているより動いた方が向いてると思うのよね
「ふむ、確かにな」
「悩みは解決、とはいかないものの自分の中でなにか考えがまとまりましたのね。よかったですわ」
「っと、せっかくエカチェリーナが誘ってくれたのに私の相談事になってしまったな」
「いいえ、久しぶりに話せてよかったですわ。サーティアも、このわたくしに勝ったのですから必ず負けてはなりませんわよ?」
「頑張るわ」
「私達は負けない。エカチェリーナ、見ていてくれ」
「わかりましたわ」
サーティア視点
戦った帝国貴族のエカチェリーナって子が私を含めて話したいって言ってきた。
「ネフィス様?ちゃんと話してくださりますよね?」
この子はネフィスに憧れているみたいで見ず知らずの私と大会で2人組を組んでることが気にいらないらしい。
私としてもどう反応したらいいかわからないからネフィスに任せるしかないわけなのだけれど
「まずはそこのエルフについてなのですけれど」
「サーティアだ。留学からの帰り道に魔物の群れに襲われてな。その時はこの剣も持っていなかったから危なかったんだ。兵士達も満身創痍、絶体絶命の所を助けてくれたんだよ」
「つまりはネフィス様の救世主というわけですの?」
「そういうことだ。彼女達には感謝しかない。そこからサーティアと話すようになって、気が合うことと、彼女たちが闘技場の大会に出てみたいとの事だったから大会を開催、1人1人でもよかったが趣向を変えて2対2にしてみることにした。まぁ個人的にサーティアと一緒に戦って見たかったから、だな」
そんなこと思ってたのね
「そうだったんですのね。失礼しましたわ」
そう言ってエカチェリーナは私に頭を下げる。
「気にしなくてもいいわ。帝国の人からしたら私なんてよく知らないエルフだものね。組んだからにはネフィスの相方に恥じない戦いをすると誓うわ」
「現にわたくし達に勝ってらしているものね。唯一の救いはあなたが女性だったことかしら。男性だったら…………いえ、なんでもありませんわ」
一瞬だけど、ものすごい殺気を感じた。
つまりはそういうことなのだろう。
「ところでエカチェリーナ」
「なんですの?」
「エカチェリーナは婚約について考えているのか?私自身父上から言われてはいないがそろそろ考えなくちゃという空気があるんだ。ただそういうことがよくわからなくて、サーティアもエルフの貴族なのだが」
「あら、あなたも貴族でしたの?」
「一応、ね。家出してるみたいな状態だから名ばかりよ」
「サーティアもこんな調子で参考にならないんだ。周りの貴族も私に遠慮してあまり話したがらないし、頼むなにか助言はないか?」
私の話が終わると話題を変えるようにネフィスの婚約話になる。
「わたくしもまだ………正直わたくしに見合うお方がいませんので婚約は気が進みませんわ」
「能力がありすぎても悩むわよね。ネフィスはもちろん、エカチェリーナさんもあの魔法の才能はものすごい」
「呼び捨てで構いませんわよ。あなたも、」
「私もサーティアで構わないわ」
「サーティアも困りそうですわね。エルフだからわたくし達より時間に余裕はあるとはいえ、貴族ならば婚約は不可欠ですわ」
「一応他国の王子などからの縁談はあるんだがな、私は、その、男性からはどう見えるのだろうか、戦いが強い能登そういうのとでは話が違うだろう?私はエカチェリーナみたいにオシャレや美容にはそこまでだし、この容姿も男性にはあんまりなのではないかと………」
「そんなことありませんわ!もし男性からは人気がないなどと考えてらしてるならそれは勘違い、ネフィス様は民からも、いいえ、貴族含めた帝国民から絶大な人気、人望があるゆえ、高嶺の花すぎるのですわ」
「遠慮、みたいなものがあるのよね。なんかわかるわ。私もネフィスが最初皇女だって知った時は少しどう接した方がいいか悩んだもの」
「そういうものか………じゃあ私はどうしたらいい?いや、どうすべきかは自分で考えなくちゃな」
「判断基準としてはやはりネフィス様に見合うお方を探すより見込みのある人を選ぶのがいいですわ。そもそもこの帝国内、いいえ、それ以外の国の人でもなかなか見合う方はいませんわ。なので最初から見合う方を探すより、見込みのある方を探した方がみつけやすいと思いますの」
「そうか、ならサーティアとエカチェリーナは間違いないんだがなぁ」
「わ、わたくし!?ですの?」
「あぁ、こんなに意見をくれる人はなかなかいない。サーティアはもちろん出会ってから気兼ねなく接してくれるいい友だと思っている」
私は当然のように候補にあげられたけど、
「そもそも私もエカチェリーナも女の子よ?」
「だから困っているんだ………」
「いっそのこと誰の手にもいかないというのは?跡取りはキッド様がいますし、まだ小さいですがきっといい皇太子になりますわ」
「そういう考えもあるのか」
「私も兄妹がいるからこうして自由にいられてるからね。まぁそれを皇帝陛下が許してくれるかはまた別の問題だけどね」
「結局いくら人望があろうとも私の本当の意味で近くにいる人間は数が知れているんだな」
どれだけ人気者でも気心の知れてる人は少ない、、まぁでもよく考えたら普通の人でも少ないわよね?
「欲深いわね。ネフィスは恵まれた環境、恵まれた才能、そして恵まれた周りの人達がいるのよ?それに、ネフィスじゃなくても気心の知れてる人が多い人なんていないわ」
「言われてみればそうですわね」
「つまり、ネフィスから近づいていけばいいのよ。ネフィスは守りより攻める方が好きでしょ?」
戦いでも、ネフィスは守りながら戦うことが多かったが、攻めに転じた時が一番楽しそうにしていた。
私とであった頃だって、ものすごい勢いで話したし、ネフィスは待っているより動いた方が向いてると思うのよね
「ふむ、確かにな」
「悩みは解決、とはいかないものの自分の中でなにか考えがまとまりましたのね。よかったですわ」
「っと、せっかくエカチェリーナが誘ってくれたのに私の相談事になってしまったな」
「いいえ、久しぶりに話せてよかったですわ。サーティアも、このわたくしに勝ったのですから必ず負けてはなりませんわよ?」
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