話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!

soltier

いよいよ次は決勝戦ですね!

サーティアさん達の戦いが終わった。
今はまだ結果は出てないけど、見た感じだとほぼサーティアさんとネフィス様の勝ちになると思う。

観客達もほぼ互角の戦いを固唾を飲んで見守っていて、終わったあともまだその静けさは残っていた。
みんなして結果を待っているのだろう。

「え〜、ただいまの試合の結果が出ました。勝者は、戦姫の2人でございます!!」

魔法で拡声された司会の人の声が闘技場に響く。
そして、ほとんどの人が望んでいた結果に闘技場は歓声でいっぱいになった。

「やった〜!サーティアが勝ったよ!リィア」

「ですね!ほんとにすごいです!」

「それはそれで少し複雑なのだが、まぁ今は褒めてやるのだ!」

「どっちもすごかったです!」

「んー!」

早く本人達におめでとうと言ってあげたいね。

「それじゃあみんなでお祝い死に行きますか?」

「そうだね。ついでにあたしとリィアで回復させてあげないと!」

「我も行くのだ」

「私も行きます」

「んっ」

「はい、レーズンも行きましょうね」

ということでみんなでサーティアさん達にお祝いをしに行った。

普通は関係者以外立ち入り禁止なんだけど、サーティアさんの仲間でネフィス様の友達(扱い)ということで通してもらえた。
サーティアさんはハトスケさんの時みたいに救護室に運ばれて、同じところでネフィス様も手当を受けていた。
違う部屋だと思うけど、龍斗くん達も近くなのかな?

「おぉ、誰かと思ったらみんなか」

「おめでとう、ネフィス。よくやってくれたのだ」

「ありがとうクロエ。一番頑張ってくれたのはサーティアだからサーティアにも言ってやってくれ」

「もちろんなのだ」

私とルーナちゃんで一通り回復魔法をかけてあげる。

「おお、ありがとう、リィア、ルーナ。君らならセパレティアでも上位の魔道士になれると思うが」

「あ、そういうのには興味ないから、もちろんリィアも」

ネフィス様が誘って来たけど、即答でルーナちゃんが断る。
多分だけど結構いい地位なんだろうけど、私達は地位もお金もあんまし興味ないからね。
お金には全く困ってないし、権力も特には必要ないからね。

「それもそうだな。その才能はセパレティアが独占する訳にもいかないな」

「まぁそういう職に就くにしてもここじゃないですね、帝国より王国の方が縁があるので」

「そうなのか、やはりユーリ王女と関係が………ふむ」

「………ユーリちゃんと姉妹とかじゃないですよ?単純に友達なだけです」

「そうか、気が向いたらいつでもセパレティアに来てくれて構わないからな」

「はい」


「ん、んぅ〜」

しばらくネフィス様と話していると、サーティアさんの目が覚める。

「サーティアさん!」

「サーティア、よかった」

「みんなサーティアを待ってたのだ!」

「………えっ?なんでみんながここに?えっと、ここは……あ、そうか、もう試合は終わったのね。私達はどうなったのかしら?」

「サーティア、私たちは勝ったぞ!」

「ほんと!よかったわぁ〜、ネフィス、ありがとう」

「何を言ってるんだ、サーティアがいなければ絶対に勝てなかった。私とサーティア、2人の勝利だ」

「そうね、そうよね、私たち2人で勝ったのよね!」

サーティアさんは嬉しそうに満面の笑みをうかべる。

「おめでとうございますサーティアさん!」

「みんなも応援ありがとうね。さすがに聞こえてはなかったけど、みんなの応援のおかげで頑張れたわ」

「身体の調子は大丈夫?どっか痛いとことかない?」

「ルーナが回復してくれたのね?ありがとう、おかげで平気よ」

「ということは決勝戦はリィアとルーナ、サーティアとネフィスになるのだな」

「そうね、、正直ここで勝てると思ってなかったから考えてなかったわ」

「相手がリィアとルーナであろうと私達は全力で戦うつもりだ」

「もちろんこっちも本気で行くよ」

決勝戦はネフィス様とサーティアさんの2人と戦うことになった。
正直に言って私とルーナちゃんだと相性が悪すぎるんだけど!!

まぁなんとかして頑張るしかないかぁ。

ここまできたら私も負けたくないよね!
ルーナちゃんとのコンビネーションを見せつけてあげようじゃないか

「クロエはどっちを応援してくれるのかしら?」

「我は応援なんぞしないのだ!普通に負けて悔しいからテナと慰め合うのだ」

「えっ!私もですか?私は楽しかったのでもう気にしてませんけど、なので私は両方とも応援しますね!」

「んー!」

「レーズンも私と同じく両方応援するって言ってます」

「ありがとうございます、テナちゃん、レーズン」

「ま、まるで我だけ子供みたいではないか!べ、別に応援する気が全くないというわけでもないのだぞ?」

おぉ、久しぶりのツンデレ、かわいい

「その時はぜひこの格好でお願いしますね」

私はクロエさんにメイド服と猫耳カチューシャを渡す

「どうして我にそれを渡してくるのだ!?
絶対着ないのだ!」

「えー?でも、本当は着たいんでしょ?最近着てなかったし」

「絶対ないのだ!からかうのはやめるのだ!」

「まぁ1人で楽しむってこともできますからね。これはクロエさんに預けておきますよ」

「むぅ、いらないと言ったばかりなのに……」

「クロエはメイドに興味があるのか?」

「クロエはかわいい服が好きなのよ。こんななりだけど、かわいい物が好きなのよね。本人は否定してるけど、満更でもなさそうな顔してるでしょ?」

「本当だ!ふむ、ならばセパレティアデザインのメイド服も似合うのではないか?よければあげてもいいが」

こういう制服って売ってないし普通はあげちゃダメなものだから絶対レア装備だよね!
これはゲーマーとして見過ごせないよ

「ほんとですか!!じゃ、じゃあ人数分いいですか?」

「リィアも着たいのか?」

「はい!」

かわいい女の子がコスプレするって本当に素敵なことだと思う。うん。この世界に写真があれば私は自撮りばっかしてるだろうねってくらい自分の見た目好きだし、自由に着せ替えしてみたいから色んな格好してみたい!

そしてあわよくば仲間のみんなにも着てもらいたい!

「またリィアに変なスイッチが入っちゃったわね………」

「こうなると止められないんだよね……」

「コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く