コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
準決勝(戦姫)決着
サーティア視点
さ、さすがに無理、次の瞬間に負けると思ったところでネフィスが斬撃で2人を引き剥がしてくれた。
2人は大きめに避け、またお互いに距離ができる。
「なんとか間に合ったな、サーティア。これで私達の方が有利に戦える」
「え?魔封じは諦めて私を助けることを優先してくれたんじゃないの?」
斬撃が出せるということは魔法封じは出来なかったんだと思ったんだけど
「試しに魔法を使ってみるといい」
そういえばさっきからどっと身体が重くなった。あれは疲れじゃなくて強化魔法がきれたのね。
アイリスとリュウトが斬撃を大きく避けたのも魔法が使えなくて避けるしかなかったのだろう。
「え?あの斬撃って魔法じゃないの?」
「あれは魔法だが、、なぜだかこの剣を媒体にした魔法は無効化されないんだ」
何それずるい!
「正直私もう限界よ?ネフィスは?」
「私はまだまだいける。サーティアには沢山頑張ってもらったからな。ここからは私に任せろ」
そう言ってネフィスは前に出た。
アイリスとリュウトは魔法が使えないことを確認し改めて出てきたネフィスを警戒する。
ネフィスを見てるだけじゃダメだと思ってたけど、自分でも思っているより疲れてるみたいで、全然身体が動かなかった。
こんな時回復魔法が使えたら羨ましいわね。さすがにポーションを持って戦うほどの余裕はなく、少しでも軽くするために回復薬も持ってない。
ということで私は邪魔にならないように、かつネフィスをいつでも援護できるように絶妙な距離を保つ。
「ここからは私の出番だな。久しぶりに本気でいかせてもらうとしよう」
今まで本気出してなかったの?というつっこみはおいておいて、ネフィスを見守る。
「この場において、私に勝つことは出来ない」
余裕たっぷりな表情に見合うように、アイリスとリュウト2人相手に圧倒している。
近づけば防御力、攻撃力が真価を発揮し、2人が相手でも引けを取らない戦いになり、距離が少しでもひらけば斬撃が飛び相手を酷く消耗させる。
す、すごいわね。
神器がなかったとしても剣士として相当な強さがあることはすぐにわかる。
もちろん神器の力も最大限に活かして戦っていることもあり、ネフィスの力はものすごい。
………リィアといい勝負になりそうね
リィアはあの身なりだけど魔法がすごいから封じちゃったらリィアでも勝てないかもしれないわ
っと、私もなにかできることはないかしら?
さすがに見てるだけじゃダメよね?
魔法はつかえないからやるなら剣を持って援護だけど、それで私がやられちゃったら意味ないのよね。
でも、最後まで2人で戦いたいっていうネフィスの願いも叶えてあげないといけないわ。
私は重い身体を動かして、剣を構える。
こんなんでへばってちゃクロエに笑われるわ。
「ネフィス!」
ちょうどアイリス達と距離があいた時に声をかける。
「サーティア、もう平気か?」
「そっちこそ、2対1でしょ?」
「私の方は問題ない………と、言いたいところなんだが、正直にいえば決定打に欠けているところだったんだ」
ネフィスは攻めより守りを意識して戦っているから無理に深追いはしていなかった。
それもあって、試合がこんなにも長引いているのだという。
「確実に消耗はしてると思うわ。私も戦うから、一気に勝負を決めるわよ!」
「あぁ!」
私はネフィスの邪魔にならないよう、かつ、ネフィスの援護になるように戦うことにした。
さっきより速くは動けないが、それは向こうも同じ。
いくらドラゴニュートでも結構体力が消耗しているようだ。
というよりも魔封じの影響で弱まっているのかもしれないわね
「はぁ………はぁ………うぐっ……」
「はぁ……はぁ……」
特に動きが鈍っていたアイリスを相手にしたんだけど、お互いもう限界で、息も絶え絶えになっている。
一方ネフィスとリュウトの戦いはさっきよりも激しくなっていた。
そして、魔法の使えない空間で決着がついた。
私とアイリスはほぼ同時に、残るネフィスとリュウトは、リュウトが倒れるという結果になった。
リィア視点
剣と剣の戦いは長引いて、なかなか決着がつかない状態が続いた。
なんか途中から魔力がきれたのか、お互いに魔法を使わなくなってるし、もしかしたら引き分けになっちゃうとか?
サーティアさん達は一緒に戦わず、2対1を作って無理に戦ってるように見えたけど、それも作戦?
「あーもーどっちが勝つのか見てるこっちまでドキドキしちゃいますね」
両方とも応援してるテナちゃんは勝敗の行方がどうなるかソワソワしている。
私やルーナちゃん、闘技場にいるみんなが同じ気持ちだと思う。
それくらい互角な戦い。
正直サーティアさんが早くに負けちゃうかと思ってたところもあったけど、私の思ってるよりもサーティアさんは強くなってるみたいで、全然引けを取らない戦いをしている。
………そして、結果はネフィス様だけが残った。
この場合はどうなるの?
一応サーティアさんとアイリスが倒れるのはほぼ同時、そのすぐあとに龍斗くんも倒れるみたいなかんじになったけど、、
すぐには結果は出ないみたいで、とりあえず倒れたみんなとネフィス様が救護室に運ばれた。
「あれは、サーティア達が勝ったのか?」
「どうなんだろう?負けってことはないと思うからあるとしても引き分けだよね?」
もし引き分けになったら決勝戦は抜きで私とルーナちゃんが優勝……とか?
さすがに大会の盛り上がり的にそれはないと思うけどね。
「いやぁ、すごいいい戦いでしたね。私達の時はなんか魔法と魔法のド派手な戦いでしたけど、こっちは剣士と剣士のぶつかり合いって感じで………」
これで準決勝も終わって、残るは決勝戦となった。
結局優勝賞品の神器は偽物だったけど、ここまで来たら優勝しないとね!
さ、さすがに無理、次の瞬間に負けると思ったところでネフィスが斬撃で2人を引き剥がしてくれた。
2人は大きめに避け、またお互いに距離ができる。
「なんとか間に合ったな、サーティア。これで私達の方が有利に戦える」
「え?魔封じは諦めて私を助けることを優先してくれたんじゃないの?」
斬撃が出せるということは魔法封じは出来なかったんだと思ったんだけど
「試しに魔法を使ってみるといい」
そういえばさっきからどっと身体が重くなった。あれは疲れじゃなくて強化魔法がきれたのね。
アイリスとリュウトが斬撃を大きく避けたのも魔法が使えなくて避けるしかなかったのだろう。
「え?あの斬撃って魔法じゃないの?」
「あれは魔法だが、、なぜだかこの剣を媒体にした魔法は無効化されないんだ」
何それずるい!
「正直私もう限界よ?ネフィスは?」
「私はまだまだいける。サーティアには沢山頑張ってもらったからな。ここからは私に任せろ」
そう言ってネフィスは前に出た。
アイリスとリュウトは魔法が使えないことを確認し改めて出てきたネフィスを警戒する。
ネフィスを見てるだけじゃダメだと思ってたけど、自分でも思っているより疲れてるみたいで、全然身体が動かなかった。
こんな時回復魔法が使えたら羨ましいわね。さすがにポーションを持って戦うほどの余裕はなく、少しでも軽くするために回復薬も持ってない。
ということで私は邪魔にならないように、かつネフィスをいつでも援護できるように絶妙な距離を保つ。
「ここからは私の出番だな。久しぶりに本気でいかせてもらうとしよう」
今まで本気出してなかったの?というつっこみはおいておいて、ネフィスを見守る。
「この場において、私に勝つことは出来ない」
余裕たっぷりな表情に見合うように、アイリスとリュウト2人相手に圧倒している。
近づけば防御力、攻撃力が真価を発揮し、2人が相手でも引けを取らない戦いになり、距離が少しでもひらけば斬撃が飛び相手を酷く消耗させる。
す、すごいわね。
神器がなかったとしても剣士として相当な強さがあることはすぐにわかる。
もちろん神器の力も最大限に活かして戦っていることもあり、ネフィスの力はものすごい。
………リィアといい勝負になりそうね
リィアはあの身なりだけど魔法がすごいから封じちゃったらリィアでも勝てないかもしれないわ
っと、私もなにかできることはないかしら?
さすがに見てるだけじゃダメよね?
魔法はつかえないからやるなら剣を持って援護だけど、それで私がやられちゃったら意味ないのよね。
でも、最後まで2人で戦いたいっていうネフィスの願いも叶えてあげないといけないわ。
私は重い身体を動かして、剣を構える。
こんなんでへばってちゃクロエに笑われるわ。
「ネフィス!」
ちょうどアイリス達と距離があいた時に声をかける。
「サーティア、もう平気か?」
「そっちこそ、2対1でしょ?」
「私の方は問題ない………と、言いたいところなんだが、正直にいえば決定打に欠けているところだったんだ」
ネフィスは攻めより守りを意識して戦っているから無理に深追いはしていなかった。
それもあって、試合がこんなにも長引いているのだという。
「確実に消耗はしてると思うわ。私も戦うから、一気に勝負を決めるわよ!」
「あぁ!」
私はネフィスの邪魔にならないよう、かつ、ネフィスの援護になるように戦うことにした。
さっきより速くは動けないが、それは向こうも同じ。
いくらドラゴニュートでも結構体力が消耗しているようだ。
というよりも魔封じの影響で弱まっているのかもしれないわね
「はぁ………はぁ………うぐっ……」
「はぁ……はぁ……」
特に動きが鈍っていたアイリスを相手にしたんだけど、お互いもう限界で、息も絶え絶えになっている。
一方ネフィスとリュウトの戦いはさっきよりも激しくなっていた。
そして、魔法の使えない空間で決着がついた。
私とアイリスはほぼ同時に、残るネフィスとリュウトは、リュウトが倒れるという結果になった。
リィア視点
剣と剣の戦いは長引いて、なかなか決着がつかない状態が続いた。
なんか途中から魔力がきれたのか、お互いに魔法を使わなくなってるし、もしかしたら引き分けになっちゃうとか?
サーティアさん達は一緒に戦わず、2対1を作って無理に戦ってるように見えたけど、それも作戦?
「あーもーどっちが勝つのか見てるこっちまでドキドキしちゃいますね」
両方とも応援してるテナちゃんは勝敗の行方がどうなるかソワソワしている。
私やルーナちゃん、闘技場にいるみんなが同じ気持ちだと思う。
それくらい互角な戦い。
正直サーティアさんが早くに負けちゃうかと思ってたところもあったけど、私の思ってるよりもサーティアさんは強くなってるみたいで、全然引けを取らない戦いをしている。
………そして、結果はネフィス様だけが残った。
この場合はどうなるの?
一応サーティアさんとアイリスが倒れるのはほぼ同時、そのすぐあとに龍斗くんも倒れるみたいなかんじになったけど、、
すぐには結果は出ないみたいで、とりあえず倒れたみんなとネフィス様が救護室に運ばれた。
「あれは、サーティア達が勝ったのか?」
「どうなんだろう?負けってことはないと思うからあるとしても引き分けだよね?」
もし引き分けになったら決勝戦は抜きで私とルーナちゃんが優勝……とか?
さすがに大会の盛り上がり的にそれはないと思うけどね。
「いやぁ、すごいいい戦いでしたね。私達の時はなんか魔法と魔法のド派手な戦いでしたけど、こっちは剣士と剣士のぶつかり合いって感じで………」
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