コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
準決勝(戦姫)
サーティア視点
どうやらリィアとルーナは勝ったみたい。まぁ当然っちゃあ当然よね。
でも、闘技場内を見るととても激しい戦闘だったことはよくわかる。
相手もそれなりに強かったってわけね。
さすがだわ。
次は私とネフィスの番、しかも相手はクロエとテナに勝ってる相手、つまりはあの子達と同等以上
「ネフィス、今回の相手は今までとは格の違いがあると思っていいわ」
「あぁ、任せろ。観客から期待されている限り私は全力をだす。それに、せっかくここまでサーティアと一緒に来れたんだどうせなら勝ちたい」
勝ちたい、かぁ。そうね、そうよね私もできれば勝ちたい
「相手は魔法主体じゃなくて剣が主体だから単純な力の勝負になりそうだわ」
でも、アイリスもリュウトって男も相当な実力をもってるから正直勝てる気しないわね。
「ねぇサーティア」
「ん?」
「別に私は勝ちたいわけじゃないんだ。この大会を開いたのも私を含めたみんなが楽しんでほしいから。だからそんなに落ち込むな。それに、私はサーティア一緒に戦えるだけでも嬉しいんだ」
ネフィス………
「ありがとうネフィス。本当にできたお姫様ね 」
ほんとにこの人はすごいわね。ものすごい人望もうなづけるわ。
「そんなことはない。私なんてまだまだだよ。っと、ほら入場の時間だ」
私達が戦場に出ると、わぁっと歓声がわきあがる。
「…………」
「前のことがあってから少し照れるようになってるのね」
「う、うるさい。ふと冷静になるとこの前のことが浮かび上がるんだ」
こういう姿を見るとかわいく見えてくるわね
「ふふっ、なんかそういう姿をみるとこっちの気がやわらぐわ」
緊張もとけたところで対戦相手が出てくる。
一見すると普通の男の子と女の子だけど、とっても強い、のよね。
特に女の子、アイリスはテナと同じくドラゴンと人間のハーフで、男の子の方は確かリィアと同じ故郷の人って言ってたわよね。
「えっと、確かそっちの耳長は、リィアのとこの」
「サーティアよ」
「もう1人はもしかしなくても皇女様だよね」
「あぁ、セパレティア第一皇女のネフィスだ」
「私はアイリス、こっちはリュート」
「いや、僕が自己紹介しようと思ったんだけど」
「ここまで勝ち上がってきたということは相当な実力の持ち主なのだろう?是非ともその力を私たちにぶつけてきて欲しい」
「クロエとテナが負けたからには私も負ける訳にはいかないわね」
「リィアと決着つけたいからここは勝たないといけない」
「僕は別に、というか出来れば戦いたくないんだけど………」
「……」
「もちろん全力で戦うよ」
剣を抜いて強化魔法をかける。
ここは勝ち負けより、楽しむことを優先しよう。
「ネフィス、いくわよ!」
「ああ!」
合図と共に試合が始まる。
静かに集中してると観客席からの大歓声がどれも私達を応援する声だということがわかった。
………こんなの、勝つしかないじゃないの
私は特攻してきたアイリスの相手をする。
テナやリィアと同じく動きが俊敏で魔法も使ってくる。
強敵なことに変わりはないけど、ついていけない程でもない。
……リィアと比べたらまだ楽ね。
速さならむしろ私の方がある。
ただ突然にくる炎や強烈な一撃は厄介ね。
なんとか私も魔法とかで対応はしてるけど……
厳しいわね。
「サーティア!」
アイリスが離れて魔法が来ると思った瞬間、ネフィスの一声で意図を理解し、空へ飛び跳ねる
少し上の視点から状況を見てみると、ちょうどネフィスから放たれた斬撃が相手2人に向かってるところだった。
お互いに距離ができ、一旦振り出しに戻る。
「ありがとう、ネフィス、助かったわ」
「こっちこそ、素早い方を相手してくれて助かっている」
ネフィスの戦闘スタイルは鉄壁の防御と強力な攻撃で相手を消耗させるというものだ。
攻撃、防御に優れてるが、機動力はほぼなく、剣も大きいので隙は大きくなりやすい。
リュウトの方はどういう戦い方なのかは知らないけど、少なくともネフィスは戦えてるみたいだ。
「サーティア……残念だが私ではあの男には勝てそうにないだろう。だがこの大会ルールは2対2、対面で勝てなくてもまだ勝機はある」
一時の油断もせず、作戦会議をする。
飛んでくる魔法はネフィスが全て防いでくれた。
相手もまだ様子見してるのか、特攻してくる様子はない。
「わかったわ。私が上手いこと誘導するから、とどめは………」
できるかもわからないけど、思いついた作戦をネフィスに説明する。
「………あぁわかった」
相手からの魔法が途切れた瞬間を狙って今度は私の方が特攻する。
ネフィスは私の援護をしつつ私より少し遅れて相手へと走る。
さっきのことを警戒してか、アイリスはリュウトから少し距離を取るように移動してきた。
完全に1体1の構図を作ることで、実力で勝とうって思ってるみたいね。
こっちはこっちで作戦通りやらせてもらうわよ!
私はアイリスの方に行くと見せかけて、リュウトの方に攻撃をする。
「…………手加減してるわね」
「……あはは」
攻撃は簡単に防がれた。魔法で攻撃するでもなく、単純に受け止められただけなのに、どうしてか手加減されてることがわかった。
私の剣の動きを完璧に見切られ、最小限の動きだけであしらわれる。
……ひとりじゃダメなら!
ネフィスがアイリスからの魔法を消しながら私の方に応戦する。
アイリスも混戦する選択をせざるを得なくなった。
ネフィスの弱点を気にしなくてよくし、私とネフィスで魔法と剣両方を対応していく。
接戦、のように思えてる試合だけど、私達の方には余裕があまり無かった。
私はアイリスの攻撃を主に防ぎつつどうにかこうにかして体勢を崩そうとしてるけど、なかなか上手くいかない。
正直私の方が先に倒れそうだわ。
どうやらリィアとルーナは勝ったみたい。まぁ当然っちゃあ当然よね。
でも、闘技場内を見るととても激しい戦闘だったことはよくわかる。
相手もそれなりに強かったってわけね。
さすがだわ。
次は私とネフィスの番、しかも相手はクロエとテナに勝ってる相手、つまりはあの子達と同等以上
「ネフィス、今回の相手は今までとは格の違いがあると思っていいわ」
「あぁ、任せろ。観客から期待されている限り私は全力をだす。それに、せっかくここまでサーティアと一緒に来れたんだどうせなら勝ちたい」
勝ちたい、かぁ。そうね、そうよね私もできれば勝ちたい
「相手は魔法主体じゃなくて剣が主体だから単純な力の勝負になりそうだわ」
でも、アイリスもリュウトって男も相当な実力をもってるから正直勝てる気しないわね。
「ねぇサーティア」
「ん?」
「別に私は勝ちたいわけじゃないんだ。この大会を開いたのも私を含めたみんなが楽しんでほしいから。だからそんなに落ち込むな。それに、私はサーティア一緒に戦えるだけでも嬉しいんだ」
ネフィス………
「ありがとうネフィス。本当にできたお姫様ね 」
ほんとにこの人はすごいわね。ものすごい人望もうなづけるわ。
「そんなことはない。私なんてまだまだだよ。っと、ほら入場の時間だ」
私達が戦場に出ると、わぁっと歓声がわきあがる。
「…………」
「前のことがあってから少し照れるようになってるのね」
「う、うるさい。ふと冷静になるとこの前のことが浮かび上がるんだ」
こういう姿を見るとかわいく見えてくるわね
「ふふっ、なんかそういう姿をみるとこっちの気がやわらぐわ」
緊張もとけたところで対戦相手が出てくる。
一見すると普通の男の子と女の子だけど、とっても強い、のよね。
特に女の子、アイリスはテナと同じくドラゴンと人間のハーフで、男の子の方は確かリィアと同じ故郷の人って言ってたわよね。
「えっと、確かそっちの耳長は、リィアのとこの」
「サーティアよ」
「もう1人はもしかしなくても皇女様だよね」
「あぁ、セパレティア第一皇女のネフィスだ」
「私はアイリス、こっちはリュート」
「いや、僕が自己紹介しようと思ったんだけど」
「ここまで勝ち上がってきたということは相当な実力の持ち主なのだろう?是非ともその力を私たちにぶつけてきて欲しい」
「クロエとテナが負けたからには私も負ける訳にはいかないわね」
「リィアと決着つけたいからここは勝たないといけない」
「僕は別に、というか出来れば戦いたくないんだけど………」
「……」
「もちろん全力で戦うよ」
剣を抜いて強化魔法をかける。
ここは勝ち負けより、楽しむことを優先しよう。
「ネフィス、いくわよ!」
「ああ!」
合図と共に試合が始まる。
静かに集中してると観客席からの大歓声がどれも私達を応援する声だということがわかった。
………こんなの、勝つしかないじゃないの
私は特攻してきたアイリスの相手をする。
テナやリィアと同じく動きが俊敏で魔法も使ってくる。
強敵なことに変わりはないけど、ついていけない程でもない。
……リィアと比べたらまだ楽ね。
速さならむしろ私の方がある。
ただ突然にくる炎や強烈な一撃は厄介ね。
なんとか私も魔法とかで対応はしてるけど……
厳しいわね。
「サーティア!」
アイリスが離れて魔法が来ると思った瞬間、ネフィスの一声で意図を理解し、空へ飛び跳ねる
少し上の視点から状況を見てみると、ちょうどネフィスから放たれた斬撃が相手2人に向かってるところだった。
お互いに距離ができ、一旦振り出しに戻る。
「ありがとう、ネフィス、助かったわ」
「こっちこそ、素早い方を相手してくれて助かっている」
ネフィスの戦闘スタイルは鉄壁の防御と強力な攻撃で相手を消耗させるというものだ。
攻撃、防御に優れてるが、機動力はほぼなく、剣も大きいので隙は大きくなりやすい。
リュウトの方はどういう戦い方なのかは知らないけど、少なくともネフィスは戦えてるみたいだ。
「サーティア……残念だが私ではあの男には勝てそうにないだろう。だがこの大会ルールは2対2、対面で勝てなくてもまだ勝機はある」
一時の油断もせず、作戦会議をする。
飛んでくる魔法はネフィスが全て防いでくれた。
相手もまだ様子見してるのか、特攻してくる様子はない。
「わかったわ。私が上手いこと誘導するから、とどめは………」
できるかもわからないけど、思いついた作戦をネフィスに説明する。
「………あぁわかった」
相手からの魔法が途切れた瞬間を狙って今度は私の方が特攻する。
ネフィスは私の援護をしつつ私より少し遅れて相手へと走る。
さっきのことを警戒してか、アイリスはリュウトから少し距離を取るように移動してきた。
完全に1体1の構図を作ることで、実力で勝とうって思ってるみたいね。
こっちはこっちで作戦通りやらせてもらうわよ!
私はアイリスの方に行くと見せかけて、リュウトの方に攻撃をする。
「…………手加減してるわね」
「……あはは」
攻撃は簡単に防がれた。魔法で攻撃するでもなく、単純に受け止められただけなのに、どうしてか手加減されてることがわかった。
私の剣の動きを完璧に見切られ、最小限の動きだけであしらわれる。
……ひとりじゃダメなら!
ネフィスがアイリスからの魔法を消しながら私の方に応戦する。
アイリスも混戦する選択をせざるを得なくなった。
ネフィスの弱点を気にしなくてよくし、私とネフィスで魔法と剣両方を対応していく。
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