コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
同郷の人
思ったより闘技場内が荒れてしまったので、なおすのに時間がかかるということで、準決勝の2戦目はしばらくできなくなってしまった。
その間に話そうということになり、私達はそのままスーティアについて行くことにした。
「こっちにご主人様が運び込まれてるんですよね?」
「多分」
スーティアのご主人様は試合が終わったあとに気絶してしまった。いつの間にか運ばれてたみたい。
回復魔法はかけておいたし、大丈夫だとは思うけど、、
「ちょっとやりすぎたかもしれない………ごめんね?」
「いえいえ、あれは戦いですから。ちゃんと回復もしてくれましたし、私は大丈夫ですよ」
「それはよかったです。とても親しまれてたので、ちょっと申し訳なくなっちゃって」
奴隷がどんなものかはよく知らないけど、きっとここまで懐くほどいい待遇っていうのはあんまりないだろうね。
まぁ前世が私と同じ世界なら酷いことしようなんて思わないよね。
運び込まれた部屋に行くと、大会のスタッフさんがいたので事情を話して、退いてもらう。
「ご主人様、ぐっすり寝てますね」
「起こした方がいい?」
「せっかく来てくれて待たせる訳にもいかないので、起こしますね。ここは私に任せてください。あ、ちょっとの間だけ部屋の外に行ってもらえませんか?」
少し疑問に思ったけど、断る理由もないので外に出る。
少し待つと、入っていいですよ〜と言う声が聞こえたので部屋に入る。
「はい、ご主人様、こちらさっきボコボコにされたリィアさんとルーナさんです」
「ちょっ、おまっ、ほんとに呼んだのかよ。まぁスーが無事ならいいけど、、っと、改めて自己紹介だな。スーの持ち主のハトスケだ」
かんっぜんに日本じゃん!でも私のいた時代で考えるとすごい珍しい名前だね。
なんか歴史に出てきそうな名前だ。
「……珍しい名前だね」
ルーナちゃんには悪いけど、やっぱり元日本人なら話しておいた方がいいよね
「やっぱり、あなたもなんですね」
「何者かと思ってたけど、そういうことかよ」
ハトスケさんは察しがよく、一発で理解してくれた
「え?え?どういうこと?」
「どういうことですか?ご主人様」
「私、自動翻訳されるみたいでずっと日本語なんですけど、そっちにはどう聞こえてますか?」
ずっとはてなマークを浮かべてるルーナちゃんとスーティアさんには悪いけど、説明するとちょっとややこしいので後回しにする。
「ずっとこの世界の言語に聞こえるよ。なら、こっちで喋っても問題ないってことか?」
私には変わったようには聞こえないが、ルーナちゃんの反応を見る限り、後半は「日本語」で喋ったのだろう。
「ルーナちゃんと、スーティアさんにはわからないかもしれませんが、ちょっと聞いててください」
「う、うん」
「その見た目だから俺と同じく転生か?でも翻訳ってなんだ?」
「日本を知ってる人に会ったのは初めてですか?私は転生と転移をごちゃ混ぜにした感じでこっちに来ました」
転生といえば転生だけど、赤ちゃんから始めたわけじゃないし、ゲーム世界での私をそのままこっちの世界に来たから転移っぽさもあるんだよね。
「俺は前世の記憶があるタイプだよ。普通に一から人生をやってきた。まぁ転生して長いから前世よりもこっちにいるのが長いんだけどな。転生者に会ったのは初めてだな。俺の他にもいる、もしくはいたってのは聞いた事あるんだけど」
てことは少なくとも私よりも長いみたいだね。
そういえばセーハさんはどのくらい前にこの世界に来たのか聞いてなかった。
セーハさんも相当前にこの世界に来てたと思うんだけど、、
この人、ハトスケさんも相当昔からいるみたいだね
恐らくこの人がセパレティアを発展させてたみたいだし……明らかに屋台とか、技術とかが発展してるもんね
「私がこっちに来たのはつい最近なんですよ。神様に好かれたみたいで、色々してくれてます」
「そうだったのか、道理で強いわけだ。話を聞く限りじゃもう一人は違うのか?」
「はい、この子はこの世界の子です。あの、それで本題なんですけど」
ある程度お互いの情報交換をしたところで本題に入る
「この大会の優勝賞品って本物じゃないんですか?」
「ん?あぁ、あれはレプリカだよ。この国は神器についてとか、神についての研究が盛んでな。今回は魔族が持ってるって言われてる神器を模して作ったんだよ。もちろん効果は本物よりは劣るがその辺の防具屋や魔道具屋に売ってるのよりはいいもんだからな」
(あれは本物じゃないみたいですよ?ロミス様)
(……よかったぁ〜。でも神器を模して作るってすごいね)
「そうだったんですね。私達も神器について調べてて今回の大会で絶対優勝しようってなってたんですよ」
「………なるほどなそりゃあすまないことをしたな」
「まぁせっかくここまで勝ったので優勝しますよ」
「なら応援するよ、せっかく俺に勝ったんだからな」
転生者同士で色々話し合った後、ルーナちゃんとスーティアさんのことについての話題になった。
「スーティアさんのこと、大事にしてるんですね」
「そりゃあ俺の嫁だからな。大事にするに決まってる」
お嫁さんだったんだ!?
「え?でも奴隷の首輪を……」
「あぁ、それなら私が元は奴隷だったからなんです。今ではその、相思相愛になってそれでご主人様が私のことをお、お嫁さんにしてくれたんです」
なるほどね。奴隷の契約自体は解除出来ないから首輪もそのままってことね
「それで、出来れば首輪を外したいんだけど」
「ダメです!これは私がご主人様のものっていう証なんですから」
最愛の人に首輪がついてたらそりゃあ気になるけど、スーティアさんの気持ちもわからなくもない。
「リィアちゃんこそ、そっちのルーナちゃんのこと大事にしてるみたいだね」
前世も含めて私の方が圧倒的に年下なこともあってハトスケさんの態度が完全におじちゃんになってる
「この世界で初めて仲間になった人なんです」
「あ、あたしはリィアのために産まれてきたからね。お互いのこと、大事に思ってる関係だから」
「そりゃあいいな。あれだけ息ピッタリなら負けるわけだよ」
まぁなんだかんだいって2対1だったし、私もルーナちゃんも本気とはいえ死なないことが分かってるからこその心の余裕もあったからね
とにかく勝てて良かったよ。
その間に話そうということになり、私達はそのままスーティアについて行くことにした。
「こっちにご主人様が運び込まれてるんですよね?」
「多分」
スーティアのご主人様は試合が終わったあとに気絶してしまった。いつの間にか運ばれてたみたい。
回復魔法はかけておいたし、大丈夫だとは思うけど、、
「ちょっとやりすぎたかもしれない………ごめんね?」
「いえいえ、あれは戦いですから。ちゃんと回復もしてくれましたし、私は大丈夫ですよ」
「それはよかったです。とても親しまれてたので、ちょっと申し訳なくなっちゃって」
奴隷がどんなものかはよく知らないけど、きっとここまで懐くほどいい待遇っていうのはあんまりないだろうね。
まぁ前世が私と同じ世界なら酷いことしようなんて思わないよね。
運び込まれた部屋に行くと、大会のスタッフさんがいたので事情を話して、退いてもらう。
「ご主人様、ぐっすり寝てますね」
「起こした方がいい?」
「せっかく来てくれて待たせる訳にもいかないので、起こしますね。ここは私に任せてください。あ、ちょっとの間だけ部屋の外に行ってもらえませんか?」
少し疑問に思ったけど、断る理由もないので外に出る。
少し待つと、入っていいですよ〜と言う声が聞こえたので部屋に入る。
「はい、ご主人様、こちらさっきボコボコにされたリィアさんとルーナさんです」
「ちょっ、おまっ、ほんとに呼んだのかよ。まぁスーが無事ならいいけど、、っと、改めて自己紹介だな。スーの持ち主のハトスケだ」
かんっぜんに日本じゃん!でも私のいた時代で考えるとすごい珍しい名前だね。
なんか歴史に出てきそうな名前だ。
「……珍しい名前だね」
ルーナちゃんには悪いけど、やっぱり元日本人なら話しておいた方がいいよね
「やっぱり、あなたもなんですね」
「何者かと思ってたけど、そういうことかよ」
ハトスケさんは察しがよく、一発で理解してくれた
「え?え?どういうこと?」
「どういうことですか?ご主人様」
「私、自動翻訳されるみたいでずっと日本語なんですけど、そっちにはどう聞こえてますか?」
ずっとはてなマークを浮かべてるルーナちゃんとスーティアさんには悪いけど、説明するとちょっとややこしいので後回しにする。
「ずっとこの世界の言語に聞こえるよ。なら、こっちで喋っても問題ないってことか?」
私には変わったようには聞こえないが、ルーナちゃんの反応を見る限り、後半は「日本語」で喋ったのだろう。
「ルーナちゃんと、スーティアさんにはわからないかもしれませんが、ちょっと聞いててください」
「う、うん」
「その見た目だから俺と同じく転生か?でも翻訳ってなんだ?」
「日本を知ってる人に会ったのは初めてですか?私は転生と転移をごちゃ混ぜにした感じでこっちに来ました」
転生といえば転生だけど、赤ちゃんから始めたわけじゃないし、ゲーム世界での私をそのままこっちの世界に来たから転移っぽさもあるんだよね。
「俺は前世の記憶があるタイプだよ。普通に一から人生をやってきた。まぁ転生して長いから前世よりもこっちにいるのが長いんだけどな。転生者に会ったのは初めてだな。俺の他にもいる、もしくはいたってのは聞いた事あるんだけど」
てことは少なくとも私よりも長いみたいだね。
そういえばセーハさんはどのくらい前にこの世界に来たのか聞いてなかった。
セーハさんも相当前にこの世界に来てたと思うんだけど、、
この人、ハトスケさんも相当昔からいるみたいだね
恐らくこの人がセパレティアを発展させてたみたいだし……明らかに屋台とか、技術とかが発展してるもんね
「私がこっちに来たのはつい最近なんですよ。神様に好かれたみたいで、色々してくれてます」
「そうだったのか、道理で強いわけだ。話を聞く限りじゃもう一人は違うのか?」
「はい、この子はこの世界の子です。あの、それで本題なんですけど」
ある程度お互いの情報交換をしたところで本題に入る
「この大会の優勝賞品って本物じゃないんですか?」
「ん?あぁ、あれはレプリカだよ。この国は神器についてとか、神についての研究が盛んでな。今回は魔族が持ってるって言われてる神器を模して作ったんだよ。もちろん効果は本物よりは劣るがその辺の防具屋や魔道具屋に売ってるのよりはいいもんだからな」
(あれは本物じゃないみたいですよ?ロミス様)
(……よかったぁ〜。でも神器を模して作るってすごいね)
「そうだったんですね。私達も神器について調べてて今回の大会で絶対優勝しようってなってたんですよ」
「………なるほどなそりゃあすまないことをしたな」
「まぁせっかくここまで勝ったので優勝しますよ」
「なら応援するよ、せっかく俺に勝ったんだからな」
転生者同士で色々話し合った後、ルーナちゃんとスーティアさんのことについての話題になった。
「スーティアさんのこと、大事にしてるんですね」
「そりゃあ俺の嫁だからな。大事にするに決まってる」
お嫁さんだったんだ!?
「え?でも奴隷の首輪を……」
「あぁ、それなら私が元は奴隷だったからなんです。今ではその、相思相愛になってそれでご主人様が私のことをお、お嫁さんにしてくれたんです」
なるほどね。奴隷の契約自体は解除出来ないから首輪もそのままってことね
「それで、出来れば首輪を外したいんだけど」
「ダメです!これは私がご主人様のものっていう証なんですから」
最愛の人に首輪がついてたらそりゃあ気になるけど、スーティアさんの気持ちもわからなくもない。
「リィアちゃんこそ、そっちのルーナちゃんのこと大事にしてるみたいだね」
前世も含めて私の方が圧倒的に年下なこともあってハトスケさんの態度が完全におじちゃんになってる
「この世界で初めて仲間になった人なんです」
「あ、あたしはリィアのために産まれてきたからね。お互いのこと、大事に思ってる関係だから」
「そりゃあいいな。あれだけ息ピッタリなら負けるわけだよ」
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