コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
しかたがないので契約魔法してあげようと思います
第四回戦は無事に終わり、みんなそれぞれの部屋に戻る。
準決勝は2日後に行われる。選手はそれまでに万全な状態で準備する。
それと、準決勝からは決められていた戦場がなくなり、闘技場の中全体で戦うことができるようになる。その準備の時間にもなっている。
「次からは応援に徹するのだ!」
「頑張ってくださいね!リィアさん、ルーナさん!」
「ありがとうございます。クロエさん、テナちゃん。私達は絶対優勝しますよ!」
「そういえばサーティア達は?」
試合が終わってしばらくするけど、サーティアさんが戻ってきてる様子はない。
「ん〜、ん!」
「どうしたの?」
レーズンが扉の方に走っていくと、扉が開いた。
サーティアさんが戻ってきたと思ったけど違うようだ。
「お!みんなここにいたんだ。見てたよ〜、クロエ、テナおしい試合だったね」
「師匠!」
「うぅ、せっかく見ててくれたのに負けちゃいました」
「いやいや、あれはちょっと実力差があったみたいだから仕方ないよ、対戦相手も中々なやつだったね。何者?」
「あ〜、私の知り合い、ですね」
「リィアちゃんの、ね。それは納得。もう1人の子も見たところ魔族っぽかったし」
「はい、もう1人の子は私と同じドラゴニュートの子でした」
「え!?もう1人いるの?そんな偶然あるものなんだね」
絶対アイリスとテナちゃんってなにか関係があると思うんだけどなぁ。家族じゃなかったとしても親戚とか?いやでもドラゴニュートだから親戚になるとちょっとかわってくるのかな?
「もしかしたら生き別れの姉妹かもって、でもそんなの関係なく私のことを気に入ってくれたみたいで……」
「あ、そういえばリィア」
「なんですか?クロエさん」
「アイリスともう1人の男から頼み事があるみたいなのだ」
「あぁ〜、あれですね。話は聞いてますよ」
「知ってたのだ?」
「はい、なので明日あたり行ってきますね」
「リィア、あたしも行くから、いい?」
「もちろん」
「それじゃあ私とクロエお姉ちゃん、レーズンで過ごしてますね」
「なら私はクロエ達と色々おしゃべりしてようかな?」
「いいんですか?師匠」
「久しぶりなんだし、ゆっくり旅の話でも聞かせて欲しいな」
「はい!」
次の日
クロエさん、テナちゃん、レーズン、ルーミーさんとは別れて、アイリス達のいる宿へと向かった。サーティアさんはまた別行動してるみたいだけど、多分ネフィス様のところにいるかな?
「リィアですけど龍斗くんいる?」
宿屋を訪ねるとそのまま部屋まで案内してくれた。宿の人には話してくれてるみたいだね。
「あ、来た」
「いらっしゃい、愛理さ………リィアさん」
愛理って言いかけたのでにらみつけた。
「ルーナちゃんもいるけどいいよね?」
「してくれるならなんでもいいよ」
「来てくれたのね」
「待ってましたよ!」
部屋の中に入るとジェシカさんとフェノアさんもいた。
「もしかしてだけど、同じ部屋??」
ただれた関係じゃないよね?
「そこは心配しなくていいわ。私がしっかり見張ってるから。まぁリュウトはそんなことしないってわかってるから心配なのはアイリスなんだけどね」
「私もそんなことしない」
「それで、契約魔法をして欲しいって」
龍斗くんの方を見ると目をそらされてしまった。多分決めたのは女の子達の方なんだろうね。
「ちなみに同意しないと出来ないんですけど、お互いに了承してるんですか?それこそ片思いだと意味ないですよ?」
契約魔法の性質上、お互いの意思に合わないと使えない。
それこそロミス様みたいな人智を超えた存在じゃない限りはこの制約は絶対だ。
「リュート?」
「………まだ気持ちの整理ができてないって感じかしら?」
「まぁ無理もないですよ。いきなり3人に言い寄られて……」
「………僕は構わないよ。アイリスもジェシカも、フェノアとも、ちゃんと向き合っていこうと思ったんだ」
「契約魔法は取り消せませんよ。ほんとにいいんですか?」
「いい。リュートと一緒にいられないなら死んだ方がマシ」
「ちなみにだけど、やろうと思えばできるってことでいいのよね?」
「多分。私とルーナちゃんは契約魔法でむすばれてますけど、まだ他の人にはしたことがないので」
もしできなくてもロミス様に頼めば多分大丈夫。
「っていうか聖女が結婚して大丈夫なの?普通はできないんじゃない?」
「そんなことないわ。まぁ宗教にもよると思うんだけど、、私達聖皇国が信仰してる神様は幸福の神なのよ。幸福を追い求める自由はあるし結婚とかのお祝いごとや幸せなことはむしろ推奨されてるわ。もちろん幸せなことが前提だから無理やりとかはダメだけどね」
聖女を旅に出させるくらいの国なんだからそこのところは結構自由なんだろうね。
「もちろんただでしてくれるわけではないんでしょ?」
「もちろんですよ。そういう約束ですし。私だってこんな面倒なことしたくないですからね」
「はっきり言うわね………」
「私はそういう態度好きですよ」
「で?何が対価なの?」
「リィアは考えてる?あたし達のことは考えなくていいからね?」
ん〜、言われても特に考えてなかったんだよね。
龍斗くんにはもちろんして欲しいことなんてないし………
「ん〜それじゃあ………便利な魔法とかないですか?」
「便利な魔法?」
「はい!」
「それくらいならいいわよ。聖女直伝の魔法なんて箔が付くじゃないの」
「私のよく使う魔法も教えます!」
「僕もできる魔法なら」
「私は………感覚でやってるから教えられないかも」
「じゃあそれで!あとはジェシカさんと知り合いの証みたいなのがあれば、今度聖皇国に行く予定なので」
「確かパパとママに会いに行くのよね?」
「なんだったら一緒に……」
「リュート?」
「あ、いや、なんでもないよ。ほら、結婚するならちゃんと挨拶した方がいいだろ?」
「それならまずは帝国にいるフェノアの両親からね」
あ、ちゃんとそういうことはやるつもりなんだね。
「3人の妻がいるって説明で許してもらえるの?日本の感覚とは違うから大丈夫なのかな?」
「それは僕も心配してるよ……」
「大丈夫ですよ!もう手紙は出して起きましたから。きっと戦うくらいですみますって」
「戦うって、相手は元勇者パーティなわけでしょ!?」
「………リュウトさんならきっと平気です!」
「今の間が怖いんだけど!」
「ちなみに契約魔法を解除する方法はないと思っていいですからね?」
一度死ぬか、ロミス様に頼むしか出来ない。
「もちろん。リュート、ずっと一緒だからね」
「う、うん」
恋は盲目、深すぎる愛はもはや呪いとは言ったものだよ。私も軽い気持ちでルーナちゃんと結ばれたわけじゃないけど、ここまで露骨だとちょっと怖いね。
「ちなみに結婚式みたいなのはするの?」
「アイリスとフェノアはわかんないけど私は絶対するわよ。じゃないと聖女としてダメだからね。だから私もそのうち聖皇国に戻ると思うわ」
「せっかくだからみんな一緒にしたいですね」
「私はなくてもいい。リュートと一緒ならなんでもいいから」
準決勝は2日後に行われる。選手はそれまでに万全な状態で準備する。
それと、準決勝からは決められていた戦場がなくなり、闘技場の中全体で戦うことができるようになる。その準備の時間にもなっている。
「次からは応援に徹するのだ!」
「頑張ってくださいね!リィアさん、ルーナさん!」
「ありがとうございます。クロエさん、テナちゃん。私達は絶対優勝しますよ!」
「そういえばサーティア達は?」
試合が終わってしばらくするけど、サーティアさんが戻ってきてる様子はない。
「ん〜、ん!」
「どうしたの?」
レーズンが扉の方に走っていくと、扉が開いた。
サーティアさんが戻ってきたと思ったけど違うようだ。
「お!みんなここにいたんだ。見てたよ〜、クロエ、テナおしい試合だったね」
「師匠!」
「うぅ、せっかく見ててくれたのに負けちゃいました」
「いやいや、あれはちょっと実力差があったみたいだから仕方ないよ、対戦相手も中々なやつだったね。何者?」
「あ〜、私の知り合い、ですね」
「リィアちゃんの、ね。それは納得。もう1人の子も見たところ魔族っぽかったし」
「はい、もう1人の子は私と同じドラゴニュートの子でした」
「え!?もう1人いるの?そんな偶然あるものなんだね」
絶対アイリスとテナちゃんってなにか関係があると思うんだけどなぁ。家族じゃなかったとしても親戚とか?いやでもドラゴニュートだから親戚になるとちょっとかわってくるのかな?
「もしかしたら生き別れの姉妹かもって、でもそんなの関係なく私のことを気に入ってくれたみたいで……」
「あ、そういえばリィア」
「なんですか?クロエさん」
「アイリスともう1人の男から頼み事があるみたいなのだ」
「あぁ〜、あれですね。話は聞いてますよ」
「知ってたのだ?」
「はい、なので明日あたり行ってきますね」
「リィア、あたしも行くから、いい?」
「もちろん」
「それじゃあ私とクロエお姉ちゃん、レーズンで過ごしてますね」
「なら私はクロエ達と色々おしゃべりしてようかな?」
「いいんですか?師匠」
「久しぶりなんだし、ゆっくり旅の話でも聞かせて欲しいな」
「はい!」
次の日
クロエさん、テナちゃん、レーズン、ルーミーさんとは別れて、アイリス達のいる宿へと向かった。サーティアさんはまた別行動してるみたいだけど、多分ネフィス様のところにいるかな?
「リィアですけど龍斗くんいる?」
宿屋を訪ねるとそのまま部屋まで案内してくれた。宿の人には話してくれてるみたいだね。
「あ、来た」
「いらっしゃい、愛理さ………リィアさん」
愛理って言いかけたのでにらみつけた。
「ルーナちゃんもいるけどいいよね?」
「してくれるならなんでもいいよ」
「来てくれたのね」
「待ってましたよ!」
部屋の中に入るとジェシカさんとフェノアさんもいた。
「もしかしてだけど、同じ部屋??」
ただれた関係じゃないよね?
「そこは心配しなくていいわ。私がしっかり見張ってるから。まぁリュウトはそんなことしないってわかってるから心配なのはアイリスなんだけどね」
「私もそんなことしない」
「それで、契約魔法をして欲しいって」
龍斗くんの方を見ると目をそらされてしまった。多分決めたのは女の子達の方なんだろうね。
「ちなみに同意しないと出来ないんですけど、お互いに了承してるんですか?それこそ片思いだと意味ないですよ?」
契約魔法の性質上、お互いの意思に合わないと使えない。
それこそロミス様みたいな人智を超えた存在じゃない限りはこの制約は絶対だ。
「リュート?」
「………まだ気持ちの整理ができてないって感じかしら?」
「まぁ無理もないですよ。いきなり3人に言い寄られて……」
「………僕は構わないよ。アイリスもジェシカも、フェノアとも、ちゃんと向き合っていこうと思ったんだ」
「契約魔法は取り消せませんよ。ほんとにいいんですか?」
「いい。リュートと一緒にいられないなら死んだ方がマシ」
「ちなみにだけど、やろうと思えばできるってことでいいのよね?」
「多分。私とルーナちゃんは契約魔法でむすばれてますけど、まだ他の人にはしたことがないので」
もしできなくてもロミス様に頼めば多分大丈夫。
「っていうか聖女が結婚して大丈夫なの?普通はできないんじゃない?」
「そんなことないわ。まぁ宗教にもよると思うんだけど、、私達聖皇国が信仰してる神様は幸福の神なのよ。幸福を追い求める自由はあるし結婚とかのお祝いごとや幸せなことはむしろ推奨されてるわ。もちろん幸せなことが前提だから無理やりとかはダメだけどね」
聖女を旅に出させるくらいの国なんだからそこのところは結構自由なんだろうね。
「もちろんただでしてくれるわけではないんでしょ?」
「もちろんですよ。そういう約束ですし。私だってこんな面倒なことしたくないですからね」
「はっきり言うわね………」
「私はそういう態度好きですよ」
「で?何が対価なの?」
「リィアは考えてる?あたし達のことは考えなくていいからね?」
ん〜、言われても特に考えてなかったんだよね。
龍斗くんにはもちろんして欲しいことなんてないし………
「ん〜それじゃあ………便利な魔法とかないですか?」
「便利な魔法?」
「はい!」
「それくらいならいいわよ。聖女直伝の魔法なんて箔が付くじゃないの」
「私のよく使う魔法も教えます!」
「僕もできる魔法なら」
「私は………感覚でやってるから教えられないかも」
「じゃあそれで!あとはジェシカさんと知り合いの証みたいなのがあれば、今度聖皇国に行く予定なので」
「確かパパとママに会いに行くのよね?」
「なんだったら一緒に……」
「リュート?」
「あ、いや、なんでもないよ。ほら、結婚するならちゃんと挨拶した方がいいだろ?」
「それならまずは帝国にいるフェノアの両親からね」
あ、ちゃんとそういうことはやるつもりなんだね。
「3人の妻がいるって説明で許してもらえるの?日本の感覚とは違うから大丈夫なのかな?」
「それは僕も心配してるよ……」
「大丈夫ですよ!もう手紙は出して起きましたから。きっと戦うくらいですみますって」
「戦うって、相手は元勇者パーティなわけでしょ!?」
「………リュウトさんならきっと平気です!」
「今の間が怖いんだけど!」
「ちなみに契約魔法を解除する方法はないと思っていいですからね?」
一度死ぬか、ロミス様に頼むしか出来ない。
「もちろん。リュート、ずっと一緒だからね」
「う、うん」
恋は盲目、深すぎる愛はもはや呪いとは言ったものだよ。私も軽い気持ちでルーナちゃんと結ばれたわけじゃないけど、ここまで露骨だとちょっと怖いね。
「ちなみに結婚式みたいなのはするの?」
「アイリスとフェノアはわかんないけど私は絶対するわよ。じゃないと聖女としてダメだからね。だから私もそのうち聖皇国に戻ると思うわ」
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