コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
第三回戦(戦姫)続き
リィア視点
なになになに!?何が起きたの?
なんかサーティアさんとネフィス様がちょっと苦戦してると思って見てたら、急に煙で見えなくなった。
「ど、どうなっちゃったんですか!?」
「ううむ、サーティアのことだ。そんな簡単にやられるはずはないのだ」
「とにかく様子をみよ?サーティア、大丈夫だよね?」
みんなで見守る。
もしかして毒ガスってこともないよね?あの煙は結構広がってるみたいだったし。
サーティア視点
けほっ、けほっ、、なんなのよこれ。周りが見えない。
でも急に攻撃してきたり、ただの目くらましってことでもないらしい。
怪しい女の子が言ってたことが気になるわね。
危険じゃないけど危険ってどういう意味かしら?
「よ、予想外なことが起きた。まさかこんなに破裂するなんて。助手くん大丈夫?」
「けほっ……なんなんっすかこれ?」
「あ〜、えっとね。これは極秘で手に入れた秘薬を使ったもので……私の改造によって効力を何倍かにしたもので……うぎゅぅ」
「博士!?大丈夫っすか?」
「あ、待て!近づいたら……あっ」
様子が変?なんかさっきより弱ってる?
もしかしてなにかの毒ガスで自爆したとか?
私には特に………少し身体が熱くてドキドキして……私も少し変ね。
「くっ、身体が、熱い……なんなんだこれは?」
ネフィスも苦しんでいる。
一体どうしたっていうの!?
「これは女性特効の媚薬。魔法の効かない皇女様もイチコロの品物だ。もちろん身体が熱くて戦いどころじゃないでしょ……うっ、助手くん早く離れて!じゃないとわ、私」
「大丈夫っすよ。博士。さっさと終わらせるっす」
とんでもないことをしてくれたわね。
「にゃ、にゃんだと!?わ、わたひにしょんなこと」
「ネフィスは休んでなさい。私はあなたよりはマシみたいだから」
少し身体が熱いけど、言ってるほどでは無い。
効き目には個人差があるのか、それとも耐性があるのかしら?
「もう遅いっすよ!!」
男がネフィスに向かって剣を振るう。
「速さなら負けないわよ!!」
がいぃぃぃぃぃぃん!!!
「くっ………」
振動が身体に響く。
今回ばかりは、本当にまずいわね。
「まだまだっすよ!」
男の方にはガスの影響がないのか容赦なく剣を振ってくる。
「うっ、くっ、うぁ、、」
剣を落とさないだけでも限界……ご、ごめんネフィス、私もう
「これで終わりっすね」
剣は落とさなかったが、今の一撃で立ってることも辛くなってしまった。
「終わらせてたまるかぁあ!!」
「なっ!?」
いつの間にか移動していたネフィスが男の後ろから剣を振り上げる。
「しつこいっすよ!」
「うくっ…………」
「すごいっす博士。さすがの俺でも皇女様相手じゃ勝てないっすから。それにこっちのエルフもただものじゃないっすし」
諦めてはいないものの。相当な不利だ。
ネフィスも私も立っているだけで限界………もう一度あの剣を受け止められる気がしないわね。
「助手くぅ〜んあつい〜、脱がして〜」
「ちょちょちょ!?!?な、何やってんすか博士!!」
「あついの〜」
「忘れてたっす、博士にも効き目抜群なんすね……ダメっすよ博士。大勢が見てるんすから。ちょっと審判いいっすか?棄権させてもらうっす」
え!?き、棄権!?
「ちょっと、それでいいの!?」
「そりゃあそうっすよ。博士だって乙女なんすよ?こんな大勢に痴態を晒すなんてことしたらもう二度と部屋から出なくなっちゃうっす。俺は勝ちにこだわりはないので今回は譲ってやるっすよ。そのかわり皇女様に博士の発明品の話をして欲しいっす。それじゃあ」
静止する間もなく、男は女の子を抱えて行ってしまった。
なんか、なんかなぁ、これで本当によかったのかしら?
「勝ちは勝ちだけど、なんかやるせないわね」
「…………」
「ネフィス?」
ネフィスは目の焦点が合ってなく、ぼーっとしている。
まずいわね。
「ネフィス、こっちよ」
私はネフィスの手を掴んで急いで闘技場の中へ入る。
「ネフィスの側近のメイドを呼んでもらえるかしら?できる限り早く!」
「は、はい!」
大会の職員に言って、メイド複数人に来てもらう。
「ネフィス様がどうかなされたのですか!?」
「見たならわかると思うんだけど、あの煙のせいで私もネフィスもおかしくなってるわ。今から言うことに従いなさい」
「あの、お身体の方は大丈夫なのですか?」
「わからないわ。ただ絶対安全って言ってたから多分大丈夫よ。とりあえず今はネフィスの部屋に連れて行って着替えさせてから、水と拭くものを用意していた方がいいわね。あとは部屋から出て一人にしてあげるといいわ」
「は、はい」
ネフィスはメイド達に任せて私も部屋に急ぐ。
リィア視点
なんかよく分からないまま試合が終わっちゃった。
サーティアさん達がピンチの時に急に相手がどこかに行っちゃった。
「結局サーティア達の勝ちなのだ?」
「そうみたいだけど、、なんか急にみんないなくなっちゃった」
やっぱりさっきの毒ガスの影響で危ないのかもしれない。
それなら早く見つけて魔法をかけてあげないと!
戻ってるなら、部屋だよね?
「私サーティアさんのところに行ってきます。毒になってるなら早く治してあげないと!」
「そうだね。明らかに様子がおかしかったし」
私とルーナちゃんで急いでサーティアさんの部屋へと向かった。
「サーティアさん!大丈夫ですか?」
あれ?部屋に鍵がかかってる。ここにはいないのかな?
「ちょっと待って?うん、やっぱりサーティアはこの中にいるみたいなんだけど」
探知魔法で中を調べたのか、ルーナちゃんが言うにはサーティアさんは中にいるみたい。
「大丈夫ですかーー!?」
寝てるのかもしれないし、毒にうなされてるかもしれない………
「う〜ん、どうしよう。さすがに無理やりって訳にもいかないよね」
「かといって放っておくことも出来ませんし………」
(んっ、はぁ……はぁ……)
どうしようか考えてると、部屋の中から声が聞こえた。
サーティアさん?もしかして苦しんでる?
「る、ルーナちゃん、サーティアさんが苦しんでますよ」
「誰かこの部屋の鍵を持ってる人呼ぶ?」
「そんなことしてる暇ありませんよ!毒にうなされてるんです!きっと!」
こうなったら魔法で鍵を開けることはできないかな?
「ルーナちゃん、手伝ってください」
「ん?」
「今から私が出す砂と粉に水を混ぜるんですけど、魔法で空中に維持させて固めて鍵を作るんですよ」
「そんなことが出来るの?」
前世の記憶がただしければ、これで粘土みたいに固まるはず。確か図工の授業って習ったんだよね。
「とりあえずやってみましょう!」
なになになに!?何が起きたの?
なんかサーティアさんとネフィス様がちょっと苦戦してると思って見てたら、急に煙で見えなくなった。
「ど、どうなっちゃったんですか!?」
「ううむ、サーティアのことだ。そんな簡単にやられるはずはないのだ」
「とにかく様子をみよ?サーティア、大丈夫だよね?」
みんなで見守る。
もしかして毒ガスってこともないよね?あの煙は結構広がってるみたいだったし。
サーティア視点
けほっ、けほっ、、なんなのよこれ。周りが見えない。
でも急に攻撃してきたり、ただの目くらましってことでもないらしい。
怪しい女の子が言ってたことが気になるわね。
危険じゃないけど危険ってどういう意味かしら?
「よ、予想外なことが起きた。まさかこんなに破裂するなんて。助手くん大丈夫?」
「けほっ……なんなんっすかこれ?」
「あ〜、えっとね。これは極秘で手に入れた秘薬を使ったもので……私の改造によって効力を何倍かにしたもので……うぎゅぅ」
「博士!?大丈夫っすか?」
「あ、待て!近づいたら……あっ」
様子が変?なんかさっきより弱ってる?
もしかしてなにかの毒ガスで自爆したとか?
私には特に………少し身体が熱くてドキドキして……私も少し変ね。
「くっ、身体が、熱い……なんなんだこれは?」
ネフィスも苦しんでいる。
一体どうしたっていうの!?
「これは女性特効の媚薬。魔法の効かない皇女様もイチコロの品物だ。もちろん身体が熱くて戦いどころじゃないでしょ……うっ、助手くん早く離れて!じゃないとわ、私」
「大丈夫っすよ。博士。さっさと終わらせるっす」
とんでもないことをしてくれたわね。
「にゃ、にゃんだと!?わ、わたひにしょんなこと」
「ネフィスは休んでなさい。私はあなたよりはマシみたいだから」
少し身体が熱いけど、言ってるほどでは無い。
効き目には個人差があるのか、それとも耐性があるのかしら?
「もう遅いっすよ!!」
男がネフィスに向かって剣を振るう。
「速さなら負けないわよ!!」
がいぃぃぃぃぃぃん!!!
「くっ………」
振動が身体に響く。
今回ばかりは、本当にまずいわね。
「まだまだっすよ!」
男の方にはガスの影響がないのか容赦なく剣を振ってくる。
「うっ、くっ、うぁ、、」
剣を落とさないだけでも限界……ご、ごめんネフィス、私もう
「これで終わりっすね」
剣は落とさなかったが、今の一撃で立ってることも辛くなってしまった。
「終わらせてたまるかぁあ!!」
「なっ!?」
いつの間にか移動していたネフィスが男の後ろから剣を振り上げる。
「しつこいっすよ!」
「うくっ…………」
「すごいっす博士。さすがの俺でも皇女様相手じゃ勝てないっすから。それにこっちのエルフもただものじゃないっすし」
諦めてはいないものの。相当な不利だ。
ネフィスも私も立っているだけで限界………もう一度あの剣を受け止められる気がしないわね。
「助手くぅ〜んあつい〜、脱がして〜」
「ちょちょちょ!?!?な、何やってんすか博士!!」
「あついの〜」
「忘れてたっす、博士にも効き目抜群なんすね……ダメっすよ博士。大勢が見てるんすから。ちょっと審判いいっすか?棄権させてもらうっす」
え!?き、棄権!?
「ちょっと、それでいいの!?」
「そりゃあそうっすよ。博士だって乙女なんすよ?こんな大勢に痴態を晒すなんてことしたらもう二度と部屋から出なくなっちゃうっす。俺は勝ちにこだわりはないので今回は譲ってやるっすよ。そのかわり皇女様に博士の発明品の話をして欲しいっす。それじゃあ」
静止する間もなく、男は女の子を抱えて行ってしまった。
なんか、なんかなぁ、これで本当によかったのかしら?
「勝ちは勝ちだけど、なんかやるせないわね」
「…………」
「ネフィス?」
ネフィスは目の焦点が合ってなく、ぼーっとしている。
まずいわね。
「ネフィス、こっちよ」
私はネフィスの手を掴んで急いで闘技場の中へ入る。
「ネフィスの側近のメイドを呼んでもらえるかしら?できる限り早く!」
「は、はい!」
大会の職員に言って、メイド複数人に来てもらう。
「ネフィス様がどうかなされたのですか!?」
「見たならわかると思うんだけど、あの煙のせいで私もネフィスもおかしくなってるわ。今から言うことに従いなさい」
「あの、お身体の方は大丈夫なのですか?」
「わからないわ。ただ絶対安全って言ってたから多分大丈夫よ。とりあえず今はネフィスの部屋に連れて行って着替えさせてから、水と拭くものを用意していた方がいいわね。あとは部屋から出て一人にしてあげるといいわ」
「は、はい」
ネフィスはメイド達に任せて私も部屋に急ぐ。
リィア視点
なんかよく分からないまま試合が終わっちゃった。
サーティアさん達がピンチの時に急に相手がどこかに行っちゃった。
「結局サーティア達の勝ちなのだ?」
「そうみたいだけど、、なんか急にみんないなくなっちゃった」
やっぱりさっきの毒ガスの影響で危ないのかもしれない。
それなら早く見つけて魔法をかけてあげないと!
戻ってるなら、部屋だよね?
「私サーティアさんのところに行ってきます。毒になってるなら早く治してあげないと!」
「そうだね。明らかに様子がおかしかったし」
私とルーナちゃんで急いでサーティアさんの部屋へと向かった。
「サーティアさん!大丈夫ですか?」
あれ?部屋に鍵がかかってる。ここにはいないのかな?
「ちょっと待って?うん、やっぱりサーティアはこの中にいるみたいなんだけど」
探知魔法で中を調べたのか、ルーナちゃんが言うにはサーティアさんは中にいるみたい。
「大丈夫ですかーー!?」
寝てるのかもしれないし、毒にうなされてるかもしれない………
「う〜ん、どうしよう。さすがに無理やりって訳にもいかないよね」
「かといって放っておくことも出来ませんし………」
(んっ、はぁ……はぁ……)
どうしようか考えてると、部屋の中から声が聞こえた。
サーティアさん?もしかして苦しんでる?
「る、ルーナちゃん、サーティアさんが苦しんでますよ」
「誰かこの部屋の鍵を持ってる人呼ぶ?」
「そんなことしてる暇ありませんよ!毒にうなされてるんです!きっと!」
こうなったら魔法で鍵を開けることはできないかな?
「ルーナちゃん、手伝ってください」
「ん?」
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