コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
ステルスミッションです!
はぁ、こうなったら仕方ない。
「いい?キッドくん。これは絶対秘密だからね?わかった?」
「わかったよ。背中の羽ほんとにふわふわだった」
なんだかんだいって、天使の姿になったら満足してくれたみたいだ。
「私はこの姿になったらしばらく戻れないのでこのままみんなには見えない魔法を使って出ていくからね。だからメイドさんに聞かれてもそれとなく言い訳しておいてね?」
「はーい」
「それじゃあまた観戦する時にね」
「うん!」
「まったく、リィアにだけは素直なのだ」
ここからは魔法を使ってみんなから見えないようにしないと!
さすがに音までは消せないから気分はステルスミッションだ。
「はい、クロエさんは私と手を繋いでくださいね」
「え?急にどうしたのだ?リィアにはルーナがいるだろう?」
「いえ、別に繋ぎたいからとかではなく、あ、別に嫌という訳じゃないんですけどね?えっと、手を繋いでないとクロエさんまで消せないので」
「我は消さなくても………あ、そうかリィアも我も人外に見えるから……むむむ仕方あるまい。えっと、んっ」
クロエさんはちょっと照れながらも手を繋いでくれる。
相変わらず乙女だなぁ。
かわいい。
「ルーナちゃんとテナちゃんはレーズンを見つけられてそうですかね〜」
「先に見つけてるならそれはそれで助かるのだ」
「じゃあね、キッドくん」
「ばいばいリィアお姉ちゃんと魔族の人」
「我はクロエだ!」
そんなこんなでキッドくんの目撃情報を頼りにレーズンを探しにいく。
「こ、これドキドキしますね」
「静かにするのだ!見えてないのに声がするのは怪しまれるのだ」
通りすがりの人には一応バレてはないけど、羽がふぁさふぁさしたり、人前で手をつなぎながら歩いてる状況にスリルがある。
そんなこんなでなんとか2人でキッドくんの言われた通りの場所にたどり着く。ここは中庭みたいなところだ。こんな場所あったんだね。
「レーズンの反応は………あ!あ!ありました!あっちです!」
「リィア!ちょっと待つのだ!」
「なっむぐぐっ」
(あっちに人がいるのだ!ギリギリ気づかれてないが今ので怪しまれたのだ)
(す、すみません。でも、レーズンを見つけましたよ)
ステルスの魔法で同時に探知魔法は結構大変なんだけど、レーズンの反応は大きいからわかりやすい。
(まぁバレてないから大丈夫なのだ)
人が通り過ぎてから改めて中庭に入る。
「どうしてこんなに広いんですか?」
中庭は結構広く、中は迷路になるように植物が植えられている。
「面倒なのだ」
「まだ反応は消えてないのでこの中にはいるはずです」
幸いレーズン以外の反応はないから中に入ってしまえば通路からは見えないだろう。
「ここからは手分けでいいか?」
「ですね。というか魔法でどうにかなりません?」
「さすがに足場を作って行くのは目立つのだ」
「じゃあ私が飛んでいくのは?」
「ん〜、さっきのように周りに見えないようにするならありだが、いけるのだ?」
どうせ今の状態だと元に戻れないなら今しかできないことをしなくちゃね!
「というかクロエさんも飛べるじゃないですか?」
「我もできるがあれはもうしたくないのだ!」
「え??どうしてですか?」
「あれは本当に疲れるし、あと普通に怖いし………」
確かに、空を飛ぶ感覚は結構怖い。風すごいし、疲れるし思ったように飛べないし。
「わっかります!私も飛んでみてわかりました。上手いこといくと気持ちよかったりするんですけどね」
というわけで早速、魔法で姿を消して羽を広げる。
と思ったけど迷路の道幅が狭すぎて無理だった。
「あの、すみません、一瞬だけでいいので足場作れないですか?」
「……わかったのだ」
クロエさんの魔法で私の足元の地面が浮き上がる。
私は羽を広げて飛び立つ。
「レーズン、どこにいるんですか?」
レーズンの反応を感じながらレーズンを探す。
あ、見つけた!
レーズンは中庭の中心にあるベンチの上で寝ていた。
「ここの迷路結構複雑ですね!?」
飛んでいてわかったけどここまで来るのに入り組んだ迷路だった。ずるしなかったら迷ってたかもしれない。
「レーズン?レーズン起きて」
「んんぅ?」
私達の部屋からここまでだいぶ離れてるから移動して疲れたのかもしれないね。
「まぁとにかく無事でよかったよ」
「ん!」
さて、ここからはどうしようか?
レーズンを持って飛んでいくってことはさすがにできないし………
「はぁ、はぁ………やっと出れたぁ」
遅れてクロエさんもやってくる。
「おぉ、クロエさんすごい!」
「置いていかれることを考えてなかったのだ……まぁこんな子供騙し、我には通用しないのだ!(ほんとは魔法でずるしたとはいえないけど……)」
「レーズンは無事見つかりましたよ」
「リィア、今気づいたのだが、この後どうするのだ?」
「え?」
「リィアはその羽、我も見るからに魔族、レーズンも変化したとはいえまだドラゴンの時の特徴は少し残ってるのだ。つまりここにいる全員が怪しまれるのだ」
あっ、確かに。どうしよう………
「れ、レーズンとクロエさんと私で仲良く3人で手をつなぎながら部屋まで行きましょう!」
「…………」
クロエさんは微妙な顔をしてる。
「後でルーナに報告するからね。覚悟しておくのだ!」
「ほんとにごめんなさい!」
そしてもう一度ステルスミッションが始まった。
「ん!」
「しーっ、静かにするのだ!」
(クロエさん、レーズン、今声出したらダメですよ)
そして部屋に戻る途中に……
「あ、あれはサーティア?」
ほんとだ、サーティアさんがいる。
サーティアさんも部屋に戻る途中なのかな?
(びっくりさせましょうよ!)
(気づかれると思うが………まぁやってみる価値はあるのだ)
私達はゆっくりとサーティアに近づく。
「誰?あら?気のせいかしら」
危ない危ない、早速気づかれるかとおもっ
「ひゃあ!?」
「気づかれないとでも思ったの?リィアって、クロエもいたの?レーズンも……しかもみんなどうしてそんな怪しい格好してるのよ」
「えっとですね、説明すると長いんですけど………」
「とりあえず部屋に戻るのだ」
「ん!」
「わかったわ」
こうして、私達のステルスミッションはとりあえずクリアした。
「いい?キッドくん。これは絶対秘密だからね?わかった?」
「わかったよ。背中の羽ほんとにふわふわだった」
なんだかんだいって、天使の姿になったら満足してくれたみたいだ。
「私はこの姿になったらしばらく戻れないのでこのままみんなには見えない魔法を使って出ていくからね。だからメイドさんに聞かれてもそれとなく言い訳しておいてね?」
「はーい」
「それじゃあまた観戦する時にね」
「うん!」
「まったく、リィアにだけは素直なのだ」
ここからは魔法を使ってみんなから見えないようにしないと!
さすがに音までは消せないから気分はステルスミッションだ。
「はい、クロエさんは私と手を繋いでくださいね」
「え?急にどうしたのだ?リィアにはルーナがいるだろう?」
「いえ、別に繋ぎたいからとかではなく、あ、別に嫌という訳じゃないんですけどね?えっと、手を繋いでないとクロエさんまで消せないので」
「我は消さなくても………あ、そうかリィアも我も人外に見えるから……むむむ仕方あるまい。えっと、んっ」
クロエさんはちょっと照れながらも手を繋いでくれる。
相変わらず乙女だなぁ。
かわいい。
「ルーナちゃんとテナちゃんはレーズンを見つけられてそうですかね〜」
「先に見つけてるならそれはそれで助かるのだ」
「じゃあね、キッドくん」
「ばいばいリィアお姉ちゃんと魔族の人」
「我はクロエだ!」
そんなこんなでキッドくんの目撃情報を頼りにレーズンを探しにいく。
「こ、これドキドキしますね」
「静かにするのだ!見えてないのに声がするのは怪しまれるのだ」
通りすがりの人には一応バレてはないけど、羽がふぁさふぁさしたり、人前で手をつなぎながら歩いてる状況にスリルがある。
そんなこんなでなんとか2人でキッドくんの言われた通りの場所にたどり着く。ここは中庭みたいなところだ。こんな場所あったんだね。
「レーズンの反応は………あ!あ!ありました!あっちです!」
「リィア!ちょっと待つのだ!」
「なっむぐぐっ」
(あっちに人がいるのだ!ギリギリ気づかれてないが今ので怪しまれたのだ)
(す、すみません。でも、レーズンを見つけましたよ)
ステルスの魔法で同時に探知魔法は結構大変なんだけど、レーズンの反応は大きいからわかりやすい。
(まぁバレてないから大丈夫なのだ)
人が通り過ぎてから改めて中庭に入る。
「どうしてこんなに広いんですか?」
中庭は結構広く、中は迷路になるように植物が植えられている。
「面倒なのだ」
「まだ反応は消えてないのでこの中にはいるはずです」
幸いレーズン以外の反応はないから中に入ってしまえば通路からは見えないだろう。
「ここからは手分けでいいか?」
「ですね。というか魔法でどうにかなりません?」
「さすがに足場を作って行くのは目立つのだ」
「じゃあ私が飛んでいくのは?」
「ん〜、さっきのように周りに見えないようにするならありだが、いけるのだ?」
どうせ今の状態だと元に戻れないなら今しかできないことをしなくちゃね!
「というかクロエさんも飛べるじゃないですか?」
「我もできるがあれはもうしたくないのだ!」
「え??どうしてですか?」
「あれは本当に疲れるし、あと普通に怖いし………」
確かに、空を飛ぶ感覚は結構怖い。風すごいし、疲れるし思ったように飛べないし。
「わっかります!私も飛んでみてわかりました。上手いこといくと気持ちよかったりするんですけどね」
というわけで早速、魔法で姿を消して羽を広げる。
と思ったけど迷路の道幅が狭すぎて無理だった。
「あの、すみません、一瞬だけでいいので足場作れないですか?」
「……わかったのだ」
クロエさんの魔法で私の足元の地面が浮き上がる。
私は羽を広げて飛び立つ。
「レーズン、どこにいるんですか?」
レーズンの反応を感じながらレーズンを探す。
あ、見つけた!
レーズンは中庭の中心にあるベンチの上で寝ていた。
「ここの迷路結構複雑ですね!?」
飛んでいてわかったけどここまで来るのに入り組んだ迷路だった。ずるしなかったら迷ってたかもしれない。
「レーズン?レーズン起きて」
「んんぅ?」
私達の部屋からここまでだいぶ離れてるから移動して疲れたのかもしれないね。
「まぁとにかく無事でよかったよ」
「ん!」
さて、ここからはどうしようか?
レーズンを持って飛んでいくってことはさすがにできないし………
「はぁ、はぁ………やっと出れたぁ」
遅れてクロエさんもやってくる。
「おぉ、クロエさんすごい!」
「置いていかれることを考えてなかったのだ……まぁこんな子供騙し、我には通用しないのだ!(ほんとは魔法でずるしたとはいえないけど……)」
「レーズンは無事見つかりましたよ」
「リィア、今気づいたのだが、この後どうするのだ?」
「え?」
「リィアはその羽、我も見るからに魔族、レーズンも変化したとはいえまだドラゴンの時の特徴は少し残ってるのだ。つまりここにいる全員が怪しまれるのだ」
あっ、確かに。どうしよう………
「れ、レーズンとクロエさんと私で仲良く3人で手をつなぎながら部屋まで行きましょう!」
「…………」
クロエさんは微妙な顔をしてる。
「後でルーナに報告するからね。覚悟しておくのだ!」
「ほんとにごめんなさい!」
そしてもう一度ステルスミッションが始まった。
「ん!」
「しーっ、静かにするのだ!」
(クロエさん、レーズン、今声出したらダメですよ)
そして部屋に戻る途中に……
「あ、あれはサーティア?」
ほんとだ、サーティアさんがいる。
サーティアさんも部屋に戻る途中なのかな?
(びっくりさせましょうよ!)
(気づかれると思うが………まぁやってみる価値はあるのだ)
私達はゆっくりとサーティアに近づく。
「誰?あら?気のせいかしら」
危ない危ない、早速気づかれるかとおもっ
「ひゃあ!?」
「気づかれないとでも思ったの?リィアって、クロエもいたの?レーズンも……しかもみんなどうしてそんな怪しい格好してるのよ」
「えっとですね、説明すると長いんですけど………」
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「ん!」
「わかったわ」
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