コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
第三回戦(黒炎の龍)
あ〜、さすがにちょっと疲れたよ。
それにしても不思議な2人だったね。
「ルーナちゃん、今回もありがとうございました」
「いいって、思ったより苦戦もしなかったし」
ロミス様が相手も神様だって言ってたけど、この世界神様とか精霊とかそういう存在多すぎない??
さすがは異世界ということなのか……いやでも地球にも神様はいるっていってたし、そういうものなのかもしれない。
そんなわけで私達の番が終わり、観戦席へと移動する。
「おつかれ様。リィアお姉ちゃん」
観戦席に行ったらキッドくんがいた。
「ん〜!」
そしてキッドくんに引っ付いていたレーズンが私達の方へ駆け寄ってきた。
「いい子にしてた?」
「ん!」
「そろそろクロエ達の出番みたいだよ」
よかった。移動してる間に終わっちゃうかと思ったけど、間に合ったみたい。
「キッドくんは誰を応援してるの?」
「ん〜、僕はお姉ちゃんとお姉様かな?それ以外はよく知らないから」
「これから戦う子は私達の仲間なんだよ」
「あの魔族の人達は僕のこと子供扱いしてくるからちょっと苦手」
あ〜クロエさんは子供に人気だけど、キッドくんは立場上精神的大人にならないとってなってるから子供扱いされたくないみたいだね
「続いては、えー、なんと!魔族の2人組が参戦だぁ!人間と魔族の戦いがここに!もちろん殺し合いではないのでそこのところはよろしくお願いします!黒炎の龍の登場です!」
クロエ視点
司会の人がわたし達の紹介をする。
「そうか、我らは魔族に見えるのだな」
「みたいですね。まぁ人間からすれば私達は人外だってわかりやすいですからね」
「まぁ我らの力を見せつけるのには変わりないのだ。テナは魔族としてではないが、我としては魔族の力を示したい。力をかしてはくれないか?」
「わかりました!魔族とか人間とかよくわかりませんが!私はクロエお姉ちゃんの味方ですよ!」
魔族とかではなくわたしの味方……
「そうだな。我もテナの味方なのだ。よろしく頼むのだ」
少々種族というのを気にしすぎたみたい。
今は自分のためにも、テナのためにも全力でいこう!
対戦相手は………怪しげな格好の2人だった。
「気になる対戦相手は全くの正体不明の格好をした2人組だあ!その黒いマントの中にはどんな姿が隠されているのか!一回戦、二回戦共に余裕をみせた謎の2人、邪教信徒の登場です」
いやいや、謎とか言っておいて思いっきり邪教徒だって言ってるし
邪教徒だとしたら人間ではないのか?魔族か人間かはよくわからない。がどの道負けるつもりはない。
「テナ、何をしてくるかわからないうちは魔法で戦うのだ。様子見、牽制しつつ近接か遠距離で戦うか決める」
邪神教といえば少し前に魔物達を暴走させて人間達を襲ったことがあった。
当然少数の過激派だろうが、同じ邪神信者として複雑な気分だ。
「お前たちの戦い、見させてもらった。どうやら人間に扮した魔族のようだな。お前たちのような異教魔族には改心してもらう」
「何を言ってるのだ。我は邪神を信仰してる邪教徒なのだ。それくらいもわからないとは見る目がないのではないか?」
「いいや、違う、お前たちは邪神様のことをわかっていない」
話が通じない相手は苦手だ。
「テナ、気にする事はない。思いっきりやるのだ」
「はい!」
審判の合図で試合が始まる。
あの黒いマントは………いかにも暑苦しい。
だから
「ダークフレイム!」
「ふぅーー!」
火で攻撃すればいい。服が燃えればそれはそれで有効だし、このまま魔法で勝てそうだ。
「アクアベール」
「ロックシールド」
水属性、地属性の魔法でそれぞれ防がれる。
相手は魔法に長けているようだ。
なるほど、ならもう少し威力を高くしてもいいということだ。
「テナ、もう容赦はしなくていいのだ。全力でいくのだ」
「いいんですね?」
「任せたのだ」
相手の実力は相当なものだ。いくら手加減してるとはいえ簡単に防がれるような魔法ではないし、瞬時に反応して魔法を使えるというのは普通できることではない。
「いきます!」
テナが剣を構えて今までにない速さで相手に近づく。
「やーっ!」
「くっっ!」
テナが片方の体勢を崩す。
「デビルズランス!!」
わたしはもう片方に攻撃する。
「うぐ……ロックシールド!」
「これで!」終わりですよ……きゃっ!?」
とどめのところで魔法を撃たれ、テナは後ろに引く。
少ししぶといが、勝てそうだ。
「小癪な……こうなったら、おい!」
「お前らにはそこで暴れてもらうとしよう。そしてここにいる人間全てに邪神様への生贄になってもらう」
マントの中から怪しげな石を取り出す。
「テナ、気をつけるのだ」
なんなんだ?あれは
「これは魔物を制御する魔石」
「魔族にも多少の効果はある」
なるほど、少し前の魔物の大量発生の事件はこれを使っていたのだな。
あのサイクロプスもあれの影響で………これはいい情報を得ることができた。
「さぁ本当のお前をさらけ出せ!本能のままに暴れろ!」
…………………
「別になんともないのだが。テナは平気なのだ?」
「えっと、はい、なんともないです」
「どういうことだ!?魔族ではなかったのか?」
もしかしてわたしもテナも半分人間の血が入っているから効果がさらに薄くなっているのか、効かないのか?
「効かぬのなら関係ないのだ!」
「残念でした!」
それからは単純な実力差もあり、無事勝利した。
「危ないからさっきの魔石をよこすのだ」
「そうですよ。また悪さしようとしたら許しませんからね」
「うぐぐ、こんな小娘共に負けるとは……」
「全て出さねば今すぐに抹殺してもよいのだぞ?」
本当に倒してしまえば大会は棄権扱いになるだろうがこの2人は魔族として放ってはおけない。
「わ、わかった」
出来ればこの2人は魔王軍の関係者に引渡したいところなんだが………
師匠がいてくれれば、、
そう思いながら闘技場の中を移動していると………
「クロエ!」
「え!?し、師匠!?どうしてここに」
「いまさっき部下から連絡があって魔王様に頼んで飛んできたのだけど魔物を暴走させる魔石とその魔族はどうしたの!?」
「魔石は全て回収したよ。魔族はさすがにあの場で捕まえたら不自然だから逃がしちゃった。ごめんなさい」
「いいの。気にしないで。あとはこっちでやるから、あ、魔石は貰える?」
「はい!」
「ん?その子は………魔族の子?」
「あ、テナです!クロエお姉ちゃんのお師匠様?」
「ルーミーだ。クロエをよろしく頼む、詳しい話は後だ!とにかくクロエは変に考えなくていい。こっちに任せておけ」
「はい!」
すぐに師匠は行ってしまった。
「びっくりしました。クロエお姉ちゃんの師匠ってことはすごい人なんですか?」
「とってもすごい魔族なのだ。死霊を支配する上位のリッチーで魔王軍四天王の一人なのだ」
「わぁ!ほんとにすごい人でした」
「まぁとにかく魔族のことは魔族に任せるのだ」
「ですね」
一応リィア達にも話しておこうか
それにしても不思議な2人だったね。
「ルーナちゃん、今回もありがとうございました」
「いいって、思ったより苦戦もしなかったし」
ロミス様が相手も神様だって言ってたけど、この世界神様とか精霊とかそういう存在多すぎない??
さすがは異世界ということなのか……いやでも地球にも神様はいるっていってたし、そういうものなのかもしれない。
そんなわけで私達の番が終わり、観戦席へと移動する。
「おつかれ様。リィアお姉ちゃん」
観戦席に行ったらキッドくんがいた。
「ん〜!」
そしてキッドくんに引っ付いていたレーズンが私達の方へ駆け寄ってきた。
「いい子にしてた?」
「ん!」
「そろそろクロエ達の出番みたいだよ」
よかった。移動してる間に終わっちゃうかと思ったけど、間に合ったみたい。
「キッドくんは誰を応援してるの?」
「ん〜、僕はお姉ちゃんとお姉様かな?それ以外はよく知らないから」
「これから戦う子は私達の仲間なんだよ」
「あの魔族の人達は僕のこと子供扱いしてくるからちょっと苦手」
あ〜クロエさんは子供に人気だけど、キッドくんは立場上精神的大人にならないとってなってるから子供扱いされたくないみたいだね
「続いては、えー、なんと!魔族の2人組が参戦だぁ!人間と魔族の戦いがここに!もちろん殺し合いではないのでそこのところはよろしくお願いします!黒炎の龍の登場です!」
クロエ視点
司会の人がわたし達の紹介をする。
「そうか、我らは魔族に見えるのだな」
「みたいですね。まぁ人間からすれば私達は人外だってわかりやすいですからね」
「まぁ我らの力を見せつけるのには変わりないのだ。テナは魔族としてではないが、我としては魔族の力を示したい。力をかしてはくれないか?」
「わかりました!魔族とか人間とかよくわかりませんが!私はクロエお姉ちゃんの味方ですよ!」
魔族とかではなくわたしの味方……
「そうだな。我もテナの味方なのだ。よろしく頼むのだ」
少々種族というのを気にしすぎたみたい。
今は自分のためにも、テナのためにも全力でいこう!
対戦相手は………怪しげな格好の2人だった。
「気になる対戦相手は全くの正体不明の格好をした2人組だあ!その黒いマントの中にはどんな姿が隠されているのか!一回戦、二回戦共に余裕をみせた謎の2人、邪教信徒の登場です」
いやいや、謎とか言っておいて思いっきり邪教徒だって言ってるし
邪教徒だとしたら人間ではないのか?魔族か人間かはよくわからない。がどの道負けるつもりはない。
「テナ、何をしてくるかわからないうちは魔法で戦うのだ。様子見、牽制しつつ近接か遠距離で戦うか決める」
邪神教といえば少し前に魔物達を暴走させて人間達を襲ったことがあった。
当然少数の過激派だろうが、同じ邪神信者として複雑な気分だ。
「お前たちの戦い、見させてもらった。どうやら人間に扮した魔族のようだな。お前たちのような異教魔族には改心してもらう」
「何を言ってるのだ。我は邪神を信仰してる邪教徒なのだ。それくらいもわからないとは見る目がないのではないか?」
「いいや、違う、お前たちは邪神様のことをわかっていない」
話が通じない相手は苦手だ。
「テナ、気にする事はない。思いっきりやるのだ」
「はい!」
審判の合図で試合が始まる。
あの黒いマントは………いかにも暑苦しい。
だから
「ダークフレイム!」
「ふぅーー!」
火で攻撃すればいい。服が燃えればそれはそれで有効だし、このまま魔法で勝てそうだ。
「アクアベール」
「ロックシールド」
水属性、地属性の魔法でそれぞれ防がれる。
相手は魔法に長けているようだ。
なるほど、ならもう少し威力を高くしてもいいということだ。
「テナ、もう容赦はしなくていいのだ。全力でいくのだ」
「いいんですね?」
「任せたのだ」
相手の実力は相当なものだ。いくら手加減してるとはいえ簡単に防がれるような魔法ではないし、瞬時に反応して魔法を使えるというのは普通できることではない。
「いきます!」
テナが剣を構えて今までにない速さで相手に近づく。
「やーっ!」
「くっっ!」
テナが片方の体勢を崩す。
「デビルズランス!!」
わたしはもう片方に攻撃する。
「うぐ……ロックシールド!」
「これで!」終わりですよ……きゃっ!?」
とどめのところで魔法を撃たれ、テナは後ろに引く。
少ししぶといが、勝てそうだ。
「小癪な……こうなったら、おい!」
「お前らにはそこで暴れてもらうとしよう。そしてここにいる人間全てに邪神様への生贄になってもらう」
マントの中から怪しげな石を取り出す。
「テナ、気をつけるのだ」
なんなんだ?あれは
「これは魔物を制御する魔石」
「魔族にも多少の効果はある」
なるほど、少し前の魔物の大量発生の事件はこれを使っていたのだな。
あのサイクロプスもあれの影響で………これはいい情報を得ることができた。
「さぁ本当のお前をさらけ出せ!本能のままに暴れろ!」
…………………
「別になんともないのだが。テナは平気なのだ?」
「えっと、はい、なんともないです」
「どういうことだ!?魔族ではなかったのか?」
もしかしてわたしもテナも半分人間の血が入っているから効果がさらに薄くなっているのか、効かないのか?
「効かぬのなら関係ないのだ!」
「残念でした!」
それからは単純な実力差もあり、無事勝利した。
「危ないからさっきの魔石をよこすのだ」
「そうですよ。また悪さしようとしたら許しませんからね」
「うぐぐ、こんな小娘共に負けるとは……」
「全て出さねば今すぐに抹殺してもよいのだぞ?」
本当に倒してしまえば大会は棄権扱いになるだろうがこの2人は魔族として放ってはおけない。
「わ、わかった」
出来ればこの2人は魔王軍の関係者に引渡したいところなんだが………
師匠がいてくれれば、、
そう思いながら闘技場の中を移動していると………
「クロエ!」
「え!?し、師匠!?どうしてここに」
「いまさっき部下から連絡があって魔王様に頼んで飛んできたのだけど魔物を暴走させる魔石とその魔族はどうしたの!?」
「魔石は全て回収したよ。魔族はさすがにあの場で捕まえたら不自然だから逃がしちゃった。ごめんなさい」
「いいの。気にしないで。あとはこっちでやるから、あ、魔石は貰える?」
「はい!」
「ん?その子は………魔族の子?」
「あ、テナです!クロエお姉ちゃんのお師匠様?」
「ルーミーだ。クロエをよろしく頼む、詳しい話は後だ!とにかくクロエは変に考えなくていい。こっちに任せておけ」
「はい!」
すぐに師匠は行ってしまった。
「びっくりしました。クロエお姉ちゃんの師匠ってことはすごい人なんですか?」
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