コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
少しのお休み
サーティアさん達の戦いが終わった。
「ものすごい試合でしたね」
「ですね!あの剣と剣のぶつかり合い!なんというか綺麗でした」
「二回戦からあんなに強い人達と当たっちゃうんだ」
「それより強いサーティアとネフィスはそれだけ厄介というわけなのだ」
確かに、相手の人もすごかったけど、それより強いんだよね。
うわぁこれから戦うと考えるとほんとにどうしようって感じだ。
「サーティア達は……多分このまま休むだろうね」
「明日もトーナメントの続きですよね?三回戦ですか」
「いいや、明日はない。闘技場の整備と選手の休みなのだ」
あ、そうなんだ。じゃあ明日はゆっくり休めるね
「あの、明日みんなで作戦会議というか経過報告というか、とにかく、お話しませんか?」
テナちゃんが提案してくる。
「それは……」
ルーナちゃんが少し言い淀んだけど、私が続きを言う。
「いいですね!クロエさんはどうでしょうか?」
「我もそれでいいのだ」
あとはサーティアさんとネフィスさんを誘うだけだけど……
「サーティアには我から言っておくのだ。まぁネフィスは予定が合えばって感じなのだが」
ネフィス様に関してはまぁ仕方ないとして、全員揃いそうだね。
「ありがとうございます!それじゃあそういうことで!」
次の日はみんなで同じ部屋に集まった。
「さて、みんな集まったわね?」
「ネフィスは居ないのだ?」
「今日は忙しいみたいで来れたら来るらしいわ」
ネフィス様は無理だったかぁ。
「今日はだらだらしてていいんだよね〜?」
「そうです!楽しくおしゃべりしましょ!」
「ん〜!」
私達4人に加えてテナちゃんとレーズンもいると賑やかだね。
「それでそれで、一回戦から話しましょうよ!まずはリィアさんとルーナさんの一回戦から」
「一回戦目かぁ〜、どうだったっけ?」
「確かごつい冒険者みたいな人でしたね。正直最初舐めてました。実際弱かったですけど思ったよりは苦戦しちゃいましたね」
あの時は私が少しテンパってて冷静になれなかったんだよね。
ルーナちゃんのおかげで勝てたけどね。
「まぁあたしの方は余裕だったけどね〜、バカ正直に正面から来てくれたから魔法で簡単に捕まえられたし」
「あの時は助かりましたよ」
「そうだったんですね!それじゃあ次は……私達の一回戦ですね。確か、、最初は冒険者が相手で………」
それから対戦について話し合った。
外から見てるのと、実際戦ってた時の話を聞くのとでは全然迫力?というか臨場感が違うね。
「みんな思ってたより苦戦してたんですね」
「それだけみんな強いってことよ」
「やはり我らは基本的に魔物相手に戦ってるから対人戦は不得意なのだ」
「確かに、普通冒険者が対人戦するのって護衛依頼で盗賊とかと戦うくらいだもんね」
そう考えるとこういう闘技場での対人戦はいい経験になるね。
「レーズンはちゃんと楽しめてますか?」
「ん!」
「そうですか!楽しめてますか、あ、ご飯が美味しい?ですよね!わかります」
「テナちゃんとレーズンが楽しめたならよかったです」
「ほんとに連れてきてくれてありがとうございます!」
そういえばまだテナちゃんとレーズンをどうするか決めてないんだよね。
「ねぇみんな」
「どうしたのだ?」
「私達以外の試合も見てる?」
そういえばみんな以外の試合はあんまり見てなかったかも。
「う〜ん、あたしはあんま見れてない」
「誰か知ってる人でもいたんですか?」
「まぁそうね。ほら、ちょっと前にリィアのこと付きまとってた人?いたじゃない」
「龍斗くん達のことですか?」
「そう!あの人たちも出てるみたいよ」
「やっぱ出てたんですね」
「てことはクロエのお姉ちゃんもいるの?」
「そういうことになのだ」
確かフェノアさん?がここの闘技場の常連だっていうし、帝国にいるなら出るよね。
でもペアで出るってことだから誰と組んでるんだろ?
龍斗くんはアイリスとかなぁ?
「えっ!?クロエお姉ちゃんにお姉ちゃんいたんですか!?」
「あ〜、ちょっと複雑なのだが」
事情を知らないテナちゃんが驚く。
クロエさんはちょっと微妙な顔をしたけどテナちゃんに大雑把に説明する
「なるほど、生き別れの姉妹なんですね」
「うむ!だから戦うことになっても気にしなくていいのだ」
サーティアさん達とクロエさん達のことを考えてたけど、龍斗くん達のことも少しは考えた方がいいのかな?全然彼らのこと知らない。
「やっぱり龍斗くん達は強いんですか?」
「闘技場の大会優勝常連のフェノア、クロエの姉であり聖女のジェシカ、フェノアより強いらしい龍斗にテナと同じくドラゴニュートのアイリス、弱いわけないじゃない」
そうだよね………そりゃあ強いよね。
てことは、ここの3組と、龍斗くん達の2組、合計5組は優勝候補になってくる。
次が3回戦目だから……もしかしたら次で当たるかもしれないし、、当たらなくても4回戦目で当たる可能性が高い。
「やりづらいなぁ」
正直気まづい。
「誰が相手だろうが必ず勝つのだ!」
「あたし達も!頑張ろうね、リィア」
「はい」
仮に私達が負けたとしても龍斗くん達の誰かが勝てば譲ってもらえないかなぁ。
でも優勝賞品が誓いの指輪だからなぁ、アイリスなら渡してくれないだろうし、龍斗くんは変な条件つけてきそうだし……フェノアさんとジェシカさんに関しては事情なしじゃそういうことはできなさそう。
やっぱり私達が優勝するのが一番だね。
ちなみにみんなには一応事情は説明してある。
もしロミス様の神器じゃなかったら優勝した組に渡されるけど、神器だったら責任を持ってロミス様が管理してくれる。
それだけ神器は危険な物らしい。
(ロミス様。そういえばネフィス様………帝国の皇女が神器を使ってるんですけど、あれは大丈夫なんですか?)
あれも神器のひとつだし、危ないんじゃないかな?
(あれは元々人間の国にある物だから大丈夫。私としては神器なんて物は無くした方がいいと思ってるんだけどね?あの剣は戦いの神の物だし、昔のことがあるから。また信者を使った神同士の争いの種になりえるから私がとやかく言えないものなの)
そうなんだ。昔の戦いっていうのはロミス様が神話で実際に起きた人間と魔族の争いのことだろう。
幸福の神、戦いの神を中心とした人間側
邪神と契約の神を中心とした魔族側の神の争い。
(なるほど)
(まぁ私も勝手にリィアちゃんとルーナを天使として作っちゃったから人間側の神にちょっと目をつけられてるんだよね。だから変に魔族側と人間側の力関係をいじりたくないの)
魔族側、人間側って神様同士でも対立とかもあるんだね。
(今となっては人間が私を信仰したり、魔族が幸福の神を信仰したりとかもあるからそんなバチバチしてないんだけどね?最近魔族側が露骨に力を付けてるって言われちゃって)
それでロミス様も必死なんだね。
「ものすごい試合でしたね」
「ですね!あの剣と剣のぶつかり合い!なんというか綺麗でした」
「二回戦からあんなに強い人達と当たっちゃうんだ」
「それより強いサーティアとネフィスはそれだけ厄介というわけなのだ」
確かに、相手の人もすごかったけど、それより強いんだよね。
うわぁこれから戦うと考えるとほんとにどうしようって感じだ。
「サーティア達は……多分このまま休むだろうね」
「明日もトーナメントの続きですよね?三回戦ですか」
「いいや、明日はない。闘技場の整備と選手の休みなのだ」
あ、そうなんだ。じゃあ明日はゆっくり休めるね
「あの、明日みんなで作戦会議というか経過報告というか、とにかく、お話しませんか?」
テナちゃんが提案してくる。
「それは……」
ルーナちゃんが少し言い淀んだけど、私が続きを言う。
「いいですね!クロエさんはどうでしょうか?」
「我もそれでいいのだ」
あとはサーティアさんとネフィスさんを誘うだけだけど……
「サーティアには我から言っておくのだ。まぁネフィスは予定が合えばって感じなのだが」
ネフィス様に関してはまぁ仕方ないとして、全員揃いそうだね。
「ありがとうございます!それじゃあそういうことで!」
次の日はみんなで同じ部屋に集まった。
「さて、みんな集まったわね?」
「ネフィスは居ないのだ?」
「今日は忙しいみたいで来れたら来るらしいわ」
ネフィス様は無理だったかぁ。
「今日はだらだらしてていいんだよね〜?」
「そうです!楽しくおしゃべりしましょ!」
「ん〜!」
私達4人に加えてテナちゃんとレーズンもいると賑やかだね。
「それでそれで、一回戦から話しましょうよ!まずはリィアさんとルーナさんの一回戦から」
「一回戦目かぁ〜、どうだったっけ?」
「確かごつい冒険者みたいな人でしたね。正直最初舐めてました。実際弱かったですけど思ったよりは苦戦しちゃいましたね」
あの時は私が少しテンパってて冷静になれなかったんだよね。
ルーナちゃんのおかげで勝てたけどね。
「まぁあたしの方は余裕だったけどね〜、バカ正直に正面から来てくれたから魔法で簡単に捕まえられたし」
「あの時は助かりましたよ」
「そうだったんですね!それじゃあ次は……私達の一回戦ですね。確か、、最初は冒険者が相手で………」
それから対戦について話し合った。
外から見てるのと、実際戦ってた時の話を聞くのとでは全然迫力?というか臨場感が違うね。
「みんな思ってたより苦戦してたんですね」
「それだけみんな強いってことよ」
「やはり我らは基本的に魔物相手に戦ってるから対人戦は不得意なのだ」
「確かに、普通冒険者が対人戦するのって護衛依頼で盗賊とかと戦うくらいだもんね」
そう考えるとこういう闘技場での対人戦はいい経験になるね。
「レーズンはちゃんと楽しめてますか?」
「ん!」
「そうですか!楽しめてますか、あ、ご飯が美味しい?ですよね!わかります」
「テナちゃんとレーズンが楽しめたならよかったです」
「ほんとに連れてきてくれてありがとうございます!」
そういえばまだテナちゃんとレーズンをどうするか決めてないんだよね。
「ねぇみんな」
「どうしたのだ?」
「私達以外の試合も見てる?」
そういえばみんな以外の試合はあんまり見てなかったかも。
「う〜ん、あたしはあんま見れてない」
「誰か知ってる人でもいたんですか?」
「まぁそうね。ほら、ちょっと前にリィアのこと付きまとってた人?いたじゃない」
「龍斗くん達のことですか?」
「そう!あの人たちも出てるみたいよ」
「やっぱ出てたんですね」
「てことはクロエのお姉ちゃんもいるの?」
「そういうことになのだ」
確かフェノアさん?がここの闘技場の常連だっていうし、帝国にいるなら出るよね。
でもペアで出るってことだから誰と組んでるんだろ?
龍斗くんはアイリスとかなぁ?
「えっ!?クロエお姉ちゃんにお姉ちゃんいたんですか!?」
「あ〜、ちょっと複雑なのだが」
事情を知らないテナちゃんが驚く。
クロエさんはちょっと微妙な顔をしたけどテナちゃんに大雑把に説明する
「なるほど、生き別れの姉妹なんですね」
「うむ!だから戦うことになっても気にしなくていいのだ」
サーティアさん達とクロエさん達のことを考えてたけど、龍斗くん達のことも少しは考えた方がいいのかな?全然彼らのこと知らない。
「やっぱり龍斗くん達は強いんですか?」
「闘技場の大会優勝常連のフェノア、クロエの姉であり聖女のジェシカ、フェノアより強いらしい龍斗にテナと同じくドラゴニュートのアイリス、弱いわけないじゃない」
そうだよね………そりゃあ強いよね。
てことは、ここの3組と、龍斗くん達の2組、合計5組は優勝候補になってくる。
次が3回戦目だから……もしかしたら次で当たるかもしれないし、、当たらなくても4回戦目で当たる可能性が高い。
「やりづらいなぁ」
正直気まづい。
「誰が相手だろうが必ず勝つのだ!」
「あたし達も!頑張ろうね、リィア」
「はい」
仮に私達が負けたとしても龍斗くん達の誰かが勝てば譲ってもらえないかなぁ。
でも優勝賞品が誓いの指輪だからなぁ、アイリスなら渡してくれないだろうし、龍斗くんは変な条件つけてきそうだし……フェノアさんとジェシカさんに関しては事情なしじゃそういうことはできなさそう。
やっぱり私達が優勝するのが一番だね。
ちなみにみんなには一応事情は説明してある。
もしロミス様の神器じゃなかったら優勝した組に渡されるけど、神器だったら責任を持ってロミス様が管理してくれる。
それだけ神器は危険な物らしい。
(ロミス様。そういえばネフィス様………帝国の皇女が神器を使ってるんですけど、あれは大丈夫なんですか?)
あれも神器のひとつだし、危ないんじゃないかな?
(あれは元々人間の国にある物だから大丈夫。私としては神器なんて物は無くした方がいいと思ってるんだけどね?あの剣は戦いの神の物だし、昔のことがあるから。また信者を使った神同士の争いの種になりえるから私がとやかく言えないものなの)
そうなんだ。昔の戦いっていうのはロミス様が神話で実際に起きた人間と魔族の争いのことだろう。
幸福の神、戦いの神を中心とした人間側
邪神と契約の神を中心とした魔族側の神の争い。
(なるほど)
(まぁ私も勝手にリィアちゃんとルーナを天使として作っちゃったから人間側の神にちょっと目をつけられてるんだよね。だから変に魔族側と人間側の力関係をいじりたくないの)
魔族側、人間側って神様同士でも対立とかもあるんだね。
(今となっては人間が私を信仰したり、魔族が幸福の神を信仰したりとかもあるからそんなバチバチしてないんだけどね?最近魔族側が露骨に力を付けてるって言われちゃって)
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