コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
第一回戦(仲間達)
レーズンがキッドくんから離れないのでさっきとまた違った席で座り直す。
次の試合はクロエさんとテナちゃんが出てくるみたいだ。
「それにしても、黒炎の龍(ダークインフェルノドラゴン)って……またクロエさんらしいチーム名ですね」
「かっこいいっていえばそうなんだけど、どうしてか素直にすごいって言えない名前だよね」
私はいいと思うよ?うん。
「クロエとテナって言ってたよね?その人もリィアお姉ちゃんの仲間なの?」
「そうだよ。クロエさんもテナちゃんもとっても強いので見ものなんだよ」
「ん!」
レーズンも2人を応援してるみたいだ。
思えばクロエさん、テナちゃん、そしてレーズンはドラゴンに縁のある3人だね。
「まぁ当然クロエ達が勝つんだろうけど、やりすぎないかだけ心配だよ」
「そもそも手加減という言葉があるかどうかもあやしいですよ」
私達は少しはらはらした気持ちでクロエさん達の試合を見る。
クロエ視点
ついにわたし達の出番が来た。
「行くぞテナ。我らの実力を見せつけるのだ!」
「はい!クロエお姉ちゃん」
対戦相手はごく普通の冒険者の2人組のようだ。
わたし達の戦い方は基本的にテナをメインに戦う。
わたしのやることはテナの援護をすること。
相手が魔法使いだとまた作戦は変わってくるが、今回は2人とも近接武器を持っているので考えてる通りの作戦でいく。
「パワードレイン!」
「はぁあ!!」
わたしが魔法で妨害し、テナが敵2人に突っ込んでいく。
小さい身体だが、そこにある力は人の力を軽く凌駕する。
この前ドワーフの国で買った武器にも慣れて、そこら辺の人間には負けることがない。
「これじゃあ我の出番はないかもしれないのだ」
テナはわたしの援護がなくても2人を相手に優勢に戦ってる。
「ぐぬぬ、ならば……生成!」
「ちょっ!?クロエお姉ちゃん?」
「我、にも、戦わせるのだぁ!」
暇だったのでテナを巻き込んで大規模な魔法を使う。
地面が浮かび上がり、相手を場外へと飛ばした。
「危なかったぁ」
テナは巻き込まれそうなところを軽々と避けて無事だ。
「そう危ないものでもないのだ」
「そうだけど、いきなりだったから」
「勝ったからいいのだ」
リィア視点
あっという間に決着がついた。
「さすがに強いね。あの二人」
「ですね。途中までクロエさん暇そうにしてましたし」
決め手はクロエさんの魔法だったけど、あのままテナちゃん1人だけでも勝ててたと思う。
「ん〜!」
レーズンも喜んでる。
「昨日のお姉ちゃん達の試合も見てたんだけど、もしかしなくてもお姉ちゃん達って強いの?」
「そうだよ〜。私達は強いんだよ〜。ちょっと可哀想かもしれないけど、私達、この大会を優勝しないとだからね」
「頑張ってね。僕応援するよ!」
「ありがとう!」
小さい男の子って昔を思い出すからあんまり好きじゃないんだけど、キッドくんはとってもいい子だから話してて癒される。
私、小さい子が好きなのかもしれない。
メアリーちゃん、ユーリちゃん、ニフィちゃん、レーズン、キッドくん……どの子もかわいくていい子なんだよなぁ
「次はサーティア達のところだね」
「この組み合わせもなかなか見どころですね。それにしても、チーム名が戦姫って……これはどっちが決めたんだろう?」
「主催の姉上も出るから相手は誰かと思ってたけど、昨日いたあのエルフの人だったんだね」
キッドくんは昨日にクロエさんやサーティアさん達と会ってたね。
「あの人はサーティアさんっていって、私達の仲間なんですよ。とっても強い剣士なんです」
「あの姉上と組むということは相当な実力を持ってるってことはわかるよ」
「やっぱりネフィス様ってあの神器を使うのかな?」
魔術師殺しの剣。
あれがあると魔法使いはほとんど仕事ができなくなってしまう。
剣士相手では単純な実力が出るのでサーティアさんとネフィス様の組み合わせはなかなかに強力だ。
「姉上は手加減するような人ではないので使ってくると思うよ」
「なんにしても一番注目されてる組だね」
さっきよりも会場の盛り上がりがすごいことになってる。
サーティア視点
これだけ注目されたらさすがに緊張するわね。
「ネフィス、いっつもここの人達はこんなに盛り上がってるのかしら?」
「ん〜、私も久しぶりだからな。いつもの時はわからないがそれでも皆が私達に期待してるということはわかる」
ネフィスに迷惑かけないためにも張り切っていかないと。それにそういえば新しい武器でちゃんと戦うのもこれが初めてかしら?
余計に緊張しちゃったわ
「一回戦目から皇女様と一戦交えるなんて光栄やわ」
「せやね。隣にいる方は……もしやエルフ!?」
対戦相手はドワーフの2人組かしら?
「な!?我らドワーフを差し置いてエルフと組まれるとは」
「これは負けられへんわ」
なんでかわからないけど相手もやる気のようね。
「ネフィスと一緒に戦うのは初めてだから、私が極力ネフィスに合わせて戦うわ。だからネフィスは思う存分に戦ってちょうだい」
「承知した」
ネフィスと私は剣を構える。
クロエとの戦いを見て、ネフィスの実力は私以上にあることがわかった。
だが戦い方が私とは違う。
私はどちらかといえば機動力を活かして戦うのに対して、ネフィスは防御力を活かして戦う剣士だ。
「ネフィス様におんぶにだっこなんやないか?」
「それは戦って見たらわかると思うわよ」
1人のドワーフが私と対峙する。
「はぁあ!」
「なっ!?強化魔法」
相手の武器を狙って強い連撃を当てていく。
いくら屈強なドワーフでも何度も何度もうちつければ手が痺れてくる。
色んな角度から攻めれば余計に相手に余裕がなくなってくる。
「くっぅ」
そして相手がよろけたところで相手を蹴ってもう一人のドワーフにぶつける。
「ネフィス!」
「これで終わりのようだな」
もう1人と戦ってたネフィスが相手両方に剣を突きつける。
「降参や」
リィア視点
わぁすごい。2人いっぺんに降参させるなんて。
「さすがに強いね」
「姉上も相変わらずすごかったけど、隣のエルフもすごかった」
「んー!」
「まだまだ余裕そうでしたね。ネフィス様なんてほとんど動いてませんでしたよ」
相手の攻撃を全部防いで相手の隙を全く逃すことなく攻めれていた。
対面じゃ勝ちようがないのかもしれない。
次の試合はクロエさんとテナちゃんが出てくるみたいだ。
「それにしても、黒炎の龍(ダークインフェルノドラゴン)って……またクロエさんらしいチーム名ですね」
「かっこいいっていえばそうなんだけど、どうしてか素直にすごいって言えない名前だよね」
私はいいと思うよ?うん。
「クロエとテナって言ってたよね?その人もリィアお姉ちゃんの仲間なの?」
「そうだよ。クロエさんもテナちゃんもとっても強いので見ものなんだよ」
「ん!」
レーズンも2人を応援してるみたいだ。
思えばクロエさん、テナちゃん、そしてレーズンはドラゴンに縁のある3人だね。
「まぁ当然クロエ達が勝つんだろうけど、やりすぎないかだけ心配だよ」
「そもそも手加減という言葉があるかどうかもあやしいですよ」
私達は少しはらはらした気持ちでクロエさん達の試合を見る。
クロエ視点
ついにわたし達の出番が来た。
「行くぞテナ。我らの実力を見せつけるのだ!」
「はい!クロエお姉ちゃん」
対戦相手はごく普通の冒険者の2人組のようだ。
わたし達の戦い方は基本的にテナをメインに戦う。
わたしのやることはテナの援護をすること。
相手が魔法使いだとまた作戦は変わってくるが、今回は2人とも近接武器を持っているので考えてる通りの作戦でいく。
「パワードレイン!」
「はぁあ!!」
わたしが魔法で妨害し、テナが敵2人に突っ込んでいく。
小さい身体だが、そこにある力は人の力を軽く凌駕する。
この前ドワーフの国で買った武器にも慣れて、そこら辺の人間には負けることがない。
「これじゃあ我の出番はないかもしれないのだ」
テナはわたしの援護がなくても2人を相手に優勢に戦ってる。
「ぐぬぬ、ならば……生成!」
「ちょっ!?クロエお姉ちゃん?」
「我、にも、戦わせるのだぁ!」
暇だったのでテナを巻き込んで大規模な魔法を使う。
地面が浮かび上がり、相手を場外へと飛ばした。
「危なかったぁ」
テナは巻き込まれそうなところを軽々と避けて無事だ。
「そう危ないものでもないのだ」
「そうだけど、いきなりだったから」
「勝ったからいいのだ」
リィア視点
あっという間に決着がついた。
「さすがに強いね。あの二人」
「ですね。途中までクロエさん暇そうにしてましたし」
決め手はクロエさんの魔法だったけど、あのままテナちゃん1人だけでも勝ててたと思う。
「ん〜!」
レーズンも喜んでる。
「昨日のお姉ちゃん達の試合も見てたんだけど、もしかしなくてもお姉ちゃん達って強いの?」
「そうだよ〜。私達は強いんだよ〜。ちょっと可哀想かもしれないけど、私達、この大会を優勝しないとだからね」
「頑張ってね。僕応援するよ!」
「ありがとう!」
小さい男の子って昔を思い出すからあんまり好きじゃないんだけど、キッドくんはとってもいい子だから話してて癒される。
私、小さい子が好きなのかもしれない。
メアリーちゃん、ユーリちゃん、ニフィちゃん、レーズン、キッドくん……どの子もかわいくていい子なんだよなぁ
「次はサーティア達のところだね」
「この組み合わせもなかなか見どころですね。それにしても、チーム名が戦姫って……これはどっちが決めたんだろう?」
「主催の姉上も出るから相手は誰かと思ってたけど、昨日いたあのエルフの人だったんだね」
キッドくんは昨日にクロエさんやサーティアさん達と会ってたね。
「あの人はサーティアさんっていって、私達の仲間なんですよ。とっても強い剣士なんです」
「あの姉上と組むということは相当な実力を持ってるってことはわかるよ」
「やっぱりネフィス様ってあの神器を使うのかな?」
魔術師殺しの剣。
あれがあると魔法使いはほとんど仕事ができなくなってしまう。
剣士相手では単純な実力が出るのでサーティアさんとネフィス様の組み合わせはなかなかに強力だ。
「姉上は手加減するような人ではないので使ってくると思うよ」
「なんにしても一番注目されてる組だね」
さっきよりも会場の盛り上がりがすごいことになってる。
サーティア視点
これだけ注目されたらさすがに緊張するわね。
「ネフィス、いっつもここの人達はこんなに盛り上がってるのかしら?」
「ん〜、私も久しぶりだからな。いつもの時はわからないがそれでも皆が私達に期待してるということはわかる」
ネフィスに迷惑かけないためにも張り切っていかないと。それにそういえば新しい武器でちゃんと戦うのもこれが初めてかしら?
余計に緊張しちゃったわ
「一回戦目から皇女様と一戦交えるなんて光栄やわ」
「せやね。隣にいる方は……もしやエルフ!?」
対戦相手はドワーフの2人組かしら?
「な!?我らドワーフを差し置いてエルフと組まれるとは」
「これは負けられへんわ」
なんでかわからないけど相手もやる気のようね。
「ネフィスと一緒に戦うのは初めてだから、私が極力ネフィスに合わせて戦うわ。だからネフィスは思う存分に戦ってちょうだい」
「承知した」
ネフィスと私は剣を構える。
クロエとの戦いを見て、ネフィスの実力は私以上にあることがわかった。
だが戦い方が私とは違う。
私はどちらかといえば機動力を活かして戦うのに対して、ネフィスは防御力を活かして戦う剣士だ。
「ネフィス様におんぶにだっこなんやないか?」
「それは戦って見たらわかると思うわよ」
1人のドワーフが私と対峙する。
「はぁあ!」
「なっ!?強化魔法」
相手の武器を狙って強い連撃を当てていく。
いくら屈強なドワーフでも何度も何度もうちつければ手が痺れてくる。
色んな角度から攻めれば余計に相手に余裕がなくなってくる。
「くっぅ」
そして相手がよろけたところで相手を蹴ってもう一人のドワーフにぶつける。
「ネフィス!」
「これで終わりのようだな」
もう1人と戦ってたネフィスが相手両方に剣を突きつける。
「降参や」
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わぁすごい。2人いっぺんに降参させるなんて。
「さすがに強いね」
「姉上も相変わらずすごかったけど、隣のエルフもすごかった」
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