コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
作戦会議
開会式が終わった次の日、早速大会のトーナメント表が発表される。
皇女主催の影響なのか、それともペアでの参加条件がよかったのか、参加チームは全部で64組も集まった。
だから………いち、にぃ、さん、しぃ、ごぉ、ろく回勝てば優勝になる。
って、結構遠いね。
多いこともあって、第一回戦の対戦相手は特に知らない人だった。
クロエさんのチームやサーティアさんのチームの対戦相手も特に知ってる人ではないみたい。
「まずは第一回戦ですね〜」
「あたし達なら余裕、かもしれないけど、ここはセパレティアだから全然高ランクの冒険者が参加してることだって考えられるからね。油断出来ないよ」
それもそうだね。
私達より高いランクだとAランク以上になるからそうそういないと思うけどね。
「みんなも勝つと思うので、私達も油断せずに頑張りましょ」
「最初の相手の情報は………って、全然わかんないよね」
わかる情報は相手のチーム名のみ。
実際に本番になるまで相手のことはわからない。
「ん〜、そればっかりは仕方ないですね。なので2人での戦いっていうのを意識して作戦を考えましょう!」
「そうだね。確かルールは……どっちかが降参するもしくは審判の判断で勝敗が決まるみたいだね」
つまり、私達どっちかが生き残るというより、私達2人一緒に戦うことが大事になってくる。
「基本は私が前衛、ルーナちゃんが後衛で行こうと思います。おそらくこのチーム戦においてはどちらか一人を集中狙いしてくると思うんです」
どっちかが降参というルール、つまり1人も欠けちゃいけない勝負なので、2人で1人を狙った方がいい。
「それじゃああたしはリィアを守ればいいの?」
「危ない時はそうしてくれると助かるんですけど、私が2人を相手するので、ルーナちゃんは攻撃メインでお願いしてもいいですか?」
「い、いいの!?」
「はい。私を信じてみてください。明らか無理そうなら私も状況を見て距離をとるので、基本戦術はそれでお願いします」
「わ、わかった」
「あと、そうですね、ルーナちゃんが攻撃する時の合図ですが……」
私が前衛として戦ってる時に、後ろからルーナちゃんの攻撃魔法を撃たれたら私まで巻き添えをくらってしまうので、そうならないように合図を決めることにした。
「わかった。リィアがあたしを見たら、ね?」
「理想は私が動きを止めてルーナちゃんが決めてくれることなんですけどね」
私が麻痺の魔法で相手の動きを止めて、その隙にルーナちゃんの魔法で倒す。
一定までの相手ならこれで楽勝できると思う。
さすがにクロエさん達やサーティアさん達には通用しないけどね。
「あのさ、あんまりドロドロになっちゃう魔法は使わない方がいいよね?」
イベントなので殺傷能力の高すぎる魔法は色々危ない。
「そうですね、理想は無力化なので、水で窒息させて気絶させるか、あのベタベタのやつで動きを封じる、わざと外して審判に判断してもらう……とかでしょうか」
「結構それでもえげつないんだけど、そうだね。気をつける」
私もついついやりすぎないように注意しないと。
余裕がない相手ほど力加減が出来ないから大変だ。
「まぁ私達なら結構いけると思うんですよ。問題はクロエさん達と、サーティアさん達のところです」
ずっと同じパーティで過ごしてきたし、帝国に来てすぐのところで、みんなと決闘したこともあり、実力が高いことはわかっている。
それぞれのペアであるテナちゃんやネフィス様の実力もあるから一番警戒しなくちゃいけない。
「まぁ、そうだね。正直負けてもおかしくないところって言ったらそこだよね」
「なので、しっかり作戦会議をしましょう!まだ当たると決まったわけじゃないですけどね。恐らく向こうも私達のことは警戒してくると思うので、ちゃんと対策しないと負けちゃいます」
向こうも私達のことはよく理解している。
「でも、どうしたらいいんだろ?正直魔法の力だとクロエに負けない?テナも力を取り戻したんでしょ?ドラゴンにならないとはいえすごい強いでしょ?」
「ん〜、そうですね。厄介なのはクロエさんテナちゃん共に後衛前衛どっちもできることですね」
クロエさんは知っての通り、テナちゃんも身体能力の高さと、強力な火属性魔法が使えるのでかなり厄介になっている。
「あたしの予想だけど、クロエはあんまり前衛には来ないと思うの」
「そうですか?クロエさんのことだから積極的に接近してきそうなものですけど」
「クロエの魔法は攻撃だけじゃなくて、弱体化とかの妨害もあるから後ろからテナの援護をして前衛を崩してく、みたいなことをしてきそうじゃない?」
確かに、クロエさんは前衛経験は少ない。魔物相手に通じるものでも対人戦においては話が変わってくる。
テナちゃんの力を最大限に活かす動きをしてくる可能性も高いか。
「だとしたら私達は単純な力勝負になりますね。ルーナちゃんの言う通りな感じできたらテナちゃんをいち早く追い詰めるのがよさそうです」
テナちゃんを活かしてくるなら私達でいち早く倒すのがいいよね。
「次は、サーティアとネフィス様ね。こっちはどっちも前衛だから逆に戦いづらいかもね」
「一番厄介なのは魔法を吸収してくるあの神器ですよ」
ネフィス様の持っている神器の影響で、魔法が大幅に弱体化される。
大抵の魔法は無力化される。
「あれがあるとあたし何もできないかも」
「そんなことはありませんよ、あれにも弱点はありますから」
あの神器はあくまで剣が吸収するということだ、つまり剣に触れられなければ魔法は吸収されない。
つまり、強化魔法や回復魔法、地面や空中に対しての魔法は問題なくできる。
「ルーナちゃんは私の援護をお願いします。攻撃は一切しなくていいので」
「さっきとは真逆だね」
「私が前で2人を抑えます。そのために場を制すのと、ルーナちゃんの回復で私が無限に戦えるようにする。通称ゾンビ作戦です」
たとえ厳しい戦いでもHP無限なら負けることはありえない。
「それでも、ちょっときつそうだから出来れば当たりたくないね」
「……ですね」
他にも魔法や戦法について話し合った。
皇女主催の影響なのか、それともペアでの参加条件がよかったのか、参加チームは全部で64組も集まった。
だから………いち、にぃ、さん、しぃ、ごぉ、ろく回勝てば優勝になる。
って、結構遠いね。
多いこともあって、第一回戦の対戦相手は特に知らない人だった。
クロエさんのチームやサーティアさんのチームの対戦相手も特に知ってる人ではないみたい。
「まずは第一回戦ですね〜」
「あたし達なら余裕、かもしれないけど、ここはセパレティアだから全然高ランクの冒険者が参加してることだって考えられるからね。油断出来ないよ」
それもそうだね。
私達より高いランクだとAランク以上になるからそうそういないと思うけどね。
「みんなも勝つと思うので、私達も油断せずに頑張りましょ」
「最初の相手の情報は………って、全然わかんないよね」
わかる情報は相手のチーム名のみ。
実際に本番になるまで相手のことはわからない。
「ん〜、そればっかりは仕方ないですね。なので2人での戦いっていうのを意識して作戦を考えましょう!」
「そうだね。確かルールは……どっちかが降参するもしくは審判の判断で勝敗が決まるみたいだね」
つまり、私達どっちかが生き残るというより、私達2人一緒に戦うことが大事になってくる。
「基本は私が前衛、ルーナちゃんが後衛で行こうと思います。おそらくこのチーム戦においてはどちらか一人を集中狙いしてくると思うんです」
どっちかが降参というルール、つまり1人も欠けちゃいけない勝負なので、2人で1人を狙った方がいい。
「それじゃああたしはリィアを守ればいいの?」
「危ない時はそうしてくれると助かるんですけど、私が2人を相手するので、ルーナちゃんは攻撃メインでお願いしてもいいですか?」
「い、いいの!?」
「はい。私を信じてみてください。明らか無理そうなら私も状況を見て距離をとるので、基本戦術はそれでお願いします」
「わ、わかった」
「あと、そうですね、ルーナちゃんが攻撃する時の合図ですが……」
私が前衛として戦ってる時に、後ろからルーナちゃんの攻撃魔法を撃たれたら私まで巻き添えをくらってしまうので、そうならないように合図を決めることにした。
「わかった。リィアがあたしを見たら、ね?」
「理想は私が動きを止めてルーナちゃんが決めてくれることなんですけどね」
私が麻痺の魔法で相手の動きを止めて、その隙にルーナちゃんの魔法で倒す。
一定までの相手ならこれで楽勝できると思う。
さすがにクロエさん達やサーティアさん達には通用しないけどね。
「あのさ、あんまりドロドロになっちゃう魔法は使わない方がいいよね?」
イベントなので殺傷能力の高すぎる魔法は色々危ない。
「そうですね、理想は無力化なので、水で窒息させて気絶させるか、あのベタベタのやつで動きを封じる、わざと外して審判に判断してもらう……とかでしょうか」
「結構それでもえげつないんだけど、そうだね。気をつける」
私もついついやりすぎないように注意しないと。
余裕がない相手ほど力加減が出来ないから大変だ。
「まぁ私達なら結構いけると思うんですよ。問題はクロエさん達と、サーティアさん達のところです」
ずっと同じパーティで過ごしてきたし、帝国に来てすぐのところで、みんなと決闘したこともあり、実力が高いことはわかっている。
それぞれのペアであるテナちゃんやネフィス様の実力もあるから一番警戒しなくちゃいけない。
「まぁ、そうだね。正直負けてもおかしくないところって言ったらそこだよね」
「なので、しっかり作戦会議をしましょう!まだ当たると決まったわけじゃないですけどね。恐らく向こうも私達のことは警戒してくると思うので、ちゃんと対策しないと負けちゃいます」
向こうも私達のことはよく理解している。
「でも、どうしたらいいんだろ?正直魔法の力だとクロエに負けない?テナも力を取り戻したんでしょ?ドラゴンにならないとはいえすごい強いでしょ?」
「ん〜、そうですね。厄介なのはクロエさんテナちゃん共に後衛前衛どっちもできることですね」
クロエさんは知っての通り、テナちゃんも身体能力の高さと、強力な火属性魔法が使えるのでかなり厄介になっている。
「あたしの予想だけど、クロエはあんまり前衛には来ないと思うの」
「そうですか?クロエさんのことだから積極的に接近してきそうなものですけど」
「クロエの魔法は攻撃だけじゃなくて、弱体化とかの妨害もあるから後ろからテナの援護をして前衛を崩してく、みたいなことをしてきそうじゃない?」
確かに、クロエさんは前衛経験は少ない。魔物相手に通じるものでも対人戦においては話が変わってくる。
テナちゃんの力を最大限に活かす動きをしてくる可能性も高いか。
「だとしたら私達は単純な力勝負になりますね。ルーナちゃんの言う通りな感じできたらテナちゃんをいち早く追い詰めるのがよさそうです」
テナちゃんを活かしてくるなら私達でいち早く倒すのがいいよね。
「次は、サーティアとネフィス様ね。こっちはどっちも前衛だから逆に戦いづらいかもね」
「一番厄介なのは魔法を吸収してくるあの神器ですよ」
ネフィス様の持っている神器の影響で、魔法が大幅に弱体化される。
大抵の魔法は無力化される。
「あれがあるとあたし何もできないかも」
「そんなことはありませんよ、あれにも弱点はありますから」
あの神器はあくまで剣が吸収するということだ、つまり剣に触れられなければ魔法は吸収されない。
つまり、強化魔法や回復魔法、地面や空中に対しての魔法は問題なくできる。
「ルーナちゃんは私の援護をお願いします。攻撃は一切しなくていいので」
「さっきとは真逆だね」
「私が前で2人を抑えます。そのために場を制すのと、ルーナちゃんの回復で私が無限に戦えるようにする。通称ゾンビ作戦です」
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