コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
チーム名
時は戻ってイベントに出場する前の話。
それぞれ誰と組むか決まったので、チーム名を決めることになった。
出場する時にその名前で呼ばれるので、申し込む時にチーム名を教えないといけない。
リィアとルーナの場合(リィア視点)
「チーム名、どうしましょうか……」
私とルーナちゃんは2人とも天使だからそれを考えて、エンジェルズ……だとなんか野球チームっぽいね。
「そんなの決まってるじゃん」
「え?そうなんですか?」
ルーナちゃんはとっくに思いついてるみたいだった。
なんか決定事項みたいな言い方だったけど、なにかあったっけ?
「元々あたし達2人で勝利の星達だったんだから今回もそれでいいんじゃない?」
………確かに。勝利の星達は元々ビクトレアにいた時に私とルーナちゃんのパーティ名だった。
今はサーティアさんとクロエさんも含めてだけど、元々を考えたら私とルーナちゃんのチーム名はそれでいいかもしれない。
「確かに、気づいてませんでした」
「じゃあ決まりね。一応被るといけないからクロエとサーティアにも確認するけど、多分大丈夫でしょ」
後々ちゃんとサーティアさんとクロエさんに伝えて了承してもらえた。
「ということで、ビクトリースターズに決定だね!」
「はい!」
クロエとテナの場合(クロエ視点)
チーム名を決めないといけなくなった。
わたしはテナの部屋に行き、話し合うことにした。
同じ部屋にレーズンもいるが、まぁ特に問題はないだろう。
「というわけで、我とテナのチーム名を考えることになった。なにか案はあるのだ?」
「そうですね、私達の共通点といえばもちろん龍ということですが……私もクロエお姉ちゃんも純血ではないですからね」
龍の血はあるが、わたしもテナも純血ではない。わたしは魔王と勇者、お母さんである魔王も純血の龍ではないため、わたしはハーフですらない。
「我も同種だからとテナと組んだ訳ではない。そこにこだわる必要はないと思うのだ」
ううむ、わたしとテナのチーム名ね。
私が闇、テナが火を得意としてることから黒炎の龍とか……ルビをふるならダークインフェルノドラゴン
めちゃくちゃかっこいい。
「私、いいのを思いつきました!
闇夜の空に浮かぶ紅月………通称ミッドナイトブラッドムーンというのはどうでしょう」
テナもセンスのいいチーム名を思いついている。
「我も思いついたのだ。自分で言っておいてあれだが、なんだかんだ言って龍はかっこいい。我の考えたチーム名は黒炎の龍なのだ」
「か、かっこいい!」
「うむ、我もテナの考えたものがかっこいいと思うのだ」
「うーん、悩みますね」
「我もだ。どちらも捨て難い」
こうなれば最終手段
「レーズンに決めてもらうことにしよう」
「そうですね。レーズン。ちょっといい?」
部屋の端の方でわたしたちの様子を見ていたレーズンがテナの元にくる。
元がドラゴンとは思えないくらいか弱い少女に見える。
「ん?」
「闇夜に浮かぶ紅月と」
「黒炎の龍のどっちがいいと思うのだ?」
「…………」
レーズンは悩む仕草をする。正直レーズンにこの2つのネーミングの意味がわかるか怪しいが……どうだろう?
「ん!」
レーズンがわたしの方に来る。
「もしかして我が言った方がいいということなのだ?」
「うん!」
「さすがは純血の龍ですね。私もお姉ちゃんの方がいいと思います」
レーズンの力もあり、わたし達のチーム名が決まった。
サーティアとネフィスの場合(サーティア視点)
主催と組むことになって緊張する部分もある。目立つからこそチーム名もしっかりしないといけないわね。
「それで、ネフィスはなにか考えてるのかしら?」
「我々は高貴な存在だろう?それぞれセパレティアとヴァレンをいずれ担う存在になる。私の場合は弟がいるが、功績によれば私が皇帝になることもあるからな」
「私はその気はないわ。弟もいるし、そもそもヴァレンは共和国だから私の一族が王族という訳でもないのよ」
「そうだったのか、てっきり王族かなにかだと思っていたが……では名前はなんというんだ?」
「言ってなかったわね。私はサーティア・オーヴェル。ヴァレンの貴族よ」
貴族といっても過去の功績や今現在の功績によって平民が成り上がったり、逆に落ちぶれたりするものだ。
エルフと人間では文化が異なり、世代交代というものが少ない。
貴族階級も一代限りの場合もある。
そもそもヴァレン自体まとまって日が浅いのでもし私のお父さんが亡くなったら私は貴族じゃなくなる可能性だってある。
王というものがいないので、民の投票やや他貴族との議会で決めることになっている。
「十分高貴な存在だ。ふむ、では我々は戦姫と名乗るのはどうだろうか」
「姫というのは言い過ぎじゃないかしら……ちょっと恥ずかしいわ」
「そんなことはない。サーティアは美しいエルフの姫ではないか」
面と向かって言われるともっと恥ずかしいわよ。
でもネフィスの目は輝いてるし、その名前にしたそうにしてるわね………
「…………あぁ、もうわかったわ。でも、あくまで私はネフィスのおまけみたいなもので考えてるから」
「む、そう謙遜しないでほしい。この大会はサーティアのためにも開催したようなものなんだから」
ん〜まぁ確かに、私含めてクロエ達もやりたいって言ってたからネフィスの言う通りなんだけど………
「……そうね、せっかくネフィスが開催してくれたんだもの。私も頑張らなくちゃいけないわね」
「うむ!その意気だ!」
「リィアとルーナ、クロエとテナはとっても強いわ。みんなに負けないようにいくわよ!!」
私とネフィスは気合いをいれる。
それぞれ誰と組むか決まったので、チーム名を決めることになった。
出場する時にその名前で呼ばれるので、申し込む時にチーム名を教えないといけない。
リィアとルーナの場合(リィア視点)
「チーム名、どうしましょうか……」
私とルーナちゃんは2人とも天使だからそれを考えて、エンジェルズ……だとなんか野球チームっぽいね。
「そんなの決まってるじゃん」
「え?そうなんですか?」
ルーナちゃんはとっくに思いついてるみたいだった。
なんか決定事項みたいな言い方だったけど、なにかあったっけ?
「元々あたし達2人で勝利の星達だったんだから今回もそれでいいんじゃない?」
………確かに。勝利の星達は元々ビクトレアにいた時に私とルーナちゃんのパーティ名だった。
今はサーティアさんとクロエさんも含めてだけど、元々を考えたら私とルーナちゃんのチーム名はそれでいいかもしれない。
「確かに、気づいてませんでした」
「じゃあ決まりね。一応被るといけないからクロエとサーティアにも確認するけど、多分大丈夫でしょ」
後々ちゃんとサーティアさんとクロエさんに伝えて了承してもらえた。
「ということで、ビクトリースターズに決定だね!」
「はい!」
クロエとテナの場合(クロエ視点)
チーム名を決めないといけなくなった。
わたしはテナの部屋に行き、話し合うことにした。
同じ部屋にレーズンもいるが、まぁ特に問題はないだろう。
「というわけで、我とテナのチーム名を考えることになった。なにか案はあるのだ?」
「そうですね、私達の共通点といえばもちろん龍ということですが……私もクロエお姉ちゃんも純血ではないですからね」
龍の血はあるが、わたしもテナも純血ではない。わたしは魔王と勇者、お母さんである魔王も純血の龍ではないため、わたしはハーフですらない。
「我も同種だからとテナと組んだ訳ではない。そこにこだわる必要はないと思うのだ」
ううむ、わたしとテナのチーム名ね。
私が闇、テナが火を得意としてることから黒炎の龍とか……ルビをふるならダークインフェルノドラゴン
めちゃくちゃかっこいい。
「私、いいのを思いつきました!
闇夜の空に浮かぶ紅月………通称ミッドナイトブラッドムーンというのはどうでしょう」
テナもセンスのいいチーム名を思いついている。
「我も思いついたのだ。自分で言っておいてあれだが、なんだかんだ言って龍はかっこいい。我の考えたチーム名は黒炎の龍なのだ」
「か、かっこいい!」
「うむ、我もテナの考えたものがかっこいいと思うのだ」
「うーん、悩みますね」
「我もだ。どちらも捨て難い」
こうなれば最終手段
「レーズンに決めてもらうことにしよう」
「そうですね。レーズン。ちょっといい?」
部屋の端の方でわたしたちの様子を見ていたレーズンがテナの元にくる。
元がドラゴンとは思えないくらいか弱い少女に見える。
「ん?」
「闇夜に浮かぶ紅月と」
「黒炎の龍のどっちがいいと思うのだ?」
「…………」
レーズンは悩む仕草をする。正直レーズンにこの2つのネーミングの意味がわかるか怪しいが……どうだろう?
「ん!」
レーズンがわたしの方に来る。
「もしかして我が言った方がいいということなのだ?」
「うん!」
「さすがは純血の龍ですね。私もお姉ちゃんの方がいいと思います」
レーズンの力もあり、わたし達のチーム名が決まった。
サーティアとネフィスの場合(サーティア視点)
主催と組むことになって緊張する部分もある。目立つからこそチーム名もしっかりしないといけないわね。
「それで、ネフィスはなにか考えてるのかしら?」
「我々は高貴な存在だろう?それぞれセパレティアとヴァレンをいずれ担う存在になる。私の場合は弟がいるが、功績によれば私が皇帝になることもあるからな」
「私はその気はないわ。弟もいるし、そもそもヴァレンは共和国だから私の一族が王族という訳でもないのよ」
「そうだったのか、てっきり王族かなにかだと思っていたが……では名前はなんというんだ?」
「言ってなかったわね。私はサーティア・オーヴェル。ヴァレンの貴族よ」
貴族といっても過去の功績や今現在の功績によって平民が成り上がったり、逆に落ちぶれたりするものだ。
エルフと人間では文化が異なり、世代交代というものが少ない。
貴族階級も一代限りの場合もある。
そもそもヴァレン自体まとまって日が浅いのでもし私のお父さんが亡くなったら私は貴族じゃなくなる可能性だってある。
王というものがいないので、民の投票やや他貴族との議会で決めることになっている。
「十分高貴な存在だ。ふむ、では我々は戦姫と名乗るのはどうだろうか」
「姫というのは言い過ぎじゃないかしら……ちょっと恥ずかしいわ」
「そんなことはない。サーティアは美しいエルフの姫ではないか」
面と向かって言われるともっと恥ずかしいわよ。
でもネフィスの目は輝いてるし、その名前にしたそうにしてるわね………
「…………あぁ、もうわかったわ。でも、あくまで私はネフィスのおまけみたいなもので考えてるから」
「む、そう謙遜しないでほしい。この大会はサーティアのためにも開催したようなものなんだから」
ん〜まぁ確かに、私含めてクロエ達もやりたいって言ってたからネフィスの言う通りなんだけど………
「……そうね、せっかくネフィスが開催してくれたんだもの。私も頑張らなくちゃいけないわね」
「うむ!その意気だ!」
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