コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
閑話 恋バナ
帝都でしばらく過ごしていたある日
みんなで話しているうちに、恋愛についての話になった。
「ねぇリィア、この前の冒険者ってリィアのことが好きだったんでしょ?」
いきなりぶっ込んだ質問をされる。
まぁ、色々ぶっちゃけた後だからもういいんだけどね。
「あはは………そうですね。前の世界にいる時から、ですね」
「なかなかロマンチックね。世界をまたいで愛する人の元へついていくなんて」
ものは言いようだね。
「違いますよ、サーティアさん。それは愛し合う2人です。一方通行だったらただのストーカーですよ。サーティアさんだって好きでもない相手に付きまとわれたら嫌ですよね?」
「………それもそうね」
「そういうサーティアはどうなのだ?ネフィスから求婚されていたではないか」
ネフィス様はこの国の皇女で、私たちが危ないところを助けて知り合ったんだよね。
それでお城でお礼をしてもらって、その時にそういう話になってたっけ?
「あ、あれは話の流れでしょ?それにネフィスは女性よ」
「サーティアさんが男だったら結婚してたんですか?」
「そ、そうね……まぁネフィスとは気が合うし、ネフィスも綺麗だと思うけど、身分の違いというか、種族の違いがあるから、結婚は難しいとは思うわね」
「そういえばサーティアさんは貴族ですよね。結婚の約束をしてる〜とか、縁談とかそういうことはなかったんですか?」
「……………」
「サーティア?どうしたの?」
「そういうの全部ほったらかして旅に出てるからあまり考えたくはないわね。私がエルフじゃなければこんな旅許されるわけなかったわ」
ない訳では無いらしい。
これ以上は可哀想だから聞かないであげよう。
「そういうクロエはどうなのよ!これでもアドレントのお姫様でしょ?」
「わ、我は確かに王女だが、魔族は人間と違って結婚が遅かったりなんならしない者が多いのだお母さんも我については自由にしていいと言っていたのだ………恋人が出来たら絶対連れてくるようにと念押しはされたが」
絶対厳しいだろうなぁ、クロエさんの恋人……親が魔王だもんね。
「クロエは恋愛とかに興味はないの?」
「ないと言えば嘘になるが、今は全く考えられないのだ。な、仲間がいるし……」
少し照れながら答える。
「かわいい」
「かわいいっていうなぁ!」
「かわいいわね〜」
「かわいいこと言ってくれるね〜もぅクロエは〜」
「うぎゃー!こんな話は嫌なのだー!」
クロエさんは顔を真っ赤にさせて、悶えてしまった。
「ルーナちゃんは………って聞くまでもないですよね〜」
「どうしてあたしには聞くまでもないの!?」
「だって、私のことが好きすぎるから?」
「そんなこと!ないこともないこともないこともないけど……って、それリィアが言う?」
「そっか、そうよね。確かリィアとルーナはそういう関係だったわね」
「忘れてたのだ」
まぁ関係が変わっても実際変わることはほとんどないからね。
露骨にイチャイチャするわけでもないから、2人が忘れてても仕方ない。
「ま、まぁそうですね。私達は運命共同体です」
「そういえばルーナとリィアは私とクロエと出会う前から一緒よね?」
「そうだね。ビクトレアで知り合って、一緒に依頼を受けて、そこから一緒に冒険しようってことになったんだよね」
「最初はもっとルーナちゃんつんつんしてたんですよ。それはそれでかわいかったですね」
「我らもそれなりに長いから分かるのだ」
ツンデレというかちょっと気が強いというか、今はだいぶ丸くなってるけどね。
「2人は恋愛的……なのかしら?」
「………正直私もよくわからないんですよね」
「あたしもよくわかんない」
好きは好きでもこれが恋なのかはよくわかっていない。
ドキドキするとかずっと頭から離れないとか、そういうことはあんまりないんだよね。
さすがにキスしたりした時はすごくドキドキしたけど……
「まぁまだ我らは子供というわけなのだ」
「そうね………」
「この前龍斗くんのところにいたアイリスって女の子はわかりやすかったですけど」
アイリスは私のこと目の敵にしてたみたいだし、明らかに龍斗くんに惚れてるよね。
「なんかそこで私達の知らない三角関係みたいなのができてたわよね?」
「お姉ちゃんがいたという衝撃で忘れていたのだ」
一緒にいたジェシカさんって人は聖女でクロエさんの義理の姉だったね。
「まぁそれはもう解決したので。ご迷惑かけてすみませんでした」
「まぁまぁいいって。リィアは何も悪くないでしょ?」
「そうですね」
「思ったより周りに恋愛ってないわね〜」
「まだわからぬぞ?しばらく会っていない者が今は恋人がいるやもしれないのだ」
確かに、ミミさんとか、ミルフィさんとか、モテそうだよね。メアリーちゃんももしかしたらあるかもしれない
「また会った時に聞きましょう!絶対」
「そうだね」
「そういえばサーティアさんやクロエさんって結婚願望みたいなのってないんですか?」
「ん〜、ないわね。私はずっと冒険者をやっててたいわ。まぁ今はないって感じね。想像できないわ」
「わ、我は………その………ん〜」
クロエさんの方は心当たり?があるのか急にモジモジし始める。
「もしかして!憧れの人とかいるの!?」
「ち、ちがう!そういう訳じゃないけど、でも、その、お母さんみたいに、いつかはちゃんと恋愛して、子供が欲しいなぁって、思う……い、今のなし!今のなし!」
憧れはあるんだね。
なんかかわいい。
「クロエってこの中で一番女の子してるわよね」
「かわいいですよね」
「なんかこっちがにやけちゃうよね」
「むーーー!」
結局最後はクロエさんがいじられてこの話題は終わってしまった。
みんなで話しているうちに、恋愛についての話になった。
「ねぇリィア、この前の冒険者ってリィアのことが好きだったんでしょ?」
いきなりぶっ込んだ質問をされる。
まぁ、色々ぶっちゃけた後だからもういいんだけどね。
「あはは………そうですね。前の世界にいる時から、ですね」
「なかなかロマンチックね。世界をまたいで愛する人の元へついていくなんて」
ものは言いようだね。
「違いますよ、サーティアさん。それは愛し合う2人です。一方通行だったらただのストーカーですよ。サーティアさんだって好きでもない相手に付きまとわれたら嫌ですよね?」
「………それもそうね」
「そういうサーティアはどうなのだ?ネフィスから求婚されていたではないか」
ネフィス様はこの国の皇女で、私たちが危ないところを助けて知り合ったんだよね。
それでお城でお礼をしてもらって、その時にそういう話になってたっけ?
「あ、あれは話の流れでしょ?それにネフィスは女性よ」
「サーティアさんが男だったら結婚してたんですか?」
「そ、そうね……まぁネフィスとは気が合うし、ネフィスも綺麗だと思うけど、身分の違いというか、種族の違いがあるから、結婚は難しいとは思うわね」
「そういえばサーティアさんは貴族ですよね。結婚の約束をしてる〜とか、縁談とかそういうことはなかったんですか?」
「……………」
「サーティア?どうしたの?」
「そういうの全部ほったらかして旅に出てるからあまり考えたくはないわね。私がエルフじゃなければこんな旅許されるわけなかったわ」
ない訳では無いらしい。
これ以上は可哀想だから聞かないであげよう。
「そういうクロエはどうなのよ!これでもアドレントのお姫様でしょ?」
「わ、我は確かに王女だが、魔族は人間と違って結婚が遅かったりなんならしない者が多いのだお母さんも我については自由にしていいと言っていたのだ………恋人が出来たら絶対連れてくるようにと念押しはされたが」
絶対厳しいだろうなぁ、クロエさんの恋人……親が魔王だもんね。
「クロエは恋愛とかに興味はないの?」
「ないと言えば嘘になるが、今は全く考えられないのだ。な、仲間がいるし……」
少し照れながら答える。
「かわいい」
「かわいいっていうなぁ!」
「かわいいわね〜」
「かわいいこと言ってくれるね〜もぅクロエは〜」
「うぎゃー!こんな話は嫌なのだー!」
クロエさんは顔を真っ赤にさせて、悶えてしまった。
「ルーナちゃんは………って聞くまでもないですよね〜」
「どうしてあたしには聞くまでもないの!?」
「だって、私のことが好きすぎるから?」
「そんなこと!ないこともないこともないこともないけど……って、それリィアが言う?」
「そっか、そうよね。確かリィアとルーナはそういう関係だったわね」
「忘れてたのだ」
まぁ関係が変わっても実際変わることはほとんどないからね。
露骨にイチャイチャするわけでもないから、2人が忘れてても仕方ない。
「ま、まぁそうですね。私達は運命共同体です」
「そういえばルーナとリィアは私とクロエと出会う前から一緒よね?」
「そうだね。ビクトレアで知り合って、一緒に依頼を受けて、そこから一緒に冒険しようってことになったんだよね」
「最初はもっとルーナちゃんつんつんしてたんですよ。それはそれでかわいかったですね」
「我らもそれなりに長いから分かるのだ」
ツンデレというかちょっと気が強いというか、今はだいぶ丸くなってるけどね。
「2人は恋愛的……なのかしら?」
「………正直私もよくわからないんですよね」
「あたしもよくわかんない」
好きは好きでもこれが恋なのかはよくわかっていない。
ドキドキするとかずっと頭から離れないとか、そういうことはあんまりないんだよね。
さすがにキスしたりした時はすごくドキドキしたけど……
「まぁまだ我らは子供というわけなのだ」
「そうね………」
「この前龍斗くんのところにいたアイリスって女の子はわかりやすかったですけど」
アイリスは私のこと目の敵にしてたみたいだし、明らかに龍斗くんに惚れてるよね。
「なんかそこで私達の知らない三角関係みたいなのができてたわよね?」
「お姉ちゃんがいたという衝撃で忘れていたのだ」
一緒にいたジェシカさんって人は聖女でクロエさんの義理の姉だったね。
「まぁそれはもう解決したので。ご迷惑かけてすみませんでした」
「まぁまぁいいって。リィアは何も悪くないでしょ?」
「そうですね」
「思ったより周りに恋愛ってないわね〜」
「まだわからぬぞ?しばらく会っていない者が今は恋人がいるやもしれないのだ」
確かに、ミミさんとか、ミルフィさんとか、モテそうだよね。メアリーちゃんももしかしたらあるかもしれない
「また会った時に聞きましょう!絶対」
「そうだね」
「そういえばサーティアさんやクロエさんって結婚願望みたいなのってないんですか?」
「ん〜、ないわね。私はずっと冒険者をやっててたいわ。まぁ今はないって感じね。想像できないわ」
「わ、我は………その………ん〜」
クロエさんの方は心当たり?があるのか急にモジモジし始める。
「もしかして!憧れの人とかいるの!?」
「ち、ちがう!そういう訳じゃないけど、でも、その、お母さんみたいに、いつかはちゃんと恋愛して、子供が欲しいなぁって、思う……い、今のなし!今のなし!」
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