コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
これで解決でいいですよね?
私達は地龍を人間の姿に変化させて、外に出させることに成功した。
「レーズン、動けますか?」
レーズンは首を横にふる。
まだこの身体に慣れてないから動けないのかな?
「わかりました。んっしょ、私が運びますね」
「♡」
「テナは姿が変わる時こんなふうになったことはなかったが……」
「私は半分人間ですから。多分そのせいだと思います。といってもほとんどドラゴンの姿だったので最初は大変でしたけどね」
そうだったんだ。
「なんかこんなちっこいのにドワーフ達があんなに悩まされてたなんて思うと馬鹿らしく見えるなぁ……というかこの子が件の魔物って言って信じてもらえるん?」
「追い払ったことにすればいいんじゃない?」
「ん〜まぁ確かに?実際危険はなくなったからええんか?」
問題はこの子をどうするか、だよね。さすがにずっと一緒に旅するってのも……できなくはないけど。どうしよう?
無責任にどこかに置いていくのもできないし。
とりあえずそれについてはパーティ会議だね。
私たちは街に戻るとまずは宿に向かうことにした。
「ナヤさんはもう大丈夫ですよ。報酬はまた別の日に用意しますから。ありがとうございました」
「ええって!うちも全然危険な目に会わんかったし」
「気にする必要はないのだ。我らもこれから報酬をもらうのだ。それにこれまでも結構稼いでいるのだぞ?」
「そういえばBランク言うてたもんな、ほな遠慮せんわ。ありがとうな」
「さて、それで、レーズンはどうするの?」
「とりあえず約束通り色んなものを食べさせてあげるのはどうでしょう?」
「それもそうね。リィア、本当にしばらく元には戻らないのよね」
「愛のこもったキスで戻るのでうっかりキスしなきゃ平気です」
「え!?キスで解けるの!?」
「なんとも古典的な解き方なのだ」
私も思ったけど、私が決めたわけじゃないから許して欲しい。
「それじゃあしばらくは一緒なんですね!」
テナちゃんが嬉しそうにする。
「レーズンも、それでいいですよね?」
「!………♡」
嬉しそうにしてる。
「しばらくはいいけど、ずっと一緒に旅するって訳にもいかないでしょ?」
「私は、一緒でもいいと思うんです。お家を追い出してしまった責任もあると思うんです」
「足でまといなのではないか?」
「そう、かもですけど、見捨てることはできないですよね?」
「引き取ってくれる人は………いないよね」
「まぁどうしても連れていけなくなれば師匠やお母さんに頼ればいいのだ」
そっか、そうだよね。
「むー、レーズンが一緒に行けるなら私だって………」
まずい、今度はテナちゃんが付いてこようとしてる。
「この話は一旦やめた方がいいわね。テナに関しては帝都で決めるわ。一緒にレーズンのことも、ちゃんと考えておくから。それでいいわよね?」
「………はい」
みんなが落ち着いたところで冒険者ギルドに行って報告する。
受付に話したらそのまま奥の部屋に通される。
「それで、報告を聞こうか」
そして早速ギルドマスターに問い詰められる。
「まずは結果から。私達で魔物を追い払うことが出来たわ」
「ほんまか!!」
「嘘だと思うなら確認してください」
「いや、わざわざここで嘘を言う必要もないからな。信じる。それで、倒したのか?」
「戦ってないよ。ちょっと話し合っただけ」
「その代わり、連れてきたのだ」
「は?え?連れ!?」
「はい!ここに」
「ここ!?!?」
あからさまにギルドマスターがてんぱってる。そろそろいじめるのは可哀想だね。
「はい、この子です」
「………は?」
私は後ろに隠れていたレーズンを後ろから抱きしめて前につれてくる。
「………」
「そんな馬鹿な話があるんか?さすがにそれは信じられへんって」
「まぁ信じたくなきゃ信じなくていいわ。一応魔物がどうなったのかの報告だから。私達と一緒にいるから探して倒そうとしても無駄ってわけなのよ。もちろん私達が責任をもつから、それでいいかしら?」
「はぁ………もうわけがわからへんわ。まぁ街に被害がなきゃそれでええで。まぁともかく、魔物はいなくなって、もうあの場所には戻ってこない、これを報告すればええんやな?」
「そうね」
あの場所はレーズンにとって大事な場所だったかもしれない。
思い入れがあるかもしれない。
それを私達の都合で追い出されるのは正直どうかと思う。
でも、あの場所以上に楽しいこと面白いことをこの子に経験させてあげれば、少しは許されるかもしれない。
それでも勝手なエゴでしかないけどね。
「………?」
「ごめんなさい。レーズン。ありがとう」
「……♡」
「それで、報酬はもらえるのだろう?もう用意はできているのだ?」
「それに関してはもう用意してるで。この街を救ってくれてホンマにありがとう。そういや、この街には観光で来てくれたんやったな。ほなワイがおすすめを教えたるわ!」
それから、ギルドマスターにこの街のおすすめの場所を教えてもらった。
「おいしそう………ねぇリィア!行こ?行こ?」
食べ物の話を聞いてルーナちゃんは目を輝かせる。
「行きましょう!」
テナちゃんも
「ん!いく」
レーズンも
「はいはい、わかったわ」
「テナとレーズンがいるだけでもこんなに賑やかになるのだな」
「そうね」
「ごはんもいいですけど、先にレーズンの服を買いましょうよ。さすがに私の服じゃサイズが合わないみたいなので」
私がいくら小さいロリ体型だからってさすがにレーズンくらいの子には合わない。
「……そうですね。レーズンちゃんの服が先の方がいいかもです」
「ついでにテナちゃんの服も買いましょう!」
「服のことになると急に元気になるのだ」
着せ替え人形……ゲフンゲフン、かわいい女の子にかわいい服を選ぶのってめちゃくちゃ楽しいですよね!
「レーズン、動けますか?」
レーズンは首を横にふる。
まだこの身体に慣れてないから動けないのかな?
「わかりました。んっしょ、私が運びますね」
「♡」
「テナは姿が変わる時こんなふうになったことはなかったが……」
「私は半分人間ですから。多分そのせいだと思います。といってもほとんどドラゴンの姿だったので最初は大変でしたけどね」
そうだったんだ。
「なんかこんなちっこいのにドワーフ達があんなに悩まされてたなんて思うと馬鹿らしく見えるなぁ……というかこの子が件の魔物って言って信じてもらえるん?」
「追い払ったことにすればいいんじゃない?」
「ん〜まぁ確かに?実際危険はなくなったからええんか?」
問題はこの子をどうするか、だよね。さすがにずっと一緒に旅するってのも……できなくはないけど。どうしよう?
無責任にどこかに置いていくのもできないし。
とりあえずそれについてはパーティ会議だね。
私たちは街に戻るとまずは宿に向かうことにした。
「ナヤさんはもう大丈夫ですよ。報酬はまた別の日に用意しますから。ありがとうございました」
「ええって!うちも全然危険な目に会わんかったし」
「気にする必要はないのだ。我らもこれから報酬をもらうのだ。それにこれまでも結構稼いでいるのだぞ?」
「そういえばBランク言うてたもんな、ほな遠慮せんわ。ありがとうな」
「さて、それで、レーズンはどうするの?」
「とりあえず約束通り色んなものを食べさせてあげるのはどうでしょう?」
「それもそうね。リィア、本当にしばらく元には戻らないのよね」
「愛のこもったキスで戻るのでうっかりキスしなきゃ平気です」
「え!?キスで解けるの!?」
「なんとも古典的な解き方なのだ」
私も思ったけど、私が決めたわけじゃないから許して欲しい。
「それじゃあしばらくは一緒なんですね!」
テナちゃんが嬉しそうにする。
「レーズンも、それでいいですよね?」
「!………♡」
嬉しそうにしてる。
「しばらくはいいけど、ずっと一緒に旅するって訳にもいかないでしょ?」
「私は、一緒でもいいと思うんです。お家を追い出してしまった責任もあると思うんです」
「足でまといなのではないか?」
「そう、かもですけど、見捨てることはできないですよね?」
「引き取ってくれる人は………いないよね」
「まぁどうしても連れていけなくなれば師匠やお母さんに頼ればいいのだ」
そっか、そうだよね。
「むー、レーズンが一緒に行けるなら私だって………」
まずい、今度はテナちゃんが付いてこようとしてる。
「この話は一旦やめた方がいいわね。テナに関しては帝都で決めるわ。一緒にレーズンのことも、ちゃんと考えておくから。それでいいわよね?」
「………はい」
みんなが落ち着いたところで冒険者ギルドに行って報告する。
受付に話したらそのまま奥の部屋に通される。
「それで、報告を聞こうか」
そして早速ギルドマスターに問い詰められる。
「まずは結果から。私達で魔物を追い払うことが出来たわ」
「ほんまか!!」
「嘘だと思うなら確認してください」
「いや、わざわざここで嘘を言う必要もないからな。信じる。それで、倒したのか?」
「戦ってないよ。ちょっと話し合っただけ」
「その代わり、連れてきたのだ」
「は?え?連れ!?」
「はい!ここに」
「ここ!?!?」
あからさまにギルドマスターがてんぱってる。そろそろいじめるのは可哀想だね。
「はい、この子です」
「………は?」
私は後ろに隠れていたレーズンを後ろから抱きしめて前につれてくる。
「………」
「そんな馬鹿な話があるんか?さすがにそれは信じられへんって」
「まぁ信じたくなきゃ信じなくていいわ。一応魔物がどうなったのかの報告だから。私達と一緒にいるから探して倒そうとしても無駄ってわけなのよ。もちろん私達が責任をもつから、それでいいかしら?」
「はぁ………もうわけがわからへんわ。まぁ街に被害がなきゃそれでええで。まぁともかく、魔物はいなくなって、もうあの場所には戻ってこない、これを報告すればええんやな?」
「そうね」
あの場所はレーズンにとって大事な場所だったかもしれない。
思い入れがあるかもしれない。
それを私達の都合で追い出されるのは正直どうかと思う。
でも、あの場所以上に楽しいこと面白いことをこの子に経験させてあげれば、少しは許されるかもしれない。
それでも勝手なエゴでしかないけどね。
「………?」
「ごめんなさい。レーズン。ありがとう」
「……♡」
「それで、報酬はもらえるのだろう?もう用意はできているのだ?」
「それに関してはもう用意してるで。この街を救ってくれてホンマにありがとう。そういや、この街には観光で来てくれたんやったな。ほなワイがおすすめを教えたるわ!」
それから、ギルドマスターにこの街のおすすめの場所を教えてもらった。
「おいしそう………ねぇリィア!行こ?行こ?」
食べ物の話を聞いてルーナちゃんは目を輝かせる。
「行きましょう!」
テナちゃんも
「ん!いく」
レーズンも
「はいはい、わかったわ」
「テナとレーズンがいるだけでもこんなに賑やかになるのだな」
「そうね」
「ごはんもいいですけど、先にレーズンの服を買いましょうよ。さすがに私の服じゃサイズが合わないみたいなので」
私がいくら小さいロリ体型だからってさすがにレーズンくらいの子には合わない。
「……そうですね。レーズンちゃんの服が先の方がいいかもです」
「ついでにテナちゃんの服も買いましょう!」
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