コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
名無しの龍
魔法陣の光がおさまると、かわいい幼女が座っていた。
「やった!成功しました!」
「……………」
変化は成功したけど、いきなり喋ることは出来ないよね………うん。
(あ〜、リィアちゃん)
すると、ロミス様からなんかやっちゃった風に呼ばれる。
え、私、なんかやっちゃいました!?
(あ、あの、私……)
(てっきり別の子の物を使うと思ってたんだけど……リィアちゃんの血は神である私の情報とか、みんなとはちょっと違うようなのが入ってるの、だからむやみに使うと大変なことになったりするんだけど)
(え?え?どうなっちゃうんですか?)
(ま、まぁ少しだけだから大丈夫だと思うんだけどね?最悪この子も私の眷属になっちゃうから気をつけてね)
眷属になったら何がいけないのかよく分からないがロミス様からしたらちょっといけないことらしい。
今度から気をつけよう。
「おぉ、すごいのだ!」
「ホンマに姿が変わった!?」
「大丈夫?身体はどこも痛くない?って、先に服を用意しないとね」
当然ながらナナちゃんは服を着てないので私の服を貸してあげる。
さすがにサイズは合わないけど、後で服買ってあげよう。
「あ、そうだ、テナ、何言ってるか分かるかしら?」
「えと、今は何も喋ってないですよ」
「……あ、あ、ありがと」
しゃべったーーー!!
「言葉、わかりますか?」
「わ、わかる」
自分がどういう状態なのかわかっていないのか座ったままぺたぺたと自分を触り始める。
私はすかさず鏡を見せてあげる
「!?」
一瞬ギョッとしたけど、自分だと理解するとまじまじと見る。
「こころなしかリィアに似てる?」
ルーナちゃんの指摘を受けて改めて見てみるとやっぱり似てる?
でも、髪の色や目の色、見た目年齢などは全然違う。
「あの、リィアさん、この子に名前、付けてあげましょうよ」
「名前がないと不便ね……」
それはそうなんだけど、勝手につけちゃっていいのかなぁ。
まぁ私も勝手に名無しのナナちゃんって呼んでたけど……もっとちゃんと名前考えた方がいいよね。
地龍……恐竜……ダイナソー……鉱石……ミネラル、ジュエル
かわいいかんじならキラキラ?ピカピカ?
う〜ん、どうしよう。
「なにか案はありますか?」
「ふむ、ならば我に案があるのだ」
クロエさんのセンスだと少し不安だけど、とりあえず聞くだけ聞いてみよう。
「固有種なのだ、ならばここの地名を使うのがいいのではないか?ナヤ、ここはなんという場所なのだ?」
「えっと、ここは坑道617番、24分岐の奥地やね」
番号だったーーー!って、結構坑道って沢山あるんだね。
「ならばムイナというのはどうなのだ?」
「私にも案はいるわよ」
「お!サーティアさん、なんでしょうか?」
「これから場所が変わるってのに場所の名前をつけてどうするのよ。こういうのは大事なことなんだからもっといい意味があるといいわ。キュティアなんてどうかしら?」
「ちなみにどんな意味があるんですか?」
「かわいくて最高って意味よ」
エルフの文化だとそういうことらしい。
なんともかわいらしい名前?ってことなんだね。
「あたしあたし!あたしも考えた」
ルーナちゃんも考えてくれたらしい。
「レーズン……とかどう?」
なんとも美味しそうな名前だね。
確かに、ドラゴンの時の姿で身体のあちこちにあった石っぽいのレーズンに見えなくもない。
変化した今はないけど。
「ムイナ、キュティア、レーズン……ううん……どうしよう」
「リィアはなにか思いつかないの?」
「私ですか?私は勝手に名無しのナナちゃんって呼んでたからちょっと思いつかなくて」
「て、適当なのだ……」
クロエさんにドン引きされてしまった。
「まぁ私はなんでもいいと思うわよ。どうでもいいって事じゃなくて、どれもいいって意味よ。あ、リィアのはもうちょっと考えた方がいいわね」
「試しに呼んでみて反応良かったのにすればええんやない?」
ナヤさんが提案してくれる。
「ですね」
私は名無しちゃんの前に立って名前候補を呼ぶことにする。
「?」
「これからあなたの名前の候補を呼びますね。一番気に入ったのに反応してください」
「………?」
わかったのかわかっていないのか首をかしげる。
「ムイナ」
「…………」
「キュティア」
「…………」
「レーズン」
「………!」
あ、ちょっと反応があった!
「レーズン?」
「…………!!」
「レーズン」
「………あ」
なんだろうこれ、なんだろうこれかわいい
「決まりだね」
「普通に食べ物に反応しただけなのではないか?」
「いやいやこの子レーズン食べたことないでしょ?こんな坑道の奥地にいたのよ?」
レーズンはいわゆる干しぶどうというやつだ。
どこかで買い物した時に買ったことがあるような…………バックの中を探してみると……あったあった!
この世界のぶどうはちょっと酸っぱいんだよね〜私好み。
「はいこれどうぞ」
「……?」
私はレーズンちゃんにレーズンをあげる。
「!?」
口の中にいれると驚いたように目が開かれる。
「ん〜〜♡」
かわいい、え?もうかわいい
「リィア………気持ちは分かるけどものすごくにやけてるよ」
「そういえばこの子変化したけど元に戻らへんの?」
「あ〜、それは大丈夫です。当分の間はこのままですよ」
解き方は人それぞれだけど、私の場合はキスで解けるみたい。
魔法をかける時に何となく解き方が頭の中に入ってきたからわかるけど、キスって……まぁ別に口同士じゃなくてもいいなら大丈夫か。
「てことは、とりあえず解決?」
「………締まらないのだ」
「そうね、まぁ誰も傷つかなかったんだしいいじゃない」
「私も他の同族と会えて嬉しいです!」
ということで私達はレーズンちゃんを連れて外へ出ることにした。
「やった!成功しました!」
「……………」
変化は成功したけど、いきなり喋ることは出来ないよね………うん。
(あ〜、リィアちゃん)
すると、ロミス様からなんかやっちゃった風に呼ばれる。
え、私、なんかやっちゃいました!?
(あ、あの、私……)
(てっきり別の子の物を使うと思ってたんだけど……リィアちゃんの血は神である私の情報とか、みんなとはちょっと違うようなのが入ってるの、だからむやみに使うと大変なことになったりするんだけど)
(え?え?どうなっちゃうんですか?)
(ま、まぁ少しだけだから大丈夫だと思うんだけどね?最悪この子も私の眷属になっちゃうから気をつけてね)
眷属になったら何がいけないのかよく分からないがロミス様からしたらちょっといけないことらしい。
今度から気をつけよう。
「おぉ、すごいのだ!」
「ホンマに姿が変わった!?」
「大丈夫?身体はどこも痛くない?って、先に服を用意しないとね」
当然ながらナナちゃんは服を着てないので私の服を貸してあげる。
さすがにサイズは合わないけど、後で服買ってあげよう。
「あ、そうだ、テナ、何言ってるか分かるかしら?」
「えと、今は何も喋ってないですよ」
「……あ、あ、ありがと」
しゃべったーーー!!
「言葉、わかりますか?」
「わ、わかる」
自分がどういう状態なのかわかっていないのか座ったままぺたぺたと自分を触り始める。
私はすかさず鏡を見せてあげる
「!?」
一瞬ギョッとしたけど、自分だと理解するとまじまじと見る。
「こころなしかリィアに似てる?」
ルーナちゃんの指摘を受けて改めて見てみるとやっぱり似てる?
でも、髪の色や目の色、見た目年齢などは全然違う。
「あの、リィアさん、この子に名前、付けてあげましょうよ」
「名前がないと不便ね……」
それはそうなんだけど、勝手につけちゃっていいのかなぁ。
まぁ私も勝手に名無しのナナちゃんって呼んでたけど……もっとちゃんと名前考えた方がいいよね。
地龍……恐竜……ダイナソー……鉱石……ミネラル、ジュエル
かわいいかんじならキラキラ?ピカピカ?
う〜ん、どうしよう。
「なにか案はありますか?」
「ふむ、ならば我に案があるのだ」
クロエさんのセンスだと少し不安だけど、とりあえず聞くだけ聞いてみよう。
「固有種なのだ、ならばここの地名を使うのがいいのではないか?ナヤ、ここはなんという場所なのだ?」
「えっと、ここは坑道617番、24分岐の奥地やね」
番号だったーーー!って、結構坑道って沢山あるんだね。
「ならばムイナというのはどうなのだ?」
「私にも案はいるわよ」
「お!サーティアさん、なんでしょうか?」
「これから場所が変わるってのに場所の名前をつけてどうするのよ。こういうのは大事なことなんだからもっといい意味があるといいわ。キュティアなんてどうかしら?」
「ちなみにどんな意味があるんですか?」
「かわいくて最高って意味よ」
エルフの文化だとそういうことらしい。
なんともかわいらしい名前?ってことなんだね。
「あたしあたし!あたしも考えた」
ルーナちゃんも考えてくれたらしい。
「レーズン……とかどう?」
なんとも美味しそうな名前だね。
確かに、ドラゴンの時の姿で身体のあちこちにあった石っぽいのレーズンに見えなくもない。
変化した今はないけど。
「ムイナ、キュティア、レーズン……ううん……どうしよう」
「リィアはなにか思いつかないの?」
「私ですか?私は勝手に名無しのナナちゃんって呼んでたからちょっと思いつかなくて」
「て、適当なのだ……」
クロエさんにドン引きされてしまった。
「まぁ私はなんでもいいと思うわよ。どうでもいいって事じゃなくて、どれもいいって意味よ。あ、リィアのはもうちょっと考えた方がいいわね」
「試しに呼んでみて反応良かったのにすればええんやない?」
ナヤさんが提案してくれる。
「ですね」
私は名無しちゃんの前に立って名前候補を呼ぶことにする。
「?」
「これからあなたの名前の候補を呼びますね。一番気に入ったのに反応してください」
「………?」
わかったのかわかっていないのか首をかしげる。
「ムイナ」
「…………」
「キュティア」
「…………」
「レーズン」
「………!」
あ、ちょっと反応があった!
「レーズン?」
「…………!!」
「レーズン」
「………あ」
なんだろうこれ、なんだろうこれかわいい
「決まりだね」
「普通に食べ物に反応しただけなのではないか?」
「いやいやこの子レーズン食べたことないでしょ?こんな坑道の奥地にいたのよ?」
レーズンはいわゆる干しぶどうというやつだ。
どこかで買い物した時に買ったことがあるような…………バックの中を探してみると……あったあった!
この世界のぶどうはちょっと酸っぱいんだよね〜私好み。
「はいこれどうぞ」
「……?」
私はレーズンちゃんにレーズンをあげる。
「!?」
口の中にいれると驚いたように目が開かれる。
「ん〜〜♡」
かわいい、え?もうかわいい
「リィア………気持ちは分かるけどものすごくにやけてるよ」
「そういえばこの子変化したけど元に戻らへんの?」
「あ〜、それは大丈夫です。当分の間はこのままですよ」
解き方は人それぞれだけど、私の場合はキスで解けるみたい。
魔法をかける時に何となく解き方が頭の中に入ってきたからわかるけど、キスって……まぁ別に口同士じゃなくてもいいなら大丈夫か。
「てことは、とりあえず解決?」
「………締まらないのだ」
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