コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
テナちゃんとおしゃべり
ん、んぅ〜
あれ、私、どうして
「んぁ〜、ここは?」
確か私は……テナちゃんを連れてきて……
「あ、リィアさん、起きたんですね」
「大丈夫?リィア」
そうか、私魔力が尽きて………
「あ、はい。休んだら楽になりました。えっと、せっかく早く連れてきたのに、すみません」
「気にしないで、そのためにもギルマスに時間をもらったんだから。テナも来たばっかであれだから出発は明日にするわよ」
「まぁそれが妥当なのだ。あ、ナヤにはもう案内のことを頼んであるのだ」
私がテナちゃんを連れていこうとしてる時に色々準備してくれてたみたい。
「そうなんですね。ありがとうございます」
久しぶりのテナちゃんとの再開でみんなでおしゃべりしていた。
「それでそれで!あの後みなさんはどうしていたんですか?」
テナちゃんは興味津々に私達のことを聞いてくる。
「テナと別れてからも色々あったのだ」
魔物の大量発生で村が大変なことになってたのを助ける。帝国でアネラさん達と別れて、移動で退屈してたところでみんなで決闘もしたね。
帝都に着くまではゲームをしてたっけ?
着いてからは観光したり、依頼を受けたり、まさかセパレティアの皇女様と知り合えるとは………その後私は皇太子様にも気に入られちゃうし……
それで今はドワーフの国、ドルケストに観光しに来たらまた厄介事だね。
今までのことを思い出しながら面白おかしくテナちゃんに話す。
「へぇ〜、私も一緒に旅したかったです」
「あの時はさすがに危なかったものね。今なら………」
「テナは帰る場所があるのだ。ずっと我らと一緒という訳にも」
テナちゃんは私達と一緒に旅をしたいみたい。
どうだろう?私としては異論はないけど、、せっかくおじいちゃんと会えたことだから離れ離れにするのは少し気が引ける。
「あたしは、テナがいいならいいと思う。でも、ちゃんと家族と向き合わなきゃダメだよ」
家族、ねぇ。
「我とサーティアは種族的にそんな問題はないが、テナの家族はほんの一時しかないのだぞ」
「私、よくわかりません。ただ、私はみんなともっと一緒にいたいんです。もちろんおじいちゃんも好きです。街の人も好きです。だけど、やっぱりみんなには感謝してるから、私を独りから救ってくれたから」
それは素直な気持ちだった。
「………まだすぐに別れるわけじゃありません。この一件が終わってから、セパレティア帝都に戻って武闘大会に出るって約束ですから。それまではとりあえず一緒にいましょう?それから私達でもう一度決めるってのはどうですか?」
「え?テナも出るの?」
「はい!ダメ、ですか?」
「しっかり家族の許可はとってますから」
「リィアがそういうならいいけど」
改めてテナちゃんの顔を見てみるとどことなくもう一人のドラゴニュートであるアイリスに似てるんだよね。
髪の色とか目の色とかは全然違うんだけど、シルエットが似てるって言うか、表情とかも似てる気がする。
「ど、どうしました?リィアさん」
顔をじっと見ていたら動揺させてしまった。
「すみません。えっと、テナちゃんって姉妹とかっていないんですか?」
「いませんよ」
そっか、いないのか。じゃあ勘違いだったのかな?
「どうしたの?」
「いえ、この前会ったアイリスに似てるなぁって思ったんです」
「あたしも思った!アイリスとテナって似てるよね。こうしてみるとやっぱり似てる」
「その、アイリスさん?って人と私が似てるんですか?」
「そうなの!でも色合いは違うんだよね。アイリスは真っ白だったから」
テナちゃんは全体的に赤っぽい印象の子。
「ん〜、お母さんからは特に聞いてないですね。あ、ちなみにお母さんは私ととても似てますよ。でも人化したらちゃんとお父さんにも似てるそうです」
となるとやっぱり他人の空似ってやつなのかな?
「ふむ、今度アイリスに会った時に聞いてみるといいのだ」
「それがよさそうね。どうせあの子たちも武闘大会に出てきそうだし」
帝都にいるなら出場しそうだよね。
私はたとえ龍斗くんが相手でも容赦なく勝ちにいくつもりだ。
同じ異世界人として負けられない。
「そうなんですね!私も楽しみです!本当はドラゴンの姿で戦いたいのですが、ダメそうなので頑張ってこの姿で戦います」
「この状態でも強いのだ?」
「う〜ん、それなりには戦えるって感じです」
「武器とかは使わないの?」
「使いません!身体ひとつで戦うのがドラゴンです!」
「あ、危ないよ」
いくら元がドラゴンだからといってこの姿でも硬い鱗で覆われている訳では無い。
ちゃんと装備がないと危ないだろう。
「そうですか?」
「そうね。せめて防具だけでも買った方がいいわ」
「ん〜、でもそんなの持ってないです」
「ちょうどこの街は鍛冶で有名なんだから買ってあげるわよ」
「ほ、本当にいいんですか!?」
「もちろんです!テナちゃんのおかげでこの街が救われるといっても過言ではないんですから。私達からもお礼をさせてください」
「やったぁー!ありがとう!」
なんの武器や防具を買うかはとりあえずこの騒動が終わってから考えよう。
「テナは魔法を使うのだ?」
「火属性の魔法が得意です。ほかは知りません」
「なら教会で調べてもらうのもいいかもしれないね」
ずっと人間の街に住んでなかったから自分の魔法適性を知る機会がなかったんだね。
「でも、魔法より直接攻撃の方が好きです」
「それなら近接武器を買ってあげた方がいいわね、剣、ナイフ………もしくはナックルとか?」
人間の姿になれば何故か体重も見た目と同じくらいの体重になる。
それなら物理攻撃はドラゴンの時と比べて圧倒的に弱くなる。
「でも、この姿だと全然力が出ないんですよね」
 「ちなみにどの程度しか出来ないの?」
もしかしてこの姿なら本当に人間と同じくらいの力しか出ないのかな?
「岩を砕くくらいしかできないです」
………そんなことなかった。
「十分強いわね」
「ドラゴンは元々他の魔物とは違って規格外なのだ」
考えるだけ無駄っぽいね。
あれ、私、どうして
「んぁ〜、ここは?」
確か私は……テナちゃんを連れてきて……
「あ、リィアさん、起きたんですね」
「大丈夫?リィア」
そうか、私魔力が尽きて………
「あ、はい。休んだら楽になりました。えっと、せっかく早く連れてきたのに、すみません」
「気にしないで、そのためにもギルマスに時間をもらったんだから。テナも来たばっかであれだから出発は明日にするわよ」
「まぁそれが妥当なのだ。あ、ナヤにはもう案内のことを頼んであるのだ」
私がテナちゃんを連れていこうとしてる時に色々準備してくれてたみたい。
「そうなんですね。ありがとうございます」
久しぶりのテナちゃんとの再開でみんなでおしゃべりしていた。
「それでそれで!あの後みなさんはどうしていたんですか?」
テナちゃんは興味津々に私達のことを聞いてくる。
「テナと別れてからも色々あったのだ」
魔物の大量発生で村が大変なことになってたのを助ける。帝国でアネラさん達と別れて、移動で退屈してたところでみんなで決闘もしたね。
帝都に着くまではゲームをしてたっけ?
着いてからは観光したり、依頼を受けたり、まさかセパレティアの皇女様と知り合えるとは………その後私は皇太子様にも気に入られちゃうし……
それで今はドワーフの国、ドルケストに観光しに来たらまた厄介事だね。
今までのことを思い出しながら面白おかしくテナちゃんに話す。
「へぇ〜、私も一緒に旅したかったです」
「あの時はさすがに危なかったものね。今なら………」
「テナは帰る場所があるのだ。ずっと我らと一緒という訳にも」
テナちゃんは私達と一緒に旅をしたいみたい。
どうだろう?私としては異論はないけど、、せっかくおじいちゃんと会えたことだから離れ離れにするのは少し気が引ける。
「あたしは、テナがいいならいいと思う。でも、ちゃんと家族と向き合わなきゃダメだよ」
家族、ねぇ。
「我とサーティアは種族的にそんな問題はないが、テナの家族はほんの一時しかないのだぞ」
「私、よくわかりません。ただ、私はみんなともっと一緒にいたいんです。もちろんおじいちゃんも好きです。街の人も好きです。だけど、やっぱりみんなには感謝してるから、私を独りから救ってくれたから」
それは素直な気持ちだった。
「………まだすぐに別れるわけじゃありません。この一件が終わってから、セパレティア帝都に戻って武闘大会に出るって約束ですから。それまではとりあえず一緒にいましょう?それから私達でもう一度決めるってのはどうですか?」
「え?テナも出るの?」
「はい!ダメ、ですか?」
「しっかり家族の許可はとってますから」
「リィアがそういうならいいけど」
改めてテナちゃんの顔を見てみるとどことなくもう一人のドラゴニュートであるアイリスに似てるんだよね。
髪の色とか目の色とかは全然違うんだけど、シルエットが似てるって言うか、表情とかも似てる気がする。
「ど、どうしました?リィアさん」
顔をじっと見ていたら動揺させてしまった。
「すみません。えっと、テナちゃんって姉妹とかっていないんですか?」
「いませんよ」
そっか、いないのか。じゃあ勘違いだったのかな?
「どうしたの?」
「いえ、この前会ったアイリスに似てるなぁって思ったんです」
「あたしも思った!アイリスとテナって似てるよね。こうしてみるとやっぱり似てる」
「その、アイリスさん?って人と私が似てるんですか?」
「そうなの!でも色合いは違うんだよね。アイリスは真っ白だったから」
テナちゃんは全体的に赤っぽい印象の子。
「ん〜、お母さんからは特に聞いてないですね。あ、ちなみにお母さんは私ととても似てますよ。でも人化したらちゃんとお父さんにも似てるそうです」
となるとやっぱり他人の空似ってやつなのかな?
「ふむ、今度アイリスに会った時に聞いてみるといいのだ」
「それがよさそうね。どうせあの子たちも武闘大会に出てきそうだし」
帝都にいるなら出場しそうだよね。
私はたとえ龍斗くんが相手でも容赦なく勝ちにいくつもりだ。
同じ異世界人として負けられない。
「そうなんですね!私も楽しみです!本当はドラゴンの姿で戦いたいのですが、ダメそうなので頑張ってこの姿で戦います」
「この状態でも強いのだ?」
「う〜ん、それなりには戦えるって感じです」
「武器とかは使わないの?」
「使いません!身体ひとつで戦うのがドラゴンです!」
「あ、危ないよ」
いくら元がドラゴンだからといってこの姿でも硬い鱗で覆われている訳では無い。
ちゃんと装備がないと危ないだろう。
「そうですか?」
「そうね。せめて防具だけでも買った方がいいわ」
「ん〜、でもそんなの持ってないです」
「ちょうどこの街は鍛冶で有名なんだから買ってあげるわよ」
「ほ、本当にいいんですか!?」
「もちろんです!テナちゃんのおかげでこの街が救われるといっても過言ではないんですから。私達からもお礼をさせてください」
「やったぁー!ありがとう!」
なんの武器や防具を買うかはとりあえずこの騒動が終わってから考えよう。
「テナは魔法を使うのだ?」
「火属性の魔法が得意です。ほかは知りません」
「なら教会で調べてもらうのもいいかもしれないね」
ずっと人間の街に住んでなかったから自分の魔法適性を知る機会がなかったんだね。
「でも、魔法より直接攻撃の方が好きです」
「それなら近接武器を買ってあげた方がいいわね、剣、ナイフ………もしくはナックルとか?」
人間の姿になれば何故か体重も見た目と同じくらいの体重になる。
それなら物理攻撃はドラゴンの時と比べて圧倒的に弱くなる。
「でも、この姿だと全然力が出ないんですよね」
 「ちなみにどの程度しか出来ないの?」
もしかしてこの姿なら本当に人間と同じくらいの力しか出ないのかな?
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