コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
調査報告
坑道を出た私達は、そのまま冒険者ギルドに行く。
「まずは調査依頼のほうね。ギルマスに取り次いでもらって偉い人と話せればいいわね」
どうすれば解決するかなぁ、ドワーフ達と話すまではいいんだけど、そのあとだよね。
私達にあの地龍とコミュニケーションをする手段がない。
ドラゴンの言葉がわかる知り合いなんて………そうだ!ドラゴンのキャリーさん、あとは、アイリスとテナちゃんくらいか。
結構ドラゴンの知り合いいるじゃん!
この中だとキャリーさんが一番頼れそうだけど、、今から呼ぶのは無理そうだね。
「リィア、どうしたの?」
「話し合いをするまではいいんですけど、あの地龍の意思がまだはっきりしてないんですよね。どうやって意思疎通をしようかと思いまして」
「クロエですら何言ってるかわからないものね」
「そりゃあ我は一度もドラゴンと話したことがないのだ。いくら祖先がドラゴンでもわかりようがないのだ」
それもそうだ。というかそもそも同じ種族でも普通は言葉が通じないと思うんだけど………そこは触れちゃいけないことだからおいておこう。うん。きっと神様が頑張ってくれたんだと思う。
「キャリーさんがいてくれれば解決するんですけど」
「う〜ん、連絡手段が……師匠が今も我らを監視してるかどうかもわからないのだ」
「テナを連れてくるのは?リィアの魔法で一瞬で来れるし」
それならなんとかできそうだね、ギルドに報告したらテナちゃんを連れてこよう。
ギルドに付いたら、一旦ナヤさんとはお別れになる。
「今回はありがとう、助かったわ」
「いい働きだったのだ!」
「またあそこに行く機会があるかもだからその時はよろしくね」
「ありがとうございました!助かりました!」
「こっちこそ!ありがとうな!ウチめっちゃ怖かったんやけど、みんなのおかげで大丈夫やった。ほんまにありがとー!ほな、またな!」
「あ、報酬はちゃんともらわないと……はいこれ。お礼代よ」
あらかじめみんなで話し合って、ナヤさんに報酬を渡すことにした。
「え?え?ウチギルドからももらうで?ええの?」
「はい!私達の気持ちです!」
「ウチがもらう資格ないと思うんやけどなぁ……ま、また頼ってや!ウチならいつでもこき使っていいで!ほんまにありがとうな〜」
ギルドに入って受付のところに行く。
この前担当してくれた受付の人が私たちを見つけてくれてそのまま奥の部屋に通される。
「お待ちしてました。皆さんご無事で何よりです。それで、現れた魔物は?どうだったんや」
「ギルマスを呼んでもらえるかしら」
受付の人に話してもらうより、直接話を聞いてもらった方がいい。
「そ、そうやね、あ、そうですね。今すぐ呼んできます」
しばらく待って、ギルドマスターが来る。
「まずはこの調査依頼を受けてくれてありがとう。誰も受けてくれへんかったから助かったわ。それで、何がわかったんや」
「結論から言うとやっぱり坑道の奥には地龍がいたわ。しかも鉱山に適応するように鱗も硬い、場所も狭いから大人数で行っても意味なさそうね」
サーティアさん!?まるで倒そうとしてない?
「なら少数精鋭か……」
「ちょっと待ってください!」
「ん?なんだ」
「あの地龍はあそこに住んでたんです。ずっと眠ってて、ドワーフ達がたまたまその住処を当てちゃって………だから討伐するのは間違ってると思います。私達は調査に行って地龍に会いました。全く戦闘することなく、向こうが襲ってくることもありませんでした」
「つまりは魔物は大人しいってことなんか?」
「そうです。でも、そんな魔物でも家を荒らされたら怒ると思います。自分の生まれ故郷を侵略しようとしてるのはあなた達ドワーフなんですよ。かと言ってドワーフ側の事情も理解できます。このままじゃお互いによくないと思います」
「そりゃあそうやなぁ、でもどうしろっちゅうねん」
「いくつか提案があります。もちろん戦うことはしませんよ。一応聞きますけど、地龍の住んでる地域の採掘をやめるというのは出来ますか?」
まずはドワーフ側がどこまで譲れるかだ。
そもそもドワーフが諦めてくれれば問題は解決する。
「それはわいが決めることやないが、多分無理やな、依頼の金の分もあるんやし、諦めるくらいなら討伐依頼を帝国に頼んだりもしないやろ。それに地龍がいるという事実がこの街の人達の不安にもなってるしな。ドワーフ側としちゃあ討伐、それは無理でも安全の保証がなきゃダメや」
つまり、地龍が無害であるという証明をしなきゃいけない。
やっぱり追い出すか倒すしかないのかなぁ。
「わかりました。あの、討伐はまだ実行しないで欲しいです。私がなんとかするので」
「ん〜、わいも確実に被害の出る方法はしたくないんや。いくら帝国がいるとはいえ無傷でできるわけがあらへん。策があるなら俺も協力するで!冒険者ギルドでできることがあればいってくれや」
ギルドマスターは思ったより協力的だ。
「今は地龍に動きがなく、凶暴化してないのでしばらく坑道に近づかなければ平気って言ってください」
「それくらいはいいが、あまり長いと俺も怒られちまうからあんまり待ってられへんからな」
時間の余裕はあまりないか。
「それでも十分よ。あとは万が一ドラゴンが暴れるかもしれないからその時に備えておいて」
「せやな、いつでも緊急依頼を出す準備はしておけって言っとくわ」
これで私達が失敗しても………いや、成功させるつもりだけど、準備に越したことはない。
「以上よ」
「ほんまにご苦労やったな。元々はわいらドワーフの落とし前やのに」
「本当にそうなのだ。我らは観光しに来たのだぞ?」
「すまんな」
ギルドへの報告が終わったあと。
とりあえず1泊して次の日に備える。
「リィアがテナを呼んでくるんだよね?」
「はい。転移魔法で連れてきます。みなさんはテナちゃんが来たらまた地龍のところの行く準備をしてください」
「案内役にまたナヤを呼べばいいのだ」
「そうね」
「まずは調査依頼のほうね。ギルマスに取り次いでもらって偉い人と話せればいいわね」
どうすれば解決するかなぁ、ドワーフ達と話すまではいいんだけど、そのあとだよね。
私達にあの地龍とコミュニケーションをする手段がない。
ドラゴンの言葉がわかる知り合いなんて………そうだ!ドラゴンのキャリーさん、あとは、アイリスとテナちゃんくらいか。
結構ドラゴンの知り合いいるじゃん!
この中だとキャリーさんが一番頼れそうだけど、、今から呼ぶのは無理そうだね。
「リィア、どうしたの?」
「話し合いをするまではいいんですけど、あの地龍の意思がまだはっきりしてないんですよね。どうやって意思疎通をしようかと思いまして」
「クロエですら何言ってるかわからないものね」
「そりゃあ我は一度もドラゴンと話したことがないのだ。いくら祖先がドラゴンでもわかりようがないのだ」
それもそうだ。というかそもそも同じ種族でも普通は言葉が通じないと思うんだけど………そこは触れちゃいけないことだからおいておこう。うん。きっと神様が頑張ってくれたんだと思う。
「キャリーさんがいてくれれば解決するんですけど」
「う〜ん、連絡手段が……師匠が今も我らを監視してるかどうかもわからないのだ」
「テナを連れてくるのは?リィアの魔法で一瞬で来れるし」
それならなんとかできそうだね、ギルドに報告したらテナちゃんを連れてこよう。
ギルドに付いたら、一旦ナヤさんとはお別れになる。
「今回はありがとう、助かったわ」
「いい働きだったのだ!」
「またあそこに行く機会があるかもだからその時はよろしくね」
「ありがとうございました!助かりました!」
「こっちこそ!ありがとうな!ウチめっちゃ怖かったんやけど、みんなのおかげで大丈夫やった。ほんまにありがとー!ほな、またな!」
「あ、報酬はちゃんともらわないと……はいこれ。お礼代よ」
あらかじめみんなで話し合って、ナヤさんに報酬を渡すことにした。
「え?え?ウチギルドからももらうで?ええの?」
「はい!私達の気持ちです!」
「ウチがもらう資格ないと思うんやけどなぁ……ま、また頼ってや!ウチならいつでもこき使っていいで!ほんまにありがとうな〜」
ギルドに入って受付のところに行く。
この前担当してくれた受付の人が私たちを見つけてくれてそのまま奥の部屋に通される。
「お待ちしてました。皆さんご無事で何よりです。それで、現れた魔物は?どうだったんや」
「ギルマスを呼んでもらえるかしら」
受付の人に話してもらうより、直接話を聞いてもらった方がいい。
「そ、そうやね、あ、そうですね。今すぐ呼んできます」
しばらく待って、ギルドマスターが来る。
「まずはこの調査依頼を受けてくれてありがとう。誰も受けてくれへんかったから助かったわ。それで、何がわかったんや」
「結論から言うとやっぱり坑道の奥には地龍がいたわ。しかも鉱山に適応するように鱗も硬い、場所も狭いから大人数で行っても意味なさそうね」
サーティアさん!?まるで倒そうとしてない?
「なら少数精鋭か……」
「ちょっと待ってください!」
「ん?なんだ」
「あの地龍はあそこに住んでたんです。ずっと眠ってて、ドワーフ達がたまたまその住処を当てちゃって………だから討伐するのは間違ってると思います。私達は調査に行って地龍に会いました。全く戦闘することなく、向こうが襲ってくることもありませんでした」
「つまりは魔物は大人しいってことなんか?」
「そうです。でも、そんな魔物でも家を荒らされたら怒ると思います。自分の生まれ故郷を侵略しようとしてるのはあなた達ドワーフなんですよ。かと言ってドワーフ側の事情も理解できます。このままじゃお互いによくないと思います」
「そりゃあそうやなぁ、でもどうしろっちゅうねん」
「いくつか提案があります。もちろん戦うことはしませんよ。一応聞きますけど、地龍の住んでる地域の採掘をやめるというのは出来ますか?」
まずはドワーフ側がどこまで譲れるかだ。
そもそもドワーフが諦めてくれれば問題は解決する。
「それはわいが決めることやないが、多分無理やな、依頼の金の分もあるんやし、諦めるくらいなら討伐依頼を帝国に頼んだりもしないやろ。それに地龍がいるという事実がこの街の人達の不安にもなってるしな。ドワーフ側としちゃあ討伐、それは無理でも安全の保証がなきゃダメや」
つまり、地龍が無害であるという証明をしなきゃいけない。
やっぱり追い出すか倒すしかないのかなぁ。
「わかりました。あの、討伐はまだ実行しないで欲しいです。私がなんとかするので」
「ん〜、わいも確実に被害の出る方法はしたくないんや。いくら帝国がいるとはいえ無傷でできるわけがあらへん。策があるなら俺も協力するで!冒険者ギルドでできることがあればいってくれや」
ギルドマスターは思ったより協力的だ。
「今は地龍に動きがなく、凶暴化してないのでしばらく坑道に近づかなければ平気って言ってください」
「それくらいはいいが、あまり長いと俺も怒られちまうからあんまり待ってられへんからな」
時間の余裕はあまりないか。
「それでも十分よ。あとは万が一ドラゴンが暴れるかもしれないからその時に備えておいて」
「せやな、いつでも緊急依頼を出す準備はしておけって言っとくわ」
これで私達が失敗しても………いや、成功させるつもりだけど、準備に越したことはない。
「以上よ」
「ほんまにご苦労やったな。元々はわいらドワーフの落とし前やのに」
「本当にそうなのだ。我らは観光しに来たのだぞ?」
「すまんな」
ギルドへの報告が終わったあと。
とりあえず1泊して次の日に備える。
「リィアがテナを呼んでくるんだよね?」
「はい。転移魔法で連れてきます。みなさんはテナちゃんが来たらまた地龍のところの行く準備をしてください」
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