コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
なんとか脱出成功しました
あの後なんとかお城を抜け出して、帝都の外で天使モードが切れるのを待ってから、戻ってこれた。
飛び降りる時ほんとに怖かったけど、自己暗示してなんとかなった。
力加減間違えたら落ちちゃうし、もうほんとに、緊急の時以外にはやりたくないね。
クタクタに疲れて、なんとか宿までたどり着く。
「ルーナちゃんとクロエさんはまだ帰ってきてないかな?」
確か2人で話があるとか言ってたっけ?
なんの話してるんだろう?魔法使い同士でなにかあるのかな?
気になる。でも聞かれたくない話だったら悪いからなぁ。
後でルーナちゃんにそれとなく聞いてみよう。
私が宿についてから程なくして、サーティアさんが帰ってきた。
「あ!リィア、先に帰ってたのね?途中で消えたからびっくりしたわよ!」
「すみません!ほんとに色々あって……その、上手く話せないんですけど」
「まぁ何もなくてよかったわ。………本当に何もしてないわよね?」
もしかして私がお城でなにかやらかしたと思ってる?
「ち、違います。大丈夫です。ほんとに何もやらかしてません!」
「まぁそれならいいわ」
「あ〜でも、しばらくお城には行きたくないですね」
「やっぱりなにかしたの!?」
悪いこと……ではないはず。あ〜でも、不正なルートでお城から出たから完全に悪くないとも言えない。
「あ、あのですね。実は………」
「ただいまなのだー!」
「ただいま〜、あ、リィア!」
サーティアさんに何があったのかを話そうと思ったらクロエさんとルーナちゃんが帰ってきてしまった。
「おかえりなさい、2人とも」
「お、おかえりなさい」
完全に言うタイミングを逃してしまった。
「ねぇリィア。今度、あたし達も連携の練習しよ」
「今日はクロエさんと魔法の練習でもしてたんですか?」
「そうなの。クロエが、2人の息を合わせて使う魔法はもっと強力になるって言うから。練習してたの」
なるほど。それで今日2人で出かけてたんだ。
「な、なんで言ってしまうのだ!そこは秘密にしておいて後で披露して驚かせるところなのだ!」
「あ、ごめん、つい」
「連携の魔法、面白そうね。私にもできるかしら?」
「魔法の威力が低くても上手く合わされば格段と上がるのだ。サーティアの魔法でもできると思うのだ」
お、魔法の話しで、私のことが有耶無耶に………よかった。
「あ、そうだ、リィア、さっきなにか言いかけてなかった?」
と思っていた時期が私にもありました。
「え、いや、なんでもないです」
「どうかしたの?」
「いやね?リィアと一緒にお城の中をまわってたのよ、そしたら急にいなくなっちゃって、心配してたのよね」
「リィア、わかるのだ、行っちゃダメと言われると余計に行きたくなるのだ」
「違いますよ!本当にあの時は御手洗に行こうとして、そしたら道に迷っちゃったんです!」
あ、クロエさんの言うことを否定するのに必死で喋ってしまった。
まぁいいや、もう全部話そう。そしたらみんな許してくれるはず。
「そしたら、出会っちゃったんです。皇子に」
「え?皇子?」
「それで、なにか私のことをユーリちゃんだって勘違いされて、違うって言ったのに、無理やり連れていかれて………」
「ちょっと!大丈夫だったの!?」
「不埒なやつはぶっ飛ばすのだ!」
あ、ちょっと大袈裟に表現しすぎたかも。
「あ、えっとですね。皇子様ことキッドくんはまだ小さい男の子出して……はい、私は特に変なことはされてません」
「よかった。それで、どうしたの?」
「サーティアさん達を探そうと思ったんですけど、やっぱり道がわからなくて、案内してもらおうと思って頼んだら、一緒に遊ぶことになって」
「それでなかなか見つからなかったわけね。でも、どうやって抜け出せたの?」
「あ〜、えっとですね。キッドくんを上手いこと誘導して外に出て、翼を使って空をこうパタパタ〜っと」
「リィア………飛べるからってそれは危ないよ!」
「だってだって、こうするしかなかったんです!私求婚されて、あのままいたら囚われちゃうところだったんですから!」
「え!?求婚!?」
「全く、セパレティアの人間はどうなっているのだ。すぐに求婚するではないか」
「じょ、情熱的な人が多いのかもしれないわね」
人生最大のモテ期なのかもしれないね。龍斗くんといいキッドくんといい………2人とも顔だけはいいからびっくりする。
まぁ絶対にないんだけどね?うん。私はルーナちゃん一筋だ。
もちろんロミス様のことも好き、ロミス様はどっちかっていうと恋愛的じゃなくて親愛とか信仰愛とかそういう感覚だけど。
「とにかく無事でよかった」
「ん〜、観光も一通りできたし、お城の探索も飽きる、依頼もいいのがないのだ。つまりセパレティアでやり残したことが闘技場くらいしかない。それもまだ開催されてないのだ」
「………困ったわね」
確かに、もうやることが無い。
「それなら、ドワーフの国に行ってみるのはどうですか?セパレティアの隣にあるみたいですし」
「そうね、いいと思うわ。今日聞いた限りじゃネフィス主催の大会もまだ準備が必要だって言ってるから」
「新しい場所!新しい食べ物!」
「ふむ、ドワーフの国………魔法についても学べそうなのだ」
ということで大会が開催されるまでドワーフの国に遊びに行くことにした。
そんな沢山滞在するわけじゃないからほんとに観光だけだと思う。途中で依頼を受けるかもだけど、たいしたものはないんじゃないかな?
「サーティアさん。言っておきますけど、新しい装備は買ったばっかりですから、向こうに行っても買いませんからね?」
「わ、わかってるわよ」
飛び降りる時ほんとに怖かったけど、自己暗示してなんとかなった。
力加減間違えたら落ちちゃうし、もうほんとに、緊急の時以外にはやりたくないね。
クタクタに疲れて、なんとか宿までたどり着く。
「ルーナちゃんとクロエさんはまだ帰ってきてないかな?」
確か2人で話があるとか言ってたっけ?
なんの話してるんだろう?魔法使い同士でなにかあるのかな?
気になる。でも聞かれたくない話だったら悪いからなぁ。
後でルーナちゃんにそれとなく聞いてみよう。
私が宿についてから程なくして、サーティアさんが帰ってきた。
「あ!リィア、先に帰ってたのね?途中で消えたからびっくりしたわよ!」
「すみません!ほんとに色々あって……その、上手く話せないんですけど」
「まぁ何もなくてよかったわ。………本当に何もしてないわよね?」
もしかして私がお城でなにかやらかしたと思ってる?
「ち、違います。大丈夫です。ほんとに何もやらかしてません!」
「まぁそれならいいわ」
「あ〜でも、しばらくお城には行きたくないですね」
「やっぱりなにかしたの!?」
悪いこと……ではないはず。あ〜でも、不正なルートでお城から出たから完全に悪くないとも言えない。
「あ、あのですね。実は………」
「ただいまなのだー!」
「ただいま〜、あ、リィア!」
サーティアさんに何があったのかを話そうと思ったらクロエさんとルーナちゃんが帰ってきてしまった。
「おかえりなさい、2人とも」
「お、おかえりなさい」
完全に言うタイミングを逃してしまった。
「ねぇリィア。今度、あたし達も連携の練習しよ」
「今日はクロエさんと魔法の練習でもしてたんですか?」
「そうなの。クロエが、2人の息を合わせて使う魔法はもっと強力になるって言うから。練習してたの」
なるほど。それで今日2人で出かけてたんだ。
「な、なんで言ってしまうのだ!そこは秘密にしておいて後で披露して驚かせるところなのだ!」
「あ、ごめん、つい」
「連携の魔法、面白そうね。私にもできるかしら?」
「魔法の威力が低くても上手く合わされば格段と上がるのだ。サーティアの魔法でもできると思うのだ」
お、魔法の話しで、私のことが有耶無耶に………よかった。
「あ、そうだ、リィア、さっきなにか言いかけてなかった?」
と思っていた時期が私にもありました。
「え、いや、なんでもないです」
「どうかしたの?」
「いやね?リィアと一緒にお城の中をまわってたのよ、そしたら急にいなくなっちゃって、心配してたのよね」
「リィア、わかるのだ、行っちゃダメと言われると余計に行きたくなるのだ」
「違いますよ!本当にあの時は御手洗に行こうとして、そしたら道に迷っちゃったんです!」
あ、クロエさんの言うことを否定するのに必死で喋ってしまった。
まぁいいや、もう全部話そう。そしたらみんな許してくれるはず。
「そしたら、出会っちゃったんです。皇子に」
「え?皇子?」
「それで、なにか私のことをユーリちゃんだって勘違いされて、違うって言ったのに、無理やり連れていかれて………」
「ちょっと!大丈夫だったの!?」
「不埒なやつはぶっ飛ばすのだ!」
あ、ちょっと大袈裟に表現しすぎたかも。
「あ、えっとですね。皇子様ことキッドくんはまだ小さい男の子出して……はい、私は特に変なことはされてません」
「よかった。それで、どうしたの?」
「サーティアさん達を探そうと思ったんですけど、やっぱり道がわからなくて、案内してもらおうと思って頼んだら、一緒に遊ぶことになって」
「それでなかなか見つからなかったわけね。でも、どうやって抜け出せたの?」
「あ〜、えっとですね。キッドくんを上手いこと誘導して外に出て、翼を使って空をこうパタパタ〜っと」
「リィア………飛べるからってそれは危ないよ!」
「だってだって、こうするしかなかったんです!私求婚されて、あのままいたら囚われちゃうところだったんですから!」
「え!?求婚!?」
「全く、セパレティアの人間はどうなっているのだ。すぐに求婚するではないか」
「じょ、情熱的な人が多いのかもしれないわね」
人生最大のモテ期なのかもしれないね。龍斗くんといいキッドくんといい………2人とも顔だけはいいからびっくりする。
まぁ絶対にないんだけどね?うん。私はルーナちゃん一筋だ。
もちろんロミス様のことも好き、ロミス様はどっちかっていうと恋愛的じゃなくて親愛とか信仰愛とかそういう感覚だけど。
「とにかく無事でよかった」
「ん〜、観光も一通りできたし、お城の探索も飽きる、依頼もいいのがないのだ。つまりセパレティアでやり残したことが闘技場くらいしかない。それもまだ開催されてないのだ」
「………困ったわね」
確かに、もうやることが無い。
「それなら、ドワーフの国に行ってみるのはどうですか?セパレティアの隣にあるみたいですし」
「そうね、いいと思うわ。今日聞いた限りじゃネフィス主催の大会もまだ準備が必要だって言ってるから」
「新しい場所!新しい食べ物!」
「ふむ、ドワーフの国………魔法についても学べそうなのだ」
ということで大会が開催されるまでドワーフの国に遊びに行くことにした。
そんな沢山滞在するわけじゃないからほんとに観光だけだと思う。途中で依頼を受けるかもだけど、たいしたものはないんじゃないかな?
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