コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
皇女殿下とお茶会
結局あの後私の魔法で姿を隠しながら空を飛ぶ練習をしたり、サーティアさん、クロエさん、ルーナちゃんの3人相手に戦ったりして魔力も体力も限界になったところで元の姿に戻ることが出来た。
そして次の日。
昨日はみんな全力を出したのでぐっすり寝ていた。
「………ふわぁ〜、よく寝た〜。というかまだ眠れる気がする」
みんなは……まだ寝てるみたい。
あ、ルーナちゃんの寝顔だ。かわいい。
ルーナちゃんの寝顔を見ながら微睡んでいると、急にドンドンドンと扉が叩かれ、一気に目覚めさせられる。
「んぁ〜」
「なにごとよ?」
「ん〜」
みんなも扉の叩く音で目が覚める。
そして、ガチャっと扉が開く。
「やっほー!数日ぶりやな!職権乱用であがらしてもろたわ!今日はなんと、、ってみんなお眠なん?」
部屋に入ってきたのはガーベラさんだった。
「いくらなんでも非常識よ」
「あたしは一応待ってたんやで?でもネフィス様がどうしてもって言うから」
「え!?ネフィスが来てるの?」
「サーティア、みんな、久しぶりだな」
ガーベラさんの後ろから皇女であるネフィス様が出てきた。
「久しぶり……あ〜、ごめんね?みんな昨日疲れちゃってこんな時間まで寝てたのよ」
「まぁ冒険者だからな。私もいつ迎えに行くか伝えられなくてすまなかった。今日は前にも言っていた通り、助けてもらったお礼をしに来たんだ」
今は一応午前中だけど、いつもよりあまりにも遅い時間だった。
それから私達は急いで支度をして、改めてネフィス様の元に行く。
「おまたせ、ごめんね待たせちゃって」
「いいんだ、こっちも急だったしな。それじゃあこれから城まで案内しよう」
そうだよね、皇女様なんだから行くところといったらお城だよね。
「セパレティア帝国の難攻不落な城。中がどうなっているのか気になるのだ!」
「城に行くんだったらこの格好はまずかったかしら?」
どこに行くかは知らされてなかったからいつもの服装になってしまった。
「そこは気にしなくていい。今日は私個人の友達として招いているからな。あ、心配しなくてもいきなり皇帝陛下に会うなんてことは無いからな。でも褒美はしっかりしてるから期待しててくれ」
褒美ってなんだろ?やっぱりお金かな?
お金に関しては私達で稼げるからそんなに嬉しくはないんだよね。
私達はネフィス様とガーベラさんに案内されて、お城の中に入る。
「目立つというより効率的な建物なのね」
王城とは違って素材がいいのか真っ黒の金属のような硬い素材でできていた。
「ふふふ、この城もドワーフの技術力の結晶なんやで!いくつもの機能があってな!まぁ説明は国家機密だから出来へんのやけど、とにかくすごいんやで!」
「うぬぬ、そこが気になるところだが、秘密なら仕方あるまい」
中に入ると沢山の兵士が歩いていた。
うわぁ………なにかやらかしたらこの人たちが全員敵になると思うとゾッとするね。
「リィア、リィア」
ルーナちゃんが私の服の裾をちょいちょいと引っ張る。
「ん?どうしたんですか?」
「手、繋いでてもいい?」
かわいすぎて思わず抱きしめそうになったけど、ぐっとこらえて大きく頷く。
「もちろんです!」
この前の龍斗くんとのいざこざがあってから、ルーナちゃんは私に積極的というか素直というか、前より甘えてくるようになった。
私がいきなり抱きついても全く抵抗することもなくなっていた。
完全にデレ期というやつだ。
元々ツンデレというか照れデレなところがあったけど、今はもうなんというかデレデレ?
私もルーナちゃんにデレデレだからいつ歯止めがきかなくなるのか怖くもなってくる。
あ〜、ルーナちゃんとの関係もサーティアさんやクロエさんに話しておけばよかったかなあ。
わざわざ隠してるわけじゃないからもうとっくにわかってるのかもしれないけど、ちゃんと言うべきだよね。
「リィア、勝手にどっかに行っちゃダメだからね?ここで変なことしたらほんとに大変なことになっちゃうんだから」
……え?それじゃあ手を繋いだのって、私がふらふらどっかに行かないようにするためだったの!?
単純に手が寂しくて私にデレたのかと思ってたんだけど……
「あ、はい、気をつけます」
「着いたぞ、ここが私の部屋だ」
1人でガッカリしていると、ネフィス様の部屋にたどり着いた。
「さすがは皇族だけあって広いわね」
「先日帰ってきて掃除をしたんだ。さて、お茶にしようか?」
テーブルにお菓子とお茶が並べられる。
おぉ〜、豪華。
「あ、あの!これ、食べてもいいの?」
「あぁ、もちろんだ。沢山食べてくれて構わないよ」
ルーナちゃんがテーブルの上にあるお菓子を見て目を輝かせる。
「サーティアは貴族なのに冒険者をよくできるな。私もなってみたい時期はあったが周りがそれを許してくれなかったんだ」
「それは私もそうよ?猛反対されたわ。でも、絶対に諦めないって思ってたの。なんならこの地位から逃げ出してでも冒険者になるつもりだったわ。結局は冒険者学校ことを条件に冒険者になれたのよ」
「羨ましいな」
「まぁエルフだからってのもあるのかしらね。エルフは世代交代までが長いから。それに、私の代わりなんて他にも沢山いるし」
「サーティアの代わりになるものなどいないのだ。唯一無二、我らの仲間なのだ」
「ありがとう、クロエ」
そういえばサーティアさんもクロエさんも王族や貴族だから少なからず家のことを気にしているのかな?
「ネフィスも少しくらいわがまま言ってもいいと思うわよ?それこそ婚約したらもう自由になんてなれないし、その前にいっぱいやりたいことをやればいいと思うのよ」
「はぁ……サーティアが男だったらどれほどよかったか。今すぐにも結婚するというのに」
「ちょっ、何言ってるのよ」
「そうなのだ!例えサーティアが男だったとしてもそれは許さないのだ!」
「く、クロエ?」
あ〜、これは………修羅場ってやつ?
ここは私がなんとかしないと!
「ま、まぁまぁ落ち着いてくださ……」
「2人とも!」
私の声がかききえるくらい大きな声でサーティアさんはネフィス様とクロエさんを呼ぶ。
「言い争いになった。ならやることはひとつよね?」
てっきり止めてくれるのかと思ったけどそうでもない?
「そうだな」
「わかったのだ」
え?一体なにをする気なの?
「クロエ、貴様に決闘を申し込む」
「受けて立つのだ!!」
えぇぇえ!!??まさかのそういう展開に!?
そして次の日。
昨日はみんな全力を出したのでぐっすり寝ていた。
「………ふわぁ〜、よく寝た〜。というかまだ眠れる気がする」
みんなは……まだ寝てるみたい。
あ、ルーナちゃんの寝顔だ。かわいい。
ルーナちゃんの寝顔を見ながら微睡んでいると、急にドンドンドンと扉が叩かれ、一気に目覚めさせられる。
「んぁ〜」
「なにごとよ?」
「ん〜」
みんなも扉の叩く音で目が覚める。
そして、ガチャっと扉が開く。
「やっほー!数日ぶりやな!職権乱用であがらしてもろたわ!今日はなんと、、ってみんなお眠なん?」
部屋に入ってきたのはガーベラさんだった。
「いくらなんでも非常識よ」
「あたしは一応待ってたんやで?でもネフィス様がどうしてもって言うから」
「え!?ネフィスが来てるの?」
「サーティア、みんな、久しぶりだな」
ガーベラさんの後ろから皇女であるネフィス様が出てきた。
「久しぶり……あ〜、ごめんね?みんな昨日疲れちゃってこんな時間まで寝てたのよ」
「まぁ冒険者だからな。私もいつ迎えに行くか伝えられなくてすまなかった。今日は前にも言っていた通り、助けてもらったお礼をしに来たんだ」
今は一応午前中だけど、いつもよりあまりにも遅い時間だった。
それから私達は急いで支度をして、改めてネフィス様の元に行く。
「おまたせ、ごめんね待たせちゃって」
「いいんだ、こっちも急だったしな。それじゃあこれから城まで案内しよう」
そうだよね、皇女様なんだから行くところといったらお城だよね。
「セパレティア帝国の難攻不落な城。中がどうなっているのか気になるのだ!」
「城に行くんだったらこの格好はまずかったかしら?」
どこに行くかは知らされてなかったからいつもの服装になってしまった。
「そこは気にしなくていい。今日は私個人の友達として招いているからな。あ、心配しなくてもいきなり皇帝陛下に会うなんてことは無いからな。でも褒美はしっかりしてるから期待しててくれ」
褒美ってなんだろ?やっぱりお金かな?
お金に関しては私達で稼げるからそんなに嬉しくはないんだよね。
私達はネフィス様とガーベラさんに案内されて、お城の中に入る。
「目立つというより効率的な建物なのね」
王城とは違って素材がいいのか真っ黒の金属のような硬い素材でできていた。
「ふふふ、この城もドワーフの技術力の結晶なんやで!いくつもの機能があってな!まぁ説明は国家機密だから出来へんのやけど、とにかくすごいんやで!」
「うぬぬ、そこが気になるところだが、秘密なら仕方あるまい」
中に入ると沢山の兵士が歩いていた。
うわぁ………なにかやらかしたらこの人たちが全員敵になると思うとゾッとするね。
「リィア、リィア」
ルーナちゃんが私の服の裾をちょいちょいと引っ張る。
「ん?どうしたんですか?」
「手、繋いでてもいい?」
かわいすぎて思わず抱きしめそうになったけど、ぐっとこらえて大きく頷く。
「もちろんです!」
この前の龍斗くんとのいざこざがあってから、ルーナちゃんは私に積極的というか素直というか、前より甘えてくるようになった。
私がいきなり抱きついても全く抵抗することもなくなっていた。
完全にデレ期というやつだ。
元々ツンデレというか照れデレなところがあったけど、今はもうなんというかデレデレ?
私もルーナちゃんにデレデレだからいつ歯止めがきかなくなるのか怖くもなってくる。
あ〜、ルーナちゃんとの関係もサーティアさんやクロエさんに話しておけばよかったかなあ。
わざわざ隠してるわけじゃないからもうとっくにわかってるのかもしれないけど、ちゃんと言うべきだよね。
「リィア、勝手にどっかに行っちゃダメだからね?ここで変なことしたらほんとに大変なことになっちゃうんだから」
……え?それじゃあ手を繋いだのって、私がふらふらどっかに行かないようにするためだったの!?
単純に手が寂しくて私にデレたのかと思ってたんだけど……
「あ、はい、気をつけます」
「着いたぞ、ここが私の部屋だ」
1人でガッカリしていると、ネフィス様の部屋にたどり着いた。
「さすがは皇族だけあって広いわね」
「先日帰ってきて掃除をしたんだ。さて、お茶にしようか?」
テーブルにお菓子とお茶が並べられる。
おぉ〜、豪華。
「あ、あの!これ、食べてもいいの?」
「あぁ、もちろんだ。沢山食べてくれて構わないよ」
ルーナちゃんがテーブルの上にあるお菓子を見て目を輝かせる。
「サーティアは貴族なのに冒険者をよくできるな。私もなってみたい時期はあったが周りがそれを許してくれなかったんだ」
「それは私もそうよ?猛反対されたわ。でも、絶対に諦めないって思ってたの。なんならこの地位から逃げ出してでも冒険者になるつもりだったわ。結局は冒険者学校ことを条件に冒険者になれたのよ」
「羨ましいな」
「まぁエルフだからってのもあるのかしらね。エルフは世代交代までが長いから。それに、私の代わりなんて他にも沢山いるし」
「サーティアの代わりになるものなどいないのだ。唯一無二、我らの仲間なのだ」
「ありがとう、クロエ」
そういえばサーティアさんもクロエさんも王族や貴族だから少なからず家のことを気にしているのかな?
「ネフィスも少しくらいわがまま言ってもいいと思うわよ?それこそ婚約したらもう自由になんてなれないし、その前にいっぱいやりたいことをやればいいと思うのよ」
「はぁ……サーティアが男だったらどれほどよかったか。今すぐにも結婚するというのに」
「ちょっ、何言ってるのよ」
「そうなのだ!例えサーティアが男だったとしてもそれは許さないのだ!」
「く、クロエ?」
あ〜、これは………修羅場ってやつ?
ここは私がなんとかしないと!
「ま、まぁまぁ落ち着いてくださ……」
「2人とも!」
私の声がかききえるくらい大きな声でサーティアさんはネフィス様とクロエさんを呼ぶ。
「言い争いになった。ならやることはひとつよね?」
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