コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
告白
龍斗くん達と遭遇してから数日が過ぎたけど、サーティアさんやクロエさん、そしてルーナちゃんですらも私のことを聞いてこなかった。
確かにこれまでも何回か匂わせてたけど、ここまで反応がないと逆に寂しいというか………って私はめんどくさい女か!!
いや、もうめんどうめんどう、だから私はダメなんだ。
よし、こうなったらもうみんなに話そう!隠し事自体下手くそなんだから気を使わせるのも悪いし、みんなが気にしてなくても私が気が気じゃない。
そうだよね。みんなは私から話し出すのを待ってるんだ。
もういい機会だ。
話しても信じてもらえないかもしれないけど、今なら好感度も高いと思うし、信じてもらえるんじゃないかな?
私は意を決してみんなに打ち明けることにした。
「あ、あの!みんなに、聞いて欲しいことがあるんです」
「どうしたの?改まって」
「ふむ」
「………ここ最近悩んでること?あたし達ならリィアのためになんでもするからね」
ルーナちゃんは私が少しよそよそしいことに気づいてたみたい。
「ありがとうございます。今から話すのは悩みというか、なんというか、私のことについてです。みんなが気になってることを全部話そうと思います」
「いいの?」
「やっと話す気になったのだな。さて、洗いざらい吐いてもらうのだ!そして我らに弱点を教えるのだあ!」
「無理してるならしなくてもいいのよ?」
「大丈夫です、話します!」
正直嫌われるとまではいかないけど、引かれるだろうなぁ。
「実は、私、元々この世界の人間じゃないんです!」
「?」
「どういうことなのだ?」
「あたしはなんとなくわかってたけど」
あ、あれ、思ったより反応が悪い。
信じてもらえてないというより理解されてない感じ?
「えっとつまり、私は別世界の人間で、色々あってこの世界に来たんです」
「ふーん………」
「なんだその程度のことで我らに話すのをためらっていたのか?」
え?あれ?めちゃくちゃ興味なさげなんだけど!!
私、結構勇気出して言ったんだけど!
「まだあります!ルーナちゃんには話したんですけど、今の私は神様が生み出してくれて、その神様が私に宿ってるんです!」
「リィア、そういう年頃だものね。いいのよ。辛いことは話せないものね」
「まぁ、そういうことは我は理解できるのだ。恥ずかしがることはない」
今度は信じてもらえなかった!?
ま、まぁ論より証拠だよね!
(ロミス様!ロミス様!出てきてくれませんか?)
(ん〜むにゃむにゃ)
ね、寝てるーーー!?!?
このタイミングで寝てるって、もしかしてわざと………いや、ロミス様がそんなことするはずないよね?うん、きっとこの前の龍斗くんとの契約魔法で力を使いすぎたんだ。
私に宿ってるのはロミス様だけど力は一人の妖精程度にしかない。
ぐぬぬ。
こうなったら私の魔力を解放して天使の羽とかだせば………そうそう、妖精の森でやったような感じで
そうイメージした途端口が勝手に動く。
「キュアアップエンジェル!キラリアフォーム!」
そして私の身体が光に包まれる。
な、なにこれ!?
私の頭に光の輪っか、背中に純白の翼、そして、服装がフリフリでキラキラしたドレスのような服に変わっている。
なんかこういうアニメあったよね?
「「「……………」」」
そして、みんなは私の変身を見て絶句している。
正直私も恥ずかしくてどうにかなりそうだよ。
でも、今はもう開き直るしかない。
「ど、どうですか!私は天使だったんですよ」
「リィアの魔法ならこのくらい………」
「ふん、我の真似をしただけなのだ。実際にはないのだろう?」
「できませんよ!じゃあこれ、触ってください!しっかりした羽でしょ?」
「…………ほんとだふわふわしているのだ」
「わ、私も………わぁ〜気持ちいいわね」
「ひゃっんっ、、や、やめてくだひゃい、く、くしゅぐったいでひゅ、んっ、あっ………」
「わかったわ、ここまでされたら信じるしかないわね。とはいっても私、天使なんか見たことないからわからないんだけど」
「確かに……その神とやらも否定するつもりはないがにわかに信じ難いのだ。まぁここまで見せるくらい我らを信用してくれてるのは純粋に嬉しいのだ」
よかった、2人に納得してもらえた!
さっきっからルーナちゃんが黙ったままだけどどうしたんだろう?
「ルーナちゃん?」
「ねぇ、サーティア、クロエ」
ルーナちゃんはいつになく真剣な表情になる。ら
「ん?どうかした?」
「どうしたのだ?」
「あたしもね、実は、人間じゃないの」
「えっ!?」
「そうだったの?」
あ、そっか、みんなに話してなかったのは私だけじゃなかったね。
「あたしもリィアと同じ神によって生み出された天使なの。リィアを手助けするために生まれた存在……なの」
「………つまり、リィアとルーナは姉妹だったってこと?」
「なんだかややこしいのだ」
出来ればロミス様にそのあたりの事情を説明して欲しかったけどタイミング悪く寝てるからなぁ。
「まぁ大体そんな感じです。ルーナちゃんは私が別世界からきた時に1人にならないように神様が生み出してくれたんです。だからという訳ではないんですけど、私にとってルーナちゃんはとても大切な存在なんです」
「リィア………」
「2人とも人間じゃなかったってことね。だから人間にしては色々おかしいと思ってたのよ」
「天使族の話は我でも聞いたことないのだ。群れとしてではなく個として存在し、生み出す神によってその姿が変わるからなのかもしれないが」
「ルーナちゃん………ってことはルーナちゃんも私と同じようにこの姿になれるってことですか!?」
「え、あ〜、できるのかな?」
ルーナちゃんはう〜んと唸ってみるけど、私みたいに姿が変わることはなかった。
何がいけないんだろう?魔力量だったら足りてると思うんだけど。
イメージが定まってないとか?
あとは、呪文がある………って、私の時もなにか勝手に唱えてたよね!?
「ルーナちゃんも私と同じように呪文を唱えれば変身できるんじゃないですか?」
「え、え〜、恥ずかしいよ。っていうかサーティアもクロエも信じてくれたんだからいいじゃん」
「………そうですか」
私も翼をモフモフしたかったのに。
「あの、そういえばこれってどうしたら元に戻るんですか?」
「え?」
「わからないの?」
戻り方がわからなくなってしまった。
この状態だとものすごい開放感があって身体も軽くなる。
いつもの自分をイメージして、さっきとは逆に魔力を引っ込めるようにした。
「ダメです、戻りません」
「我の時は魔力切れとか時間経過で勝手に戻るのだ。リィアもひと暴れしてくれば戻るんじゃないのか?」
確かに!今は魔力も体力も有り余ってるからね。
「ちょっと!その状態で外に出たら目立つわよ?」
私の今の格好はどう考えても普通じゃない。
神様の配慮があるのか変身した時に服も変わっている。
翼で破けなくてよかったけどその代わり今の服は背中の部分があいている。
「みんなで協力してリィアを元に戻そう」
「そうね」
「最悪3人でリィアと戦えばいいのだ」
「3対1ですか!?」
さすがに私でもこの3人相手だったら負けるんじゃないかな。
確かにこれまでも何回か匂わせてたけど、ここまで反応がないと逆に寂しいというか………って私はめんどくさい女か!!
いや、もうめんどうめんどう、だから私はダメなんだ。
よし、こうなったらもうみんなに話そう!隠し事自体下手くそなんだから気を使わせるのも悪いし、みんなが気にしてなくても私が気が気じゃない。
そうだよね。みんなは私から話し出すのを待ってるんだ。
もういい機会だ。
話しても信じてもらえないかもしれないけど、今なら好感度も高いと思うし、信じてもらえるんじゃないかな?
私は意を決してみんなに打ち明けることにした。
「あ、あの!みんなに、聞いて欲しいことがあるんです」
「どうしたの?改まって」
「ふむ」
「………ここ最近悩んでること?あたし達ならリィアのためになんでもするからね」
ルーナちゃんは私が少しよそよそしいことに気づいてたみたい。
「ありがとうございます。今から話すのは悩みというか、なんというか、私のことについてです。みんなが気になってることを全部話そうと思います」
「いいの?」
「やっと話す気になったのだな。さて、洗いざらい吐いてもらうのだ!そして我らに弱点を教えるのだあ!」
「無理してるならしなくてもいいのよ?」
「大丈夫です、話します!」
正直嫌われるとまではいかないけど、引かれるだろうなぁ。
「実は、私、元々この世界の人間じゃないんです!」
「?」
「どういうことなのだ?」
「あたしはなんとなくわかってたけど」
あ、あれ、思ったより反応が悪い。
信じてもらえてないというより理解されてない感じ?
「えっとつまり、私は別世界の人間で、色々あってこの世界に来たんです」
「ふーん………」
「なんだその程度のことで我らに話すのをためらっていたのか?」
え?あれ?めちゃくちゃ興味なさげなんだけど!!
私、結構勇気出して言ったんだけど!
「まだあります!ルーナちゃんには話したんですけど、今の私は神様が生み出してくれて、その神様が私に宿ってるんです!」
「リィア、そういう年頃だものね。いいのよ。辛いことは話せないものね」
「まぁ、そういうことは我は理解できるのだ。恥ずかしがることはない」
今度は信じてもらえなかった!?
ま、まぁ論より証拠だよね!
(ロミス様!ロミス様!出てきてくれませんか?)
(ん〜むにゃむにゃ)
ね、寝てるーーー!?!?
このタイミングで寝てるって、もしかしてわざと………いや、ロミス様がそんなことするはずないよね?うん、きっとこの前の龍斗くんとの契約魔法で力を使いすぎたんだ。
私に宿ってるのはロミス様だけど力は一人の妖精程度にしかない。
ぐぬぬ。
こうなったら私の魔力を解放して天使の羽とかだせば………そうそう、妖精の森でやったような感じで
そうイメージした途端口が勝手に動く。
「キュアアップエンジェル!キラリアフォーム!」
そして私の身体が光に包まれる。
な、なにこれ!?
私の頭に光の輪っか、背中に純白の翼、そして、服装がフリフリでキラキラしたドレスのような服に変わっている。
なんかこういうアニメあったよね?
「「「……………」」」
そして、みんなは私の変身を見て絶句している。
正直私も恥ずかしくてどうにかなりそうだよ。
でも、今はもう開き直るしかない。
「ど、どうですか!私は天使だったんですよ」
「リィアの魔法ならこのくらい………」
「ふん、我の真似をしただけなのだ。実際にはないのだろう?」
「できませんよ!じゃあこれ、触ってください!しっかりした羽でしょ?」
「…………ほんとだふわふわしているのだ」
「わ、私も………わぁ〜気持ちいいわね」
「ひゃっんっ、、や、やめてくだひゃい、く、くしゅぐったいでひゅ、んっ、あっ………」
「わかったわ、ここまでされたら信じるしかないわね。とはいっても私、天使なんか見たことないからわからないんだけど」
「確かに……その神とやらも否定するつもりはないがにわかに信じ難いのだ。まぁここまで見せるくらい我らを信用してくれてるのは純粋に嬉しいのだ」
よかった、2人に納得してもらえた!
さっきっからルーナちゃんが黙ったままだけどどうしたんだろう?
「ルーナちゃん?」
「ねぇ、サーティア、クロエ」
ルーナちゃんはいつになく真剣な表情になる。ら
「ん?どうかした?」
「どうしたのだ?」
「あたしもね、実は、人間じゃないの」
「えっ!?」
「そうだったの?」
あ、そっか、みんなに話してなかったのは私だけじゃなかったね。
「あたしもリィアと同じ神によって生み出された天使なの。リィアを手助けするために生まれた存在……なの」
「………つまり、リィアとルーナは姉妹だったってこと?」
「なんだかややこしいのだ」
出来ればロミス様にそのあたりの事情を説明して欲しかったけどタイミング悪く寝てるからなぁ。
「まぁ大体そんな感じです。ルーナちゃんは私が別世界からきた時に1人にならないように神様が生み出してくれたんです。だからという訳ではないんですけど、私にとってルーナちゃんはとても大切な存在なんです」
「リィア………」
「2人とも人間じゃなかったってことね。だから人間にしては色々おかしいと思ってたのよ」
「天使族の話は我でも聞いたことないのだ。群れとしてではなく個として存在し、生み出す神によってその姿が変わるからなのかもしれないが」
「ルーナちゃん………ってことはルーナちゃんも私と同じようにこの姿になれるってことですか!?」
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ルーナちゃんはう〜んと唸ってみるけど、私みたいに姿が変わることはなかった。
何がいけないんだろう?魔力量だったら足りてると思うんだけど。
イメージが定まってないとか?
あとは、呪文がある………って、私の時もなにか勝手に唱えてたよね!?
「ルーナちゃんも私と同じように呪文を唱えれば変身できるんじゃないですか?」
「え、え〜、恥ずかしいよ。っていうかサーティアもクロエも信じてくれたんだからいいじゃん」
「………そうですか」
私も翼をモフモフしたかったのに。
「あの、そういえばこれってどうしたら元に戻るんですか?」
「え?」
「わからないの?」
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いつもの自分をイメージして、さっきとは逆に魔力を引っ込めるようにした。
「ダメです、戻りません」
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確かに!今は魔力も体力も有り余ってるからね。
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