コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
いい加減名前覚えて欲しいんだけど
最初はぎこちなかったけど、すっかり私達は龍斗くん達と打ち解けた。
「え!?フェノアって元勇者パーティの子供?魔法の才能と剣の才能両方あるなんて………」
「あはは、そんなに褒められても何も出ませんよ。ちなみに私は剣をメインに戦っているので魔法はそこまでなんです。母は立派な魔法使いなんですけど、幼い頃は父と一緒に暮らしてたのでその影響が強かったんです」
「両親は別々に住んでるのね」
「元々出身国が違うので、今では父はストリーフ王国の騎士団長、母はここセパレティア帝国の魔法学校校長をしてます。まぁ母は自由な人なので肩書きだけで辺境の地で静かに暮らしてるんじゃないでしょうか」
へぇ〜、そうだったんだね。
ジェシカさんといいフェノアさんといいポテンシャルの高い人が集まってるね。
こんなにかわいくて強い女の子に囲まれてるのに龍斗くんはなびかずに私を探してたと思うと本当にすごいというかバカというか………もったいないよね。
「女の子3人と男1人のパーティって大変じゃない?」
私は素朴な疑問を龍斗くんになげかける。
「ん?あぁ、色々大変だよ、特に野営する時とか………それに宿だって。まぁアイリスは気にしないって言ってくれるから」
「な〜んか怪しいなぁ。変なことしてないの?」
「してない!断じてしてない。僕は君一筋だったんだから。ま、まぁこれからは彼女達にもちゃんと向き合おうとは思うけど」
「そう、それでいいんだよ。ほら、よくある小説であるじゃん。こういうのさ。仲間になった女の子とイチャイチャして悪いやつをやっつけて」
「う〜ん、それは彼女たち次第だけど、でも、今度からは自分のやりたいようにやっていくよ。まぁ当分はジェシカやフェノアのやりたいことについて行く感じかなぁ」
「ねぇねぇ、どの子が好み?あ、うちのパーティの子でもいいけど、私の仲間だから手を出したら怒るからね?」
「ははは、、でも、好みで言ったらやっぱり君、かな」
不覚にもドキッとしてしまった。友情の契約で恋に落ちることはないって言ってたけど普通にドキッとするじゃん!
「わ、私以外で、それに、見た目だけで判断してるならロリコンって言うよ?」
「そのつもりはないけど実際君を好きになったのは小学生の時だから僕はそうなのかもしれない」
恥ずかしげもなく言う。
ここまで開き直ってると逆に清々しいよ。
っていうかさっきっからすらすら私への好意を言ってくるけど、これ前より酷くなってない?本当に私への恋心なくなってるんだよね?
(あ〜、これもしかして恋心が無くなったことによって余計な羞恥心や嫌われる心配もなくなって遠慮もなくなってるね)
「あなたはもっと周りを見た方がいいよ」
「む〜!また話してる」
「あ、アイリス」
ちょうどいいところに来たアイリスの肩を掴む。
「こんなにかわいい子が慕ってくれてるんだよ?人としてどうなの?ちゃんと答えてあげないと!」
そうそう、振られてすぐに他の女の子のところに行っちゃうのはムカつくけどだからといって私の方に好意を向けられても困る。
「いや、だから………」
「わたしじゃ、いや、なの?」
アイリスは今にも泣き出しそうな顔をする。
「嫌じゃない!嫌じゃないんだけど、その、な、やっぱり年の差とかあるだろうし」
「さっきロリコンだって言ってたじゃん」
「ろりこん?」
「私やアイリスみたいな小さい子しか愛せない人のこと」
「そうなの?」
「…………」
いやとは言わせないように私はにらみつける。
「アイリスの気持ちは嬉しいけど、やっぱりすぐには受け入れられない………かな。ほら、僕振られたばっかりだし、すぐに他の人の元へ行ってしまったら気持ちが軽く思われるかも………」
どこまでも私中心なんだね………
「思わないよ!いや、思ってたけど!そんなこと私は気にしないから、ちゃんと気持ちの整理してよね!」
「り、リィア………わ、わたし、勘違いしてたかも」
「そうそう、私はアイリスの味方!というより龍斗くんの敵、かな?アイリスには龍斗くんを何とかして欲しいの」
「はい、そろそろリュウトさんを解放してあげてください」
私とアイリスが結託し始めたところでフェノアさんが間に入る。
「ありがとう、フェノア、助かったよ」
「リュートは女たらし、リィア、どうしたらいい?」
ほんとにこの人は純粋にいい人なだけなんだけど、アイリスからしたら厄介極まりないね。
「こういうのは外堀を埋めるのが定石だよ。つまり龍斗くんの味方を無くしていけばいいの!」
「なるほどぉ」
「フェノア、もうしばらくは僕の味方でいてくれないか?」
「それは保証しかねますね」
「そ、そんなぁ」
そんなこんなで、私達は仲良くなった。
「ま、またね、お、お姉ちゃん」
クロエさんはジェシカさんが義理のお姉ちゃんだということを知ってからずっとこの調子だ。
家族の前だと素に戻るクロエさんかわいい。
「ま、また、元気にしてるのよ?何かあったらいつでも頼っていいからね?あと、パパとママによろしく言っておいて!」
「まだ帝都にいるつもりだから」
「そ、そうね」
ジェシカさんもどこかぎこちなくてそこがなんとも言えないけどかわいい。
「じゃあね、フェノア、いつか必ず手合わせしよう?」
「いいですよ。言っておきますけど私、めちゃくちゃ強いですからね!」
サーティアさんとフェノアさんでしれっと戦う約束をしてたみたい。
私もこの4人の実力は気になる。
「いい?ルーナちゃんはこんなに、こんなにかわいいけど絶対好きになっちゃダメだからね?ロリコン。私のなんだから」
「あ、あぁわかった、わかったよ」
若干引かれたけど、ここははっきり言っておかないと。
「り、リィア、あたしは言われなくてもリィアのことが……す、好き、だから」
「そうですね!私とルーナちゃんは両思いですもんね!そういうことだから、私のことも諦めてね!」
「う、うん」
こっちは本当に残念そうにうなづく。どんだけ私の事好きなんだ、全く、自分で言うのもなんだけど私にこんなに好かれる魅力はないと思うんだけどなぁ。
いや、でもいまのところあんまり嫌われることもないし、実は私ってモテるのでは?
「アイリス、頑張ってね」
「うん!ありがと、リィア」
同じドラゴニュートでもテナちゃんとは全然違うね。見た目とか雰囲気は似てるけど、アイリスは人間っぽい。
「さよなら、愛理さん」
「私はリィア、いい加減覚えてね」
はぁ………今回のことでみんなに話さないといけないことが増えちゃったなぁ。絶対後で愛理について聞かれるよ。
そしたら私の正体や異世界云々の話もしなくちゃいけない。
「え!?フェノアって元勇者パーティの子供?魔法の才能と剣の才能両方あるなんて………」
「あはは、そんなに褒められても何も出ませんよ。ちなみに私は剣をメインに戦っているので魔法はそこまでなんです。母は立派な魔法使いなんですけど、幼い頃は父と一緒に暮らしてたのでその影響が強かったんです」
「両親は別々に住んでるのね」
「元々出身国が違うので、今では父はストリーフ王国の騎士団長、母はここセパレティア帝国の魔法学校校長をしてます。まぁ母は自由な人なので肩書きだけで辺境の地で静かに暮らしてるんじゃないでしょうか」
へぇ〜、そうだったんだね。
ジェシカさんといいフェノアさんといいポテンシャルの高い人が集まってるね。
こんなにかわいくて強い女の子に囲まれてるのに龍斗くんはなびかずに私を探してたと思うと本当にすごいというかバカというか………もったいないよね。
「女の子3人と男1人のパーティって大変じゃない?」
私は素朴な疑問を龍斗くんになげかける。
「ん?あぁ、色々大変だよ、特に野営する時とか………それに宿だって。まぁアイリスは気にしないって言ってくれるから」
「な〜んか怪しいなぁ。変なことしてないの?」
「してない!断じてしてない。僕は君一筋だったんだから。ま、まぁこれからは彼女達にもちゃんと向き合おうとは思うけど」
「そう、それでいいんだよ。ほら、よくある小説であるじゃん。こういうのさ。仲間になった女の子とイチャイチャして悪いやつをやっつけて」
「う〜ん、それは彼女たち次第だけど、でも、今度からは自分のやりたいようにやっていくよ。まぁ当分はジェシカやフェノアのやりたいことについて行く感じかなぁ」
「ねぇねぇ、どの子が好み?あ、うちのパーティの子でもいいけど、私の仲間だから手を出したら怒るからね?」
「ははは、、でも、好みで言ったらやっぱり君、かな」
不覚にもドキッとしてしまった。友情の契約で恋に落ちることはないって言ってたけど普通にドキッとするじゃん!
「わ、私以外で、それに、見た目だけで判断してるならロリコンって言うよ?」
「そのつもりはないけど実際君を好きになったのは小学生の時だから僕はそうなのかもしれない」
恥ずかしげもなく言う。
ここまで開き直ってると逆に清々しいよ。
っていうかさっきっからすらすら私への好意を言ってくるけど、これ前より酷くなってない?本当に私への恋心なくなってるんだよね?
(あ〜、これもしかして恋心が無くなったことによって余計な羞恥心や嫌われる心配もなくなって遠慮もなくなってるね)
「あなたはもっと周りを見た方がいいよ」
「む〜!また話してる」
「あ、アイリス」
ちょうどいいところに来たアイリスの肩を掴む。
「こんなにかわいい子が慕ってくれてるんだよ?人としてどうなの?ちゃんと答えてあげないと!」
そうそう、振られてすぐに他の女の子のところに行っちゃうのはムカつくけどだからといって私の方に好意を向けられても困る。
「いや、だから………」
「わたしじゃ、いや、なの?」
アイリスは今にも泣き出しそうな顔をする。
「嫌じゃない!嫌じゃないんだけど、その、な、やっぱり年の差とかあるだろうし」
「さっきロリコンだって言ってたじゃん」
「ろりこん?」
「私やアイリスみたいな小さい子しか愛せない人のこと」
「そうなの?」
「…………」
いやとは言わせないように私はにらみつける。
「アイリスの気持ちは嬉しいけど、やっぱりすぐには受け入れられない………かな。ほら、僕振られたばっかりだし、すぐに他の人の元へ行ってしまったら気持ちが軽く思われるかも………」
どこまでも私中心なんだね………
「思わないよ!いや、思ってたけど!そんなこと私は気にしないから、ちゃんと気持ちの整理してよね!」
「り、リィア………わ、わたし、勘違いしてたかも」
「そうそう、私はアイリスの味方!というより龍斗くんの敵、かな?アイリスには龍斗くんを何とかして欲しいの」
「はい、そろそろリュウトさんを解放してあげてください」
私とアイリスが結託し始めたところでフェノアさんが間に入る。
「ありがとう、フェノア、助かったよ」
「リュートは女たらし、リィア、どうしたらいい?」
ほんとにこの人は純粋にいい人なだけなんだけど、アイリスからしたら厄介極まりないね。
「こういうのは外堀を埋めるのが定石だよ。つまり龍斗くんの味方を無くしていけばいいの!」
「なるほどぉ」
「フェノア、もうしばらくは僕の味方でいてくれないか?」
「それは保証しかねますね」
「そ、そんなぁ」
そんなこんなで、私達は仲良くなった。
「ま、またね、お、お姉ちゃん」
クロエさんはジェシカさんが義理のお姉ちゃんだということを知ってからずっとこの調子だ。
家族の前だと素に戻るクロエさんかわいい。
「ま、また、元気にしてるのよ?何かあったらいつでも頼っていいからね?あと、パパとママによろしく言っておいて!」
「まだ帝都にいるつもりだから」
「そ、そうね」
ジェシカさんもどこかぎこちなくてそこがなんとも言えないけどかわいい。
「じゃあね、フェノア、いつか必ず手合わせしよう?」
「いいですよ。言っておきますけど私、めちゃくちゃ強いですからね!」
サーティアさんとフェノアさんでしれっと戦う約束をしてたみたい。
私もこの4人の実力は気になる。
「いい?ルーナちゃんはこんなに、こんなにかわいいけど絶対好きになっちゃダメだからね?ロリコン。私のなんだから」
「あ、あぁわかった、わかったよ」
若干引かれたけど、ここははっきり言っておかないと。
「り、リィア、あたしは言われなくてもリィアのことが……す、好き、だから」
「そうですね!私とルーナちゃんは両思いですもんね!そういうことだから、私のことも諦めてね!」
「う、うん」
こっちは本当に残念そうにうなづく。どんだけ私の事好きなんだ、全く、自分で言うのもなんだけど私にこんなに好かれる魅力はないと思うんだけどなぁ。
いや、でもいまのところあんまり嫌われることもないし、実は私ってモテるのでは?
「アイリス、頑張ってね」
「うん!ありがと、リィア」
同じドラゴニュートでもテナちゃんとは全然違うね。見た目とか雰囲気は似てるけど、アイリスは人間っぽい。
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