コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
帝都案内(食べ物編)
私達はガーベラさんについて行き、繁華街のような場所に着いた。
「ここが帝都一番のお食事処や、色んな屋台や店があるやろ?」
「わぁ〜!すごい!」
今度はルーナちゃんの目がキラキラする。
「ねぇねぇ!どれから食べる?どれにする?いっそのこと全部………」
「まぁ待つんや、あたしがとびっきりのをおすすめしたる!」
自信満々にガーベラさんが胸を叩く。
私はいっぱい食べれないから余ったらバックの中に閉まっておこう。
最初に来たのは特に列も並んでいない屋台だった。
「あっちの並んでる美味しそうな屋台じゃなくていいのかしら?」
「し、失礼ですよ、サーティアさん」
「わかってないのだ、こういう穴場が案外よかったりするのだ」
「お!かわいい嬢ちゃんなかなかわかっとるやん!せや、ここはあたしのオススメ、おなかもすいとるからまずは帝国の飯の美味さを知ってもらうんやからな。おっちゃん!こっちの嬢ちゃん達にいつもの頼むわ」
「か、かわいいっていうなぁ!」
「お、今日はどえらくかわいい人達連れてるな、おじさんがおまけしてあげよう」
ほんとにかわいいって得するんだね。
「おお、これが………えっと、これなに?」
見たことない食べ物だ。薄い生地の間に野菜とお肉が挟まって、甘辛いソースがかかっている。
サンドイッチ?とは違うしなぁ。
「これはタコスっちゅう食べ物や!美味いやろ?」
「ちょっと食べにくいわね」
「でも、美味しい!」
「我は好きなのだ!こういう全部まとめて食べるなんとも効率的なものは時短にもなるのだ」
クロエさんの感想はちょっとおかしいけど、気持ちはわかる。
「私にはソースが辛いです………けど、美味しいです」
味がしっかりしてて美味しいけど、水が欲しくなるほど辛い。
「そこがええんやけどなぁ」
「はい、お水」
「ありがとうございます、ルーナちゃん」
クロエさんが特に気に入ったみたいなので、少し多めに買っておいた。
「次はここや!」
またしてもこじんまりしたお店に来た。
「ここのお菓子が美味いんや」
どうやらお菓子屋さんのようだ。
「あら、ガーベラちゃんじゃないの。今日はお友達を連れてきてくれたの?」
お店からおばあさんが出てくる。
「まぁそんな感じや、ばあちゃん、いつものを嬢ちゃん達に食わせたいんや」
「もちろんいいですよ。ちょっとまってて」
しばらくしてお店から甘い匂いがただよってくる。
この匂いって………どこかで……あっ!あんこじゃない!?
この世界にも日本っぽいものがあることは知ってたんだけど、あんこもあったとはね。
醤油とか味噌とかの調味料はあるからね、日本っぽい国があるかもしくはセーハさんみたいに日本から転生した人が広めた可能性もある。
う〜ん特に日本みたいな国については聞いたことないんだよねぇ。
「はい、できましたよ」
てっきり和菓子が出てくると思ってたけど出てきたのはパンだった。
もしかしなくてもあんぱん?だよね?
「冷めないうちに食べるんやで」
人数分のあんぱんをもらう。
「普通のパンではないんだよね?あむっ!ん!なひこへ、不思議な甘さ……んっ、美味しい」
「上品な甘さね、紅茶……よりかはミルクの方が欲しいわね」
「ん〜、我は少し苦手なのだ。甘ったるいというか、うぅ」
あ〜、まぁ確かに、あんこが苦手な人って割といるよね。
私も今はむしろ好きな方だけど小さい頃は苦手だったし。
「仕方ないなぁもう、クロエの分はあたしが食べてあげる!」
いつの間にか食べ終わっていたルーナちゃんが嬉しそうにクロエさんのあんぱんに手を伸ばす。
「助かるのだが、まだ他の店にも行くのだろう?そんなに食べて平気なのだ?」
「…………あ」
「仕方ないわね、私も手伝ってあげるわ」
そこにサーティアさんも加わる。
そして仲良く半分こして食べた。
「ほんとに仲良しさんなんやなぁ」
「人に言われるとちょっと照れるわね」
ここでもお土産としていくつか買っておいた。
あんぱんというかあんこが懐かしい味だから私としても嬉しい。
「次は………お待ちかねのドワーフ焼きや!!」
ドワーフ焼き?この世界特有の食べ物なのかな?
今度のところはそれなりに行列ができていた。
「次は普通に人気があるのね」
「別に他のところも人気がないって訳でもないんやで?ただ立地が悪くて目立たないだけで」
「要するに穴場ということなのだな」
「それで、ドワーフ焼きってどんなの?」
「ふふふ、美味すぎてほっぺた落ちるで」
お店から漂ってくる香りじゃどんなのかはわからないけど、食欲をそそられる。
そして、私達の順番になる。
おぉ、これは!!
………………お好み焼きじゃん!
いや、ちょっと違うか、大きさが小さくて、食べやすいようになっているのと表面が硬そうだ。
作る行程は見てないけどこれお好み焼きみたいだよね?
ま、まぁ食べてみればわかるか。
残念ながらウスターソースやマヨネーズ、かつお節はないみたい。
その代わりに特性のソースがかかっていた。
「んんっ!!なにこれすごい!外はカリカリなのに中はふっくらしててお肉と野菜からじわっと旨みが出てくる」
ルーナちゃんの言う通りに、噛むと中からジュワッと出てくる。
素材の味をそのまま引き出す薄味のソースがとても合っていて美味しい。
「ん〜、美味しいわね〜」
「最高なのだ!」
「嬢ちゃん達気に入ったみたいやな、これはドワーフ生まれの食べもんなんや、ドワーフの国に行ったらそこらじゅうにあるんやで」
みんな気に入ったということで、後で沢山買っておくことにした。
「………ふぅ〜、結構食べたね」
「どれも美味しかったわね」
「うむ!」
「ですね。色々買ってストックしておきますね」
「みんな満足した?それじゃあ次はこのセパレティア最大の施設、コロシアムに行くで!」
「ここが帝都一番のお食事処や、色んな屋台や店があるやろ?」
「わぁ〜!すごい!」
今度はルーナちゃんの目がキラキラする。
「ねぇねぇ!どれから食べる?どれにする?いっそのこと全部………」
「まぁ待つんや、あたしがとびっきりのをおすすめしたる!」
自信満々にガーベラさんが胸を叩く。
私はいっぱい食べれないから余ったらバックの中に閉まっておこう。
最初に来たのは特に列も並んでいない屋台だった。
「あっちの並んでる美味しそうな屋台じゃなくていいのかしら?」
「し、失礼ですよ、サーティアさん」
「わかってないのだ、こういう穴場が案外よかったりするのだ」
「お!かわいい嬢ちゃんなかなかわかっとるやん!せや、ここはあたしのオススメ、おなかもすいとるからまずは帝国の飯の美味さを知ってもらうんやからな。おっちゃん!こっちの嬢ちゃん達にいつもの頼むわ」
「か、かわいいっていうなぁ!」
「お、今日はどえらくかわいい人達連れてるな、おじさんがおまけしてあげよう」
ほんとにかわいいって得するんだね。
「おお、これが………えっと、これなに?」
見たことない食べ物だ。薄い生地の間に野菜とお肉が挟まって、甘辛いソースがかかっている。
サンドイッチ?とは違うしなぁ。
「これはタコスっちゅう食べ物や!美味いやろ?」
「ちょっと食べにくいわね」
「でも、美味しい!」
「我は好きなのだ!こういう全部まとめて食べるなんとも効率的なものは時短にもなるのだ」
クロエさんの感想はちょっとおかしいけど、気持ちはわかる。
「私にはソースが辛いです………けど、美味しいです」
味がしっかりしてて美味しいけど、水が欲しくなるほど辛い。
「そこがええんやけどなぁ」
「はい、お水」
「ありがとうございます、ルーナちゃん」
クロエさんが特に気に入ったみたいなので、少し多めに買っておいた。
「次はここや!」
またしてもこじんまりしたお店に来た。
「ここのお菓子が美味いんや」
どうやらお菓子屋さんのようだ。
「あら、ガーベラちゃんじゃないの。今日はお友達を連れてきてくれたの?」
お店からおばあさんが出てくる。
「まぁそんな感じや、ばあちゃん、いつものを嬢ちゃん達に食わせたいんや」
「もちろんいいですよ。ちょっとまってて」
しばらくしてお店から甘い匂いがただよってくる。
この匂いって………どこかで……あっ!あんこじゃない!?
この世界にも日本っぽいものがあることは知ってたんだけど、あんこもあったとはね。
醤油とか味噌とかの調味料はあるからね、日本っぽい国があるかもしくはセーハさんみたいに日本から転生した人が広めた可能性もある。
う〜ん特に日本みたいな国については聞いたことないんだよねぇ。
「はい、できましたよ」
てっきり和菓子が出てくると思ってたけど出てきたのはパンだった。
もしかしなくてもあんぱん?だよね?
「冷めないうちに食べるんやで」
人数分のあんぱんをもらう。
「普通のパンではないんだよね?あむっ!ん!なひこへ、不思議な甘さ……んっ、美味しい」
「上品な甘さね、紅茶……よりかはミルクの方が欲しいわね」
「ん〜、我は少し苦手なのだ。甘ったるいというか、うぅ」
あ〜、まぁ確かに、あんこが苦手な人って割といるよね。
私も今はむしろ好きな方だけど小さい頃は苦手だったし。
「仕方ないなぁもう、クロエの分はあたしが食べてあげる!」
いつの間にか食べ終わっていたルーナちゃんが嬉しそうにクロエさんのあんぱんに手を伸ばす。
「助かるのだが、まだ他の店にも行くのだろう?そんなに食べて平気なのだ?」
「…………あ」
「仕方ないわね、私も手伝ってあげるわ」
そこにサーティアさんも加わる。
そして仲良く半分こして食べた。
「ほんとに仲良しさんなんやなぁ」
「人に言われるとちょっと照れるわね」
ここでもお土産としていくつか買っておいた。
あんぱんというかあんこが懐かしい味だから私としても嬉しい。
「次は………お待ちかねのドワーフ焼きや!!」
ドワーフ焼き?この世界特有の食べ物なのかな?
今度のところはそれなりに行列ができていた。
「次は普通に人気があるのね」
「別に他のところも人気がないって訳でもないんやで?ただ立地が悪くて目立たないだけで」
「要するに穴場ということなのだな」
「それで、ドワーフ焼きってどんなの?」
「ふふふ、美味すぎてほっぺた落ちるで」
お店から漂ってくる香りじゃどんなのかはわからないけど、食欲をそそられる。
そして、私達の順番になる。
おぉ、これは!!
………………お好み焼きじゃん!
いや、ちょっと違うか、大きさが小さくて、食べやすいようになっているのと表面が硬そうだ。
作る行程は見てないけどこれお好み焼きみたいだよね?
ま、まぁ食べてみればわかるか。
残念ながらウスターソースやマヨネーズ、かつお節はないみたい。
その代わりに特性のソースがかかっていた。
「んんっ!!なにこれすごい!外はカリカリなのに中はふっくらしててお肉と野菜からじわっと旨みが出てくる」
ルーナちゃんの言う通りに、噛むと中からジュワッと出てくる。
素材の味をそのまま引き出す薄味のソースがとても合っていて美味しい。
「ん〜、美味しいわね〜」
「最高なのだ!」
「嬢ちゃん達気に入ったみたいやな、これはドワーフ生まれの食べもんなんや、ドワーフの国に行ったらそこらじゅうにあるんやで」
みんな気に入ったということで、後で沢山買っておくことにした。
「………ふぅ〜、結構食べたね」
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