コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
帝都案内(魔道具編)
ガーベラさんの言葉にクロエさんとサーティアさんが目を輝かせる。
「魔道具!みたいのだ!」
「ドワーフが誇る装備、とっても気になるわね!」
「オシャレでかわいい嬢ちゃんだったから微妙な反応かと思ったんやけど、やっぱり冒険者なんやな。ふふふ、セパレティアのを見たら他のが満足出来なくなるかもしれへんで」
すごい自信満々だね。
今まで色んな街で見てきたけど、どんなにすごいんだろう?
「リィア、気になったからって衝動買いしちゃダメだからね?あたしも一緒に見るから」
確かに、服とかもそうだけどお金があるとついついかっちゃうんだよね………
「色んなお店があるんやけど、ここはあたしのイチオシの店を紹介させてもらうわ。まずはここや!」
大きな街の魔道具屋さんはどこでも同じなのか、明らかに家電量販店にしか見えない。
違和感があるとすればテレビがないことかな?
他の家電っぽいのはある。中には使い方のわからないものまで
「すごいのだ〜!」
この中で一番テンションが上がっているクロエさんは先にお店の中に行ってしまった。
「お嬢ちゃん達には退屈かもしれへんけど我慢してくれや?」
どうやらガーベラさんは私とルーナちゃんのことを幼い女の子だと思っているらしい。
まぁそれもそうだよね、、私達の服装と身長的に幼く見えても仕方がない。
「ん〜ん、大丈夫です。それにクロエさんも嬉しそうですから」
そしてそれを活かして全力で幼女を演じる。
我ながら完璧な幼女だ。
え?普段と変わらない?いつも通りの声で可愛い?う、うるさいですよロミス様!演じてるんです!
っと、すみません、取り乱しました。
「なんやええ子やなぁ」
「言っておくけど、その子も年齢的には大人よ?」
「え!?そうなん!?」
せっかく幼女を演じていたのにあっさりサーティアさんに暴露される。言い逃げするようにサーティアさんも店内に入っていってしまった。
「ちょっ、サーティアさん!」
うぅ、気まづくなってしまった。
「はぁ全く、ほら、リィアも気になるでしょ?行こう?」
「あたしは……あたしはかわいかったら年齢は気にしへんで!っと、それと勘違いしててすまん」
「いいのいいのこの子も好きでこういう格好してるから、勘違いされてもおかしくないし、それに半分は合ってるから」
半分はあってる、まぁ確かに?私の身体はロミス様の設定によって成長が止まってるから身体年齢は全く変化してないし、最初の身体年齢は知らないから幼女だって言っても間違いじゃないけど………
納得が行かない。
「気を取り直して……魔道具見てみましょうか」
私達も中に入る。今回は買うつもりはないけど、いいのがあったら買おうかなぁ。
お、これは………なんだろう?
「この魔道具は、えっと、お鍋?」
「それは火がいらないお鍋なんや、冒険者とか火起こすの大変やろ?それに火つけてる時何かと目が離せんし、そんな時にこれや、鍋底が開くようになっとってな、ここに、専用の魔石をいれて、とって部分のボタンを押せば中が熱くなるんや」
なにそれすごい!
「もしかしてここで火加減調節できるの!?え!?すごいじゃん」
ルーナちゃんも驚いたみたいだ。
確かにこれがあれば火がいらずに料理ができる。
「………値段はそれなりですけど、すごい便利ですね」
原理としては湯沸かし器みたいなものなのかな?こっちは火力の調整ができるみたいだからもっと便利だけど。
「まぁでもあたし達にはいらないね。リィアとクロエがいるし」
「ですね、でも面白いのが見れました」
さらにお店の中を進むとクロエさんとサーティアさんが魔道具を見つめていた。
「あ、リィア、ルーナ、これを見るのだ!」
クロエさんの視線の先には大きな機会?じゃなくて魔道具があった。
「これはなんの魔道具なんですか?」
「これすごいのよ?中に入れるんだけど、中に入ると温度調整ができたりマッサージしてくれたり、とにかく寝るのに最適な魔道具なのよ!」
なんだそれ!?
え!?めっちゃ気になる!!
形状は箱のようになってるけど、この中に入って眠れるの?
「おぉ、これに目をつけるとはお目が高いやん。これはほんまにすごいんやで。あたしは使ったことないんやけど、知り合いでこれ買ってるやつがおってな?そいつは毎晩寝付けずに困っててん、そんでこの魔道具つこうてからはもうぐっすりなんやって」
私も機能の説明のところを読んでみる。
なになに、あなたに最適な睡眠を………
温度調節、風、適度な振動、防音、そして外からの妨害は一切受け付けない頑丈性。
「寝袋位のサイズから一部屋くらいまであるサイズまであるんだね」
人一人ギリギリのサイズ、一人だとのびのび寝れるサイズ、2人で余裕、最大で3人で寝ても平気そうなのまである。
「これ買いましょうよ!!」
「リィア、それはこれを見てから言うのだ」
クロエさんが値段の書いてあるところを指さす。
うっ………これはすごい値段、、でも私なら買える。
元々貴族とか高ランク冒険者用に開発してるらしく、値段は飛び抜けて高い。
少なくとも少し裕福な庶民や商人程度が買えるようなものではなかった。
最大サイズなんてもうね、王族用?ってくらいの値段だったよ。
家を買うみたいな感じ?
「せめてお試しとか出来ないのでしょうか」
でも、どうしても欲しい。今の寝具に不満はないけど、それでもこれは魅力的だ。
睡眠を第一に考えてる私としては見過ごせない。
「残念ながら色々厳しくてな、こういう高いのは試せんのや。万一壊れでもしたら大損やからな」
うぅ、確かに………なら尚更買うしか……
「リィア、気持ちは分かるけどこういうのは拠点を建ててからにしない?」
サーティアさんが私をたしなめる。
「拠点?ですか?」
「そう、今は旅をしてるけど、ずっと旅をするわけじゃないでしょ?だから、いつか拠点をかまえるのがいいんじゃないかって思ったの」
う〜ん、拠点かぁ。一箇所で活動してたら他のところに行きづらくなっちゃうんじゃ………って!私には転移の魔法があるじゃん。
すっかり忘れてた。
(ふふふ、リィアちゃんが忘れてると思ってちゃんとリィアちゃんが行ったことのある街とか要所には転移の魔法陣を書いておいたよ)
(いつの間に!?)
(妖精達、主にネマが頑張ってくれたからね〜、ストリーフでもアドレントでも諸国連合でも、ヴァレンでも、もちろんここも何時でも行けるってわけ)
転移の魔法ってすごい……RPGで言ったら中盤の重要な能力だけど実際に使えると結構チートだよね。
「リィア?」
「え?あぁ、そうですね。今回は諦めます。拠点ができた時には買いに行こうと思います!!」
「とは言ってもまだ何も考えてないんだけどね。この旅が一段落ついたら決めるわ」
その後もお店の中の色々な魔道具を見て回った。
どれも面白くて便利でそして高額だった。
「どうや?面白かったやろ?」
「うむ、実に興味深かったのだ」
「楽しかった」
「次は装備の店に行くで」
「装備!気になるわ!」
「魔道具!みたいのだ!」
「ドワーフが誇る装備、とっても気になるわね!」
「オシャレでかわいい嬢ちゃんだったから微妙な反応かと思ったんやけど、やっぱり冒険者なんやな。ふふふ、セパレティアのを見たら他のが満足出来なくなるかもしれへんで」
すごい自信満々だね。
今まで色んな街で見てきたけど、どんなにすごいんだろう?
「リィア、気になったからって衝動買いしちゃダメだからね?あたしも一緒に見るから」
確かに、服とかもそうだけどお金があるとついついかっちゃうんだよね………
「色んなお店があるんやけど、ここはあたしのイチオシの店を紹介させてもらうわ。まずはここや!」
大きな街の魔道具屋さんはどこでも同じなのか、明らかに家電量販店にしか見えない。
違和感があるとすればテレビがないことかな?
他の家電っぽいのはある。中には使い方のわからないものまで
「すごいのだ〜!」
この中で一番テンションが上がっているクロエさんは先にお店の中に行ってしまった。
「お嬢ちゃん達には退屈かもしれへんけど我慢してくれや?」
どうやらガーベラさんは私とルーナちゃんのことを幼い女の子だと思っているらしい。
まぁそれもそうだよね、、私達の服装と身長的に幼く見えても仕方がない。
「ん〜ん、大丈夫です。それにクロエさんも嬉しそうですから」
そしてそれを活かして全力で幼女を演じる。
我ながら完璧な幼女だ。
え?普段と変わらない?いつも通りの声で可愛い?う、うるさいですよロミス様!演じてるんです!
っと、すみません、取り乱しました。
「なんやええ子やなぁ」
「言っておくけど、その子も年齢的には大人よ?」
「え!?そうなん!?」
せっかく幼女を演じていたのにあっさりサーティアさんに暴露される。言い逃げするようにサーティアさんも店内に入っていってしまった。
「ちょっ、サーティアさん!」
うぅ、気まづくなってしまった。
「はぁ全く、ほら、リィアも気になるでしょ?行こう?」
「あたしは……あたしはかわいかったら年齢は気にしへんで!っと、それと勘違いしててすまん」
「いいのいいのこの子も好きでこういう格好してるから、勘違いされてもおかしくないし、それに半分は合ってるから」
半分はあってる、まぁ確かに?私の身体はロミス様の設定によって成長が止まってるから身体年齢は全く変化してないし、最初の身体年齢は知らないから幼女だって言っても間違いじゃないけど………
納得が行かない。
「気を取り直して……魔道具見てみましょうか」
私達も中に入る。今回は買うつもりはないけど、いいのがあったら買おうかなぁ。
お、これは………なんだろう?
「この魔道具は、えっと、お鍋?」
「それは火がいらないお鍋なんや、冒険者とか火起こすの大変やろ?それに火つけてる時何かと目が離せんし、そんな時にこれや、鍋底が開くようになっとってな、ここに、専用の魔石をいれて、とって部分のボタンを押せば中が熱くなるんや」
なにそれすごい!
「もしかしてここで火加減調節できるの!?え!?すごいじゃん」
ルーナちゃんも驚いたみたいだ。
確かにこれがあれば火がいらずに料理ができる。
「………値段はそれなりですけど、すごい便利ですね」
原理としては湯沸かし器みたいなものなのかな?こっちは火力の調整ができるみたいだからもっと便利だけど。
「まぁでもあたし達にはいらないね。リィアとクロエがいるし」
「ですね、でも面白いのが見れました」
さらにお店の中を進むとクロエさんとサーティアさんが魔道具を見つめていた。
「あ、リィア、ルーナ、これを見るのだ!」
クロエさんの視線の先には大きな機会?じゃなくて魔道具があった。
「これはなんの魔道具なんですか?」
「これすごいのよ?中に入れるんだけど、中に入ると温度調整ができたりマッサージしてくれたり、とにかく寝るのに最適な魔道具なのよ!」
なんだそれ!?
え!?めっちゃ気になる!!
形状は箱のようになってるけど、この中に入って眠れるの?
「おぉ、これに目をつけるとはお目が高いやん。これはほんまにすごいんやで。あたしは使ったことないんやけど、知り合いでこれ買ってるやつがおってな?そいつは毎晩寝付けずに困っててん、そんでこの魔道具つこうてからはもうぐっすりなんやって」
私も機能の説明のところを読んでみる。
なになに、あなたに最適な睡眠を………
温度調節、風、適度な振動、防音、そして外からの妨害は一切受け付けない頑丈性。
「寝袋位のサイズから一部屋くらいまであるサイズまであるんだね」
人一人ギリギリのサイズ、一人だとのびのび寝れるサイズ、2人で余裕、最大で3人で寝ても平気そうなのまである。
「これ買いましょうよ!!」
「リィア、それはこれを見てから言うのだ」
クロエさんが値段の書いてあるところを指さす。
うっ………これはすごい値段、、でも私なら買える。
元々貴族とか高ランク冒険者用に開発してるらしく、値段は飛び抜けて高い。
少なくとも少し裕福な庶民や商人程度が買えるようなものではなかった。
最大サイズなんてもうね、王族用?ってくらいの値段だったよ。
家を買うみたいな感じ?
「せめてお試しとか出来ないのでしょうか」
でも、どうしても欲しい。今の寝具に不満はないけど、それでもこれは魅力的だ。
睡眠を第一に考えてる私としては見過ごせない。
「残念ながら色々厳しくてな、こういう高いのは試せんのや。万一壊れでもしたら大損やからな」
うぅ、確かに………なら尚更買うしか……
「リィア、気持ちは分かるけどこういうのは拠点を建ててからにしない?」
サーティアさんが私をたしなめる。
「拠点?ですか?」
「そう、今は旅をしてるけど、ずっと旅をするわけじゃないでしょ?だから、いつか拠点をかまえるのがいいんじゃないかって思ったの」
う〜ん、拠点かぁ。一箇所で活動してたら他のところに行きづらくなっちゃうんじゃ………って!私には転移の魔法があるじゃん。
すっかり忘れてた。
(ふふふ、リィアちゃんが忘れてると思ってちゃんとリィアちゃんが行ったことのある街とか要所には転移の魔法陣を書いておいたよ)
(いつの間に!?)
(妖精達、主にネマが頑張ってくれたからね〜、ストリーフでもアドレントでも諸国連合でも、ヴァレンでも、もちろんここも何時でも行けるってわけ)
転移の魔法ってすごい……RPGで言ったら中盤の重要な能力だけど実際に使えると結構チートだよね。
「リィア?」
「え?あぁ、そうですね。今回は諦めます。拠点ができた時には買いに行こうと思います!!」
「とは言ってもまだ何も考えてないんだけどね。この旅が一段落ついたら決めるわ」
その後もお店の中の色々な魔道具を見て回った。
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