コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
セパレティア皇女殿下
粗方倒して、サソリ達は逃げていく。
ふぅ、これでもう安心だね。
っと、そういえば馬車を守っていた兵士の人達は………
「酷い怪我、リィア」
あまりよろしくない状態だね。
「はい」
私とルーナちゃんは怪我の酷い兵士に駆け寄る。
「今あたし達が治すから怪我人を教えて」
兵士達はぐったりしてる人から軽傷の人まで私達の元に集まる。
「ありがとう、本当に助かった」
「感謝する」
「応急処置だから、あまり無理はしちゃダメだよ」
「毒は抜いておいたので安静にしててください」
私達が怪我を治していっていると、馬車の中から人が出てくる。
「も、もう大丈夫なのか?」
「魔物達はもういなくなりました」
「おぉそうか!よくやったぞ!」
今、陛下って言わなかった?
そういえばこの馬車すごい豪華だし、護衛の兵士の数もものすごい。
冒険者じゃなくて兵士ってことだから………
「セパレティアの皇帝なのだ?」
「少なくともただ者じゃなさそうね」
「む、そこの者は」
「我々が危ない時に助けてくれた冒険者のようです」
兵士がそういうと笑顔になってこちらに近づいてくる。
「あなた方がうちの兵士を助けてくれた冒険者か?」
「えぇ、依頼を受けて近くまで来たら依頼対象の魔物に襲われてたのよ」
「どうして人里もないこんなところにいたのか不思議なのだ」
「この道は帝都への近道でね、迂闊だったよ」
一旦みんな落ち着いたので馬車の周りで休むことにする。
兵士達は怪我してたものの、全員無事だった。
私達の到着が間に合ってよかったよ。
「紹介が遅れた。私はネフィス・フォン・セパレティア。皇帝の娘だ」
皇帝ではなかったものの、それに近しい人だった。
凛々しい感じの美人さんで、年齢は大体サーティアさんくらいかな?
綺麗な銀髪で、私位の長さ。
赤い瞳なこともあって魔族に見えてもおかしくない。
角とか翼とかないよね?
「私はサーティア。このパーティのリーダーよ。見ての通りエルフよ」
「ほう、エルフとは珍しい。ドワーフは結構いるんだが」
「あたしはルーナ。兵士の人達は無事たから安心して」
「あなたが治してくれたんだな、本当にありがとう」
「我はクロエ。帝国の軍は強いと聞いていたのだが、どうしたのだ」
「面目ない。旅の疲れが出ていたのだろう」
なんでも、ネフィス様はストリーフ王国に留学していたようだ。
てことはユーリちゃんのことも知ってるのかな?
「私はリィアっていいます。あの、私に似ているストリーフ王女のことを知ってますか?」
「やはりそうか。あなたの顔をどこかで見たことがあると思ってたんだ。ストリーフの王女だったか。年齢の差もあってあまり話す機会はなかったが……ん?もしかして貴族かなにかだったりするのか?」
「あ、いえ、たまたま王女様とは知り合いだったので」
普通はたまたまでも王女様と知り合いになることはないけど、偶然同じ見た目だったもんね。
うん
(そういえば私の見た目ってロミス様が決めたんですよね?)
この見た目は気に入ってるけど、もしかしたらユーリちゃんを参考にして作ったのかと思った。
(そうだよ。完全に私の好みに合わせたの。人間の王女と似てるのはほんとに偶然なの。つまりあの王女も私にどストライクなの。出来れば眷属にしたいくらい)
しれっと大変なことを言う。
眷属ってそんな吸血鬼みたいなことができるのかな?
(いわゆる神の御加護ってやつだよ。もちろん天使には全員あるよ。神は気まぐれに気に入った生物に加護を与えたりもできるの)
私にはロミス様の加護があるってこと?あんまり実感ないんだけど。
「リィア殿?」
ぼーっとしてるのかと思われたのか、ネフィス様に呼ばれる。
「え?あ、いえ、すみませんぼーっとしてました」
「もうリィア、皇女様の前なのに失礼だよ?」
「よいよい、あなた方は私達の命の恩人だ」
兵士達の回復も終わり、動けない人を馬車に乗せて、帝都に戻ることにした。
「もしよろしければ、一緒に帝都まで来てくれないだろうか」
「もちろん最初からそのつもりよ、道中の魔物は任せてちょうだい」
「本当に助かる」
よくある話だと王族や皇族は戦闘能力が高いとかあるんだけど、この世界ではそういうことはないのかな?
実際ユーリちゃんは………特に聞いてないだけで強いのかもしれない。
魔王は別として考えて、エルフの貴族であるサーティアさんは強いよね。
あと聞く話だけど、聖皇国の聖女様もすごい力を持ってるらしいし、そういう話があってもおかしくないんだね。
「ネフィスは戦わないのか?」
1人で考えているとクロエさんがネフィス様に直接聞いていた。
え、そんなにあっさり聞ける?普通。
「ん?あぁ、周りに止められてさっきは馬車の中にいたんだが小さい方のスコーピオンなら倒せるくらいには戦える。さすがに大きいのは一人じゃどうしようもないが」
ある程度は戦えるらしい。
桁違いに強かったら護衛もこんなにいらないもんね……
「ふむ、その程度か、もっと強いと思っていたのだが」
「すまないな。私は父である皇帝陛下や才能のある弟と違ってあまり力はないんだ。皇女といえば聞こえはいいが名ばかりだよ」
色々苦労してそうだね。
「そうよね〜、跡継ぎがいるからってそんなに気が楽になるって訳でもないわよね〜」
「サーティア殿も王族かなにかなのか?」
「実はエルフの貴族なのよ。親の反対を押し切って今は冒険者を続けてるけどね」
それからネフィス様とサーティアさんは意気投合したのかすぐに仲良くなって、帝都に戻って来る頃にはお互いに名前を呼び捨てで呼び合うよいになっていた。
ふぅ、これでもう安心だね。
っと、そういえば馬車を守っていた兵士の人達は………
「酷い怪我、リィア」
あまりよろしくない状態だね。
「はい」
私とルーナちゃんは怪我の酷い兵士に駆け寄る。
「今あたし達が治すから怪我人を教えて」
兵士達はぐったりしてる人から軽傷の人まで私達の元に集まる。
「ありがとう、本当に助かった」
「感謝する」
「応急処置だから、あまり無理はしちゃダメだよ」
「毒は抜いておいたので安静にしててください」
私達が怪我を治していっていると、馬車の中から人が出てくる。
「も、もう大丈夫なのか?」
「魔物達はもういなくなりました」
「おぉそうか!よくやったぞ!」
今、陛下って言わなかった?
そういえばこの馬車すごい豪華だし、護衛の兵士の数もものすごい。
冒険者じゃなくて兵士ってことだから………
「セパレティアの皇帝なのだ?」
「少なくともただ者じゃなさそうね」
「む、そこの者は」
「我々が危ない時に助けてくれた冒険者のようです」
兵士がそういうと笑顔になってこちらに近づいてくる。
「あなた方がうちの兵士を助けてくれた冒険者か?」
「えぇ、依頼を受けて近くまで来たら依頼対象の魔物に襲われてたのよ」
「どうして人里もないこんなところにいたのか不思議なのだ」
「この道は帝都への近道でね、迂闊だったよ」
一旦みんな落ち着いたので馬車の周りで休むことにする。
兵士達は怪我してたものの、全員無事だった。
私達の到着が間に合ってよかったよ。
「紹介が遅れた。私はネフィス・フォン・セパレティア。皇帝の娘だ」
皇帝ではなかったものの、それに近しい人だった。
凛々しい感じの美人さんで、年齢は大体サーティアさんくらいかな?
綺麗な銀髪で、私位の長さ。
赤い瞳なこともあって魔族に見えてもおかしくない。
角とか翼とかないよね?
「私はサーティア。このパーティのリーダーよ。見ての通りエルフよ」
「ほう、エルフとは珍しい。ドワーフは結構いるんだが」
「あたしはルーナ。兵士の人達は無事たから安心して」
「あなたが治してくれたんだな、本当にありがとう」
「我はクロエ。帝国の軍は強いと聞いていたのだが、どうしたのだ」
「面目ない。旅の疲れが出ていたのだろう」
なんでも、ネフィス様はストリーフ王国に留学していたようだ。
てことはユーリちゃんのことも知ってるのかな?
「私はリィアっていいます。あの、私に似ているストリーフ王女のことを知ってますか?」
「やはりそうか。あなたの顔をどこかで見たことがあると思ってたんだ。ストリーフの王女だったか。年齢の差もあってあまり話す機会はなかったが……ん?もしかして貴族かなにかだったりするのか?」
「あ、いえ、たまたま王女様とは知り合いだったので」
普通はたまたまでも王女様と知り合いになることはないけど、偶然同じ見た目だったもんね。
うん
(そういえば私の見た目ってロミス様が決めたんですよね?)
この見た目は気に入ってるけど、もしかしたらユーリちゃんを参考にして作ったのかと思った。
(そうだよ。完全に私の好みに合わせたの。人間の王女と似てるのはほんとに偶然なの。つまりあの王女も私にどストライクなの。出来れば眷属にしたいくらい)
しれっと大変なことを言う。
眷属ってそんな吸血鬼みたいなことができるのかな?
(いわゆる神の御加護ってやつだよ。もちろん天使には全員あるよ。神は気まぐれに気に入った生物に加護を与えたりもできるの)
私にはロミス様の加護があるってこと?あんまり実感ないんだけど。
「リィア殿?」
ぼーっとしてるのかと思われたのか、ネフィス様に呼ばれる。
「え?あ、いえ、すみませんぼーっとしてました」
「もうリィア、皇女様の前なのに失礼だよ?」
「よいよい、あなた方は私達の命の恩人だ」
兵士達の回復も終わり、動けない人を馬車に乗せて、帝都に戻ることにした。
「もしよろしければ、一緒に帝都まで来てくれないだろうか」
「もちろん最初からそのつもりよ、道中の魔物は任せてちょうだい」
「本当に助かる」
よくある話だと王族や皇族は戦闘能力が高いとかあるんだけど、この世界ではそういうことはないのかな?
実際ユーリちゃんは………特に聞いてないだけで強いのかもしれない。
魔王は別として考えて、エルフの貴族であるサーティアさんは強いよね。
あと聞く話だけど、聖皇国の聖女様もすごい力を持ってるらしいし、そういう話があってもおかしくないんだね。
「ネフィスは戦わないのか?」
1人で考えているとクロエさんがネフィス様に直接聞いていた。
え、そんなにあっさり聞ける?普通。
「ん?あぁ、周りに止められてさっきは馬車の中にいたんだが小さい方のスコーピオンなら倒せるくらいには戦える。さすがに大きいのは一人じゃどうしようもないが」
ある程度は戦えるらしい。
桁違いに強かったら護衛もこんなにいらないもんね……
「ふむ、その程度か、もっと強いと思っていたのだが」
「すまないな。私は父である皇帝陛下や才能のある弟と違ってあまり力はないんだ。皇女といえば聞こえはいいが名ばかりだよ」
色々苦労してそうだね。
「そうよね〜、跡継ぎがいるからってそんなに気が楽になるって訳でもないわよね〜」
「サーティア殿も王族かなにかなのか?」
「実はエルフの貴族なのよ。親の反対を押し切って今は冒険者を続けてるけどね」
それからネフィス様とサーティアさんは意気投合したのかすぐに仲良くなって、帝都に戻って来る頃にはお互いに名前を呼び捨てで呼び合うよいになっていた。
「コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!」を読んでいる人はこの作品も読んでいます
-
-
404
-
2,140
-
-
2.1万
-
7万
-
-
6,575
-
2.9万
-
-
35
-
30
-
-
166
-
59
-
-
61
-
22
-
-
94
-
356
-
-
1.2万
-
4.7万
-
-
5,076
-
2.5万
-
-
5,014
-
1万
-
-
9,628
-
1.6万
-
-
8,096
-
5.5万
-
-
2,414
-
6,662
-
-
3,136
-
3,384
-
-
1.3万
-
2.2万
-
-
3,522
-
5,226
-
-
9,299
-
2.3万
-
-
6,119
-
2.6万
-
-
1,285
-
1,419
-
-
2,845
-
4,948
-
-
6,617
-
6,954
-
-
3万
-
4.9万
-
-
6,028
-
2.9万
-
-
319
-
800
-
-
6,162
-
3.1万
-
-
65
-
152
-
-
1,857
-
1,560
-
-
3,631
-
9,417
-
-
11
-
4
-
-
208
-
515
-
-
105
-
364
-
-
45
-
163
-
-
168
-
148
-
-
60
-
278
-
-
13
-
1
-
-
2,605
-
7,282
-
-
2,931
-
4,405
-
-
32
-
11
-
-
9,140
-
2.3万
-
-
139
-
227
-
-
31
-
83
-
-
599
-
220
-
-
2,787
-
1万
-
-
4,871
-
1.7万
-
-
76
-
147
-
-
2,388
-
9,359
-
-
567
-
1,094
-
-
1,259
-
8,383
-
-
7,415
-
1.5万
-
-
387
-
438
-
-
3,137
-
1.5万
「ファンタジー」の人気作品
-
-
3万
-
4.9万
-
-
2.1万
-
7万
-
-
1.3万
-
2.2万
-
-
1.2万
-
4.7万
-
-
1万
-
2.3万
-
-
9,628
-
1.6万
-
-
9,533
-
1.1万
-
-
9,299
-
2.3万
-
-
9,140
-
2.3万
コメント