コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
早速依頼に向かいましょう!
その日は宿で休んで次の日、私たちは帝都で買い出しした。
「どれも高いのだ、どうなっているのだ?」
「ここじゃこのくらいの物価が普通なのかもしれないわね」
セパレティアの帝都はどれも値段が少し高かった。諸国連合もアドレントもストリーフもここよりは安い。
その代わり物自体はちゃんとしていて色んなものが売っていた。
「マナポーションに、回復ポーション、あとは…………」
私は買ったものを確認していく。
みんなで決闘した時にポーション系は結構使ったのでその分を買っていった。
ドラゴン討伐と魔物の大量発生の時にそれなりにお金が稼げたのもあるからお金は心配ない。
最悪最初から持ってる神様からもらったお金もあるからね。
でもこれは極力使わないようにしないと。
それにしても多すぎなんだよね、ロミス様から貰ったお金っていうか神様ってお金も作り出せるってこと?
(私はそんなことできないよ。だから他のお金が作り出せる神様にお願いしたって訳)
ロミス様は律儀に答えてくれる。
(お金の神様でもいるんですか?)
(厳密には商売の神だね。この世界じゃ商人も多いでしょ?そういう人が主に信仰を捧げてるんだよ)
この世界にどんな神様がいるのか気になってきた。今は買い物途中だから後でロミス様に聞いてみよう。
まだまだ気になる商品とか見てみたいお店とかもあるけど、とりあえず必要な物だけ買って、帝都の外に出る。
「ここから目的地までは一日くらいかしら?」
「帝都に来たばっかりなのにせわしないのだ」
せっかく宿もとったけど、早速依頼を受けることにしたので一旦チェックアウトする。
まぁ場所は覚えたから帰ってきたらまた同じ宿をとればいいね。
「あたし達は冒険者だからね。これくらいは普通でしょ?」
「あはは、、他の冒険者に煽られたのもありますからね。それと、多分こっそりついてきたりするんじゃないんですか?」
「あぁ〜、それはめんどくさそうなのだ。そうだ!我らは走って行けばいいのだ。そしたら魔物を倒して一泊、明日には帰って来れるのだ」
まだ帝都の門を出たばっかりだけど、警戒はしておこう。
私達は荒野を小走りで進む。
ゲームだとキャラ動かしてるだけだからなんとも思わなかったけど、ゲームキャラが走りながら移動してるのってこんな気持ちなのかな?
強化魔法もあるし、この世界に来てからは結構動いてるからそれなりに体力もついてる。
サーティアさんはもちろん、クロエさんも余裕そうだ。
ルーナちゃんは………ちょっと走りにくそうな服なのと元々体力に自信ないみたいではぁはぁ言ってる。
「大丈夫ですか?ルーナちゃん」
「はぁ……はぁ………ふぇ?へ、平気、このくらい」
ちなみにいつも持っている杖は私が持ってあげてる。
ついでに回復魔法もかけてあげる。
「ヒール」
「あ、ありがとう……そうだよ、回復魔法使えばいいじゃん」
疲れて思考がまとまらないと魔法は使えないから仕方ないね。
「キツかったら私が抱いて行こうか?」
私とルーナちゃんのやり取りを見て、サーティアさんが提案する。
「だい、じょうぶ………」
大丈夫とは言っても段々と力なくなっている。
「着いた時へとへとなんじゃない?」
「うっ………」
「わかりました!私が運びます!任せてください」
これまで何回かルーナちゃんを抱きながら走ったことがあるから慣れている。
「きゃあ!」
「はーい、しっかり捕まっててくださいね〜」
私達がルーナちゃんを心配してる間に先に走っていってしまったクロエさんを追いかける。
そうして、私達は日が落ちる前にデザートスコーピオンがいる場所にたどり着いた。
「ふぅ〜、いい汗かいたわね」
「はぁ〜〜〜〜どうしてサーティアはそんなに余裕なのだ」
「ルーナちゃんは平気ですか?」
「うぷ……ちょっと酔っちゃったかも」
「ご、ごめんなさい!私……」
「いいのいいの、仕方ないよ。キュア!ふぅ、魔法で少し楽になったからもう平気」
みんなで少し休憩してから魔物を探す。
道中も魔物はいたけど、まばらで、襲ってくることもほとんどなかった。
襲ってきた魔物はクロエさんとサーティアさんが瞬殺してくれたり追い払ってくれてたから特に怪我もない。
ちなみに心配していた冒険者が付いてきてる様子はなかった。離れすぎて探知魔法の外だったのか、それともそもそも付いてくるつもりがないのかわからないけど
「あ、いたいた、あれじゃない?」
ルーナちゃんが魔物を見つける。
指さす方には黒っぽい点々が見える。
「まずいわ!早く行くわよ!みんな!」
サーティアさんが焦ったような声を出す。
「どうしたのだ!」
「なにかが襲われてるわ。他の魔物かもしれないけど」
人だったら早く助けないと。
「え〜、また走るの〜?」
ルーナちゃんが嫌そうな顔をしたので、私はもう一度ルーナちゃんを抱き上げる。
「ルーナちゃんは魔法の用意をしてください」
「えっ?うん」
近づくにつれて点々だったものの形がわかってくる。
大量のサソリが歩き回っていた。
そして、よく見るとある1箇所に群がっている。
「あれは……馬車!!急がないと!」
「ルーナちゃん!」
「わかった、ウォーターカッター!!」
「我も続く。デビルズランス!」
手前のサソリ達を魔法で倒していく。
私はルーナちゃんを下ろす。
「ルーナちゃんは自分を守りながら私達の援護をお願いします。焦らなくていいので自分のペースで来てくれればいいですから」
「うん!」
「サーティアさんクロエさんは周りの魔物をお願いします。馬車は私に任せてください」
「「わかったわ(のだ」」
次々と馬車に向かっているサソリを切り倒す。
馬車の周りには兵士らしき人達が戦っていた。
私は先に兵士の人達を助けるようにサソリを倒す。
「アグレッシブボルト!!」
途中からサーティアさん、クロエさん、ルーナちゃんも馬車のところまで来て、サソリ達を殲滅する。
「リィア、あれを見るのだ」
「上位種?」
さっきまで戦っていた私位の大きさのサソリじゃなくて、さらに大きい車くらいの大きさのサソリが現れる。
異世界の魔物はなんでもかんでもでかくすればいいみたいに思ってない?
まぁ実際でかくなれば攻撃力も攻撃範囲も圧倒的変わってくるから強くなるんだけどさぁ。
「リィア、!あっちにも!」
これは、二手に別れた方が良さそうだね。
「私とルーナちゃんでこっちのを倒します、おふたりは向こうを」
「わかったのだ」
「任せなさい」
立派なハサミとしっぽ、どれも鋭い。
「ウォーターカッター!」
さっきの劣等種と違って甲装が硬いみたい。
ルーナちゃんの魔法では切れないようだ。
「それなら……アグレッシブボルト!!」
痺れさせれば問題ない。
と思ったらしっぽを地面に突き刺して電流を地面に流れるようにした。
こいつ、頭もいいのか?
「ルーナちゃん、あの魔法をお願いします。私が時間稼ぎをするので」
私はサソリの気を誘うように魔法を放つ。
サソリの甲装は硬く、熱にも強いみたいで、燃えることも無い。電撃も地面に受け流される。
倒す方法としては最上級魔法のような圧倒的力でどうにかするしかない。
上手いこと私に気を向けさせることができた。
あとはひたすら電撃魔法を撃っていればサソリは動けない。
魔力は使うけど今回このサソリを倒すのはルーナちゃんの魔法だからいいだろう。
「マジックディゾルブ!!」
そして、無事に魔法が完成し、サソリは見るも耐えない姿になる。
部分的に残っていたしっぽをバックにしまって、討伐完了の証にする。
「っと、クロエさんとサーティアさんは」
「終わったのだ」
「私達の方は完璧よ?」
完璧に死体が残ってるのかと思ってたけど、逆に消し炭になっている方だった。
「イグジストバニッシュは調整がきかないのだ」
クロエさん達の方も最上級の魔法を使ったみたい。
あのサソリが消し炭になるのに、力を失うだけで特に怪我もなかったドラゴンってやっぱりすごいんだね。
「あ、馬車は………」
思い出したかのようにルーナちゃんが言う。
そういえばと思って、馬車の方を見ると兵士達がぽかんとした顔で私達を見ていた。
「どれも高いのだ、どうなっているのだ?」
「ここじゃこのくらいの物価が普通なのかもしれないわね」
セパレティアの帝都はどれも値段が少し高かった。諸国連合もアドレントもストリーフもここよりは安い。
その代わり物自体はちゃんとしていて色んなものが売っていた。
「マナポーションに、回復ポーション、あとは…………」
私は買ったものを確認していく。
みんなで決闘した時にポーション系は結構使ったのでその分を買っていった。
ドラゴン討伐と魔物の大量発生の時にそれなりにお金が稼げたのもあるからお金は心配ない。
最悪最初から持ってる神様からもらったお金もあるからね。
でもこれは極力使わないようにしないと。
それにしても多すぎなんだよね、ロミス様から貰ったお金っていうか神様ってお金も作り出せるってこと?
(私はそんなことできないよ。だから他のお金が作り出せる神様にお願いしたって訳)
ロミス様は律儀に答えてくれる。
(お金の神様でもいるんですか?)
(厳密には商売の神だね。この世界じゃ商人も多いでしょ?そういう人が主に信仰を捧げてるんだよ)
この世界にどんな神様がいるのか気になってきた。今は買い物途中だから後でロミス様に聞いてみよう。
まだまだ気になる商品とか見てみたいお店とかもあるけど、とりあえず必要な物だけ買って、帝都の外に出る。
「ここから目的地までは一日くらいかしら?」
「帝都に来たばっかりなのにせわしないのだ」
せっかく宿もとったけど、早速依頼を受けることにしたので一旦チェックアウトする。
まぁ場所は覚えたから帰ってきたらまた同じ宿をとればいいね。
「あたし達は冒険者だからね。これくらいは普通でしょ?」
「あはは、、他の冒険者に煽られたのもありますからね。それと、多分こっそりついてきたりするんじゃないんですか?」
「あぁ〜、それはめんどくさそうなのだ。そうだ!我らは走って行けばいいのだ。そしたら魔物を倒して一泊、明日には帰って来れるのだ」
まだ帝都の門を出たばっかりだけど、警戒はしておこう。
私達は荒野を小走りで進む。
ゲームだとキャラ動かしてるだけだからなんとも思わなかったけど、ゲームキャラが走りながら移動してるのってこんな気持ちなのかな?
強化魔法もあるし、この世界に来てからは結構動いてるからそれなりに体力もついてる。
サーティアさんはもちろん、クロエさんも余裕そうだ。
ルーナちゃんは………ちょっと走りにくそうな服なのと元々体力に自信ないみたいではぁはぁ言ってる。
「大丈夫ですか?ルーナちゃん」
「はぁ……はぁ………ふぇ?へ、平気、このくらい」
ちなみにいつも持っている杖は私が持ってあげてる。
ついでに回復魔法もかけてあげる。
「ヒール」
「あ、ありがとう……そうだよ、回復魔法使えばいいじゃん」
疲れて思考がまとまらないと魔法は使えないから仕方ないね。
「キツかったら私が抱いて行こうか?」
私とルーナちゃんのやり取りを見て、サーティアさんが提案する。
「だい、じょうぶ………」
大丈夫とは言っても段々と力なくなっている。
「着いた時へとへとなんじゃない?」
「うっ………」
「わかりました!私が運びます!任せてください」
これまで何回かルーナちゃんを抱きながら走ったことがあるから慣れている。
「きゃあ!」
「はーい、しっかり捕まっててくださいね〜」
私達がルーナちゃんを心配してる間に先に走っていってしまったクロエさんを追いかける。
そうして、私達は日が落ちる前にデザートスコーピオンがいる場所にたどり着いた。
「ふぅ〜、いい汗かいたわね」
「はぁ〜〜〜〜どうしてサーティアはそんなに余裕なのだ」
「ルーナちゃんは平気ですか?」
「うぷ……ちょっと酔っちゃったかも」
「ご、ごめんなさい!私……」
「いいのいいの、仕方ないよ。キュア!ふぅ、魔法で少し楽になったからもう平気」
みんなで少し休憩してから魔物を探す。
道中も魔物はいたけど、まばらで、襲ってくることもほとんどなかった。
襲ってきた魔物はクロエさんとサーティアさんが瞬殺してくれたり追い払ってくれてたから特に怪我もない。
ちなみに心配していた冒険者が付いてきてる様子はなかった。離れすぎて探知魔法の外だったのか、それともそもそも付いてくるつもりがないのかわからないけど
「あ、いたいた、あれじゃない?」
ルーナちゃんが魔物を見つける。
指さす方には黒っぽい点々が見える。
「まずいわ!早く行くわよ!みんな!」
サーティアさんが焦ったような声を出す。
「どうしたのだ!」
「なにかが襲われてるわ。他の魔物かもしれないけど」
人だったら早く助けないと。
「え〜、また走るの〜?」
ルーナちゃんが嫌そうな顔をしたので、私はもう一度ルーナちゃんを抱き上げる。
「ルーナちゃんは魔法の用意をしてください」
「えっ?うん」
近づくにつれて点々だったものの形がわかってくる。
大量のサソリが歩き回っていた。
そして、よく見るとある1箇所に群がっている。
「あれは……馬車!!急がないと!」
「ルーナちゃん!」
「わかった、ウォーターカッター!!」
「我も続く。デビルズランス!」
手前のサソリ達を魔法で倒していく。
私はルーナちゃんを下ろす。
「ルーナちゃんは自分を守りながら私達の援護をお願いします。焦らなくていいので自分のペースで来てくれればいいですから」
「うん!」
「サーティアさんクロエさんは周りの魔物をお願いします。馬車は私に任せてください」
「「わかったわ(のだ」」
次々と馬車に向かっているサソリを切り倒す。
馬車の周りには兵士らしき人達が戦っていた。
私は先に兵士の人達を助けるようにサソリを倒す。
「アグレッシブボルト!!」
途中からサーティアさん、クロエさん、ルーナちゃんも馬車のところまで来て、サソリ達を殲滅する。
「リィア、あれを見るのだ」
「上位種?」
さっきまで戦っていた私位の大きさのサソリじゃなくて、さらに大きい車くらいの大きさのサソリが現れる。
異世界の魔物はなんでもかんでもでかくすればいいみたいに思ってない?
まぁ実際でかくなれば攻撃力も攻撃範囲も圧倒的変わってくるから強くなるんだけどさぁ。
「リィア、!あっちにも!」
これは、二手に別れた方が良さそうだね。
「私とルーナちゃんでこっちのを倒します、おふたりは向こうを」
「わかったのだ」
「任せなさい」
立派なハサミとしっぽ、どれも鋭い。
「ウォーターカッター!」
さっきの劣等種と違って甲装が硬いみたい。
ルーナちゃんの魔法では切れないようだ。
「それなら……アグレッシブボルト!!」
痺れさせれば問題ない。
と思ったらしっぽを地面に突き刺して電流を地面に流れるようにした。
こいつ、頭もいいのか?
「ルーナちゃん、あの魔法をお願いします。私が時間稼ぎをするので」
私はサソリの気を誘うように魔法を放つ。
サソリの甲装は硬く、熱にも強いみたいで、燃えることも無い。電撃も地面に受け流される。
倒す方法としては最上級魔法のような圧倒的力でどうにかするしかない。
上手いこと私に気を向けさせることができた。
あとはひたすら電撃魔法を撃っていればサソリは動けない。
魔力は使うけど今回このサソリを倒すのはルーナちゃんの魔法だからいいだろう。
「マジックディゾルブ!!」
そして、無事に魔法が完成し、サソリは見るも耐えない姿になる。
部分的に残っていたしっぽをバックにしまって、討伐完了の証にする。
「っと、クロエさんとサーティアさんは」
「終わったのだ」
「私達の方は完璧よ?」
完璧に死体が残ってるのかと思ってたけど、逆に消し炭になっている方だった。
「イグジストバニッシュは調整がきかないのだ」
クロエさん達の方も最上級の魔法を使ったみたい。
あのサソリが消し炭になるのに、力を失うだけで特に怪我もなかったドラゴンってやっぱりすごいんだね。
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