コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
口調変更ゲーム
次の日、私たちは依頼主の元に行く。
早速出発するみたいだ。
「今回はよろしく頼……みますわ。パーティリーダーのサーティア……ですわ」
そして、私達の方も早速口調変更ゲームを始めている。
「はい、よろしくお願いします」
恥ずかしそうにしているサーティアさんを前にしても特に表情を変えることなく挨拶してくれる。
さすがは商人。
今回の護衛依頼は馬車が一台だけ、その中に商人(母親)とその娘さんがいる。
私達が乗るスペースもあるから道中は魔物が現れたら動くという感じだ。
「おねーちゃんたちはぼうけんしゃなの?」
「そうだよ〜、お姉ちゃんは立派な冒険者なの」
馬車の方からひょこっと顔を出していた女の子が近寄ってくる。
かわいい
「我らに任せておけば魔物は怖くないの……にゃん」
「あたし達に任せて……くださいね」
私以外は慣れない口調に苦戦しているようだ。
それなのにも関わらず女の子は容赦なく話しかけてくる
「なまえはなんていうの?わたしはノノっていうの」
「わたくしはサーティアっていいますの。このパーティのリーダーですのよ」
「あたしはルーナっていいます」
「我はクロエだ……にゃん」
「私はリィアっていうの」
サーティアさんは振り切れたのか、完璧だ。
ルーナちゃんも少しぎこちないけどできている。
クロエさんは恥じらいながらも語尾ににゃんをつけている。
少し不思議に思ったのかノノちゃんは首をかしげる。
「どうして、にゃんっていうの?ねこさんなの?おみみついてるの?」
「わわ、我は猫獣人ではない……にゃん。これには深い訳があるにゃん………えっと、そう!魔物に呪いをかけられたのにゃん」
「そうだったの!だいじょうぶ?」
「心配無用にゃん。我にこの程度の呪いはどうってことはないにゃん」
慣れてきたのか自然な感じになってるね。
普通にかわいい。
ノノちゃんも納得したようだ。
「そろそろ出発しますよ」
馬車の用意が終わったみたいで、商人さんが私たちを呼ぶ。
「はーい」
ノノちゃんに続いてみんなで馬車に乗り込む。
「ルーナ、平気?」
私はルーナちゃんの手を引いて馬車にのせてあげる。
「う、うん。ありがとう……ございます」
敬語になるといつもよりしよらしくなってかわいいね。
「ほら、後がつかえてますわよ」
「早く乗り込むにゃん」
「ぷっあははは!面白い」
「おねーちゃんどうしたの?」
みんながいつもと違いすぎておかしくなっちゃった。
だってみんな真面目な顔しておかしいんだもん。
「あははは、笑うのはずるいですわ」
「くふふふふ、わ、我まで笑いが………にゃん」
「あ〜面白いですね、へへへ、あーダメあたしもダメ〜」
「おねーちゃんたちへんなのー」
ノノちゃんが呆れ顔になってしまった。
「あはは、す、すみません。実はですね………」
私はノノちゃんに私達のしていることを話す。
「………ということで私達の口調が変わってるの。本当はいつも私敬語なんだけどね」
「そういうことですわ!わたくしも別に偉い人という訳ではないですの。なのでそのあたりは気にしなくていいですのよ」
サーティアさんって意外とノリノリだよね。
「我だけおかしいのは気にしないで欲しい……にゃん」
「そうだ、ですよ。あの、あたしも敬語はなれないからたまにおかしいけど許してね、じゃなくて、許してくださいね」
「わたしもやりたい!」
ノノちゃんみたいな幼女でもできそうな、意外な口調かぁ………
あんまり乱暴な口調は悪いだろうし、無難に語尾になにか付けるって感じでいいか。
「ノノはかわいい方がいいにゃん?」
「あたしみたいな喋り方を覚えれば色々役にたちますよ」
「使うことはないと思いますがお姫様気分を味わえますわよ」
私が考えてるとみんなそれぞれの口調をノノちゃんに勧めてるみたいだ。
「私の口調は今のノノちゃんとあんまり変わらないからね」
う〜んと少し悩んだあと、ノノちゃんはクロエさんと同じ口調を選んだ。
「かわいいのがいい、にゃん!」
かわいい。
「うむ!見る目があるのにゃん2人ならあんまり恥ずかしくないにゃん」
「にゃん!にゃん!」
こうして見るとニフィちゃんを思い出すね。今頃元気にしてるかなぁ。
休憩の時には商人さんも話に加わる。
「お母さんも、一緒にやるにゃん!」
「あらあら、みなさんでかわいいことしてますね」
生暖かい目で私達を見てくる。
うぅ、絶妙に恥ずかしい。
特にクロエさんは顔を赤くしている。
「せっかくだから、お母さんもいっしょがいいにゃん!」
「私は、もうそんなことする歳じゃないから………ね?」
「いや!いっしょがいいにゃん!」
困り顔で私達の方を見てくる。
私達が原因だしここは助けてあげないとね。
私は小声で商人さんに話す。
「どうせ馬車に乗ればほとんど喋らないと思うのでいいんじゃないんですか?」
「で、でも」
「原因は私達なんですけど………せっかくノノちゃんも楽しんでるみたいですし」
「うぅ、わかりました。では、私はどのような口調が……あまり恥ずかしくないのでお願いしたいのですが」
「語尾にわんってのはどう?」
私が悩んでいると、ルーナちゃんが来る。
「え!?私なんかがやったらおかしくないですか?」
「大丈夫ですよ!商人さんまだまだ若いので!」
お世辞ではなく、本当に商人さんは若く見える。
さすがに私達よりは年上に見えるけど、老けてるようには見えない。
ノノちゃんもまだ幼いし、早めに結婚してればありえるか?
って、あんまりそういう計算しちゃダメだよね。
「そ、そう?」
ルーナちゃんも同調するようにうなづく。
「お母さん?」
少しの間サーティアさんとクロエさんに相手をしてもらってたノノちゃんがこっちに気づく。
「ノノ、その、えっと、こんにちは、わん」
とても恥じらいがあってよろしい!
「わぁ!お母さんもへんなしゃべりかたになった!わんわん」
そしていつの間にかノノちゃんの語尾ににゃんではなくわんが付くようになった。
早速出発するみたいだ。
「今回はよろしく頼……みますわ。パーティリーダーのサーティア……ですわ」
そして、私達の方も早速口調変更ゲームを始めている。
「はい、よろしくお願いします」
恥ずかしそうにしているサーティアさんを前にしても特に表情を変えることなく挨拶してくれる。
さすがは商人。
今回の護衛依頼は馬車が一台だけ、その中に商人(母親)とその娘さんがいる。
私達が乗るスペースもあるから道中は魔物が現れたら動くという感じだ。
「おねーちゃんたちはぼうけんしゃなの?」
「そうだよ〜、お姉ちゃんは立派な冒険者なの」
馬車の方からひょこっと顔を出していた女の子が近寄ってくる。
かわいい
「我らに任せておけば魔物は怖くないの……にゃん」
「あたし達に任せて……くださいね」
私以外は慣れない口調に苦戦しているようだ。
それなのにも関わらず女の子は容赦なく話しかけてくる
「なまえはなんていうの?わたしはノノっていうの」
「わたくしはサーティアっていいますの。このパーティのリーダーですのよ」
「あたしはルーナっていいます」
「我はクロエだ……にゃん」
「私はリィアっていうの」
サーティアさんは振り切れたのか、完璧だ。
ルーナちゃんも少しぎこちないけどできている。
クロエさんは恥じらいながらも語尾ににゃんをつけている。
少し不思議に思ったのかノノちゃんは首をかしげる。
「どうして、にゃんっていうの?ねこさんなの?おみみついてるの?」
「わわ、我は猫獣人ではない……にゃん。これには深い訳があるにゃん………えっと、そう!魔物に呪いをかけられたのにゃん」
「そうだったの!だいじょうぶ?」
「心配無用にゃん。我にこの程度の呪いはどうってことはないにゃん」
慣れてきたのか自然な感じになってるね。
普通にかわいい。
ノノちゃんも納得したようだ。
「そろそろ出発しますよ」
馬車の用意が終わったみたいで、商人さんが私たちを呼ぶ。
「はーい」
ノノちゃんに続いてみんなで馬車に乗り込む。
「ルーナ、平気?」
私はルーナちゃんの手を引いて馬車にのせてあげる。
「う、うん。ありがとう……ございます」
敬語になるといつもよりしよらしくなってかわいいね。
「ほら、後がつかえてますわよ」
「早く乗り込むにゃん」
「ぷっあははは!面白い」
「おねーちゃんどうしたの?」
みんながいつもと違いすぎておかしくなっちゃった。
だってみんな真面目な顔しておかしいんだもん。
「あははは、笑うのはずるいですわ」
「くふふふふ、わ、我まで笑いが………にゃん」
「あ〜面白いですね、へへへ、あーダメあたしもダメ〜」
「おねーちゃんたちへんなのー」
ノノちゃんが呆れ顔になってしまった。
「あはは、す、すみません。実はですね………」
私はノノちゃんに私達のしていることを話す。
「………ということで私達の口調が変わってるの。本当はいつも私敬語なんだけどね」
「そういうことですわ!わたくしも別に偉い人という訳ではないですの。なのでそのあたりは気にしなくていいですのよ」
サーティアさんって意外とノリノリだよね。
「我だけおかしいのは気にしないで欲しい……にゃん」
「そうだ、ですよ。あの、あたしも敬語はなれないからたまにおかしいけど許してね、じゃなくて、許してくださいね」
「わたしもやりたい!」
ノノちゃんみたいな幼女でもできそうな、意外な口調かぁ………
あんまり乱暴な口調は悪いだろうし、無難に語尾になにか付けるって感じでいいか。
「ノノはかわいい方がいいにゃん?」
「あたしみたいな喋り方を覚えれば色々役にたちますよ」
「使うことはないと思いますがお姫様気分を味わえますわよ」
私が考えてるとみんなそれぞれの口調をノノちゃんに勧めてるみたいだ。
「私の口調は今のノノちゃんとあんまり変わらないからね」
う〜んと少し悩んだあと、ノノちゃんはクロエさんと同じ口調を選んだ。
「かわいいのがいい、にゃん!」
かわいい。
「うむ!見る目があるのにゃん2人ならあんまり恥ずかしくないにゃん」
「にゃん!にゃん!」
こうして見るとニフィちゃんを思い出すね。今頃元気にしてるかなぁ。
休憩の時には商人さんも話に加わる。
「お母さんも、一緒にやるにゃん!」
「あらあら、みなさんでかわいいことしてますね」
生暖かい目で私達を見てくる。
うぅ、絶妙に恥ずかしい。
特にクロエさんは顔を赤くしている。
「せっかくだから、お母さんもいっしょがいいにゃん!」
「私は、もうそんなことする歳じゃないから………ね?」
「いや!いっしょがいいにゃん!」
困り顔で私達の方を見てくる。
私達が原因だしここは助けてあげないとね。
私は小声で商人さんに話す。
「どうせ馬車に乗ればほとんど喋らないと思うのでいいんじゃないんですか?」
「で、でも」
「原因は私達なんですけど………せっかくノノちゃんも楽しんでるみたいですし」
「うぅ、わかりました。では、私はどのような口調が……あまり恥ずかしくないのでお願いしたいのですが」
「語尾にわんってのはどう?」
私が悩んでいると、ルーナちゃんが来る。
「え!?私なんかがやったらおかしくないですか?」
「大丈夫ですよ!商人さんまだまだ若いので!」
お世辞ではなく、本当に商人さんは若く見える。
さすがに私達よりは年上に見えるけど、老けてるようには見えない。
ノノちゃんもまだ幼いし、早めに結婚してればありえるか?
って、あんまりそういう計算しちゃダメだよね。
「そ、そう?」
ルーナちゃんも同調するようにうなづく。
「お母さん?」
少しの間サーティアさんとクロエさんに相手をしてもらってたノノちゃんがこっちに気づく。
「ノノ、その、えっと、こんにちは、わん」
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