話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!

soltier

4人で決闘5

ということで次は私とルーナちゃんが戦う。
魔法使いとの戦いはクロエさんで要領を得ている。
上手く時間稼いで魔法を封じ、そしてルーナちゃんの動きを止めて…………お楽しみタイムだ!

とはいえルーナちゃんはクロエさんと違って厄介な魔法「スティッキーリクイド」がある。
クロエさんは闇属性魔法がメインだから私の光属性でどうにかできてるけど、あの魔法は物理的に防ぐしかない。
避けたら避けたで地面に散らばるしなぁ。
浄化魔法で消せればいいけど、さすがに飛んでくる魔法は消せないだろうし。
ん?いや、避けて散らばったあとなら浄化魔法で消せるね。

あ〜、でも戦闘中にそんな余裕あるかなぁ。

「リィア〜?聞いてる?」

「ふぇ!?な、なんですか?」

ルーナちゃんとの戦いについて考えてたのに一気に意識を戻される。

「準備はいい?ぼーっとしてるとすぐにやっつけちゃうよ?」

「え!?あ、もう始めるんですか?」

「そうだけど、ダメだった?」

もう少し考えたかったけど、待たせるのは悪いよね。

「いえ、大丈夫です。では始めましょうか」

私は剣を構えてルーナちゃんに向き合う。
うーん、正直ルーナちゃんとの戦いで剣はいらないんだよね。

水属性と風属性の魔法は剣じゃ防げないから厄介。
魔法で相殺するか壁を作って防ぐしかない。
なんとも厄介だ。

「2人とも準備はよいか?始めるのだ!」

クロエさんの合図で戦闘が開始する。

私は早速アンチマジックサンクチュアリの魔法を準備する。

動きながらだと中々集中出来なくて時間がかかるけど、止まってる訳にもいかないので、動きまわる。
簡単な魔法なら他の魔法を練りながらでもできるので、今はそれを駆使して耐えるしかない。

「スティッキーリクイド!」

ルーナちゃんは案の定ねばねばの液体を出してくる。

最初の頃より粘着力が増してるのはこの数日で練度が上がったからだろう。
私はそれを避けて浄化魔法で消す。
突破口とはいかないけど、十分な時間稼ぎにはなる。
そして隙を見て、

「エレクトロショック!」

ルーナちゃんに魔法を撃つ。

当たったと思ったけど、しっかり防御魔法も展開してるみたいで弾かれてしまった。

こうなったら近づくしかないけど、それはまだ早い、絶好のタイミングで近づいて一気にルーナちゃんを封じたいからだ。

幸い離れていてもルーナちゃんの魔法はさばけてるからこのままいけば順調にきまるだろう。

そして、ついに必殺魔法が完成した。
あとは近づいて完全に魔法を封じる動き回って視覚妨害の魔法もかけておいた。

光の加減を調整すれば私とルーナちゃんがどんなことをしようが周りからは普通にしかみえない。
これを応用して透明人間になることもできるだろう。
光をいじってるから服を着ても透明になれる。
まぁ透明になって何ができるんだーってなっちゃうんだけどね……今のところ使い道がいたずらしか思いつかない。

っと!話は戻してとにかく準備は全て整った。
あとは一気に近づくだけ!

私は魔法を避けたタイミングでルーナちゃんに向かって走る。

もちろんその間にも魔法は撃たれるが、それは剣で絡めとって防ぐ。

そう、ねばねばしすぎて剣で防げるようになっていたのだ。
剣は使い物にならなくなったけど元々そんな必要じゃないからね。

「アンチマジックサンクチュアリ!!」

防御魔法のせいで麻痺させることができなかったけど、魔法の使えないルーナちゃんはただの女の子、力はないはずだから私でも勝てる。

この魔法の中では魔法が一切発動しない。つまり私も魔法は使えない。
でも発動する前なら使えるし、その魔法は継続する。

「ふふふ、ルーナちゃん覚悟はいいですね?」

私はルーナちゃんに逃げられる前に捕まえる。

「リィアが近づいてこないと思ったらこういうことだったんだね」

あれ?どうして魔法を封じたのにそんなに余裕そうなんだ?
ま、まぁ状況がよくわかってないだけでしょ。

「そういうことです。この中じゃ魔法は使えません。諦めて降参してもいいですよ」

「条件はリィアも同じでしょ?だったらまだあたしに勝ち目はあるよ」

どうやら諦めてはくれないようだ。
やっぱり拘束できてないのが厄介だね。

まぁでも自由なら自由でも楽しみ方もある。

「ふふふ、ルーナちゃんのその余裕も今だけですからね」

私は掴んでるルーナちゃんの手を引いてそのまま抱きしめる。
あぁ〜柔らかいいい匂い。

「ちょっ!?リィア!」

「この空間は私達だけなんですよ、外からも見えないようになってます。もちろん叫んでも外には聞こえませんからね」

「クロエもこれにやられてたんだね。リィア最低」

「さ、最低!?」

そ、そうだよね、私、最低だよね。うぅ、一番嫌われたくないルーナちゃんに嫌われた………

「こういうのは、他の人にやっちゃダメなんだよ?今からあたしが教えこんであげる」

「えっ、それはどういう………んっ!」

ルーナちゃんに口を塞がれる。

「んっ………ちゅっ……」

息が限界になるまで離してくれなかった。

「はぁ………はぁ………な、なんれぇ」

ろ、ろれつがまわらない。

「ん?これはおしおきなんだから。降参するまで終わらないからね」

あれ、いつの間に立場が逆転して。ま、まずいこのままじゃ私の方が……に、逃げなきゃ

私はルーナちゃんを離そうとする。
でもさっきの口付けで力が抜けちゃって上手く抜け出せない。

「もう!リィアがかわいいのがいけないんだからね!後で文句言っても知らない!」

完全にマジな目でルーナちゃんが見てくる。
攻められるとこんなに無力になっちゃうの?

ルーナちゃんが私の服の中に手を入れてくる。

「ちょっ、直接!?」

「リィアのここ大きさなんて気にしなくてもいいと思うんだよね。だって、こんなに反応がいいんだもん」

触れられる度に声が出てしまうようで、我慢するので精一杯。

「あは!リィア可愛い。ほらほらー、降参しないともっとすごいことしちゃうよ?」

こ、これ以上のことっていったら………想像するだけで熱くなってくる。
そしてもう猶予はないと言うようにルーナちゃんの手が動く。

「わ、わかりました、降参です!降参します!ごめんなさい、ゆ、許して」

私の言葉を聞いてるちゃんは笑顔になる。

「だ〜め!」

その後の記憶は曖昧になってしまった。

「コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く