コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
セパレティア帝国
私達はやっとのことで帝国に到着した。
あとは帝国を抜けて聖皇国に行って勇者に会う予定だ。
で、せっかくだから帝国で色々見ていこうと言うことになっている。
「我がいても平気なのだ?」
「無事に入れたんだから大丈夫でしょ。まだ端っこの町だけどね。帝都にはもっと色々あるらしいわよ」
「ここの国ではどんな美味しい料理があるのかな………じゅるり」
みんな思い思いの帝国への気持ちを言う。
私としてはもう少しでアネラさん達とお別れなのが寂しい……かな。
「ここセパレティア帝国は古くからある国が統合して大きくなり、今世界で最も力のある国のひとつです。特に帝都では最先端の技術を研究する施設があったり、数多くの学校があったりと、ものすごく発展してるんです」
イーナさんが帝国について解説してくれる。
「近くにドワーフの国もあるんやで」
広い国だけあって資源も豊富で軍事においては世界でもトップクラスだそうだ。
もしかしてよくある侵略とかしちゃう系のやばい国だったりしないよね?
「軍が強いってことは他の国も属国にしようとしてるってこと?」
ルーナちゃんが私の聞きたいことを聞いてくれる。
さすがルーナちゃん。
「今のところは平気なのだ。今の皇帝は攻めるより自国の発展を優先して他国との関係も良好らしいのだ」
「クロエ詳しいの?」
「これでも魔王の娘、いつか支配者になるために国関係のことは勉強してるのだ。帝国は特に魔族達にとっても脅威になりかねないのだ。きっちり調べてるのだ」
そうだったんだ。それじゃあクロエさんの言う通りなら今のところ平和ってことだね。
「いくら発展してるとはいえこの辺りは全然田舎なのね」
発展してるのは一部だけみたい。ストリーフ王国でも王都はやけに発展してたし、どこの国も同じようなのかもしれない。
「ウチらは帝都に着く前にお別れになっちゃうな、残念やけど………でもまだ少しだけ一緒にいられるで」
そうなんだ。
それから私達は帝都に向かって進んで行った。
特に何事もなく、程なくして、アネラさん達と別れることになってしまった。
「寂しくなります」
「ウチもみんなといたかったけど、こればっかりはしゃーないよ、またどっかで会えると思うわ」
「ありがとう、イーナ、案内助かったよ」
「本当ですか?嬉しいです」
「クロエとはもっと仲良くなれると思ってたよ。だから出会えてよかった」
「我もだオーロラ、また今度会った時語り合おう」
「それじゃあ頑張ってね、エマ」
「そっちも」
4人がいなくなると急に静かになった気がする。
前のように戻っただけなのにこんなに変わっちゃうんだね。
「あたしの予感ではまたどこかで会うと思うんだよね」
「我もそう思う」
「私も」
「ですね」
そして、私達は帝都近くの街に到着した。
「久しぶりになにか依頼を受けたいのだ」
「いいわよ、リィアとルーナもいいかしら?」
「いいよ」
「わかりました」
前の依頼は大量発生の魔物だったから大変だったから今回は軽めがいいな。
サーティアさんがさらわれたりみんながすごい危険な状態になるのはなるべく避けたい。
冒険者ギルドに行って、依頼を見てみる。
「護衛、討伐、素材採取、いつも通りですね」
特に変わった依頼はなく、この辺りの魔物に関する討伐や素材集めと帝都までの護衛依頼があるくらいだ。
「高ランクの依頼が少ないのだ」
「というか低ランクばっかりね」
「今更あたし達がやっても意味ないんじゃない?」
確かに、この街のギルドは比較的平和なのかもしれないね。
わ達みたいな高ランクが低ランクの依頼を受けるのはダメじゃないけど低ランクの人達の仕事を奪うことにもなるから勧められていない。
報酬も少ないしすぐに解決できちゃうからあんまり経験にもならないしいいことはない。
「急に龍でも現れればよかったのだ」
「それは大惨事になるからやめて欲しいわね」
「それじゃあ依頼は諦める?」
「うーむ、満足できないのだ」
そんな頻繁に冒険者ギルドの依頼は見てないけど、全く高ランクの依頼がないのも珍しい。
「私ちょっと受付で聞いてくるわね。もしかしたら他の高ランク冒険者が居たのかもしれないわ」
確かに、それなら納得がいく。
イーナさんも帝国には高ランク冒険者が多いって言ってたし。
ダンジョンでは何度かBランク冒険者パーティと会ったけど、それ以上は見たことがない。
「高ランク冒険者、一度手合わせしたいのだ」
確かに気になる。とはいえ単騎で龍より強いとか魔王くらい強いとかの人はいないだろうから、多分私達の方が強いんだろうなぁ………
少なくとも私は単騎で魔王軍の四天王全員倒してるからこの世界じゃ強い方だろう。
今のところ私より強いのって言ったら上位の龍とか魔王とか勇者レベルなんじゃないかな?
あ、あと神様か。
でもそれはあくまで万全ならって話で、私にも弱点はあるし、まだ分からないことだけど。
しばらくして、サーティアさんが戻ってくる。
「やっぱり高ランク冒険者が依頼を解決したらしいわね。しかも最近に」
「てことはまだこの街にいるということか?」
「クロエ、いきなり攻撃仕掛けて迷惑かけちゃダメだからね?」
「善処する。が、保証はできないのだ」
「リィア、クロエを全力で止めるの手伝ってね」
「任せてください!」
結局常備の素材依頼を受けることにした。
適当に魔物を狩るだけなんだけど、私達に見合う依頼がないので仕方がない。
あとは帝国を抜けて聖皇国に行って勇者に会う予定だ。
で、せっかくだから帝国で色々見ていこうと言うことになっている。
「我がいても平気なのだ?」
「無事に入れたんだから大丈夫でしょ。まだ端っこの町だけどね。帝都にはもっと色々あるらしいわよ」
「ここの国ではどんな美味しい料理があるのかな………じゅるり」
みんな思い思いの帝国への気持ちを言う。
私としてはもう少しでアネラさん達とお別れなのが寂しい……かな。
「ここセパレティア帝国は古くからある国が統合して大きくなり、今世界で最も力のある国のひとつです。特に帝都では最先端の技術を研究する施設があったり、数多くの学校があったりと、ものすごく発展してるんです」
イーナさんが帝国について解説してくれる。
「近くにドワーフの国もあるんやで」
広い国だけあって資源も豊富で軍事においては世界でもトップクラスだそうだ。
もしかしてよくある侵略とかしちゃう系のやばい国だったりしないよね?
「軍が強いってことは他の国も属国にしようとしてるってこと?」
ルーナちゃんが私の聞きたいことを聞いてくれる。
さすがルーナちゃん。
「今のところは平気なのだ。今の皇帝は攻めるより自国の発展を優先して他国との関係も良好らしいのだ」
「クロエ詳しいの?」
「これでも魔王の娘、いつか支配者になるために国関係のことは勉強してるのだ。帝国は特に魔族達にとっても脅威になりかねないのだ。きっちり調べてるのだ」
そうだったんだ。それじゃあクロエさんの言う通りなら今のところ平和ってことだね。
「いくら発展してるとはいえこの辺りは全然田舎なのね」
発展してるのは一部だけみたい。ストリーフ王国でも王都はやけに発展してたし、どこの国も同じようなのかもしれない。
「ウチらは帝都に着く前にお別れになっちゃうな、残念やけど………でもまだ少しだけ一緒にいられるで」
そうなんだ。
それから私達は帝都に向かって進んで行った。
特に何事もなく、程なくして、アネラさん達と別れることになってしまった。
「寂しくなります」
「ウチもみんなといたかったけど、こればっかりはしゃーないよ、またどっかで会えると思うわ」
「ありがとう、イーナ、案内助かったよ」
「本当ですか?嬉しいです」
「クロエとはもっと仲良くなれると思ってたよ。だから出会えてよかった」
「我もだオーロラ、また今度会った時語り合おう」
「それじゃあ頑張ってね、エマ」
「そっちも」
4人がいなくなると急に静かになった気がする。
前のように戻っただけなのにこんなに変わっちゃうんだね。
「あたしの予感ではまたどこかで会うと思うんだよね」
「我もそう思う」
「私も」
「ですね」
そして、私達は帝都近くの街に到着した。
「久しぶりになにか依頼を受けたいのだ」
「いいわよ、リィアとルーナもいいかしら?」
「いいよ」
「わかりました」
前の依頼は大量発生の魔物だったから大変だったから今回は軽めがいいな。
サーティアさんがさらわれたりみんながすごい危険な状態になるのはなるべく避けたい。
冒険者ギルドに行って、依頼を見てみる。
「護衛、討伐、素材採取、いつも通りですね」
特に変わった依頼はなく、この辺りの魔物に関する討伐や素材集めと帝都までの護衛依頼があるくらいだ。
「高ランクの依頼が少ないのだ」
「というか低ランクばっかりね」
「今更あたし達がやっても意味ないんじゃない?」
確かに、この街のギルドは比較的平和なのかもしれないね。
わ達みたいな高ランクが低ランクの依頼を受けるのはダメじゃないけど低ランクの人達の仕事を奪うことにもなるから勧められていない。
報酬も少ないしすぐに解決できちゃうからあんまり経験にもならないしいいことはない。
「急に龍でも現れればよかったのだ」
「それは大惨事になるからやめて欲しいわね」
「それじゃあ依頼は諦める?」
「うーむ、満足できないのだ」
そんな頻繁に冒険者ギルドの依頼は見てないけど、全く高ランクの依頼がないのも珍しい。
「私ちょっと受付で聞いてくるわね。もしかしたら他の高ランク冒険者が居たのかもしれないわ」
確かに、それなら納得がいく。
イーナさんも帝国には高ランク冒険者が多いって言ってたし。
ダンジョンでは何度かBランク冒険者パーティと会ったけど、それ以上は見たことがない。
「高ランク冒険者、一度手合わせしたいのだ」
確かに気になる。とはいえ単騎で龍より強いとか魔王くらい強いとかの人はいないだろうから、多分私達の方が強いんだろうなぁ………
少なくとも私は単騎で魔王軍の四天王全員倒してるからこの世界じゃ強い方だろう。
今のところ私より強いのって言ったら上位の龍とか魔王とか勇者レベルなんじゃないかな?
あ、あと神様か。
でもそれはあくまで万全ならって話で、私にも弱点はあるし、まだ分からないことだけど。
しばらくして、サーティアさんが戻ってくる。
「やっぱり高ランク冒険者が依頼を解決したらしいわね。しかも最近に」
「てことはまだこの街にいるということか?」
「クロエ、いきなり攻撃仕掛けて迷惑かけちゃダメだからね?」
「善処する。が、保証はできないのだ」
「リィア、クロエを全力で止めるの手伝ってね」
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