コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
閑話 帝国で……
???視点
愛理さんを探して、帝国まで来たけど、特に収穫はなかった。
だけど、帝国は実力主義で、多くの魔物と戦ったり、コロシアムに参加したりと、戦闘経験ができた。
もう少し帝国に残って強くなってから魔族がいるというアドレントに行ってもいいと思った。
強くなれるのはいいことだけど、帝国は少し気性が荒いというか、人間至上主義なのか知らないが少々他種族には厳しめな扱いだった。
前世じゃ考えられない奴隷もそんな珍しくない。
最初は驚いたけど、歴史で習ったような倫理の欠けらも無い奴隷制度というわけでもなくそのあたりの法律はしっかりしているようだった。
もし愛理さんが奴隷なってたらと思ってそういうのは全部調べた。
「奴隷、欲しいの?」
「さすがにドン引きなんだけど」
「いや、そういう訳じゃない。もし愛理さんが奴隷になってたとしたら助けないといけないから」
「いい加減その人探しに飽きないの?全く情報ないじゃない。あるのは気になる冒険者パーティだっけ?それもなんも根拠ないし」
「飽きる飽きないの問題じゃないんだ」
僕は愛理さんを見つけるためにこの世界に来たんだから。
「嫌だったら無理についてこなくても」
「行く、私は」
アイリスが袖を掴んで見つめてくる。
「はぁ〜、私はアイリスが可哀想で仕方がないわ」
帝国である人物とであった。最初はコロシアムで戦った相手だった。
騎士のような、魔法使い、いや、魔法使いのような騎士?
つまり魔法騎士というやつだ。鎧をまとい、高い防御力で攻撃を止め、その隙に魔法で反撃する。
単純だけど、それができるということは相当な力の持ち主だということだった。
「それでも、負けてしまいましたけどね」
「いやいや、本当に僕もギリギリだった。あの時はいい試合だったよ」
対人戦に慣れるために参加したコロシアムで優勝したけど決勝戦でこの人と当たってギリギリの戦いをした。
それで、まぁ仲良くなったというか、懐かれたというか。
成り行きで一緒に冒険することになった。
「フェノアです」
「えー!?あの時のフルアーマーの騎士って女の子だったの!?」
応援していたジェシカとアイリスには初めて会わせる。
「フェノア、こっちがジェシカで、こっちがアイリス」
「また女の子………」
「フェノアってどこかで聞いたことが………あぁ!帝国の魔女の娘!」
「あはは……その名前を聞くのも久しぶりですね。はい。私はかの有名な勇者パーティの一員帝国の魔女の娘です。お父さんも同じく勇者パーティの一員の王国騎士です」
通りであれだけ強い訳だよ。
「そんな人が私達のところにいていいわけ?」
「忙しそう」
「私は別に役職とかはないので、親には自由に生きていいって言われてるんです。お金とかは冒険者とかコロシアムとかで稼いでるんですよ。それで、その、私より強い人に会ったのは初めてだったので興味がわいたんです!」
フェノアは勝負というか戦いが好きらしくて、戦闘知識がものすごくある。軍の動かし方だとか戦略だとかを考えるのが好きらしい。
戦いが多いこの世界だからこその趣味なのだろうか。
前の世界でも武器とか戦車とかが好きなやついたからその延長線なのだろう。
「僕は構わないよ」
「みなさんの旅の目的は?」
「こいつは人探し、私は旅して色んな経験を積むため。これでも聖皇国の聖女なの、色んなところ回って治療したりしてるわ」
「そうなんですね!」
「あ、そうだ、フェノア。帝国で有名な冒険者とか、もしくは愛理って人知らない?」
「有名な冒険者なら知ってます、ここにはAランクの冒険者パーティがいくつかいるんです。昔はSランクもいたんですよ。今は引退しちゃったらしいですけど。そのアイリって人が探してる人ですか?」
Aランク………か、僕達はまだCランクだから相当な力の持ち主だろう。
「そう、アイリスじゃなくてアイリ………知らない?」
「う〜ん、わかりません」
そうか………てことは帝国には愛理さんはいない。
どこかですれ違ったか?それとももうこの世界には………いや、神様が僕を連れてきてくれたんだ!どこかにいるはず。
「ほんとにいいの?自分で言うのもなんだけど結構退屈なのよ?」
「それでも大丈夫です!一緒に行かせてください」
「僕としてもフェノアがいてくれると助かるよ。ありがとう」
僕がフェノアと握手をするとアイリスとジェシカがジト目で見てくる。
「うわぁ………」
「じ〜〜」
「な、なんだよ」
「あんた、そのうちアイリスに刺されるんじゃないかしら?」
「どうしてアイリスが?アイリスはそんなことしないだろ」
ジェシカが変なことを言う。
「刺したりはしない。安心して」
他になにかするつもりだったのか!?
「みんな仲良しさんなんですね!」
「どうしてフェノアはそんな呑気なこと言えるのよ?」
こうして僕達にまた1人仲間が増えた。
フェノアの実力は帝国のあちこちで知られていて、冒険者ランクもBランクらしい。
フェノアが僕達と一緒のパーティになったことによって、パーティランクも上がった。
僕の個人ランクはBで、ジェシカとアイリスがC、フェノアはB。単純な力ならAランク相当だそうだけど、経験年月やギルドへの貢献度によってもランクが決められるので実力よりは低い設定にされている。
それはこれからどんどん依頼をこなしていけば解消される。
よし、じゃあ愛理さんを探すのは継続しつつ、今は依頼をこなして冒険者のランクを上げることに専念しよう。
ランクが上がれば多少融通が効くようになるし、魔族達のいる国にも行くことができる。
強くなれば愛理さんを守れる。
愛理さんを探して、帝国まで来たけど、特に収穫はなかった。
だけど、帝国は実力主義で、多くの魔物と戦ったり、コロシアムに参加したりと、戦闘経験ができた。
もう少し帝国に残って強くなってから魔族がいるというアドレントに行ってもいいと思った。
強くなれるのはいいことだけど、帝国は少し気性が荒いというか、人間至上主義なのか知らないが少々他種族には厳しめな扱いだった。
前世じゃ考えられない奴隷もそんな珍しくない。
最初は驚いたけど、歴史で習ったような倫理の欠けらも無い奴隷制度というわけでもなくそのあたりの法律はしっかりしているようだった。
もし愛理さんが奴隷なってたらと思ってそういうのは全部調べた。
「奴隷、欲しいの?」
「さすがにドン引きなんだけど」
「いや、そういう訳じゃない。もし愛理さんが奴隷になってたとしたら助けないといけないから」
「いい加減その人探しに飽きないの?全く情報ないじゃない。あるのは気になる冒険者パーティだっけ?それもなんも根拠ないし」
「飽きる飽きないの問題じゃないんだ」
僕は愛理さんを見つけるためにこの世界に来たんだから。
「嫌だったら無理についてこなくても」
「行く、私は」
アイリスが袖を掴んで見つめてくる。
「はぁ〜、私はアイリスが可哀想で仕方がないわ」
帝国である人物とであった。最初はコロシアムで戦った相手だった。
騎士のような、魔法使い、いや、魔法使いのような騎士?
つまり魔法騎士というやつだ。鎧をまとい、高い防御力で攻撃を止め、その隙に魔法で反撃する。
単純だけど、それができるということは相当な力の持ち主だということだった。
「それでも、負けてしまいましたけどね」
「いやいや、本当に僕もギリギリだった。あの時はいい試合だったよ」
対人戦に慣れるために参加したコロシアムで優勝したけど決勝戦でこの人と当たってギリギリの戦いをした。
それで、まぁ仲良くなったというか、懐かれたというか。
成り行きで一緒に冒険することになった。
「フェノアです」
「えー!?あの時のフルアーマーの騎士って女の子だったの!?」
応援していたジェシカとアイリスには初めて会わせる。
「フェノア、こっちがジェシカで、こっちがアイリス」
「また女の子………」
「フェノアってどこかで聞いたことが………あぁ!帝国の魔女の娘!」
「あはは……その名前を聞くのも久しぶりですね。はい。私はかの有名な勇者パーティの一員帝国の魔女の娘です。お父さんも同じく勇者パーティの一員の王国騎士です」
通りであれだけ強い訳だよ。
「そんな人が私達のところにいていいわけ?」
「忙しそう」
「私は別に役職とかはないので、親には自由に生きていいって言われてるんです。お金とかは冒険者とかコロシアムとかで稼いでるんですよ。それで、その、私より強い人に会ったのは初めてだったので興味がわいたんです!」
フェノアは勝負というか戦いが好きらしくて、戦闘知識がものすごくある。軍の動かし方だとか戦略だとかを考えるのが好きらしい。
戦いが多いこの世界だからこその趣味なのだろうか。
前の世界でも武器とか戦車とかが好きなやついたからその延長線なのだろう。
「僕は構わないよ」
「みなさんの旅の目的は?」
「こいつは人探し、私は旅して色んな経験を積むため。これでも聖皇国の聖女なの、色んなところ回って治療したりしてるわ」
「そうなんですね!」
「あ、そうだ、フェノア。帝国で有名な冒険者とか、もしくは愛理って人知らない?」
「有名な冒険者なら知ってます、ここにはAランクの冒険者パーティがいくつかいるんです。昔はSランクもいたんですよ。今は引退しちゃったらしいですけど。そのアイリって人が探してる人ですか?」
Aランク………か、僕達はまだCランクだから相当な力の持ち主だろう。
「そう、アイリスじゃなくてアイリ………知らない?」
「う〜ん、わかりません」
そうか………てことは帝国には愛理さんはいない。
どこかですれ違ったか?それとももうこの世界には………いや、神様が僕を連れてきてくれたんだ!どこかにいるはず。
「ほんとにいいの?自分で言うのもなんだけど結構退屈なのよ?」
「それでも大丈夫です!一緒に行かせてください」
「僕としてもフェノアがいてくれると助かるよ。ありがとう」
僕がフェノアと握手をするとアイリスとジェシカがジト目で見てくる。
「うわぁ………」
「じ〜〜」
「な、なんだよ」
「あんた、そのうちアイリスに刺されるんじゃないかしら?」
「どうしてアイリスが?アイリスはそんなことしないだろ」
ジェシカが変なことを言う。
「刺したりはしない。安心して」
他になにかするつもりだったのか!?
「みんな仲良しさんなんですね!」
「どうしてフェノアはそんな呑気なこと言えるのよ?」
こうして僕達にまた1人仲間が増えた。
フェノアの実力は帝国のあちこちで知られていて、冒険者ランクもBランクらしい。
フェノアが僕達と一緒のパーティになったことによって、パーティランクも上がった。
僕の個人ランクはBで、ジェシカとアイリスがC、フェノアはB。単純な力ならAランク相当だそうだけど、経験年月やギルドへの貢献度によってもランクが決められるので実力よりは低い設定にされている。
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