コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
無双します!
現れた魔物はゴブリンキングとブラッディウルフというらしい。
どうしてこんなのが村の近くに………いや、移動してきたのか?
それとも村はすぐに襲わなかったとか?
今はそんなこと考えてる場合じゃないね。考察は後にしてまずはこの魔物達を倒して早くサーティアさんを助けにいかないと。
「私がブラッディウルフの相手になります。クロエさんとルーナちゃんでゴブリンキング、アネラさん達は周りのゴブリンやウルフの相手をお願いします!」
「任せるのだ!」
「わかった」
「任しとき!ウチらでリィアちゃん達の邪魔をさせへんようにするで」
私は魔法でブラッディウルフを刺激する。
上手く誘いにのってくれればいいんだけど………
「ぐるるるるる」
「こっちですよ!」
よかった。誘いにのってくれたみたい。でも一匹じゃなくて、数匹雑魚も一緒だ。
動きは早いけど麻痺させていけば大丈夫そうだ。
まずは雑魚を片付ける。
「エリアパラライズ!」
ルーナちゃん達に当たらないよう少し離れたとこで使う。
これで雑魚は動けなくなる。
さぁて、こっからが本番だよ。
「ぐるぅぅぁ!!」
効くとは思ってなかったけど、ボス狼は麻痺しなかった。
そのまま近づいてきて風属性魔法の斬撃を飛ばしてくる。
私はそれを避けて続けて来る直接攻撃を剣で受ける。
なかなかやるね。
でも、私の方が速くて強いんだから!
「ライトニングソード!!」
ガードした後一歩引いて、今度はこっちから勢いを付けて攻撃する。
勝利を確信した瞬間横からウルフが私に突撃してくる。
な!?麻痺から逃れたってこと!?
油断してしまった。
「邪魔しないで!」
びっくりしたけど大したことではない。私は突撃してきたウルフを切り伏せる。
でもそのせいでボス狼の攻撃は防ぐので精一杯になってしまった。
ダメージはないけど吹き飛ばされる。
「うぐ……本当にめんどくさい」
ゲームやってた時と違って毎日毎日戦ってるわけじゃない。
慣れてるとはいえ咄嗟の行動はまだまだダメだね。
ボス狼はそのまま噛み付こうとしてくる。
私は姿勢を低くして、攻撃を躱し、下から剣を振り抜く
「ライトニングソード!!」
ボス狼は血を吹き出しながら首を落とす。
あとは放置してた雑魚の方を片付ける。
「エレクトロバースト!」
痺れて動けなくなってるウルフ達を魔法で倒す。
うぅ………返り血ですごいことに………
浄化魔法をささっとかけてルーナちゃん達の元へ向かう。
みんな無事だといいけど。
…………………………………………
ルーナ視点
ブラッディウルフに乗っていたゴブリンキングが降りる。
数多くのゴブリンとウルフを引き連れてあたしたちの方に近づいてくる。
恐らくこのままあたし達が倒されたら村は壊滅するだろう。
そんなことはさせないけどね!
先にリィアが動く。魔法でブラッディウルフを挑発して離れていった。
リィアは一人で大丈夫なのか少し不安だけど、信じるしかない。
今は目の前のゴブリン達をどうにかしないとね。
群がってくる雑魚は蝶の舞のみんなが相手してくれるからあたしとクロエであのゴブリンキングを倒さなきゃいけない。
前にリィアと2人で倒したゴブリンクイーンは巣を守ることが多く、そこから離れることがない。
今回のキングの方は積極的に周りの魔物や人間の縄張りに入って侵略していく性質がある。
どうしてブラッディウルフとその群れと共存してるのかはわからない。
でもそのせいでゴブリンに機動力が生まれてすごい厄介なことになっている。
「我は奴に近づいて引きつける。ルーナはやつに致命の魔法を頼むのだ」
「わかった。途中で回復は出来ないからとにかく気をつけてね」
「デビルズスピア!」
クロエはいつもの槍を生成してゴブリンキングに突っ込む。
周りのゴブリンやウルフがあたしの元にも群がってくるけど、それはアネラ達が守ってくれている。
「ウチらでルーナちゃんに指一本触れさせないようにするで」
「ルーナは安心して詠唱しなさい」
「ボク達頑張るから」
「ルーナさんも頑張ってください!」
あたしのために………いや、この戦いの勝利のためにみんな頑張ってる。
あたしもそれに応えなくちゃね!
暇な時はリィアと一緒に魔法の練習もしたりしてるんだからね!
もうリィア任せのあの時とは違う。魔力も魔法も格段と強力になっている。
「ドロドロ………闇を溶かす………そして浄化する………」
頭の中で魔法を構築していく。
「うっぐぅ……弱体化が全然効かないのだ……それに思ったより動きが速い」
クロエはもう限界みたいだった。
強化魔法があるとはいえリィアやサーティアのように前衛に慣れているわけではない。
それでも一人でゴブリンキングに相手取ってるのは本当にすごい。
……………できた!
「クロエ離れて!!!」
クロエは最後に離れながら槍を投げてゴブリンキングの動きを一瞬止める。
「魔を祓い、溶かし尽くせ!マジックディゾルブ!」
「ちょっ!?待つのだーー!!」
辺りが光に包まれる。うっ………何も見えない。
あたしの魔法がおさまると、直線上にいた魔物は全て消滅していた。
「あ、危なかったのだ、もう少し逃げ遅れていたら………」
「ごめん、あたしもあそこまで威力が高くなるとは思ってもみなかった」
正直ゴブリンキングにある程度致命傷を与えられる程度かと思ってたけど………もしかしたらこの前ロミス様という神様に力を解放してもらったから?
あたしは天使だからこんなに強力な魔法を使えるってこと?
「みなさん!大丈夫ですかー?」
「リィア!」
ブラッディウルフと戦っていたリィアが戻って来る。
「ボスは倒したみたいなのだ」
「ウチらも!そろそろ片付くで」
普通のゴブリンやウルフ達もボスがいなくなったことで逃げていく。
「とりあえず、お疲れ様でした」
「リィア、血が付いてるよ」
「ほんとですか?浄化魔法したはずなんですけど」
「浄化!はい!これでもう大丈夫」
「ありがとうございますルーナちゃん」
あんなに強い魔物と戦ってもリィアは平然としている。あたしも頑張らなくちゃね。
「まだ終わりじゃないのだ。サーティアを助けないと………」
「そうだね!」
「ですね!」
あたし達はサーティアを探しに行く。
どうしてこんなのが村の近くに………いや、移動してきたのか?
それとも村はすぐに襲わなかったとか?
今はそんなこと考えてる場合じゃないね。考察は後にしてまずはこの魔物達を倒して早くサーティアさんを助けにいかないと。
「私がブラッディウルフの相手になります。クロエさんとルーナちゃんでゴブリンキング、アネラさん達は周りのゴブリンやウルフの相手をお願いします!」
「任せるのだ!」
「わかった」
「任しとき!ウチらでリィアちゃん達の邪魔をさせへんようにするで」
私は魔法でブラッディウルフを刺激する。
上手く誘いにのってくれればいいんだけど………
「ぐるるるるる」
「こっちですよ!」
よかった。誘いにのってくれたみたい。でも一匹じゃなくて、数匹雑魚も一緒だ。
動きは早いけど麻痺させていけば大丈夫そうだ。
まずは雑魚を片付ける。
「エリアパラライズ!」
ルーナちゃん達に当たらないよう少し離れたとこで使う。
これで雑魚は動けなくなる。
さぁて、こっからが本番だよ。
「ぐるぅぅぁ!!」
効くとは思ってなかったけど、ボス狼は麻痺しなかった。
そのまま近づいてきて風属性魔法の斬撃を飛ばしてくる。
私はそれを避けて続けて来る直接攻撃を剣で受ける。
なかなかやるね。
でも、私の方が速くて強いんだから!
「ライトニングソード!!」
ガードした後一歩引いて、今度はこっちから勢いを付けて攻撃する。
勝利を確信した瞬間横からウルフが私に突撃してくる。
な!?麻痺から逃れたってこと!?
油断してしまった。
「邪魔しないで!」
びっくりしたけど大したことではない。私は突撃してきたウルフを切り伏せる。
でもそのせいでボス狼の攻撃は防ぐので精一杯になってしまった。
ダメージはないけど吹き飛ばされる。
「うぐ……本当にめんどくさい」
ゲームやってた時と違って毎日毎日戦ってるわけじゃない。
慣れてるとはいえ咄嗟の行動はまだまだダメだね。
ボス狼はそのまま噛み付こうとしてくる。
私は姿勢を低くして、攻撃を躱し、下から剣を振り抜く
「ライトニングソード!!」
ボス狼は血を吹き出しながら首を落とす。
あとは放置してた雑魚の方を片付ける。
「エレクトロバースト!」
痺れて動けなくなってるウルフ達を魔法で倒す。
うぅ………返り血ですごいことに………
浄化魔法をささっとかけてルーナちゃん達の元へ向かう。
みんな無事だといいけど。
…………………………………………
ルーナ視点
ブラッディウルフに乗っていたゴブリンキングが降りる。
数多くのゴブリンとウルフを引き連れてあたしたちの方に近づいてくる。
恐らくこのままあたし達が倒されたら村は壊滅するだろう。
そんなことはさせないけどね!
先にリィアが動く。魔法でブラッディウルフを挑発して離れていった。
リィアは一人で大丈夫なのか少し不安だけど、信じるしかない。
今は目の前のゴブリン達をどうにかしないとね。
群がってくる雑魚は蝶の舞のみんなが相手してくれるからあたしとクロエであのゴブリンキングを倒さなきゃいけない。
前にリィアと2人で倒したゴブリンクイーンは巣を守ることが多く、そこから離れることがない。
今回のキングの方は積極的に周りの魔物や人間の縄張りに入って侵略していく性質がある。
どうしてブラッディウルフとその群れと共存してるのかはわからない。
でもそのせいでゴブリンに機動力が生まれてすごい厄介なことになっている。
「我は奴に近づいて引きつける。ルーナはやつに致命の魔法を頼むのだ」
「わかった。途中で回復は出来ないからとにかく気をつけてね」
「デビルズスピア!」
クロエはいつもの槍を生成してゴブリンキングに突っ込む。
周りのゴブリンやウルフがあたしの元にも群がってくるけど、それはアネラ達が守ってくれている。
「ウチらでルーナちゃんに指一本触れさせないようにするで」
「ルーナは安心して詠唱しなさい」
「ボク達頑張るから」
「ルーナさんも頑張ってください!」
あたしのために………いや、この戦いの勝利のためにみんな頑張ってる。
あたしもそれに応えなくちゃね!
暇な時はリィアと一緒に魔法の練習もしたりしてるんだからね!
もうリィア任せのあの時とは違う。魔力も魔法も格段と強力になっている。
「ドロドロ………闇を溶かす………そして浄化する………」
頭の中で魔法を構築していく。
「うっぐぅ……弱体化が全然効かないのだ……それに思ったより動きが速い」
クロエはもう限界みたいだった。
強化魔法があるとはいえリィアやサーティアのように前衛に慣れているわけではない。
それでも一人でゴブリンキングに相手取ってるのは本当にすごい。
……………できた!
「クロエ離れて!!!」
クロエは最後に離れながら槍を投げてゴブリンキングの動きを一瞬止める。
「魔を祓い、溶かし尽くせ!マジックディゾルブ!」
「ちょっ!?待つのだーー!!」
辺りが光に包まれる。うっ………何も見えない。
あたしの魔法がおさまると、直線上にいた魔物は全て消滅していた。
「あ、危なかったのだ、もう少し逃げ遅れていたら………」
「ごめん、あたしもあそこまで威力が高くなるとは思ってもみなかった」
正直ゴブリンキングにある程度致命傷を与えられる程度かと思ってたけど………もしかしたらこの前ロミス様という神様に力を解放してもらったから?
あたしは天使だからこんなに強力な魔法を使えるってこと?
「みなさん!大丈夫ですかー?」
「リィア!」
ブラッディウルフと戦っていたリィアが戻って来る。
「ボスは倒したみたいなのだ」
「ウチらも!そろそろ片付くで」
普通のゴブリンやウルフ達もボスがいなくなったことで逃げていく。
「とりあえず、お疲れ様でした」
「リィア、血が付いてるよ」
「ほんとですか?浄化魔法したはずなんですけど」
「浄化!はい!これでもう大丈夫」
「ありがとうございますルーナちゃん」
あんなに強い魔物と戦ってもリィアは平然としている。あたしも頑張らなくちゃね。
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