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コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!

soltier

魔物の大量発生!?

転移魔法を何となく覚えたはいいけど、多分行ったことのない場所は魔法陣がないと行けないってことだよね。妖精の森は元々あるとして、温泉の街はさっきのとこでいいか。あとはアドレント、獣人の街、ストリーフ王国王都、ビクトレア、これから行く帝国と聖皇国には転移できるようにしたいなぁ。

色々行ってみたいところを考えていたら目的の村近くに到着する。

ア「この辺りやな、みんな気をつけてな」

ク「探知魔法でも分かるのだ」

クロエさんの言う通りすごい数の反応がある。

イ「他の冒険者はいないんですか?」

ル「まだ来ていないのか、それとも………もう居ないのか」

エ「まずは村に行って状況把握じゃない?」

サ「そうね」

他の冒険者もそこに避難してるかもしれない。

私達は襲ってくる魔物を倒しながら村に向かう。

オ「ねぇねぇ、村の方に煙が見えない?」

もしかして火事?

ル「早く行かないと!!」


村の周りには簡易的なバリケードがあったが、これじゃあ魔物の足止めにしかならないだろう。
私達はそれを乗り越えて村に入る。

「魔物か?」

すると、ぞろぞろと冒険者?村人?が出てくる。

ア「ウチらはこの付近で大量発生した魔物を倒しに来た冒険者や!村は無事なんか?」

「そうか、今依頼を受けた冒険者達でなんとか食い止めてるが、食料とかの資源が足りなくなってきている。あと、けが人も多くて………」

そうだ!煙は

ル「火事は平気?煙が見えたけど」

「あれは村の場所を知らせるためだ。他の冒険者がわかるように」

なるほど、確かに途中で分かれ道もあったから煙の存在は助かった。そういうことだったんだね。

リ「けが人はどこに?私とルーナちゃんが治します」

ア「ウチらは魔物を追い返してくるで」

ク「我に任せるのだ!行くぞサーティア」

サ「村の方は任せたわよ」

そうして、一旦クロエさん達と別れる。


「ルーナちゃん、とりあえず水を沢山用意してください」

私は魔法で大きな容器を作って、ルーナちゃんの魔法でそこに水を入れる。

「とりあえずの生活用水だよ」

あとは食料だけど、今はそこまでストックがないので、提供出来ない。
後で食料になりそうな魔物を調達しに行こう。
本当に困ってる時だけ出してあげようかな?

私達は2人で怪我人を治していく。
回復魔法をあらかたかけ終わると、一旦村の中に侵入してる魔物がいないか確認する。

「魔物の反応はないですね」

「クロエの方に集中してるのかもしれないね」

「私たちは食料の方を調達しに行きませんか?」

「ゴブリンはあれだけど、ウルフとかディアーとかがいればお肉になるし、木の実とかでもいいよね」

魔物と戦ってるクロエさん達もお肉になる魔物は回収するだろうから私達は木の実とか野草とかを探していこう。
村には怪我を治した冒険者たちもいるし、多分平気だろう。
村から出て食料を探す。

「魔物が多いですね」

「ゴブリンばっかり、こんだけいるとドロー村のことを思い出すよ」

「ゴブリン、クイーンですね」

初めてこの世界に来て死にそうになったことがある。
それから私はゴブリンが苦手だ。
もちろん、今の私にはゴブリンだろうがその上位種が現れようと勝てるだろうけどね。

「あの時よりあたし達はずっと強くなってるし、今はクロエとサーティアもいるからね」

「そうですね。それなら安心です」


食料を回収していったらいつの間にか魔物の群れに遭遇してしまった。

「囲まれてるよ」

「恐らく、ゴブリン達の集落に来ちゃいましたね」

どうしようか、ここでゴブリン達を殲滅するのもいいけど、一旦逃げて食料を届けるのが先か………

「一旦逃げる?それとも戦う?」

「逃げましょう。場所は覚えたのでみんなを呼んでもう一度来る方がよさそうです」

私は魔法で目印を立ててルーナちゃんを抱き抱える。

「しっかり捕まっててくださいね」

「う、うん」

ゴブリン達はルーナちゃんの魔法でなんとかしつつ逃げる。
強化魔法をかけながらの全力ダッシュ。途中でルーナちゃんが回復魔法をかけてくれてルーナおかげで休まずに村に戻ることが出来た。

「村は………平気そうだね」

「とりあえず食料の方を渡しましょうか」

私達でとってきた食料を渡す。

「みなさん!落ち着いて、ゆっくり並んでください。冒険者の方は後で私達の方で炊事するのでその時来てください」

「本当にありがとうございます。助かります」

言ってもこれは一時しのぎだ。早く魔物達をなんとかしないとね。

「サーティア達は?まだ帰ってきてない?」

「みたいですね。配り終わったらそっちの方に行ってみましょうか」

みんなのことだから大丈夫だとは思うけど、油断禁物だ。
人質や他にも卑怯な手を使われてるかもしれないし、なにかあってからじゃ遅いからね。


一旦食料を配り終えてから私達はクロエさん達の方へ向かう。

前線で怪我してる人がいたら治してあげないと。

ル「クロエ〜!サーティア〜!」

ク「ルーナ!リィア!まずいことになったのだ。サーティアが捕まった」

……………え!?

イ「ごめん………なさい……わたしのせいで………サーティアさんが」

オ「イーナ、しっかりして」

どうやらイーナさんを庇ったサーティアさんが魔物に捕まってしまったらしい。

ル「クロエは助けられなかったの!?」

ク「我は魔物と戦ってて気づかなかったのだ……今は必死で探知魔法してるが魔物が多すぎてわからないのだ」

私も探してるけど見つからない。
それもそうだろう、仲間以外で、大きな反応が2つもこっちに向かってきている。

リ「なにか大きいのが来ます!」

ア「なんやなんや!?」

ク「お出ましのようなのだ」

私たちの目の前に、大きな狼に乗った大きなゴブリンが現れた。

イ「ぶ、ブラッディウルフとゴブリンキング………………」

オ「イーナ!イーナ!しっかりして」

エ「オーロラ、今すぐイーナを運んで村に戻りなさい」

ア「怪我してる冒険者も早く逃げるんや!命なくなるで!」

ク「リィア、ルーナ、ここは我らに任せるのだ、先に行ってサーティアを助けて欲しいのだ」

さすがに無茶だ。いくら強いと言っても機動力と力に差がありすぎる。
魔法を使う前に攻撃されてしまうだろう。

それに………

リ「簡単に通してくれそうもありませんよ……」

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