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コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!

soltier

疲れたあとは温泉で癒されるに限りますね

冒険者たちは火龍討伐を祝ってどんちゃん騒ぎをしているが、私達は疲れたので宿に戻る。

ア「ウチらに絡んでくる前に逃げてこられてよかったなぁ」

確かに、私達みたいな女冒険者は珍しく、しかも今回は私達が討伐したもんだからちやほやしたいだろうし。面倒なことになる前に離れられてよかった。

サ「着替えたら温泉入るわよ」

ク「さすがに魔力切れで疲れたのだ」

私も緊張したのとだいぶ魔力も使ったのとで疲れた。

ル「今日はいっぱい食べるんだから!」

テ「はい!温泉に入るのは初めてなので楽しみです!」

ク「って!?テナもいるのだ?」

オ「ギルマスのお孫さんだったっけ?みんな知り合いなの?」

あ〜えっと、テナちゃんのことはどう説明しようか………

リ「はい、たまたま助けたので」

イ「そうだったんですね」

助けたというか倒したというか………


宿に戻ると、宿の女将さんが火龍討伐の話を聞いていたみたいで、今晩の料金を無料にしてくれた。
もしかしてご飯も豪華に!?

そしてみんなそろって温泉に入る。今の時間帯は少し混んでると思ったけど旅の人達は今は宴会をしているみたいでお風呂の方には来ていなかった。

ク「ほぼ貸切なのだ!」

テ「おぉ〜ここが温泉なんですね!」

サ「はしゃがないの、先に体を洗うのよ」

ドラゴンの血が流れている同士どこか雰囲気が似ているような気がしなくもない。

ク「くくく、我は最強の死霊龍と勇者の血が流れし者。汚れなんぞに負けぬのだ!!」

魔力切れを起こして酔っているのか、いつもよりもテンションが高い。

テ「自分も続きます!!」

私は飛び込む前に2人に向かって浄化魔法をかける。

「「ひゃぁうん!」」

気の抜けた声と共に2人は温泉の中に入っていく。

ル「り、リィア、あたしにもお願い」

リ「はーい、私に浄化されたい人は並んでください」

そう言ったら全員が並ぶ。そんなにみんな私に浄化魔法かけられたいの?

ア「リィアちゃんの魔法はよく効くしそれにめっちゃ気持ちいいんや」

サ「くすぐったいんだけど、忘れられない気持ちよさがあるのよね」

オ「体の汚れという汚れがなくなって肌がスベスベになるし」

ル「それになんだかリィアに包まれているような気分になるの」

確かに、他の人に浄化魔法をされるとくすぐったいけど気持ちいいよね。

リ「それじゃあいきますよ?浄化!」

私は一人ずつ浄化していく。
最後にルーナちゃんを浄化して終わりだ。

ル「リィア?」

リ「えへへ、それじゃあ抱きしめながら浄化したらどうなるんでしょうね?」

ルーナちゃんのお肌は真っ白で柔らかい。
じかに体温が感じられて私かルーナちゃんかわからないけどドキドキしてるのがわかる。

ル「ちょっリィア、みんなも見てるんだよ?」

リ「いいじゃないですか私達の仲のよさなら不自然じゃないですって。それじゃあいきますよ。浄化!」

ついでに私自身にもかける。

ル「もぅリィア〜離れてよ〜」

リ「だってだってルーナちゃんが柔らかくて気持ちよくていい匂いで温かいのがいけないんです」

ものすごくふわふわしていて幸せな気分〜

ル「もしかしてリィアも酔ってるの?」

リ「酔ってないですよぉ〜えへへ〜」

私は至って普通だよ。ちょっと頭がふわふわするだけ。

サ「確かクロエもリィアもルーナも今日はいっぱい魔法使ってたわよね」

ル「もぉ〜仕方ないなぁリィアは」

それに私とルーナちゃんはお互い好きなんだからこんなことくらいなんともないでしょ。

ア「ほんまにイチャイチャしとるなぁさすがにウチはあそこまでできひんわ」

サ「早く湯船に入っちゃいなさい。風邪ひくわよ」

いいところだったのに邪魔されてしまった。

ク「我に死角などない!てやぁ!」

テ「なんですと!自分も負けませんよ!」

クロエさんとテナちゃんはもうすっかり打ち解けて今は温泉の水を掛け合っている。

サ「こら!他の人もいるんだからやめなさい!」

ア「サーティアも大変やな」

サ「ほんとよ、戦闘の時はあんなに頼もしいのに、みんなまだまだ子供なのよね」


うぅ、そろそろのぼせてきちゃった。

リ「私とルーナちゃんは先にあがってますね」

サ「そろそろみんな上がるわよ」

ク「サーティアよ、情けない。我はこの程度全然余裕なのだ!!」

テ「ドラゴニュートの自分にとっても余裕なのです!」

ア「あかん、クロエちゃんもテナちゃんも顔が赤くなってるで、このままじゃのぼせて倒れるんちゃう?ってさっきテナちゃん大事なこと言わんかった!?」

サ「エマ、アネラ、手伝ってくれると助かるわ」

エ「わかったわ」

クロエさんとテナちゃんはサーティア達に捕まり、なんとか部屋に戻ってきた。

サ「テナはどうするの?」

テ「自分はおじいちゃんの元に帰ります。本当にありがとうございました」

リ「元気でね〜」

ク「くくく、力が戻ったらまた遊ぶのだ!!」

テ「望むところです!今度は負けませんからね?」

さすがに火龍テナと一騎打ちじゃまだクロエさんは勝てないんじゃないかな。次会うときはまたお互い成長してるからその時はどうなるかわからないけど。

テナちゃんとお別れして、ご飯を食べる。今晩はすごいご馳走だった。

ル「美味しい〜最高〜」

ルーナちゃんがいつもより幸せそうに食べていた。

今日は疲れたからぐっすり眠れそう………っていうかもう眠い。

リ「…………」

ル「リィア?もう眠いの?」

リ「ん〜」

サ「それじゃあ私が布団まで運ぶわね」

……………

むにっ

ル「り、リィア?どうしたの?」

リ「うぇへへ〜マシュマロみた〜い」

ル「ましゅまろって何?ひゃあぁリィア」

ちゅっ

リ「あむっちゅっ………おいひい」

ル「あ、あたしは食べ物じゃ…………だ、だめ!」

リ「…………んぁ、あれ?ルーナちゃん?」

気づいたら私はルーナちゃんに覆いかぶさって顔が目の前にある状態だった。さっきまですごくいい夢を見ていたような………

ル「リィア〜?やっと起きた、さっきは危なかったんだからね」

リ「え、どういうことですか?というか私は寝ぼけてましたなにを………」

ル「その、えっと、ち、ちゅう」

ちゅう……もしかしてキスのこと?

リ「もしかして照れちゃったんですか?私はルーナちゃんとならいいですよ。えへへ」

実際ルーナちゃんめちゃくちゃかわいいしお肌もちもちしてるし、キスしたら気持ちよさそう。

ル「え?え?いいの?」

リ「ルーナちゃんは私とキスしたいんですか?」

ル「今日のリィアなんか変だよ?」

リ「そう、ですか?」

魔力はもう回復してきてると思うんだけどなぁまだ酔ってるのかも。

ル「と、とにかくもう寝よう?サーティアもクロエも寝てるし」

照れてるルーナちゃんがかわいいのがいけないんだよ?
こんなに美味しそうなのに食べないのはもったいない!

リ「ちょっとだけですから〜ね?ちゅうしよ?」

ル「い、一回だけだからね」

「「………ちゅっ」」


前世も含めての初めてのキスはとっても甘くて柔らかかった。

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