コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
夢の中で
「愛理ー!朝よー!」
お母さんの声に起こされる。あれ、なんで目覚ましならなかったの?ふぁぁ、なんか身体がふわふわする。まだ眠いのかな?
今日の授業は何があるんだっけ?
私は制服に着替えながら今日のことを考える。
そういえば今日は体育の日だ。めんどくさい。
「お母さんおはよう」
「愛理、リボンが曲がってるわよちゃんと寝癖も直しなさいね。はい、今日のお弁当」
「わかってるよ」
お母さんから小言を言われつつお弁当を受け取る。
ふわぁ〜と欠伸をしつつ家を出る。そんなに遠くない高校に進学してるから登校するのは楽だし、ギリギリまで寝ていられる。
「おはよう愛理」
青い髪に少しキリッとした目、胸は私と同じくらいあるボリューム………あぁ、今日もかわいいなぁ。
「おはようございます瑠奈ちゃん」
この子は昔からの親友の神塚瑠奈ちゃん天使のようにかわいいけどお互い何故か孤立しがちなところがあるみたいで、ある時瑠奈ちゃんに話しかけられてから仲良くなった。お互い友達が少ない。
「一緒に学校行こー!」
同じ高校で同じクラスということもあり、私と瑠奈ちゃんはクラスでも有名な2人となった。私の見た目は地味だから瑠奈ちゃんがなにか言われるか心配だけどね。
「はい!」
「今日はポニーテールにしてるんだ〜、かわいいね愛理」
「私はそんな……えへへ、ありがとうございます」
「二人とも朝っぱらからいちゃついてるわね」
「朝から何をやっているのだ?」
「幸、くろえ!見てたんなら言ってよね」
緑髪のかっこいい子は大部幸さん。
幸さんは私達よりも背が高くかっこいい感じだけど、スタイルは女の子らしさが出てる人だ。私みたいなのと友達になってくれるけど、スポーツ万能でキラキラしてるしみんなからも人気が高い。友達多そう。
体育でたまたまペアになってから話すようになった。
赤髪のかわいい子は影倉くろえさん
くろえさんは言動は何かと厨二病みたいだけど、本当はかわいい物も大好き。照れてるところがとってもかわいい。アニメや漫画が好きで私とよく話が合ったりもする。
元々瑠奈ちゃんの知り合いでそこから仲良くなった。
「おはようございます」
4人でおしゃべりしながら教室に行く。
学校は面倒だけどこうして友達に会えるだけで行く価値はあると思うんだよね。
「4人ともいつもギリギリだな、ほら、ホームルーム始まるから席につきなさい」
「留美先生おはようございます」
くろえさんが丁寧に挨拶する。
「「「おはようございます」」」
私達もくろえさんに続く。
留美先生はくろえさんと一緒に住んでるらしい。お母さんではないって言ってたけどどういう家庭環境なんだろう。
「今日の日直は………美々、明愛鈴の2人だな」
宿堂美々さんと明愛鈴さんはクラスでも注目されることが多い双子の姉妹だ。見た目は似てるけど、美々さんはイケイケな感じで、でも包容力がある。明愛鈴さんはしっかり者でお嫁さんにしたいランキングならこの学校1だろう。
「はーい、今日の日誌にはちゃんと明愛鈴のかわいいところを暴露しちゃお」
「ちょっとお姉ちゃん!しっかりしてよね」
姉妹仲がとってもよくて微笑ましい。
「おはようございます」
「あ、愛理さん、おはようございます。またお店に来てくれると嬉しいです。今度私の作った料理をお店で出してくれるんですよ」
美々さんと明愛鈴さんの家は食堂を営んでて、私もよく行くんだよね。あそこの料理はとっても絶品でしかも安いんだよね。かわいい美々さんの接客もとてもいい。
「絶対行きます!!」
みんなが席についたところで先生が朝の連絡をしてくれる。
「今日の1時間目は文化祭でやる出し物について実行委員主導で話し合いをしてもらう。当日は親御さんも来るだろうからちゃんと配慮するんだぞ」
「任せてくださいな。このわたくし、美流妃がしっかりまとめますわ!」
この子は文化祭実行委員の勝街美流妃さん。いいところのお嬢様で、このクラスにも飯塚萌色さんっていうメイドさんがいる。
出会いは悪い人に誘拐されそうなところをたまたま通りかかった私と瑠奈で助けたとこと仲良くなった。最初は近づきがたい人かと思ってたけど面白い人だ。
一緒にお昼ご飯を食べたりする。持ってくるお菓子がとっても美味しいんだよね。
「それじゃあ私が板書していくね」
同じく文化祭実行委員の礼部花恋さん。美流妃さんの友達。人見知りなところとかが私と同じだからもっと仲良くなれそうな気がする。
「それではまずはクラスの出し物についてですわ。何か意見はあるかしら?」
「お化け屋敷がいいのだ!!ふふふ、我にかかれば人を驚かすことなど造作もない。恐怖のどん底におとしてやるのだ」
くろえさんらしい意見だね。くろえさんはかわいいから驚かすというより癒しになりそう。
「驚かす………楽しそう!」
反応したのは妖森楓蘭さんだ。常にみんなのことを考えてくれる優しい人。いたずら好きだけどかわいくて優しいからついつい許しちゃうんだよね。
「他に意見はあるかしら?」
「はい!メイド喫茶がいいと思います」
言ったのはメイドの萌色さんだ。メイド自体も好きなのかな?
「メイド、いいですね。私も一度はお給仕する方をしてみたいです」
反応したのは仙石優理さん。この子もすごいお嬢様じゃなかったっけ?お人形さんみたいにかわいくて好奇心旺盛な人。庶民の私とは違う考え方をしてるんだろなぁ。
私としてはメイドもお化け屋敷もどっちでもいい。どうせならかわいいメイド服を着てみたいかなってくらい。
その後もいくつか候補があがった。それでも喫茶店系か出し物系のどっちかに分かれている。
「それでは一人ずつどれがいいか投票してもらいますわ」
私は猫都ふにちゃんが提案した猫耳喫茶に投票する。ふにちゃんはほんっとにかわいくてクラスのみんなから可愛がられている。
「愛理はどれに投票したの?」
「ふふふ、そんなの猫耳に決まってるじゃないですか!」
「それ、自分が猫耳付けるってこと分かってる?」
「あ………」
「考えてなかったんだね。恥ずかしがり屋の愛理が………猫耳…………いいかもしれない」
「そ、そういう瑠奈ちゃんは何にしたんですか?」
「あたしはくろえに頼まれてお化け屋敷にしたよ」
みんなの投票が終わって、数ある候補が消えてしまった。残ったのは最初の方にあがったお化け屋敷とメイド喫茶になった。
「こうなったら仕方ないですわね。萌色、それとくろえ様、それぞれのいいところをプレゼンしてくれるかしら?それからまたどっちにするか投票することにしましょう」
「ふむ、わかったのだ」
「受けてたちましょう!こっちにはロイヤルなプリンセスの優理さんがいるんですからね!」
「こちらにも強力な助っ人がいるのだ!いでよ!美々!瑠奈!そして美流妃!」
えぇー!美流妃さんってお化け屋敷側だったの!?
「な!?お嬢様!?」
「ごめんなさい萌色。わたくしは脅かすのが楽しみなのですわ」
「くっ、こうなったら…………こうです!今ならメイド喫茶じゃなくて、猫耳メイド喫茶にしますよ!」
な、なんだってー!!??
「え!いいの?」
「いいんですよふにさん。私たちは共闘出来ると思うんです。では早速これを」
萌色さんは猫耳カチューシャとメイド服をふにちゃんに渡す。
「え、え!?」
「これを着ればみんなわかってくれると思うんです」
「わ、私も着てみたいです」
「どうぞどうぞ優理さん。どうですかくろえさん。うちのクラスでもトップでかわいい2人の猫耳メイドですよ!」
おおぉ!!!最高じゃん!!幸せすぎる。
「あ、愛理、何顔をにやけさせてるの」
「ふふふ、我も何も考えていない訳では無い!」
一旦数人で教室から出てしばらくすると色んな仮装したくろえさん達が入ってくる。
「あ、あたしがこんな格好なんて………お化けじゃないし」
瑠奈ちゃんはシスター服、くろえさんは悪魔、そして美流妃さんが化け猫の格好をしてる。
瑠奈ちゃんはともかく、くろえさんと美流妃さんはちょっとえっちだ………
「か、かわいい!」
「ねぇ愛理、誰が一番かわいいと思う?」
いきなり場面が飛んで気がついたら私含め全員がコスプレをしていた。私の格好もどこかで………
「愛理様」
「愛理お姉ちゃん」
「愛理」
瑠奈ちゃん、美琉妃さん、ふにちゃん、くろえさん………他の人も何故か私に聞いてくる
「み、みんなかわいいですよぉ!」
「は!?」
ここは…………?
目が覚めると目の前に瑠奈ちゃん………ではなくルーナちゃんの寝顔があった。
黒かった髪も、大きくなっていた胸もなく、自分が愛理ではなくリィアだということ把握する。
空はまだ薄暗く、早朝みたい。どうやら私は夜ご飯の前に寝てしまっていたようだ。
「とっても幸せな夢を見てました」
なんだか急にみんなに会いたい。ミミさん、メアリーちゃん、ミルフィさん、メイさん、マイさん、ソフィアさん、ユーリちゃん、ニフィちゃん、フランさん
そうだ!せっかく時間あるからみんなにお手紙を送ろう。
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