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コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!

soltier

中ボス戦

リィア視点
何階層にいるかわからないけど私たちはなんとか上に登る階段を見つけた。

「やっと着きましたね」

「宝箱はあのミミックだけだし、無駄に広かったし、結局他の人はいなかったね」

「とにかく地上に1つ近づいたってことだよね!」

「上に行けば人もいるかもしれません」

前向きな気持ちで階段を登ると見たことも無い扉を見つける。

「なにこれ、こんなのこれまでになかったよね」

これまで階段のところに扉なんてなかった。この場所だけ特別なのかな?

「この中に何かあるのでしょうか?」

「そもそもこれ開くの?」

「う〜ん……あっ!私聞いたことあります!たしかこれは………」

イーナさんが答える前にルーナちゃんが扉を開ける。

「なんだ、普通に開くじゃん」

扉の先には、魔物が待ち構えていた。探知魔法にも引っかかってなかったし、この扉は特別なものでできてるのかもしれない。

「えっ!?どういうことなの!?イーナ」

「やっぱり、えっと、ダンジョンにはある一定階層まで来るとこうして密室に閉じ込められて魔物と戦わないと開かないトラップがあるんです。全部のダンジョンにあるわけじゃないですけど、ここのダンジョンにはあったみたいですね」

「えっ、でも私達下の階層から来ましたよね、どうしてまだ魔物がいるんですか?」

「普通は倒さないと下に行けないんじゃない。ここに魔物がいるってことはまだあたし達の階層に来ている冒険者はいないってことでしょ?」

なるほど。道理で誰とも会わなかったはずだ。

「って、これ扉閉まっちゃってるみたいだよ。ボク達ほんとに閉じ込められてる」

あれ、そういえば魔物はすぐには襲ってこないんだね。

「部屋に入っただけじゃ襲ってこないみたいですね」

「多分近づいたら戦闘が始まると思います」

意外と良心的だね。でもその分強い相手なのかもしれない。

「前衛の私とオーロラさんが様子見つつ攻撃します。ルーナちゃんは攻撃より回復優先で、イーナさんは攻撃とサポートよろしくお願いします」

「うん!わかった」

「わ、わかりました」

「怪我したらすぐに言ってね。無理せずすぐに引くんだよ?」

っていうかここから魔法攻撃で倒せるんじゃない?試しに魔法を撃とうとするとさっきまで置物みたいに止まっていた魔物が急に動き出した。

「殺気か魔力を感じ取って動くのかもしれませんね………アグレッシブボルト!!」

急に動き出したから照準がズレてかわされてしまった。

「そう簡単にはいかないみたいだね」

結構大きな魔物だけど案外素早い。上半身が牛で下半身が人っぽい、ミノタウロスかな?大きな剣を持っている。

「オーロラさん、力が強いので気をつけてください」

「う、うん!」

私とオーロラさんでなんとか魔法担当の2人に近づかせないようにしないといけない。

ミノタウロスは剣を振り回してくるからこっちが近づくのも大変だ。ま、それでも大振りだから隙を見て攻撃はできる。

「うわぁ!!」

ミノタウロスの間合いに入ってしまったオーロラさんが力任せに振った剣で吹き飛ばされてしまう。剣で受け止めたから切られて即死じゃなくてよかった。

「エアカッター!」

イーナさんの魔法でミノタウロスは追撃出来ない。

「あなたの相手は私ですよ…………ライトニングソード!!!」

ミノタウロスは感電してそのまま倒れ…………ない。あれ、効いてない?

「アグレッシブボルト!!」

またかわされた?いや、最初の攻撃も今の攻撃もかわされてない、流されてる。あの大剣を地面につけて吸収されてそのまま地面に流れて無力化してるんだ。

「ど、どうしましょう」

思ったより強敵だったね。

「いっつつ……」

「オーロラ、大丈夫?今回復させるから…………ヒール!」

得意魔法が通じないってなるとこんなに厄介なんだね。速さで翻弄してちまちま攻撃していくしかないか………

「ボクも負けてないよ!リィアちゃん、力を合わせてくれない?」

「何か作戦があるんですね!わかりました。撹乱してオーロラさんが攻撃できるように隙を作ります」

オーロラさんに何か有効打があるのかもしれない。

「ウォーターバレット!!」

ルーナちゃんの魔法は剣で弾かれる。でも私の方を向いてくれた。これで気を引ければミノタウロスの後ろにいるオーロラさんが攻撃できるはず。

「エレクトロショック!エレクトロショック!」

剣を地面につけてる時は他の動きはできないはずだ。ジリ貧だけど、ここはオーロラさん、そしてイーナさんを信じるしかないね。

「イーナ、行くよ!」

「はい!パワーガスト!」

「はぁあぁ!!魔人斬り!!!」

ミノタウロスの後ろから大きく飛び上がったオーロラさんが大きな一撃を与える。
真っ二つ……とまではいかないまでも大きなダメージは与えられたみたいだね。

「もういっちょ!やぁ!!」

怯んだ隙に今度は横一線に切る。今度の攻撃が致命傷になったみたいだ。
ミノタウロスは倒れる。

「オーロラさんすごいです!!」

「オーロラがあんな攻撃できるなんて」

「はぁ、よかったぁ〜イーナありがとう」

「わ、私は何も……オーロラさんを運んだだけですよ」

蝶の舞のみんなもチームワークが完璧だね!息ぴったりだったもん。

「あっ、扉が開いたよ」

残念ながらミノタウロスからは何も出なくてそのまま消えてしまった。低確率のドロップ品とかあるのかな?

ついついゲーマーとしての欲が出そうになったけど、さすがにみんなの命の方が大事だ。もし仲間が出来なかったら何度も倒してたかもしれない。

「ここから先なら他の冒険者がいるかもしれませんね」

「その前に今日はもう休もう?」

「もう疲れたぁ〜」

「そうですね、そうした方がいいかもです」

そういえばそろそろおなかがすいてきたね。

「わかりました!今ご飯の準備とテントを出しますね」

私がいる限りはご飯と寝床の心配はないんだけど………サーティアさん達は大丈夫かな?

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