コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
捜索しながら攻略
クロエ視点
ううむ、前にもこんなことがあったような………エルフの国、いやその前にもビクトレアでもあったのだ。リィアとルーナ、わたしとサーティアで別れることが。
「クロエ、あの2人なら大丈夫よ。きっとまたなんともない顔して帰ってくるわ」
「分かってるのだ、でも………置いていかれるのはいやなのだ」
「大丈夫や!クロエちゃん。ウチらもいるし!まぁリィアちゃんやルーナちゃんと比べるとちょっと心もとないかもしれへんけどな」
「それに、寂しい思いをしてるのは私たちだけじゃないと思うわ」
きっとルーナ達もわたし達を探してる。それでもリィアとルーナは仲がよすぎてわたしとサーティアを忘れないか少し不安になる。もちろんそんなことはないと信頼しているけど、、どうしても変な考えが頭に浮かぶ。
「それにしてもあの子たちどこまで行ったのかしら?」
「どこにいるか分からないなら1階ごとにちゃんと探さないといけないのだ」
「それでもすれ違うかもしれへんから怖いわぁ」
「それなら階層を降りる時に目印を作るのだ。ある程度の階層まで行って何もなかったら帰ってそれで目印に何か変化があればルーナ達は我らよりも上の階層にいることになる」
「面倒だけどそれがよさそうね」
魔物と違って仲間の魔力は探知し慣れているから見つけやすい……と思う。お互いに探知していればある程度離れててもさすがに分かると思う。
「魔物の心配はないんやけど、やっぱ食べもんが心配やな」
リィアに任せっきりということもあって食料は心もとない。一応普段から携帯食は持ち歩いてるけどいつもなら少し小腹がすいた時のおやつとして食べるからそこまでの量はない。
「しばらくは我慢なさい!合流したらリィアに美味しいものを出してもらえばいいわ」
アネラとエマはそもそも持ってないのだろうか?
「エマはええやん、ウチいっつもこっそり何か食べてるの知ってるんやで!今回も持ってきてるんやろ」
「なんで知って…………って!それはアネラが持ってたらせがんでくるからでしょ!アネラは持ってきてないの?」
「あらへんこともないんやけど、今回はリィアちゃん達が一緒やから全然持ってきてないんや」
「そこはみんなで出し合ってわけるわよ」
「回復ポーションならいくらかあるのだ。おなかがすいても最悪これで誤魔化すのだ」
回復ポーションは多めに買ってある。いつもはリィアとルーナがすぐさま回復してくれるけど、ダンジョンに潜ってる途中いつでもできるという訳では無いからね。サーティアもわたしと同じくらい持ってるはず
最速ルートで7階層を目指す。6階層には居ない、と思うからこれでいいはず。
7階層以降はできる限り攻略して捜索する。
「あの!小さい女の子4人の冒険者パーティ見なかった?」
「いや、見てないな」
通りすがりの冒険者にルーナ達のことを聞く。どうやら見てないみたいだ。
いいひとのようで、地上に戻ったらギルドに報告してくれるという。
「助かるわ。お礼としては少ないかもだけど………」
「いやいい、困った時はお互い様だ。仲間が見つかるといいな」
お礼も受け取らずに行ってしまった。
「いい人たちだったのだ」
「あの心の余裕は高ランクね」
「かっこよかったわぁ!ウチらも頑張んないとやな」
「あの人たちがギルドに報告してくれたらひとまず安心ね」
最悪見つからなくても後で捜索依頼ができるし、なんなら他の誰かが依頼してくれるかもしれない。もちろんその前に見つかるのがいいんだけど
7階層をくまなく探して、見つからないので目印をたてて8階層に降りる。
「そろそろ休憩にしない?ウチもうおなかすいて力でぇへん」
「そうね、そろそろ休憩にしよっか」
わたし達は階段近くのところで休憩することにした。
「ほんとにどこまで行ったのよ」
「探す身にもなって欲しいのだ。途中に宝箱があってもルーナ達にはあげないのだ」
それくらいしないと気が済まない。
「そうやな!まったく、ウチらがどれだけ心配してると思ってんねん」
「そうね!だったら沢山お宝見つけてみんなとまた合流した時に驚かすわよ!!」
休憩が終わってからは捜索ついでに宝箱も探すようになった。開ける時は少し過剰なほど警戒する。
「これは!食べ物なのだ!!」
ある宝箱から、魔物素材というか、肉が入っていた。
「こんなのも入ってるのね」
「これって食べれるん?やばない?」
「ちゃんと綺麗にしてから加熱すれば大丈夫なのだ!」
といっても今は調味料やその他の具材は持ってない。
「味付けは………持ってる干し肉を細かく切れば塩味になるんじゃない?」
「サーティア天才なのだー!よし!今日の晩御飯は決まりなのだ」
宝箱は開けるとしばらくしたら消えてしまうので別のところに移して持っていく。
結局は8階層の途中で今日の捜索を終えることにした。
「手がかりなしなのだ」
「仕方ないわ。地図も段々雑になってくし、魔物も面倒になるし、それに加えて人探しだなんだから」
「途中で会った冒険者パーティはええ人たちやったな。もし早いうちにイーナ達とすれ違ってたらウチらを探してくれるかもしれへんし」
「ここまで来ると人も少なくなってくるわね。他の冒険者もそう居ないわ」
これまでであった冒険者達には聞いて回ってるけど大した手がかりはなかった。
「冷たい態度のやつもいて腹が立ったのだ」
「自分たちのことで精一杯の冒険者もいるだろうし、それに私たちの方が怪しく感じるかもしれないわ」
確かに、逆の立場だったらわたし達って怪しい気がする。
「ま!暗い顔してもしゃーないし、拾った肉食おうや!」
「言い方はアレだけどアネラの言う通りね。今日は休んで明日また探そう」
おなかがすいてるからきっと暗い思考になるのだ!
「よし!やってやるのだ!」
わたしは少し苦手な火属性魔法を使って火をつける。火加減とかはリィアの方が上手い。それが悔しくて隠れて練習はしてるけどどうも上手くいかない。
「私も手伝うわ」
エマも火属性が使えるらしく、手伝ってくれる。
「私とアネラで手分けして肉を切るわよ」
「おー!任せとき!」
この4人での連携も随分とスムーズにできるようになった。
「ん!なかなかいけるで!」
「ちょっと硬いのだ。だが味は悪くないのだ」
「結局これってなんの肉だったのかしら?」
「食べたことあるようなないような味」
腹ごしらえも終わって明日からは本格的に攻略していくのだ!
ううむ、前にもこんなことがあったような………エルフの国、いやその前にもビクトレアでもあったのだ。リィアとルーナ、わたしとサーティアで別れることが。
「クロエ、あの2人なら大丈夫よ。きっとまたなんともない顔して帰ってくるわ」
「分かってるのだ、でも………置いていかれるのはいやなのだ」
「大丈夫や!クロエちゃん。ウチらもいるし!まぁリィアちゃんやルーナちゃんと比べるとちょっと心もとないかもしれへんけどな」
「それに、寂しい思いをしてるのは私たちだけじゃないと思うわ」
きっとルーナ達もわたし達を探してる。それでもリィアとルーナは仲がよすぎてわたしとサーティアを忘れないか少し不安になる。もちろんそんなことはないと信頼しているけど、、どうしても変な考えが頭に浮かぶ。
「それにしてもあの子たちどこまで行ったのかしら?」
「どこにいるか分からないなら1階ごとにちゃんと探さないといけないのだ」
「それでもすれ違うかもしれへんから怖いわぁ」
「それなら階層を降りる時に目印を作るのだ。ある程度の階層まで行って何もなかったら帰ってそれで目印に何か変化があればルーナ達は我らよりも上の階層にいることになる」
「面倒だけどそれがよさそうね」
魔物と違って仲間の魔力は探知し慣れているから見つけやすい……と思う。お互いに探知していればある程度離れててもさすがに分かると思う。
「魔物の心配はないんやけど、やっぱ食べもんが心配やな」
リィアに任せっきりということもあって食料は心もとない。一応普段から携帯食は持ち歩いてるけどいつもなら少し小腹がすいた時のおやつとして食べるからそこまでの量はない。
「しばらくは我慢なさい!合流したらリィアに美味しいものを出してもらえばいいわ」
アネラとエマはそもそも持ってないのだろうか?
「エマはええやん、ウチいっつもこっそり何か食べてるの知ってるんやで!今回も持ってきてるんやろ」
「なんで知って…………って!それはアネラが持ってたらせがんでくるからでしょ!アネラは持ってきてないの?」
「あらへんこともないんやけど、今回はリィアちゃん達が一緒やから全然持ってきてないんや」
「そこはみんなで出し合ってわけるわよ」
「回復ポーションならいくらかあるのだ。おなかがすいても最悪これで誤魔化すのだ」
回復ポーションは多めに買ってある。いつもはリィアとルーナがすぐさま回復してくれるけど、ダンジョンに潜ってる途中いつでもできるという訳では無いからね。サーティアもわたしと同じくらい持ってるはず
最速ルートで7階層を目指す。6階層には居ない、と思うからこれでいいはず。
7階層以降はできる限り攻略して捜索する。
「あの!小さい女の子4人の冒険者パーティ見なかった?」
「いや、見てないな」
通りすがりの冒険者にルーナ達のことを聞く。どうやら見てないみたいだ。
いいひとのようで、地上に戻ったらギルドに報告してくれるという。
「助かるわ。お礼としては少ないかもだけど………」
「いやいい、困った時はお互い様だ。仲間が見つかるといいな」
お礼も受け取らずに行ってしまった。
「いい人たちだったのだ」
「あの心の余裕は高ランクね」
「かっこよかったわぁ!ウチらも頑張んないとやな」
「あの人たちがギルドに報告してくれたらひとまず安心ね」
最悪見つからなくても後で捜索依頼ができるし、なんなら他の誰かが依頼してくれるかもしれない。もちろんその前に見つかるのがいいんだけど
7階層をくまなく探して、見つからないので目印をたてて8階層に降りる。
「そろそろ休憩にしない?ウチもうおなかすいて力でぇへん」
「そうね、そろそろ休憩にしよっか」
わたし達は階段近くのところで休憩することにした。
「ほんとにどこまで行ったのよ」
「探す身にもなって欲しいのだ。途中に宝箱があってもルーナ達にはあげないのだ」
それくらいしないと気が済まない。
「そうやな!まったく、ウチらがどれだけ心配してると思ってんねん」
「そうね!だったら沢山お宝見つけてみんなとまた合流した時に驚かすわよ!!」
休憩が終わってからは捜索ついでに宝箱も探すようになった。開ける時は少し過剰なほど警戒する。
「これは!食べ物なのだ!!」
ある宝箱から、魔物素材というか、肉が入っていた。
「こんなのも入ってるのね」
「これって食べれるん?やばない?」
「ちゃんと綺麗にしてから加熱すれば大丈夫なのだ!」
といっても今は調味料やその他の具材は持ってない。
「味付けは………持ってる干し肉を細かく切れば塩味になるんじゃない?」
「サーティア天才なのだー!よし!今日の晩御飯は決まりなのだ」
宝箱は開けるとしばらくしたら消えてしまうので別のところに移して持っていく。
結局は8階層の途中で今日の捜索を終えることにした。
「手がかりなしなのだ」
「仕方ないわ。地図も段々雑になってくし、魔物も面倒になるし、それに加えて人探しだなんだから」
「途中で会った冒険者パーティはええ人たちやったな。もし早いうちにイーナ達とすれ違ってたらウチらを探してくれるかもしれへんし」
「ここまで来ると人も少なくなってくるわね。他の冒険者もそう居ないわ」
これまでであった冒険者達には聞いて回ってるけど大した手がかりはなかった。
「冷たい態度のやつもいて腹が立ったのだ」
「自分たちのことで精一杯の冒険者もいるだろうし、それに私たちの方が怪しく感じるかもしれないわ」
確かに、逆の立場だったらわたし達って怪しい気がする。
「ま!暗い顔してもしゃーないし、拾った肉食おうや!」
「言い方はアレだけどアネラの言う通りね。今日は休んで明日また探そう」
おなかがすいてるからきっと暗い思考になるのだ!
「よし!やってやるのだ!」
わたしは少し苦手な火属性魔法を使って火をつける。火加減とかはリィアの方が上手い。それが悔しくて隠れて練習はしてるけどどうも上手くいかない。
「私も手伝うわ」
エマも火属性が使えるらしく、手伝ってくれる。
「私とアネラで手分けして肉を切るわよ」
「おー!任せとき!」
この4人での連携も随分とスムーズにできるようになった。
「ん!なかなかいけるで!」
「ちょっと硬いのだ。だが味は悪くないのだ」
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