コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
隠し通路
リィア視点
私とルーナちゃん、イーナさん、オーロラさんが閉じ込められてしまった。
どうしようか悩んでいたところで、オーロラさんが宝箱の中を指をさす。そこを覗いてみると…………
「これは………空洞?」
中にはなんにも入っていなくて底が見えない穴になっている。
「出口じゃないかな!どこに繋がってるかはわかんないけど……ボク達なら通れると思う」
「あたし入るかな?」
ここの中で唯一あそこが大きいもんね…………
「入る!というかいれる!」
「で、でもこれ入っても大丈夫なんでしょうか?壁が勝手に開くかもしれませんよ」
「そうですね、イーナさんの言うこともあると思うので一旦待ちましょうか」
「開く気配ないね。やっぱりあの箱の中に入るしかない?」
「不安だけど、入るしかなさそうだね」
「うぅ………怖いです」
「最初はボクが行くよ。イーナはあとからついてきて」
「リィア、どっちが先に行く?」
「つっかえるといけないのでルーナちゃんが先でお願いします」
「うっ………わかったよ」
あ!そうだ、もし時間じゃなくて、私達が宝箱に入ることで仕掛けが動くならサーティアさん達に気づいてくれるように紙に書いておこう。ってみんなもう入り始めてる!!私も急がないと!
私は急いで紙に書いてみんなの後を追う。
「っん……しょっ………うぅ」
「ルーナちゃん何やってるんですか?」
やっぱり入らなかったんだね。ちょうどお胸のところで突っかかってる。
「中は思ったよりあるんだけど、入口が狭くて………リィア〜助けて〜」
じたばたしてるルーナちゃんもかわいいけどそろそろいかないとオーロラさんとイーナさんとはぐれてしまう。
「じゃあ押しますからね」
「ひゃぁん!どこさわって!」
「引っかかってるところに触るのは仕方ないじゃないですか!ほら!」
「んっ……あっ……やめっあぁ!!」
よし!なんとか押し込めたみたいだ。
私も後を追って穴に飛び込む。…………何もどこも引っかかることなくスムーズに入れた。
「わああああぁぁぁぁぁあ」
トンネル式の滑り台を滑り落ちるように落ちていく。下が針とかじゃないことを祈りたいね。
長い間滑り落ちてやっと出口に出る。
「わぁっと!危ない」
落ちてきた私をオーロラさんがキャッチしてくれる。
「とりあえず全員無事だね」
「結構怖かったです」
「あたしは楽しかったよ!またやりたい!とは思わないけど………」
私ももう一度やるとはならないね。
おろしてもらって、周りを見渡す。うん、普通の洞窟で何もわからない。滑り落ちたってことは少なくとも宝箱のあったところから下の階層ということ。
「ど、どうしましょうか?他のみんなとはぐれちゃいましたし」
「一番いいのは他の冒険者に会うことだけど、最悪いないからねぇ」
「まぁこっちにはリィアがいるからある程度のことなら大丈夫だよ、ね!リィア」
「信頼してくれるのは嬉しいですけど、あまり長引くと食料が持たなくなっちゃうので出来れば急いで上の階層に進んでいきたいですね」
極力みんな離れないようにして慎重に進む。さっきみたいなトラップがあると怖いからね。
「魔物です!」
「あんまり戦いたくないんだけどな」
「出会っちゃったものは仕方ないよ、いくよ!」
「あ、足でまといにだけはならないようにします!」
「正面なので私とオーロラさんは前へ、イーナさんとルーナちゃんは援護をお願いします」
私の指示にみんながうなづいてくれる。
現れた魔物はさっきまでいた階層の魔物と比べて確実に強くなっている。けど危なくなるほどの強さはないみたいだ。
「ふぅ……なんとかなりましたね」
「まだボク達でも余裕があるってことはそんなに落ちてないのかな?」
「ほとんどリィアさんとルーナさんのおかげですよ」
「そんなことないよ。イーナだって頑張ってたじゃん!」
「ルーナさん……ありがとうございます」
上り階段を探してダンジョン内を探索する。地図がないとこうも大変なんだね。地形把握も難しいから持ってる地図と見比べても何階層なのかがわからない。
「せっかくだから宝箱とかないのかな?」
「あんなことがあったのによくそう思えますね」
「それはそうだけど………イーナは欲しくない?」
「そんなことはないですけど………」
「オーロラさんの言う通りですよ!せっかくの宝箱がトラップだったなんて!!許せません!絶対他にも見つけましょう!」
「リィアはやる気なんだ。でもあたしにあんまり心配かけさせないでね」
「大丈夫です!落ちる時はルーナちゃんも一緒ですから」
「そもそも落ちちゃダメなんだけど」
宝箱の話をしてたからなのか、また宝箱を発見した。
「あ!あれ!見て!」
「宝箱です!」
「ちょっと待ってみんな、さっきのこともあるし慎重にね?」
「そうですよ、落ち着いてトラップかどうかを確認しましょう」
私とオーロラさんとは違い、ルーナちゃんとイーナさんは慎重派みたい。何があっても私は基本なんともないから心の余裕があるのかもしれない。
周りに怪しいものがないか、発動条件がわからないから一歩一歩宝箱に近づく。
「だ、大丈夫みたいですね」
「さすがにそんなトラップばっかりじゃないでしょ」
「さっそく開けてみてもいいですか?」
「ちょっと待ってリィア!」
手で開けようとしたらルーナちゃんに止められた。
「この際だからもっと慎重にね!トラップと言ってもさっきみたいなのだけじゃないと思うの。例えば宝箱自体が魔物とか」
ミミックってこと?
「ダンジョンにしかいない魔物ですね。私聞いたことあります」
私ではなく、イーナさんが答えてくれる。
ミミックってダンジョンにしかいないんだね。
「わかりました。じゃあ剣で開けますよ。んっしょ、ってやっぱり難しい」
剣で開けようにも上手くいかない。いっその事宝箱事切ればいいのでは??
ミミックならばそのまま倒せるし、さっきみたいに開けると発動するトラップなら多分発動しなくなるんじゃないかな?
「みなさんちょっとさがっててください」
中身ごと真っ二つにしないようにちゃんと端の方を狙って切る。
「えぇい!!」
ガタッ!
剣を振り下ろすと宝箱が動いて攻撃を避ける。
「それ、もしかして」
ぐぎゃぁ!
「ミミックだったんですか!?」
驚いたもののすぐに剣を構えなおしてミミックの攻撃を防ぐ
「まさか本当だとはね」
「ちぇ〜、残念」
「呑気なこと言ってないで手伝いましょうよ」
「ライトニングソード!!」
あ、簡単に倒せた。ゲームだとミミックって結構強かったり即死魔法してきたりするんだけどなぁ。
「あれ?もう終わっちゃったんですか?」
「イーナ、これに慣れちゃダメだけど……今は頼りにしようね」
「ま、リィアなら当然だよね」
お!ミミックを倒したら何か出てきた!もしかしてドロップ品ってやつ?なぁーんだハズレじゃないんだね。倒したらちゃんとお宝が出てくる親切設計。まぁ確率かもしれないんだけど。
「なんかそれっぽいペンダントですね」
装備品?なのかな?深い青色のペンダントが手に入った。
大人っぽい感じだし、青色だからロミス様に似合うかも。
「わぁ!いいなぁ」
オーロラさんがペンダントに目を奪われている。
「はい!どうぞ付けてみてもいいですよ」
「いいの?」
オーロラさんは見た目はボーイッシュだけど結構女の子らしいところもある。ギャップがあってかわいい。
「すごい!これだけで大人びてみえる」
「えへへ〜似合ってるかな?」
「かわいいです!」
「似合ってますよ。エマちゃんとアネラちゃんにも見せてあげたいです」
「そのためには早く上の階層に行かないとね!」
改めて気合いをいれて上の階層を目指す。
私とルーナちゃん、イーナさん、オーロラさんが閉じ込められてしまった。
どうしようか悩んでいたところで、オーロラさんが宝箱の中を指をさす。そこを覗いてみると…………
「これは………空洞?」
中にはなんにも入っていなくて底が見えない穴になっている。
「出口じゃないかな!どこに繋がってるかはわかんないけど……ボク達なら通れると思う」
「あたし入るかな?」
ここの中で唯一あそこが大きいもんね…………
「入る!というかいれる!」
「で、でもこれ入っても大丈夫なんでしょうか?壁が勝手に開くかもしれませんよ」
「そうですね、イーナさんの言うこともあると思うので一旦待ちましょうか」
「開く気配ないね。やっぱりあの箱の中に入るしかない?」
「不安だけど、入るしかなさそうだね」
「うぅ………怖いです」
「最初はボクが行くよ。イーナはあとからついてきて」
「リィア、どっちが先に行く?」
「つっかえるといけないのでルーナちゃんが先でお願いします」
「うっ………わかったよ」
あ!そうだ、もし時間じゃなくて、私達が宝箱に入ることで仕掛けが動くならサーティアさん達に気づいてくれるように紙に書いておこう。ってみんなもう入り始めてる!!私も急がないと!
私は急いで紙に書いてみんなの後を追う。
「っん……しょっ………うぅ」
「ルーナちゃん何やってるんですか?」
やっぱり入らなかったんだね。ちょうどお胸のところで突っかかってる。
「中は思ったよりあるんだけど、入口が狭くて………リィア〜助けて〜」
じたばたしてるルーナちゃんもかわいいけどそろそろいかないとオーロラさんとイーナさんとはぐれてしまう。
「じゃあ押しますからね」
「ひゃぁん!どこさわって!」
「引っかかってるところに触るのは仕方ないじゃないですか!ほら!」
「んっ……あっ……やめっあぁ!!」
よし!なんとか押し込めたみたいだ。
私も後を追って穴に飛び込む。…………何もどこも引っかかることなくスムーズに入れた。
「わああああぁぁぁぁぁあ」
トンネル式の滑り台を滑り落ちるように落ちていく。下が針とかじゃないことを祈りたいね。
長い間滑り落ちてやっと出口に出る。
「わぁっと!危ない」
落ちてきた私をオーロラさんがキャッチしてくれる。
「とりあえず全員無事だね」
「結構怖かったです」
「あたしは楽しかったよ!またやりたい!とは思わないけど………」
私ももう一度やるとはならないね。
おろしてもらって、周りを見渡す。うん、普通の洞窟で何もわからない。滑り落ちたってことは少なくとも宝箱のあったところから下の階層ということ。
「ど、どうしましょうか?他のみんなとはぐれちゃいましたし」
「一番いいのは他の冒険者に会うことだけど、最悪いないからねぇ」
「まぁこっちにはリィアがいるからある程度のことなら大丈夫だよ、ね!リィア」
「信頼してくれるのは嬉しいですけど、あまり長引くと食料が持たなくなっちゃうので出来れば急いで上の階層に進んでいきたいですね」
極力みんな離れないようにして慎重に進む。さっきみたいなトラップがあると怖いからね。
「魔物です!」
「あんまり戦いたくないんだけどな」
「出会っちゃったものは仕方ないよ、いくよ!」
「あ、足でまといにだけはならないようにします!」
「正面なので私とオーロラさんは前へ、イーナさんとルーナちゃんは援護をお願いします」
私の指示にみんながうなづいてくれる。
現れた魔物はさっきまでいた階層の魔物と比べて確実に強くなっている。けど危なくなるほどの強さはないみたいだ。
「ふぅ……なんとかなりましたね」
「まだボク達でも余裕があるってことはそんなに落ちてないのかな?」
「ほとんどリィアさんとルーナさんのおかげですよ」
「そんなことないよ。イーナだって頑張ってたじゃん!」
「ルーナさん……ありがとうございます」
上り階段を探してダンジョン内を探索する。地図がないとこうも大変なんだね。地形把握も難しいから持ってる地図と見比べても何階層なのかがわからない。
「せっかくだから宝箱とかないのかな?」
「あんなことがあったのによくそう思えますね」
「それはそうだけど………イーナは欲しくない?」
「そんなことはないですけど………」
「オーロラさんの言う通りですよ!せっかくの宝箱がトラップだったなんて!!許せません!絶対他にも見つけましょう!」
「リィアはやる気なんだ。でもあたしにあんまり心配かけさせないでね」
「大丈夫です!落ちる時はルーナちゃんも一緒ですから」
「そもそも落ちちゃダメなんだけど」
宝箱の話をしてたからなのか、また宝箱を発見した。
「あ!あれ!見て!」
「宝箱です!」
「ちょっと待ってみんな、さっきのこともあるし慎重にね?」
「そうですよ、落ち着いてトラップかどうかを確認しましょう」
私とオーロラさんとは違い、ルーナちゃんとイーナさんは慎重派みたい。何があっても私は基本なんともないから心の余裕があるのかもしれない。
周りに怪しいものがないか、発動条件がわからないから一歩一歩宝箱に近づく。
「だ、大丈夫みたいですね」
「さすがにそんなトラップばっかりじゃないでしょ」
「さっそく開けてみてもいいですか?」
「ちょっと待ってリィア!」
手で開けようとしたらルーナちゃんに止められた。
「この際だからもっと慎重にね!トラップと言ってもさっきみたいなのだけじゃないと思うの。例えば宝箱自体が魔物とか」
ミミックってこと?
「ダンジョンにしかいない魔物ですね。私聞いたことあります」
私ではなく、イーナさんが答えてくれる。
ミミックってダンジョンにしかいないんだね。
「わかりました。じゃあ剣で開けますよ。んっしょ、ってやっぱり難しい」
剣で開けようにも上手くいかない。いっその事宝箱事切ればいいのでは??
ミミックならばそのまま倒せるし、さっきみたいに開けると発動するトラップなら多分発動しなくなるんじゃないかな?
「みなさんちょっとさがっててください」
中身ごと真っ二つにしないようにちゃんと端の方を狙って切る。
「えぇい!!」
ガタッ!
剣を振り下ろすと宝箱が動いて攻撃を避ける。
「それ、もしかして」
ぐぎゃぁ!
「ミミックだったんですか!?」
驚いたもののすぐに剣を構えなおしてミミックの攻撃を防ぐ
「まさか本当だとはね」
「ちぇ〜、残念」
「呑気なこと言ってないで手伝いましょうよ」
「ライトニングソード!!」
あ、簡単に倒せた。ゲームだとミミックって結構強かったり即死魔法してきたりするんだけどなぁ。
「あれ?もう終わっちゃったんですか?」
「イーナ、これに慣れちゃダメだけど……今は頼りにしようね」
「ま、リィアなら当然だよね」
お!ミミックを倒したら何か出てきた!もしかしてドロップ品ってやつ?なぁーんだハズレじゃないんだね。倒したらちゃんとお宝が出てくる親切設計。まぁ確率かもしれないんだけど。
「なんかそれっぽいペンダントですね」
装備品?なのかな?深い青色のペンダントが手に入った。
大人っぽい感じだし、青色だからロミス様に似合うかも。
「わぁ!いいなぁ」
オーロラさんがペンダントに目を奪われている。
「はい!どうぞ付けてみてもいいですよ」
「いいの?」
オーロラさんは見た目はボーイッシュだけど結構女の子らしいところもある。ギャップがあってかわいい。
「すごい!これだけで大人びてみえる」
「えへへ〜似合ってるかな?」
「かわいいです!」
「似合ってますよ。エマちゃんとアネラちゃんにも見せてあげたいです」
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