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コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!

soltier

お宝探し

あのまま4階層を抜けて5階層へ進み、6階層への階段の前で今日の探索を終えることにした。

サ「最短で行っても5階層、、無理して6階層くらいなのね」

ク「普通がどのくらいの速さかは分からないのだが、少なくとも地図がなかったらもう少しかかってたのだ」

ア「それでも速いと思うんやけど。そもそもあんなに苦戦なし、ストレスなしの探索はなかなか出来ないで!」

確かに………新人の3人は私たちより前にダンジョン探索に行ってた。それで私達が追いついたんだから、、結構速いんだね。

ル「そう、かな?」

エ「ルーナは慣れてるだけ、私たちからしたら普通じゃないからね?ちょっと嫉妬しちゃうくらいにはすごいのよ」

ル「あ、ありがとう、後、なんかごめんね」


蝶の舞のみんなと仲がいいからこうして冗談ですましてくれてるけど、全く知らない冒険者からしたら私たちの力は妬ましく思われちゃうのかな?

イ「それで?やっぱりお宝探しするんですか?」

オ「6階層ならあんまり人いなさそうじゃない?新人じゃこれないしもっと上のランクの冒険者なら通り過ぎるんじゃないかな?」

リ「それならいいですね!まだ見つけたお宝は1個だけなのでもっとみつけたいです!」

どんなのがあるんだろう?って言ってもまだダンジョン全体から考えたら上層の方だと思うからそんなに期待は出来ないか……


次の日、朝ご飯を食べてから早速6階層に降りて探索を始める。今回からはきっちり探索する。

サ「なによこれ、地図が雑じゃない?」

これまでの地図と比べると6階層、、見てみたらそれ以降の地図も雑になっている。

ク「ギルドがきっちり調査してると思ったのだが、、そうでもないのだな」

来る人が少ないと需要もないし調べるのも大変だしでどんどん地図が雑になってしまうのだろう。

(リィアちゃん!私が案内しようか?力を使えばこのダンジョンの全貌を調べられるよ?)

いや、さすがにそれは………

(ありがたいですけど、やめておきます。こういうずるはよくないので!)

(そっかぁ………)

ロミス様の気持ちはとても嬉しいんだけどいつもやることがぶっとんでるんだよね。
私からなにかお願いした方がいいのかな??でも今とっても幸せだからなぁ………強いて言うならみんなとずっと一緒にいたいかなぁってこととやっぱり元の世界の生活も楽しかったからまたゲームしたいね。

(ふむふむなるほど!考えてみるね!)

(ちょっ!?ロミス様!?私の心は読まないはずじゃなかったですか?)

(せっかくの願い事を聞き逃す神様はいないからね!)

ロミス様が言うと冗談に聞こえない。もしかして本当に……

ル「…………リィア?リィア?どうしたの?」

リ「ふぇ!?あ、えっと、なんですか?」

ル「ずっと心ここに在らずだったよ?なにか考え事?」

みんなと一緒の時にロミス様とお話すると怪しまれちゃうね。かと言って無視も出来ないし。
こういう時は………

リ「えへへ、ルーナちゃんのこと考えてました」

ル「な、何言ってるのもう。まったくリィアは」

照れてるのかわいい。

ア「見せつけてくれるやん。ええなぁ」

ク「我らにとってはいつも通りのことなのだ」

サ「イチャイチャするのもその辺にしときなさいよ?ここはダンジョンなんだから」

うっ、怒られてしまった。

ル「い、イチャイチャなんかしてないよ!」

リ「すみません、ルーナちゃんがかわいくてつい」


気を取り直して、探索を続ける。

サ「あっ!!!あったわよ!宝箱」

一番目のいいサーティアさんが見つける。

リ「ほんとだ!なんだかワクワクしますね!」

ク「我が開けたいところだが、今回は見つけたサーティアにゆずるのだ」

なにかななにかな?あ、そういえばミミックとかっているのかな?まぁその時は探知魔法でわかるでしょ。多分

サ「えい!なにこれ、瓶?」

ル「ポーションとか?」

リ「何かわからないと使うのも怖いですね」

瓶の中には液体が入ってるからおそらくは何かのポーションとか薬とかなのだろう。

ク「ちょっと貸してみるのだ。うーむ、色と匂いは変な感じはしないのだ」

クロエさんは一滴垂らしてそれを口に含む。

サ「クロエ!?平気なの?」

私はなにかあったときのために魔法は準備しておく。

ク「うむ!これはマナポーションなのだ」

リ「よくわかりましたね」

ク「ポーションについては師匠のおかげで詳しいのだ」

そっか、クロエさんって魔道具屋さんをしてたルーミーさんの弟子だったね。魔王の娘ってのが衝撃的すぎて忘れてた。

ル「一応お宝?は見つけたね。って言ってもそんなに高いものでもないけど」

お宝開ける時のガチャガチャをまわすようなワクワク感は忘れられない。前世のゲームではよくあったシステムだからね。課金して回したり、課金しなくてもできるやつもあった。爆死もしたし、一発で欲しいのが来たりと、人を沼に突き落とす悪魔のシステムだ。確率な分当てた時の快感も大きい。

今思えばこの世界に来る前の運営からのプレゼントもガチャっぽかったけどあれはロミス様が意図的にそうなるようにしてたよね。当時は結構嬉しかったけど、、なんか複雑な気分。
ガチャの快感を少し思い出してもっとやりたいと思った。1ゲーマーとしてガチャ機能は飽きるまでしたよね!

リ「さぁ!次の宝箱ガチャに行きましょう!」

ル「ガチャ?」

ク「うむ!魔石やらポーションやらのしけたものではなくもっとお宝っぽいのが欲しいのだ」

リ「ダメですよクロエさん、物欲センサーさんに引っかかっちゃうのでそういう時はできるだけ無心でいるのがいいのです」

ク「物欲センサー?なんなのだ?」

リ「う〜ん、欲しい欲しいと思えば逆に欲しいものが手に入らなくする悪魔みたいなものです」

そういえばこの世界って悪魔いるのかな?クロエさんは見た目こそ悪魔っぽいけど半分人半分魔族だからね。あっでも悪魔の反対の天使は私やルーナちゃんがいるんだし、悪魔もいるのかな?

(悪魔もいるはずだよ、私たち神が作ったのが天使で、悪魔はその天使が違反を起こして堕ちたもの。ほとんどは力を失うからリィアちゃんが思うような悪魔はいないかもね)

あ、そうなんだ。っていうかロミス様また私の心を読んで………

(まぁまぁ聞いちゃダメそうなのは聞いてないから、安心して)

聞かれてるかもしれないと思うだけで不安になるのですが………まぁそこはロミス様を信じることにしよう。別に聞かれて困ることもないだろうし。

ク「聞いたことない悪魔なのだ。ふむ、姿を見せたら我が倒すのだ」

リ「物欲センサーさんはてごわいですよ」

ク「リィアが手ごわいというならば相当なのだろうな」

サ「2人して真剣なところ悪いけど魔物よ」

ル「ほら、いもしない敵よりまずは目の前の敵でしょ」

物欲センサーさんはある意味手ごわいけど、神様に好かれてる私なら余裕なのでは?なんなら天使だし!なんだかいけそうな気がします!

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