コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
久しぶりの登場なのだ!
クロエ視点
わたしは………どうして………
「ん、うぅ」
「お目覚めですか?」
メイドエルフが心配そうにこちらを見てくる。
そうだった、わたしは病気になってて、身体がだるいし、頭が痛い。わたしはやっぱりもう長くないのかな。
「みんなは?」
リィア、ルーナ、サーティアはどこに行っちゃったんだろう?
「皆様は薬を作りに出かけてます。魔王様もさっきまで来てくださったんですよ」
そういえば夢でお母さんがわたしを絶対助けるって励ましてくれた気がする。
何も出来ないって辛いんだなぁ、考え事も頭がズキズキして全然出来ない。かろうじて水やご飯は食べられるくらいだ。
「魔病」
お母さんからその名前は聞いたことがある。お母さんのお父さん、つまりわたしのおじいちゃんにあたる先代魔王がその病気に伏し、亡くなってしまった。魔族にかかる病気で、滅多に見ることはない。でも患ってしまってはほとんど治す方法はない。
そんな病気にわたしは………
「せっかくみんなと一緒に冒険できると思ったんだけどなぁ。せっかくお母さんとも会えたのに、、もう終わりなんてやだよぉ」
情緒も不安定になって涙が溢れる。一人だと余計にダメになっちゃう。
みんな早く帰ってきてくれないかな?
その日は結局誰も帰って来てくれなかった。
次の日、ルーナとサーティアが帰ってきてくれた。
「クロエ、調子はどう?」
「少し慣れてきたのだ」
本当は全然辛いけど仲間にはどうしても強がってしまう。
「そう、辛かったら言うのよ?私とルーナがついてるから」
「リィアはどうしたのだ?」
「今ね、リィアは薬を作ってくれる魔女子ところにいるの。魔王も一緒にね。でも作るのに結構時間がかかるみたいでクロエが心配だからあたしとサーティアだけ先に戻ってきたの」
薬、それこそ伝説のエリクサーくらいしか効かないっていうのに。
「我はもうダメなのだ………せめてみんなと一緒に最期までいたい」
ついつい弱気になってしまう。
「そんなことないわよ、絶対大丈夫だから」
そう言ってサーティアが抱きしめてくれる。
「怖いのだ、別れるのが怖い。一人は嫌なのだ」
「ねぇクロエ、クロエがこれからしたいことって何?」
「みんなと、みんなと冒険したいのだ。もっと色んなところに行きたいし、一緒にバカなことしたいのだ」
ぽつりぽつりとこれからしたいことを言っていく。
わたし、まだまだこんなにもみんなと一緒にいたいんだ。
「リィアにも聞かせてあげたいよ。クロエが言ったことは絶対できるから、もう少し我慢してて。リィアが戻ってくるまであたし達が一緒にいるから」
「うん」
それからリィアが帰ってくるまでの一週間ルーナとサーティアが付きっきりで看病してくれた。
リィア視点
ついにエリクサーが完成した。
「クララよ、本当にありがとうなのじゃ!このお礼は必ずするのじゃ〜!」
「私からも言わせてください!ありがとうございました」
これがあればクロエさんの病気が治せる!
結構素材があったのにエリクサーの量は小瓶1つ分しかないんだね。
「では早速クロエの元に向かうのじゃ!」
「ば、ばいばーい」
なんだかんだでクララさんと仲良くなることができた。話してみたらすんなり仲良くなれるタイプみたいだね。コミュ障でも別に会話が出来ない訳じゃない。これは私だけのことじゃないみたいたね。
キャリーさんに乗ってヴァレン共和国まで戻ってくる。ドラゴンに乗るのも慣れたものだ。
そういえばエミリーさんもドラゴンだったよね?
「エミリーさんは変身して飛ばないんですか?」
「わざわざ服を着替えるのが面倒なのじゃ、それにわらわの本当の姿を見たら恐ろしくて気絶してしまうぞ?」
アンデットドラゴンっていうからめっちゃかっこいいんだろうなぁとは思うけど、怖い系なのかな?
「いつかは見てみたいです」
「ぬぅ本当にお主は恐れ知らずなのじゃな」
「クロエさんもいつかはドラゴンの姿になれるんでしょうか?」
「それはわらわにもわからぬ。片鱗は見えてるのじゃが」
翼とかしっぽとか角とか部分的なのは見えるんだけどね。ドラゴンって言うより悪魔みたいになってる。
この一週間でエミリーさんとも仲良くなれた気がする。まぁ友達のお母さんって感覚なんだけどね。
そして、ついにヴァレンにたどり着く。
「リィア!魔王!」
「やっとできたのね。おかえりなさい」
「ただいまです!」
「うむ!クロエは大丈夫なのかの?」
「お母さん……?」
「そうじゃ、わらわじゃよクロエ、今楽にしてやるのじゃ」
エミリーさんはエリクサーを取り出してクロエさんに飲ませる。
「にっっがいいい!!!???み、水!水!」
良薬は口に苦しって言うけどここまでとは………ルーナちゃんが急いで水をよういする。
「え!?あ、はい、お水」
「クロエ大丈夫なのじゃ!?」
「だ、大丈夫だけど、すっごい苦かったよ、、ってあれ?身体が軽い」
手をおでこに当てて熱を計ってみる。熱もひいてるみたいだね。
「治ったってことなのかの?」
「そうみたいね」
「もちろんまだ安静にしなくちゃダメだからね?」
「今すぐにでも駆け回れるのだ!!」
なんか病気になるより元気になってない!?
「おお!そうかそうか!よかったのじゃ、本当に、よかったのじゃ」
「うん、ありがとう、ありがとうお母さん。大好き」
「わらわもじゃお主らの旅について行きたいくらいじゃ。クロエのためならなんでもするからのまた何かあればすぐにでも頼るのじゃぞ」
「うん、たまに魔王城に戻るようにする」
最初はびっくりしたけどなんとかクロエさんを救うことが出来たね。
わたしは………どうして………
「ん、うぅ」
「お目覚めですか?」
メイドエルフが心配そうにこちらを見てくる。
そうだった、わたしは病気になってて、身体がだるいし、頭が痛い。わたしはやっぱりもう長くないのかな。
「みんなは?」
リィア、ルーナ、サーティアはどこに行っちゃったんだろう?
「皆様は薬を作りに出かけてます。魔王様もさっきまで来てくださったんですよ」
そういえば夢でお母さんがわたしを絶対助けるって励ましてくれた気がする。
何も出来ないって辛いんだなぁ、考え事も頭がズキズキして全然出来ない。かろうじて水やご飯は食べられるくらいだ。
「魔病」
お母さんからその名前は聞いたことがある。お母さんのお父さん、つまりわたしのおじいちゃんにあたる先代魔王がその病気に伏し、亡くなってしまった。魔族にかかる病気で、滅多に見ることはない。でも患ってしまってはほとんど治す方法はない。
そんな病気にわたしは………
「せっかくみんなと一緒に冒険できると思ったんだけどなぁ。せっかくお母さんとも会えたのに、、もう終わりなんてやだよぉ」
情緒も不安定になって涙が溢れる。一人だと余計にダメになっちゃう。
みんな早く帰ってきてくれないかな?
その日は結局誰も帰って来てくれなかった。
次の日、ルーナとサーティアが帰ってきてくれた。
「クロエ、調子はどう?」
「少し慣れてきたのだ」
本当は全然辛いけど仲間にはどうしても強がってしまう。
「そう、辛かったら言うのよ?私とルーナがついてるから」
「リィアはどうしたのだ?」
「今ね、リィアは薬を作ってくれる魔女子ところにいるの。魔王も一緒にね。でも作るのに結構時間がかかるみたいでクロエが心配だからあたしとサーティアだけ先に戻ってきたの」
薬、それこそ伝説のエリクサーくらいしか効かないっていうのに。
「我はもうダメなのだ………せめてみんなと一緒に最期までいたい」
ついつい弱気になってしまう。
「そんなことないわよ、絶対大丈夫だから」
そう言ってサーティアが抱きしめてくれる。
「怖いのだ、別れるのが怖い。一人は嫌なのだ」
「ねぇクロエ、クロエがこれからしたいことって何?」
「みんなと、みんなと冒険したいのだ。もっと色んなところに行きたいし、一緒にバカなことしたいのだ」
ぽつりぽつりとこれからしたいことを言っていく。
わたし、まだまだこんなにもみんなと一緒にいたいんだ。
「リィアにも聞かせてあげたいよ。クロエが言ったことは絶対できるから、もう少し我慢してて。リィアが戻ってくるまであたし達が一緒にいるから」
「うん」
それからリィアが帰ってくるまでの一週間ルーナとサーティアが付きっきりで看病してくれた。
リィア視点
ついにエリクサーが完成した。
「クララよ、本当にありがとうなのじゃ!このお礼は必ずするのじゃ〜!」
「私からも言わせてください!ありがとうございました」
これがあればクロエさんの病気が治せる!
結構素材があったのにエリクサーの量は小瓶1つ分しかないんだね。
「では早速クロエの元に向かうのじゃ!」
「ば、ばいばーい」
なんだかんだでクララさんと仲良くなることができた。話してみたらすんなり仲良くなれるタイプみたいだね。コミュ障でも別に会話が出来ない訳じゃない。これは私だけのことじゃないみたいたね。
キャリーさんに乗ってヴァレン共和国まで戻ってくる。ドラゴンに乗るのも慣れたものだ。
そういえばエミリーさんもドラゴンだったよね?
「エミリーさんは変身して飛ばないんですか?」
「わざわざ服を着替えるのが面倒なのじゃ、それにわらわの本当の姿を見たら恐ろしくて気絶してしまうぞ?」
アンデットドラゴンっていうからめっちゃかっこいいんだろうなぁとは思うけど、怖い系なのかな?
「いつかは見てみたいです」
「ぬぅ本当にお主は恐れ知らずなのじゃな」
「クロエさんもいつかはドラゴンの姿になれるんでしょうか?」
「それはわらわにもわからぬ。片鱗は見えてるのじゃが」
翼とかしっぽとか角とか部分的なのは見えるんだけどね。ドラゴンって言うより悪魔みたいになってる。
この一週間でエミリーさんとも仲良くなれた気がする。まぁ友達のお母さんって感覚なんだけどね。
そして、ついにヴァレンにたどり着く。
「リィア!魔王!」
「やっとできたのね。おかえりなさい」
「ただいまです!」
「うむ!クロエは大丈夫なのかの?」
「お母さん……?」
「そうじゃ、わらわじゃよクロエ、今楽にしてやるのじゃ」
エミリーさんはエリクサーを取り出してクロエさんに飲ませる。
「にっっがいいい!!!???み、水!水!」
良薬は口に苦しって言うけどここまでとは………ルーナちゃんが急いで水をよういする。
「え!?あ、はい、お水」
「クロエ大丈夫なのじゃ!?」
「だ、大丈夫だけど、すっごい苦かったよ、、ってあれ?身体が軽い」
手をおでこに当てて熱を計ってみる。熱もひいてるみたいだね。
「治ったってことなのかの?」
「そうみたいね」
「もちろんまだ安静にしなくちゃダメだからね?」
「今すぐにでも駆け回れるのだ!!」
なんか病気になるより元気になってない!?
「おお!そうかそうか!よかったのじゃ、本当に、よかったのじゃ」
「うん、ありがとう、ありがとうお母さん。大好き」
「わらわもじゃお主らの旅について行きたいくらいじゃ。クロエのためならなんでもするからのまた何かあればすぐにでも頼るのじゃぞ」
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