コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
エリクサーができるまで……
外が真っ暗になった時にクララさんは研究室から出てきた。
夕飯の用意もしてくれたから後で何か料理を振舞ってお礼しなきゃね。
「すごいいい素材でした!よく集められましたね!保存状態もとてもよかった、あ、えと、その」
「出来そうなのか?完成は早ければいいのじゃが、ちゃんとしたものがいいのじゃ」
「そ、そのことなんですけど、、エリクサーは素材を混ぜ合わせればできるものじゃないんです。合わせるタイミングや順番、も大事で………あと一週間はかかると思います」
一週間!?
「それじゃあクロエさんは!!?」
「心配するでない、魔病はすぐに死ぬ病ではないのじゃ、1年も患って入ればもう手遅れじゃがひと月くらいならまだ初期の段階じゃ」
「それなら、いいんだけどその間のクロエが心配だわ」
今すぐクロエさんのところに行って励ましに行きたい。けどエリクサーが完成するのを見届けたい。
「ふむ、それならキャリーが戻ってきたら先にヴァレンに送ってもらうといいのじゃ」
「あたしは戻るね、リィアとサーティアはどうする?」
「私も戻るわ」
「私は………残ります。ここの人達にお礼がしたいので」
この御屋敷には魔女クララさんの他に5人住んでる。偶然かどうかはわかんないけど全員女の人だ。でも種族はバラバラだ
全員が集まったところでみんなで夜ご飯を食べる。森で採った具材で作ったシチューみたいな料理だね。
「ん〜!美味しいです」
「素朴な味なのじゃ」
「あ、私はいらないからね光合成、、光と水さえあればいいから」
セーハさんはほとんど植物みたいなものなんだね。光合成だけすればいいって楽そう。寝ながら食事ができるし。あ、でも美味しい料理とかは食べられないのかな?それはちょっと寂しいね。
「なんだか悪いわね急におしかけちゃったのに」
「ほんとに優しい、ご飯も美味しいし」
「困ってたら助けるけど、あまりに頼ってくる人が多いとこっちが困っちゃうから広めないで欲しい」
「そのあたりはわらわが管理するのじゃ、エリクサーの複数生産はさすがに素材採取が難しすぎるからできないと思うのじゃが………必要な素材が欲しいならいつでも用意するのじゃ」
「いいの?じゃなかった、いいんですか?」
「よいよい!わらわの大切な娘を救ってくれるならわらわはいつでも協力するのじゃ」
「そういえばクララは子孫を残さないの?」
魔法と薬剤に関しての天才の子供ならさぞかしすごい子供ができるんだろね、、クロエさんなんかは勇者と魔王だからすっごいし。ってそういうのはちょっとデリカシーがないんじゃないの?セーハさんはちょっとおばさんくさいところがあるよね、、
「ふぇ!?いや、えっと、、そのつもりはないです」
ほら、クララさんも戸惑ってるし
「ふーん、ま、でももしもの時に役に立つからこれは持っておきなよ」
そう言ってセーハさんはクララさんに小瓶を渡す。
「これは………?」
「私の花粉だけど」
「なかなか手に入らないものですけど、そんなに嬉しくもないですよ」
クララさんは効果を知ってるみたいだね………私も使ってみたいとは思わないよ。
「まぁまぁ、別にクララが使わなくてもいいんだよ。他の子達だって、ね?」
他種族同士の子供は産まれない、そんな常識をくつがえす薬。これがあれば私やルーナちゃんみたいな天使でも子供ができるってことなのかな……ちょっと考えたら恥ずかしくなったからやめよう。
次の日、キャリーさんが戻ってきた。
「………ということでまだエリクサーができるまでには時間がかかるのじゃ。その間クロエが心配での、ルーナとサーティアをヴァレンまで送って欲しいのじゃ」
「わかりました!」
毎回思うけど、ドラゴンに乗るってすごいことだよね、、地龍から逃げた時は必死だったからあんまり覚えてないけど圧倒的な迫力だし。
キャリーさんは人化しても迫力がある。
「ルーナちゃん、サーティアさんクロエさんのことは頼みましたよ」
「わかった。向こうで待ってるから」
「私もいるから安心なさい」
「うむ!我が娘を頼んだのじゃ」
私は2人を見送った。きっと2人がいればクロエさんを安心させてくれると思う。
「なぁ、リィアよ。ちょっといいかの?」
エミリーさんが話しかけてくる。
「どうしたんですか?改まって」
「一度お主とはゆっくり話したかったのじゃ」
なんだろう?クロエさんのことかな?
「あ、えっと、クロエさんは急に倒れちゃって私たちも全然気づいてなくて……」
「クロエのことではないのじゃ、まぁそれも気になるのじゃが、今はお主、リィアのことが聞きたいのじゃ。お主は何者なのじゃ?」
「何者って言われても、私は普通の冒険者ですよ」
最近はエミリーさんの依頼を受けてて実感がそんなにないけど
「普通………普通なら四天王相手を圧倒したり、わらわに対してあんな殺気を飛ばせないのじゃ。そんなことできる者はそうそうおらん」
「あはは、それもそうですよね」
「もしやお主勇者と聖女の子供?にしては似てなさすぎるのじゃ」
「たまたま剣と魔法の才能があっただけですよ、私の親は普通ですし」
本当は神様だけど。
「お主の力だけで国が動きそうじゃな」
そんな大袈裟な。
「聖女並かそれ以上の光属性、小さい身体なのに無尽蔵な力と速さ、、わらわが言うのもなんじゃが化け物じゃ」
考えてみれば………まぁ、確かにって納得しちゃダメ!私は普通の女の子なの!
「仲間が危ない時は本気出しますけど普段はあんなふうにはなりませんよ至って平凡普通の女の子ですから」
「そのセリフ自体普通の女の子なら言わないと思うのじゃ」
ぐぬぬぬこの魔王鋭い。
「まぁ、力が普通じゃなくても普通の生活を送ることにしてますから」
仲間とワイワイしながら色んなところを巡りたいな。
「ふふ、なんじゃその考え、お主がいれば娘も安心じゃな。よろしく頼むのじゃ!あ!クロエに男が出来た時には必ず!必ずわらわに言うのじゃぞ?わらわ直々に見定めねばならぬからの」
そういう時のことはまだ考えてなかったけど、みんなで話し合って決めようと思う。クロエさんは結婚とか難しそうだね。
魔王とは仲間とあったこと、特にクロエさんについての話で盛り上がった。
「気になってたんですけど、エミリーさんってどんな種族なんですか?」
どうもクロエさんは悪魔みたいな見た目してるけどなんか悪魔っぽくはないんだよね。
「わらわか?わらわは先代魔王、邪龍とアンデットクイーンとの間の子供での、アンデットドラゴンなのじゃ」
アンデットドラゴン!?色々ツッコミどころ満載な種族だね。そもそもアンデットって子供産めるの?
「クロエはわらわと勇者の子供じゃから半分は人間じゃな。わらわのように完全に龍の姿になることはまだ出来ぬようじゃ」
いつかはできるのかな?なんかすごいね………主人公って感じするよ。
途中でセーハさんも加わって三人でおしゃべりする。なんだかんだこの人たちとのおしゃべりは緊張しない。なんか気兼ねないって言うか、安心?できるんだよね。
その日のご飯は私の料理を振る舞うことにした。御屋敷の人も手伝ってくれたからなかなかいい感じだ。
「食べたことない料理だけど美味しいです」
よかった。クララさんの口にも合ったみたい
「うむ!美味いのじゃ!」
「懐かしい味ね〜」
って!セーハさん普通に料理も食べれるの!?
「ん?なに?別に食事は光合成だけじゃないんだよ?普通にご飯も食べれるんだから、効率はよくないからほとんど嗜好品だけどね」
そうして1週間後、ついにエリクサーが完成した。
夕飯の用意もしてくれたから後で何か料理を振舞ってお礼しなきゃね。
「すごいいい素材でした!よく集められましたね!保存状態もとてもよかった、あ、えと、その」
「出来そうなのか?完成は早ければいいのじゃが、ちゃんとしたものがいいのじゃ」
「そ、そのことなんですけど、、エリクサーは素材を混ぜ合わせればできるものじゃないんです。合わせるタイミングや順番、も大事で………あと一週間はかかると思います」
一週間!?
「それじゃあクロエさんは!!?」
「心配するでない、魔病はすぐに死ぬ病ではないのじゃ、1年も患って入ればもう手遅れじゃがひと月くらいならまだ初期の段階じゃ」
「それなら、いいんだけどその間のクロエが心配だわ」
今すぐクロエさんのところに行って励ましに行きたい。けどエリクサーが完成するのを見届けたい。
「ふむ、それならキャリーが戻ってきたら先にヴァレンに送ってもらうといいのじゃ」
「あたしは戻るね、リィアとサーティアはどうする?」
「私も戻るわ」
「私は………残ります。ここの人達にお礼がしたいので」
この御屋敷には魔女クララさんの他に5人住んでる。偶然かどうかはわかんないけど全員女の人だ。でも種族はバラバラだ
全員が集まったところでみんなで夜ご飯を食べる。森で採った具材で作ったシチューみたいな料理だね。
「ん〜!美味しいです」
「素朴な味なのじゃ」
「あ、私はいらないからね光合成、、光と水さえあればいいから」
セーハさんはほとんど植物みたいなものなんだね。光合成だけすればいいって楽そう。寝ながら食事ができるし。あ、でも美味しい料理とかは食べられないのかな?それはちょっと寂しいね。
「なんだか悪いわね急におしかけちゃったのに」
「ほんとに優しい、ご飯も美味しいし」
「困ってたら助けるけど、あまりに頼ってくる人が多いとこっちが困っちゃうから広めないで欲しい」
「そのあたりはわらわが管理するのじゃ、エリクサーの複数生産はさすがに素材採取が難しすぎるからできないと思うのじゃが………必要な素材が欲しいならいつでも用意するのじゃ」
「いいの?じゃなかった、いいんですか?」
「よいよい!わらわの大切な娘を救ってくれるならわらわはいつでも協力するのじゃ」
「そういえばクララは子孫を残さないの?」
魔法と薬剤に関しての天才の子供ならさぞかしすごい子供ができるんだろね、、クロエさんなんかは勇者と魔王だからすっごいし。ってそういうのはちょっとデリカシーがないんじゃないの?セーハさんはちょっとおばさんくさいところがあるよね、、
「ふぇ!?いや、えっと、、そのつもりはないです」
ほら、クララさんも戸惑ってるし
「ふーん、ま、でももしもの時に役に立つからこれは持っておきなよ」
そう言ってセーハさんはクララさんに小瓶を渡す。
「これは………?」
「私の花粉だけど」
「なかなか手に入らないものですけど、そんなに嬉しくもないですよ」
クララさんは効果を知ってるみたいだね………私も使ってみたいとは思わないよ。
「まぁまぁ、別にクララが使わなくてもいいんだよ。他の子達だって、ね?」
他種族同士の子供は産まれない、そんな常識をくつがえす薬。これがあれば私やルーナちゃんみたいな天使でも子供ができるってことなのかな……ちょっと考えたら恥ずかしくなったからやめよう。
次の日、キャリーさんが戻ってきた。
「………ということでまだエリクサーができるまでには時間がかかるのじゃ。その間クロエが心配での、ルーナとサーティアをヴァレンまで送って欲しいのじゃ」
「わかりました!」
毎回思うけど、ドラゴンに乗るってすごいことだよね、、地龍から逃げた時は必死だったからあんまり覚えてないけど圧倒的な迫力だし。
キャリーさんは人化しても迫力がある。
「ルーナちゃん、サーティアさんクロエさんのことは頼みましたよ」
「わかった。向こうで待ってるから」
「私もいるから安心なさい」
「うむ!我が娘を頼んだのじゃ」
私は2人を見送った。きっと2人がいればクロエさんを安心させてくれると思う。
「なぁ、リィアよ。ちょっといいかの?」
エミリーさんが話しかけてくる。
「どうしたんですか?改まって」
「一度お主とはゆっくり話したかったのじゃ」
なんだろう?クロエさんのことかな?
「あ、えっと、クロエさんは急に倒れちゃって私たちも全然気づいてなくて……」
「クロエのことではないのじゃ、まぁそれも気になるのじゃが、今はお主、リィアのことが聞きたいのじゃ。お主は何者なのじゃ?」
「何者って言われても、私は普通の冒険者ですよ」
最近はエミリーさんの依頼を受けてて実感がそんなにないけど
「普通………普通なら四天王相手を圧倒したり、わらわに対してあんな殺気を飛ばせないのじゃ。そんなことできる者はそうそうおらん」
「あはは、それもそうですよね」
「もしやお主勇者と聖女の子供?にしては似てなさすぎるのじゃ」
「たまたま剣と魔法の才能があっただけですよ、私の親は普通ですし」
本当は神様だけど。
「お主の力だけで国が動きそうじゃな」
そんな大袈裟な。
「聖女並かそれ以上の光属性、小さい身体なのに無尽蔵な力と速さ、、わらわが言うのもなんじゃが化け物じゃ」
考えてみれば………まぁ、確かにって納得しちゃダメ!私は普通の女の子なの!
「仲間が危ない時は本気出しますけど普段はあんなふうにはなりませんよ至って平凡普通の女の子ですから」
「そのセリフ自体普通の女の子なら言わないと思うのじゃ」
ぐぬぬぬこの魔王鋭い。
「まぁ、力が普通じゃなくても普通の生活を送ることにしてますから」
仲間とワイワイしながら色んなところを巡りたいな。
「ふふ、なんじゃその考え、お主がいれば娘も安心じゃな。よろしく頼むのじゃ!あ!クロエに男が出来た時には必ず!必ずわらわに言うのじゃぞ?わらわ直々に見定めねばならぬからの」
そういう時のことはまだ考えてなかったけど、みんなで話し合って決めようと思う。クロエさんは結婚とか難しそうだね。
魔王とは仲間とあったこと、特にクロエさんについての話で盛り上がった。
「気になってたんですけど、エミリーさんってどんな種族なんですか?」
どうもクロエさんは悪魔みたいな見た目してるけどなんか悪魔っぽくはないんだよね。
「わらわか?わらわは先代魔王、邪龍とアンデットクイーンとの間の子供での、アンデットドラゴンなのじゃ」
アンデットドラゴン!?色々ツッコミどころ満載な種族だね。そもそもアンデットって子供産めるの?
「クロエはわらわと勇者の子供じゃから半分は人間じゃな。わらわのように完全に龍の姿になることはまだ出来ぬようじゃ」
いつかはできるのかな?なんかすごいね………主人公って感じするよ。
途中でセーハさんも加わって三人でおしゃべりする。なんだかんだこの人たちとのおしゃべりは緊張しない。なんか気兼ねないって言うか、安心?できるんだよね。
その日のご飯は私の料理を振る舞うことにした。御屋敷の人も手伝ってくれたからなかなかいい感じだ。
「食べたことない料理だけど美味しいです」
よかった。クララさんの口にも合ったみたい
「うむ!美味いのじゃ!」
「懐かしい味ね〜」
って!セーハさん普通に料理も食べれるの!?
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