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コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!

soltier

いっぱいおしゃべりしましょう

私達はついに、サーティアさんの家まで帰ってくる。

「よかった、見つかったのね」

まず最初にニーティアさんが来てくれる。

「あ!ニーティア、ちょうどいい時にきたのだ。こいつをどうにかして欲しいのだ」

クロエさんは魔族の人を指さす。
あ〜、すっかり態度が小さくなっちゃってる

「はぁ……また問題を起こしたのね」

「に、ニーティア様!?どうしてここに」

「魔王様の勅命でね、しっかり報告は聞かせてもらうわよ」

そう言ってニーティアさんは魔族の人を連れていく。

家から出てきたミーティアちゃんが走って私に抱きついてくる。

「わわっ!?」

「よかった……よかったです」

「えへへ、心配かけちゃってごめんね」

「絶対話してくださいね!」

「もちろん!いっぱいお話しましょう」

そういえば私の身体年齢って心の年齢よりもずっと小さいんだったっけ?さすがにミーティアちゃんよりは大きいけど、まさかこのまま成長しないとかはないよね!!?

(リィアちゃんは成長したいって思うの?)

思います思います!!特に胸とか!確かロミス様すごい大人な身体してましたよね

(もう、デリカシーがないよリィアちゃん。リィアちゃんは私の理想的な身体だからそこは成長しないかなぁ………)

「リィア?どうしたの!?そんな絶望したような顔してるけど!?」

「すっ、すみません、ちょっと疲れが出てたみたいです」

「そうですね、、今日はゆっくり休んでください」

うぅ……こんなことって、こんなことってあんまりだよぉ〜

(えぇ〜!リィアちゃん前の身体の時うっとうしそうにしてたのに)

いやぁ、なくなってからありがたみに気づくというか……確かに前は注目浴びるし重いし邪魔だったけどないとなるとそれはそれでやだ。

(人間ってよくわからないよ)


その日はぐっすり休んで次の日にみんなと話す。
聞くところによると、エルフの人達も私たちのことを探してくれてたみたいで、いくつかの冒険者にも依頼してくれたみたいだ。

「ほんとに何から何までありがとうございました!そしてごめんなさい」

「ごめんなさい!」

私とルーナちゃんは迷惑をかけた人に謝る。ちょっと緊張したけど感謝は大事だから。

「気にしなくていいのよ、何もなくてよかったわ」

「またこうして会えるだけでいいのだ」

「まさか………こんなにしてくれてるとは思ってませんでした」

「当然よ!お父さんも快く協力してくれたわ」

「冒険者たちは魔物退治のついでに探してくれたのだ」

エルフ達には………お礼に魔物退治頑張ろう!冒険者たちには……会ったら料理を振舞おう!

「ねぇリィア!怪我人が出てたらあたし達が治してあげるのはどう?」

「いいですね!そういうお礼もいいかもです」

早速行動したいところだけど今日はミーティアちゃんとお話することになってる。メイドさん達も今日は私達を屋敷の外に出してくれなさそうだ。


そして、この前のお茶会みたいに、みんなでサーティアさんの部屋に集まる。

「それで?何があったのよ」

「えっと、2人とはぐれて、気づいたら魔物も何もない深い森に行っちゃったの」

「そこでフランさんっていう方に出会ったんです!」

私とルーナちゃんは迷いの森、妖精の森であったことを話す。
さすがにロミス様に会ったことや、私たちが天使だっていうことは話してない。このことはルーナちゃんも知らないし、、いつか話さないといけない時が来たら話すことにしよう。
そういえばルーナちゃんは成長してるような気がするんだけど………ロミス様の分身?だけあって色んなところが似てる。

「ど、どうしたの?リィア、そんなあたしの顔ジロジロ見て………」

(ルーナは手抜きなんだけどなぁ、私の身体のそのままを使ってるから何もいじってないんだよね、リィアちゃんにはこれでもかってくらいこだわったんだけど)

「かわいい」

もうほんとにかわいい!!

「ふぇ!?」

あっ、声に出てたみたい

「もう、そういうのは2人の時にしてなさいよ」

「そうなのだ!」

「仲良しさんなんですね〜」

うっ、周りの視線が………

「も、もちろんみんなもかわいいですよ!!」

「はいはい」

「もう聞きなれたのだ」

「ありがとうございます」

聞き流されてしまった。
さすがにわざとらしかったみたい。ミーティアちゃんは素直に喜んでくれた。



「やっぱり妖精の仕業だったのだな」

やっぱりってクロエさんは知ってたんだ

「エルフがよく神隠しにあってたのよ、妖精の仕業のね。不自然にいなくなったからもしかしたらって思ってたわ」

それで知ってたんですね。

「わぁ〜ロマンチックですね〜、妖精さんに会ってみたいです」

「まぁ確かにキラキラしてて綺麗だったけど、あいつらあたし達の魔力吸ってくるんだよね」

「それはうっとうしいのだ」

「そう考えると怖いわね」

羽虫、とまではいかないけどしれっと吸われたりしてたね。

「そ、それでも!1度会ってみたいんです!」

「だからって森の中に入っちゃダメよ?魔物が全部いなくなる訳でもないし、、リィアとルーナだってたまたま迷い込んだんだから」

いや、実はあれロミス様が意図的に……なんて言えない。

「はーい」

「もう迷い込む心配はないのだろう?」

あ〜、これは話しておかないと

「えっと、実は………」

私はいつかまた妖精(ロミス様)に呼ばれて魔力補給をしに行くことを伝える。

「うーん、でもそれって何年後とかの話なのかしら?」

「それに呼ばれてもその頃に我らがこの辺りにいるとは限らないであろう??」

そうですよ!どうするんですか?ロミス様っていうかもうこの世界に降りてるならロミス様がしてくださってもいいんじゃないんですか?

(残念ながらそれは出来ないんだよね、、神の私が直接干渉しようとするとすっごい面倒なことになるから、あ!心配しなくてもリィアちゃん達がよければ一瞬で召喚してあげるからね!帰りもちゃんと元の場所に戻せるよ)

それならいいかな?

「あたし、詳しく聞いてなかったんだけど、どうなのリィア」

「えっとですね………」

妖精の力ですぐ行けるということ、そしてすぐ戻れることを話す。

「それならまぁ、大丈夫かな?」

「全く、妖精達は図々しいのだ」

「え〜!みんなずるいです!わたしも行きたいです!!」

「1人くらい持ち帰れないかしら?」

「さすがにできないんじゃないんですかね??」

ロミス様〜

(リィアちゃんから出ていけないこともないけど、説明大変だよ?)

うぅ、確かに。
仕方ない、ミーティアちゃんには悪いけど黙っているしかないか。

「うぬぬ、でも信じてればきっと会えますよね?」

「お姉ちゃんに任せなさい!ミーティアのために捕まえてくるわ!」

サーティアさんが危険なことをしだしたら止めないとね、、

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