コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
捜索
時は遡ってリィア達が迷っている時のクロエ視点
「よしっ倒せたか、全く、我から逃げられると思うなよ」
魔物が別々に別れて逃げたので追って始末する。みんなもも仕留めた頃だろう。
だけど、戻ってきていたのはわたしとサーティアだけだった。
「リィアとルーナはどうしたのだ?」
「わからないわ……途中まで視界にいたんだけど、私も魔物に集中しちゃって見てないわ。まぁ2人なら何があっても平気よ」
確かに、あの二人ならこのあたりにいる魔物には負けるはずないし、思ったより逃げ足が早かっただけなのかもしれない。
わたしとサーティアは戻ってくることを信じて、しばらくリィアとルーナを待っていた。
が………
「そろそろ戻らないと日が暮れちゃうわ」
「どうして戻ってこないのだ?探知魔法にも2人の反応がないのだ」
「今日は一旦戻るわよ、もしかしたら先に戻ってるかもしれないわ」
だが、戻っても2人の姿はなかった。
今すぐにでも森に戻って2人を探したいが、闇雲になってもダメだ。わたしは2人を信じることにした。
「リィアとルーナが居ない!?困ったことになったわね……2人は死んではないのよね?」
まずはニーティアに相談することにした。
「それはないのだ。リィアは沢山の食料とキャンプセットも持ってる。戦闘で負けることもそうそうないのだ」
「ルーナも回復魔法が得意だし、リィアと別々でもすぐにどうってことはないと思うわ」
出来れば2人が一緒であることを祈る。リィアがいればルーナも数週間は問題ないはずだ。
「そう………それで、2人はどうするつもり?」
「もちろんリィアとルーナを探しに行くのだ!なんとしてでも見つけ出すのだ」
「私も!」
「ふふっ、わかったわ。私は魔王様に報告して捜索隊を派遣してもらうよう頼んでおくわね。すぐに見つかればいいんだけど、、それが終わったら私も探すの手伝うわ」
今日戦った魔物はフォレストウルフ、フォレストベアー、デッドホーンビートル。逃げ出したのはウルフで、特に人を惑わすような力はない。
正確な位置や方角はわからないけど、リィアとルーナが消えた場所には何かあるはずだ。お互いに迷わないように探知魔法は使ったまま。リィア達もおそらく使っていただろう。
それに………………
リィアとルーナについて考えていたらいつの間にか夜があけていた。
「お姉様、絶対リィアさんとルーナさんを見つけてくださいね」
「もちろんよ、必ず連れて帰るわ」
準備を済ませたら早速昨日はぐれたところを目指して森を歩く。
「クロエ、ちょっと!聞いてるの?待ちなさい」
無意識のうちに早歩きになってたみたいだ。大丈夫だとわかっていても嫌な想像をしてしまって、集中できない。
「だって、いくら探してもリィア達とルーナは………」
「それでどうなるっていうのよ!私だって泣きたいしずっと悩んでるけど、私達がこんなんじゃダメでしょ?」
サーティアの言うことが最もなのはわかってるけど……
「普段リィアやルーナに癒されてるのがよくわかるのだ………2人がいないとどうも気が落ち込むのだ」
「そうね」
魔物がちょうどいい八つ当たり相手になってくれる。もちろんわたし達2人でも負けることはない。
「いつもリィアがどれだけ私の負担をなくしてくれてるかがよくわかるわね」
「回復役がいないのはやっぱり不便なのだ」
回復ポーションは事前に渡されてるものがあるけどそんなに多くない。
「確かこのあたりだったはず」
「特に何もないのだ」
魔力を感じることはないし、特に変わったものもない。
「何かあると思ったんだけど」
「一応また来れる時わかりやすいように目印を作っておくのだ。もしリィアとルーナが見つけてくれたらわかるように名前も書いておくのだ」
地属性魔法で目印を作ってそこにわたしとサーティアの名前を書く。
「クロエってこういうところは器用なのよね」
「サーティアも器用さがあれば弓矢を持てると思うのだがな」
「ゆ、優秀な後衛がいるからいらないでしょ?」
「「…………」」
お互いにあとの2人を思い浮かんだのか、黙り込んでしまう。
「こういう軽口は2人が帰ってからにするのだ」
「そうね、このままじゃ喧嘩になっちゃうし」
口喧嘩になった時はいつもルーナがなだめたりリィアが訳の分からないことを言ってきてどうでもよくならせたりしてくれる。
「そろそろ捜索も終わりにしないと」
日が傾いてきた。変に力が入っていたり、2人だったり、寝てなかったりと、いつもより明らかに負担が大きい。正直すごい疲れた。
「そう……だな。我はもう疲かかきかたのだ、帰ろう」
今日も進展はなかった……….リィア、ルーナ本当にどこに行っちゃったの。
帰ってからはお互い一言も発することなかった。
疲れてるはずなのに頭の中ではリィアとルーナの行方を考えてる。
「魔王様に報告したら色々調べてくれたわ」
そんな時、ニーティアから朗報があった。
「それで?リィアとルーナがどこにいるかわかったのだ?」
「見つかる目処はあるの?」
「まぁまぁ落ち着きなさい、リィアとルーナが消えたっていうところはおそらく妖精の森よ」
妖精の森?聞いたことも無いところだ。
「私、聞いたことがあるわ。別名神隠しの森だよね」
「そうなの、エルフの間では割と身近よね」
2人は知ってるみたい。
「どんなところなのだ!?」
「別名の通り神隠しにあうのよ。原因は妖精達の魔法。魔王様から聞いた話だと妖精の森隠してる魔法に魔物や人が迷い込む例があるみたいなのよ。普段は空間ごと歪ませて侵入すら出来ないらしいわ」
魔力すらも感じとれないほど高度な魔法がかかってたってこと?
「リィアとルーナは助かるのよね?」
「無論そこは心配ない。とも言いきれないのよね。神隠しにあってからずっと帰ってこないってこともあるみたいだし」
もしかしたらもう会えないってこともあるってこと!?
「そんな!」
「私達にできることはないの?」
「今のところないわね。一応妖精の森に迷い込んでないってことも考えられるから森の捜索は続けるくらいかしら」
状況的に考えると妖精の森に迷い込んでいそうだけど、、わたしは2人を信じてる。
「よしっ倒せたか、全く、我から逃げられると思うなよ」
魔物が別々に別れて逃げたので追って始末する。みんなもも仕留めた頃だろう。
だけど、戻ってきていたのはわたしとサーティアだけだった。
「リィアとルーナはどうしたのだ?」
「わからないわ……途中まで視界にいたんだけど、私も魔物に集中しちゃって見てないわ。まぁ2人なら何があっても平気よ」
確かに、あの二人ならこのあたりにいる魔物には負けるはずないし、思ったより逃げ足が早かっただけなのかもしれない。
わたしとサーティアは戻ってくることを信じて、しばらくリィアとルーナを待っていた。
が………
「そろそろ戻らないと日が暮れちゃうわ」
「どうして戻ってこないのだ?探知魔法にも2人の反応がないのだ」
「今日は一旦戻るわよ、もしかしたら先に戻ってるかもしれないわ」
だが、戻っても2人の姿はなかった。
今すぐにでも森に戻って2人を探したいが、闇雲になってもダメだ。わたしは2人を信じることにした。
「リィアとルーナが居ない!?困ったことになったわね……2人は死んではないのよね?」
まずはニーティアに相談することにした。
「それはないのだ。リィアは沢山の食料とキャンプセットも持ってる。戦闘で負けることもそうそうないのだ」
「ルーナも回復魔法が得意だし、リィアと別々でもすぐにどうってことはないと思うわ」
出来れば2人が一緒であることを祈る。リィアがいればルーナも数週間は問題ないはずだ。
「そう………それで、2人はどうするつもり?」
「もちろんリィアとルーナを探しに行くのだ!なんとしてでも見つけ出すのだ」
「私も!」
「ふふっ、わかったわ。私は魔王様に報告して捜索隊を派遣してもらうよう頼んでおくわね。すぐに見つかればいいんだけど、、それが終わったら私も探すの手伝うわ」
今日戦った魔物はフォレストウルフ、フォレストベアー、デッドホーンビートル。逃げ出したのはウルフで、特に人を惑わすような力はない。
正確な位置や方角はわからないけど、リィアとルーナが消えた場所には何かあるはずだ。お互いに迷わないように探知魔法は使ったまま。リィア達もおそらく使っていただろう。
それに………………
リィアとルーナについて考えていたらいつの間にか夜があけていた。
「お姉様、絶対リィアさんとルーナさんを見つけてくださいね」
「もちろんよ、必ず連れて帰るわ」
準備を済ませたら早速昨日はぐれたところを目指して森を歩く。
「クロエ、ちょっと!聞いてるの?待ちなさい」
無意識のうちに早歩きになってたみたいだ。大丈夫だとわかっていても嫌な想像をしてしまって、集中できない。
「だって、いくら探してもリィア達とルーナは………」
「それでどうなるっていうのよ!私だって泣きたいしずっと悩んでるけど、私達がこんなんじゃダメでしょ?」
サーティアの言うことが最もなのはわかってるけど……
「普段リィアやルーナに癒されてるのがよくわかるのだ………2人がいないとどうも気が落ち込むのだ」
「そうね」
魔物がちょうどいい八つ当たり相手になってくれる。もちろんわたし達2人でも負けることはない。
「いつもリィアがどれだけ私の負担をなくしてくれてるかがよくわかるわね」
「回復役がいないのはやっぱり不便なのだ」
回復ポーションは事前に渡されてるものがあるけどそんなに多くない。
「確かこのあたりだったはず」
「特に何もないのだ」
魔力を感じることはないし、特に変わったものもない。
「何かあると思ったんだけど」
「一応また来れる時わかりやすいように目印を作っておくのだ。もしリィアとルーナが見つけてくれたらわかるように名前も書いておくのだ」
地属性魔法で目印を作ってそこにわたしとサーティアの名前を書く。
「クロエってこういうところは器用なのよね」
「サーティアも器用さがあれば弓矢を持てると思うのだがな」
「ゆ、優秀な後衛がいるからいらないでしょ?」
「「…………」」
お互いにあとの2人を思い浮かんだのか、黙り込んでしまう。
「こういう軽口は2人が帰ってからにするのだ」
「そうね、このままじゃ喧嘩になっちゃうし」
口喧嘩になった時はいつもルーナがなだめたりリィアが訳の分からないことを言ってきてどうでもよくならせたりしてくれる。
「そろそろ捜索も終わりにしないと」
日が傾いてきた。変に力が入っていたり、2人だったり、寝てなかったりと、いつもより明らかに負担が大きい。正直すごい疲れた。
「そう……だな。我はもう疲かかきかたのだ、帰ろう」
今日も進展はなかった……….リィア、ルーナ本当にどこに行っちゃったの。
帰ってからはお互い一言も発することなかった。
疲れてるはずなのに頭の中ではリィアとルーナの行方を考えてる。
「魔王様に報告したら色々調べてくれたわ」
そんな時、ニーティアから朗報があった。
「それで?リィアとルーナがどこにいるかわかったのだ?」
「見つかる目処はあるの?」
「まぁまぁ落ち着きなさい、リィアとルーナが消えたっていうところはおそらく妖精の森よ」
妖精の森?聞いたことも無いところだ。
「私、聞いたことがあるわ。別名神隠しの森だよね」
「そうなの、エルフの間では割と身近よね」
2人は知ってるみたい。
「どんなところなのだ!?」
「別名の通り神隠しにあうのよ。原因は妖精達の魔法。魔王様から聞いた話だと妖精の森隠してる魔法に魔物や人が迷い込む例があるみたいなのよ。普段は空間ごと歪ませて侵入すら出来ないらしいわ」
魔力すらも感じとれないほど高度な魔法がかかってたってこと?
「リィアとルーナは助かるのよね?」
「無論そこは心配ない。とも言いきれないのよね。神隠しにあってからずっと帰ってこないってこともあるみたいだし」
もしかしたらもう会えないってこともあるってこと!?
「そんな!」
「私達にできることはないの?」
「今のところないわね。一応妖精の森に迷い込んでないってことも考えられるから森の捜索は続けるくらいかしら」
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