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コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!

soltier

サーティアさんってお嬢様だったんですね

サーティアさんの兄妹に会えるということで、みんなで会いに行くことになった。

「兄妹って言っても数年振りだし、そんなに仲良くはないわよ?」

えぇ〜サーティアさんはてっきり慕われてる系のお姉ちゃんかと思ってたんだけど。
部屋の前まで着くとサーティアさんのお母さんは頑張ってね〜と一言、どこかに行ってしまった。

「さすがに手は離すわよ?」

「う、うん」

「名残惜しいです」

「みんなといると羞恥に慣れるのだ」


「こちらはミーティア様のお部屋でございます」

妹の方だね。きっと可愛いんだろうなぁ〜。

「ミーティア?久しぶりね」

「お姉様!お帰りになられたって聞いて、ミティは心配してたんですからね?もう〜。あ!髪を切られたんですね?とっても素敵です。それとその方達は新しい従者ですか?」

中には明るくて姉思いのお嬢様がいた。
姉に似て大きい、、髪が長いサーティアさんって感じ。

「この人達は従者じゃないわ、私が冒険者をしてるってことは知ってるわよね?その仲間よ」

「あ、そうだったんですね?ではぜひミティにお姉様のご活躍を教えてください!」

仲良くないって言ってたけど、全然サーティアさんのこと好きじゃん。

「サーティアはとっても強いよ、このあたりにいる魔物なら簡単に倒せるくらいには」

「すごいですお姉様!」

「魔法の腕もなかなかあるのだ、我には及ばぬが使い方が上手いのだ」

「魔法もお上手なんですね?わぁ〜」

ミーティアちゃんは目をキラキラさせながらサーティアさんを見つめる。

「ま、まぁね?」

もしかしてだけど、ミーティアさんも冒険者に憧れをもってるとか?

「ミーティアさんは冒険者が好きなんですか?」

「いえ、特には。お姉様は大好きです」

あ、そっちね。
そういえばさっきサーティアさんが兄妹の仲はあんまりよくないって言ってたけどこんなに好かれてるね。

「サーティアこんなに妹から好かれてるし別に不仲とかじゃなくない?」

ルーナちゃんも同じこと考えてたみたい。

「昔はよく喧嘩したのよ私も驚きだわ、ミーティア何があったの?」

そうだったんだ。

「私は昔からお姉様のことが好きでしたよ。ただ、昔は素直になれなくて、、お姉様が離れてずっと寂しかったです。それで次会う時は素直になろうって思ったんです」

ツンデレさんだったんだね。かわいい。サーティアさんもちょっとツンデレっぽいところあるし似てるかもね。

「そうだったのね。ごめんね、寂しい思いをさせて、でも私は冒険者を続けるつもりよ」

「わかってます。でもいつかはまた帰ってくるでしょう?それまで気長に待ちますから。どうか無事でいてください」

「………ここにいる間は相手してあげるわよ」

サーティアさんも素直じゃないなぁ〜

「えへへ〜はい!お姉様」

幼女なのにしっかりしてるし、お姉ちゃんっ子だし、ほんとにかわいい。天使みたいな子だね。

「そういえばミッシェルはどうしたの?」

「もう部屋は一緒じゃなくなったんですよ、隣の部屋です」

弟の方はまだ小さいんだね。

「私がいた頃はやっと言葉を話すようになったくらいだからあまり覚えてないかもしれないわね」

「そういえば2人ともおいくつなんですか?」

エルフだから見た目と年齢信用出来ないんだよね。サーティアさんは見た目年齢と実年齢変わらないから兄妹も変わらないのかもしれない。

「私は今度で12歳になります。弟はまだ6歳ですね〜あとお姉様が出ていってから妹も生まれました」

結構歳が離れてるんだね。長命種だとそうなるのが多いのかな?サーティアさんが今18歳だからちょうど6歳ずつだね。

「そういえば言ってたわね………」


私達がしばらくお話してると扉をノックする音が聞こえた。

「おねーさま!おねーさま!」

幼い子供の声だ。多分、ミッシェルくんかな?

「おねーさま!!」

扉を開けるやいなや男の子がサーティアさんに飛びつく。

「わぁ!?み、ミッシェルなの?」

「はい!おねーさまがかえってくるのまってました」

「ねぇ、ミッシェル、どうしてそんなに私が帰ってくるのを待ってたの?」

「ん〜?うれしいから?」

えー!かわいい!

「ミッシェル?私が先にお姉様と話していたのですよ?まだ抱きしめてもなかったのに………」

「??おねーさまもぎゅってするよ」

ミッシェルくんは次にミーティアちゃんを抱きつく。

「そ、そういうことではないのですが………」

何この兄妹かわいすぎでは!?

「メイドたちが我らのことをどういう目で見ていたのかがわかったのだ」

「あたし達はあそこまではやってないよ」

「もしかしてサーティアさんも昔はあんな感じだったんですか??」

幼女時代のサーティアさんとか絶対かわいかったんだろうなぁ。

「お母さんに聞いてみるといいんじゃない?」

「そうですね!今はいないのでまた今度聞きましょう」

「ちょっやめなさいよ?」

あ、お世話係のメイドさんとかの方が知ってるかもしれないね。

「ふふふ、過去のサーティア、面白い話が聞けそうなのだ」

 「クロエまで!?」

「昔のお姉様ですか?昔のお姉様はとってもかわいくてかっこよくて、私の憧れでした。木の棒を持って構えたり、ドレスを破って走り回ったりしてました。お花を集めて冠にしたり小さかった私を抱きしめてお昼寝したり〜」

「も、もうやめなさい!昔のことなんて思い出したくないのよ、うぅ……」

あ〜、いわゆる黒歴史ってやつですね。

「あ、サーティアさんなら今でも…っむぐ!?」

(それは言っちゃダメって言ってるでしょ!?)

「サーティアは我のベットに潜り込んで抱きついて来ることがあるのだ………」

あ、クロエさんが言っちゃった。

「ね、寝てたんじゃないの!?」

「我が気づかないわけがないであろう?バレバレだったのだ」

「あらまぁ!お姉様かわいいです」

「おねーさまかわいー」

「うぬぬぬ」

さすがに可哀想になってきたよ、、必殺の話題変えを使ってあげよう。

「そういえば改めて思うんですけど、サーティアさんってお嬢様だったんですね〜」

「正直意外、全然そんな雰囲気なかったし」

「我も一応王女だが、、ユウリやミルフィとは違うしサーティアも我と似通ってるのだ」

そういえばクロエさんも一般人ではなかったですね。確かにユウリちゃんとミルフィさんは貴族らしかったですね。元気にしてるかなぁ。

「私だって本気出せばそれっぽくできるわよ」

「ほう?」

「それじゃあみなさんも一緒にお茶会しませんか?私、お友達とよくお茶会するのですが、お姉様達ともお茶会したいんです」

お茶会かぁ、、懐かしいね。よくミルフィさんとしてたっけ?

「いいですね!」

「あたしもやりたい!えへへ〜お菓子〜」

「ふむ、まぁいいだろう」

「そうね、わからしてあげるわ!」

一応依頼で来たけど、ちょっとくらいはいいよね?

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