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コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!

soltier

私達旅に出ます!!

依頼を達成してギルドに戻る。相変わらず賑やかだね。

受付のお姉さんに報告すると驚かれた。そうなんです!私達こう見えて強いんですよ。

「リィアも年相応というか見た目通りな1面もあるのね」

「み、見た目通りってどういうことですか!?」

子供っぽいってこと!?もう大人と言っても過言じゃない歳だよ!もう〜

「はいはい、リィアはお姉ちゃんだから、こんなことでぷりぷりしないの」

「ルーナちゃんに免じて許してあげますサーティアさん感謝してくださいね」

「どっちが大人なのかわかりきってるのだ」

「ぐぬぬぬ」

「さ、今日はもう帰るわよ〜それともどっかでパーッとやる?」

報酬金そこそこありましたけど、装備とか色々買ったからあんまりお金が、、いや、私のはあるんだけどパーティのお金がちょっと心もとない。

「あたしは別に、あんまり疲れてないし」

「我も別にいいのだ」

「つれないわね〜リィアは?」

「私はサーティアさんがしたいならいいですよ!大人なので奢ってあげます」

「まだ根に持ってたのね………今日は帰るわ」

身体が疲れてなくても心が疲れちゃってるのかもしれないね。ここに来てから結構ドタバタしてたし、明日はゆっくり休むことにしよう。


そんなこんなでしばらくお城に滞在していた。たまに依頼を受けたり、闘技場に行ったり、、って私たちそろったら旅に出るんじゃなかったの?
ちなみに依頼の間はセーハさんがニフィちゃんの面倒を見てくれた。
でも、住み心地すごいいいんだよね〜ご飯は美味しいしベットも気持ちいいし。

「パーティ会議するわよ!」

そんなことを思っていたらサーティアさんが会議の提案をしてきた。サーティアさんにも思うところがあったらしい。

「あたしもこのままじゃダメだって思ってた」

「我もお母さんに甘えすぎてしまったのだ」

「そこでよ!私たちの活動場所を決めるのよ」

「じゃあここも候補ってこと?」

「いや、このまま甘えていてはダメなのだ!かと言って人間の国では物足りないのだ」

「そろそろランクアップしたいですけどこなした依頼の量が足りないんですよね〜」

うーんとみんなが悩む。

「それじゃあ世界中を旅するってのはどうかしら?気に入ったところがあればそこを拠点にするのもいいわ」

「お姉ちゃん達行っちゃうの??あたしもついて行くの?」

ゲームでありがちな移動手段があればいいんだけどなぁ飛行船とか大きな鳥やドラゴンとか……もしくは主人公がワープできる魔法を覚えるとか!
エミリーさんやルーミーさんに相談してみようかな?
あっ!ニフィちゃんはどうしよう、、ここに置いていくのもなぁ。だったらせめてお母さんの元に届けてもらわないと。

「えっと、ニフィちゃんはお母さんの元に帰りたい?」

「うん、弟も心配だし、お母さんにも会いたい」

そうだよね、まだ小さいしむしろよくここまでついてきてもらえたよね。

「ふむ、旅に出ることとニフィについてもお母さんに相談してみるのだ」

ということで、エミリーさんに会いにいく。

「あれ、なんか部屋の前に人が、、」

私たちの付き人(メイドさん)に聞いてみたところこの時は他に誰か謁見中みたい。

「残念また出直そう」

「まぁ今日の夕飯あたりに話せばいいのだ」

「そうね」

と、私達が部屋に戻ろうとした時扉が開く。

「え、なんで?ここに……」

サーティアさんが驚く。

出てきたのは貴族の夫婦みたい。豪華な服着てるし。あ、よく見たらエルフだ。もしかしてサーティアさんの知り合い?

「サーティアちゃん?サーティアちゃんじゃないの!?」

「どうしてこんなところにいるんだ?」

「まぁ見つかったからいいじゃないの」

「嫌!私は帰らないわ!」

あ〜このパターンはあれだね。クロエさんみたいに家族に了承してもらう必要があるやつだね。そういえばサーティアさんエルフの貴族って言ってたような………そんでもってクロエさんがエルフの国、確かヴァレン共和国だったかな?と、ここ、魔族の国アドレントは同盟を組んでるって言ってたし、、

「しばらく自由にさせていたがそろそろそろいいだろう」

「ミーティアちゃんやミッシェルくんも待ってるよ、それに……新しい妹だって」 

サーティアさんの家族みたい、兄妹もいたんだね。

「うっ、で、でも私には仲間がいるのよ、これから沢山冒険するの!だから帰ってなんかいられない!」

わ、私たちもなにか言った方がいいよね。

「サーティアを連れてくならあたし達も連れてって」

「そうですよ!サーティアさんがいなくなったら私たちも困ります!」

「あらあらお友達ができたのね是非うちにいらして」

「私達もしばらくは近くに泊まっている帰る時に一緒に連れていくからな」

サーティアさんのお母さんは優しそうだ。お父さんは厳格な性格みたい。

「またね〜サーティアちゃん」


「……ごめんなさいね私の家族が」

「やることは我の時とあまり変わらん気にすることはないのだ」

そうだね!ちゃんといかに私達が離れ難い絆で結ばれてるかを説明すればわかってもらえるはず!

「じゃあ旅先はまずサーティアの故郷ってことだね」

「早速そのことをお母さんに伝えるのだ」

もしかしたら移動手段を手配してくれるかもしれないし!
その前に止められるかな?

部屋に入る。エミリーさんは少し考え事みたいだった。

「お母さん、わたし達のことで話があるんだけど………」

「おぉクロエ!それにおぬしら、ちょうどいい時にきたの!頼みたいことがあるのじゃ」

え、頼みたいこと?ここまでお世話になってるしある程度のことなら引き受けないとなぁ。

「もしかしてエルフのこと?」

「うむ、近頃エルフの人口が増えて狭いエルフの国じゃ土地がたりないのじゃ。そこで!周辺の森の魔物を討伐してきて欲しいのじゃ、ニーティアも派遣するから一緒に行ってきてくれぬかのぉ」

「まかせて!わたし達にかかれば魔物ごとき、、あ!そうそう、わたし達そろそろ旅に出ようと思ってたの」

ヴァレン共和国からそのまま旅に出ることを説明する。

「わらわとしてはずっといて欲しいのじゃが、、仕方ないの、せめてこれを持っておくのじゃ」

クロエさんはエミリーさんから何か貰う。

「なにこれ?」

「お守りじゃ、何かあったら助けを求めるのじゃぞ?わらわが飛んでいくのじゃ!」

なにかすごいものをもらったような気がする。

「あ、あと一緒にいた猫獣人、ニフィちゃんについてなんですけど、、」

「キャリーから話は聞いておるお主らが旅に出るとなると一緒についていくか返すかになるが、、どうするのじゃ?」


「出発はオーヴェルと一緒でいいじゃろ、案内もしてくれるはずじゃ」

あぁ〜って言うことはサーティアさんの家族と一緒に行動するってことか。なんかちょっと気まずいね。

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